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2011年1月 2日 (日)

謹賀新年(賀状稿)と歌仙『海の果』留書

保健医療経営大学学長
 橋爪 章
2011 年 1 月 2 日 謹賀新年(賀状稿)

謹賀新年

否が応にも歳が重なってゆきます。
50y 松尾芭蕉 クック 梶原一騎 岡倉天心 マイケル・ジャクソン
51y 後醍醐天皇 井原西鶴 平賀源内 リルケ マネ 武田信玄
 野口英世 ナポレオン 向田邦子 源頼朝 横山やすし
52y シェークスピア 美空ひばり 三波伸介 石原裕次郎 緒方洪庵
53y 諸葛亮孔明 足利尊氏 喜多川歌麿 チャイコフスキー
 ベーブ・ルース 有吉佐和子 道元禅師 レーニン デカルト
54y 太田道灌 明智光秀 服部半蔵 近衛文麿 中江兆民 小泉八雲
 天知茂 川谷拓三 最澄大師 林家三平 青江三奈 乙骨三郎
55y
イソップ 天武天皇 聖武天皇 在原業平 コロンブス
 バスコダガマ 魯迅 猪俣公章 荻原朔太郎 いわさきちひろ
 シーザー 嵯峨天皇 ニーチェ ゴーギャン アムンゼン
56y0m アドルフ・ヒトラー

(今、ここにいます。)

1m マックス・ウェーバー 2m リンカーン 中川昭一
3m ベートーベン 栗本薫 8m 石田波郷 越路吹雪 10m 双葉山
57y0m 大友宗麟 1m ジュノー 寺田寅彦

(保健医療経営大学『学長のひとりごと』転載)

▼かささぎの独り言

こんな賀状をもらったら、ん?なんなんだろう?
とおもいますよね。何年何ヶ月いきたか。
じぶんの人生は、いまどこらあたりか。と思うとき、
感慨ふかいものがあります。連句的。

参照

人生のセイムスケール;http://art-random.main.jp/samescale/056.html

かささぎ、54yに乙骨三郎を足す昭和9年8月19日歿。54歳。)

大晦日、連句的という題の文章をここに書いたのですが、。
自分がこのブログを5年前の冬はじめたばかりのころ、なにものかに招かれるようなかんじで調べていた「君が代を国歌とした乙骨太郎乙」の三男が三郎です。かれは、シューベルトの歌曲のドイツ語歌詞を日本ではじめて翻訳した人でした。アヴェ・マリア、美しきエレナ、という曲も訳して紹介しています。それにハタときづいて、竹橋乙四郎が去年書いた一文をありありと思い浮かべました。
「海の果」歌仙留書です。つけておきます。

歌仙『海の果』留書

ときにヘレナは
   
    竹橋乙四郎  

 シューベルトはウィーンで生まれウィーンで亡くなった作曲家です。シューベルトの作品のひとつに『湖上の美人』という歌曲があり、1825年に作曲されています。
  王に追放された父と娘が、部族の有力者に匿われて身を隠していましたが、危うくなった時、娘エレン(ヘレナ)が聖母マリアに助けを求めて祈りの言葉を口ずさんだという叙事詩に曲をつけたものです。
  歌曲のこの部分は「エレンの歌第3番」といい、しばしばシューベルトのアヴェ・マリアと呼ばれています。
 数十年後、この曲が生まれたウィーンで、ヒトラーは美術を学んでいました。ヒトラーは、後のウィーン市長ルエーガーの反ユダヤ主義演説に感化され、1933年にヒトラー率いるナチス党がドイツの政権をとるや、ユダヤ人に対する迫害に着手しました。
  アウシュヴィッツの史実に基づいて描かれた『ザ・ヴァイオリン~収容所のメロディー~』(香川宜子著)という作品があります。14歳のユダヤ人少女ハンナと、彼女を匿ったヴァイオリンの先生との心の交流を描いた物語です。作品中、ハンナはアヴェ・マリアを奏でます。
 1922年、ノーベル物理学賞を受賞したアインシュタインは日本を訪れ、日本文化の虜となりました。その後、ナチスに追放されたアインシュタインはアメリカにユダヤ人の頭脳を結集させ、ナチスを制圧するために原子爆弾の開発を急がせましたが、皮肉にも原子爆弾はアインシュタインが愛した日本へと落とされました。
 アインシュタインは幼少時からヴァイオリンを習っており、訪日中にアヴェ・マリアを奏でています。
 1957年、ウィーンに核の軍事利用を監視する機関(国際原子力機関:IAEA)が創立されました。IAEAは「核の番人」として2005年にノーベル平和賞を受賞しました。        
本年の広島・長崎の平和記念式典にはIAEA代表(天野之弥事務局長)が核保有国の代表とともにはじめて参列しました。長崎の「被爆マリア像」が渡米して核兵器廃絶を訴えた年の出来事です。
              *    *        *    *
 檀一雄の発句は晩年セントクルスでの詠ですが、檀ゆかりの寺(善光寺)が福岡県みやま市にあります。
ザ・ヴァイオリンの著者の香川宜子氏には、ご多忙のところ、付句を出していただきました。感謝申し上げます。

連句・連歌誌『れぎおん』71号、2010年秋号所収

この文音歌仙は、連句・連歌のカテゴリーでよめますが、経過まで収蔵しており情報量が膨大なので、のちほど完成品だけのカテゴリーをつくってそれに入れたいと思います。

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