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2010年12月21日 (火)

国際協力論講義(54) 青年海外協力隊派遣事業

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2010 年 12 月 21 日 国際協力論講義(54)

ボランティア派遣(青年海外協力隊派遣事業)

ボランティア派遣には青年海外協力隊派遣事業シニア海外ボランティア派遣事業とがあります。

青年海外協力隊派遣事業は1965年に始まりました。

1961年にケネディ大統領が提唱して創設された米国の平和部隊に倣い、日本もアジア諸国に対し青年技術者を派遣することになりました。

「日本青年の自発的意志に基づく対外協力活動の実現に対する声の高まりを背景に、開発途上の国々に技術を有する青年を派遣し、相手国の人々と生活と労働を共にしながら相手国の社会的、経済的発展に協力することにより、これら諸国との親善と相互理解を深めるとともに、日本青年の広い国際的視野のかん養に資すること」を目的として青年海外協力隊が創設されました。

青年海外協力隊事業は、相手国の要請に基づき、国内で募集選考した技術・技能を有する20歳~39歳までの日本の青年男女を訓練の上、相手国に派遣する事業です。

1965年の発足以来、2008年度末までに83か国に累計32,738名を派遣しています。

1965年度の発足後最初に隊員が派遣されたのは、ラオス、カンボジア、マレイシア、フィリピン、ケニアの5力国で、計29名が派遣されました。

2008年度には、75か国において3,906の隊員が協力活動を行いました。

2009年7月末現在の派遣中隊員は、75か国に2,479です。

現在、派遣地域はアフリカが多く、中南米、アジア、大洋州、中東と続きます。

この事業は、国民参加型の「顔の見える協力」の代表例として、内外から高い評価を得ています。

青年海外協力隊員は、相手国からの具体的な要請書に基づいて募集・選考が行われます。

派遣される隊員には長期隊員、短期隊員の2種類がありますが、主体は長期隊員です。

派遣された協力隊員は、相手国の政府機関等に配属され、当該機関の一員として協力活動を行います。

現地での協力活動の形態は次のように大別されます。

(イ)村落の一員として農村社会の中に融け込み普及活動を進めていく「村落型」(例えば、村落開発普及員、稲作、家畜飼育)

(ロ)職業訓練や理数科教育のように実習、授業を担当する「教室型」(例えば日本語教育、自動車整備)

(ハ)土木建築、通信関係の現場工事に従事する「現場勤務型」(例えば土木設計、測量、電話架設)

(二)設計や試験研究を任務とする「オフィス・試験場勤務型」(例えば栽培実験、都市計画)

長期隊員は、面接、健康診断、語学試験などの2回の選考を経て合否が判定され、その後合格者は国際協力、任国事情、語学等を内容とする65日の長期シニア海外ボランティアとの派遣前合同訓練を受けた上で、年4回に分けて協力隊員として原則2年間の任期で派遣されます。

訓練は、協力隊事業の概念・異文化理解などの講座、赴任国事情講座、外国語学習、体育、保健衛生講座、安全管理講座などが集中的に行われます。

職種は8分野で約195種と多岐にわたります。

教育、保健医療、農林水産、スポーツに関する派遣が多くなっています。

短期隊員は、長期隊員と同様に面接、健康診断、語学試験などの2回の選考を経て合否が判定され、2日間の研修を受けた後、年6回に分けて1か月から1年未満の任期で派遣されます。

短期隊員には次の2つのタイプがあります。

Aタイプ:

JICAボランティア等経験者のみを対象とし、長期ボランティアの活動の中継ぎや活動環境の確認、整備等を主に行うことを目的とした派遣です。

Bタイプ:

派遣者にボランティア経験は問わず、活動中の長期ボランティアの補完、支援をすることを目的とした派遣です。

〈保健医療経営大学『学長のひとりごと』〉

▽かささぎの独り言

政治的な話題

きのう、韓国が軍事演習にふみきりましたね。
仕事中、そのニュースが耳に飛び込んできたときは、ええっと思いました。いよいよなのか。なのになぜこんなに日本はひとごとのようにのほほんとしているんだろう。

希望の棲家のき坊さんの日記から。

ドラマ『坂の上の雲』を思います。

12月21日付「き坊の近況」;大江希望http://www.ne.jp/asahi/kibono/sumika/kibo/kinkyo1012.htm#saisin

ロシアの要請で開かれた国連安全保障理事会は19日、8時間にわたって協議を続けたが合意に至らず、同日中の声明発表を見送った。声明で北朝鮮の責任を明確に指摘したい日米などと、それに難色を示す中国の主張が平行線をたどった。安保理は20日以降も協議を行うとしているが、妥協点を見いだすのは困難な状況だ。

安保理は19日夕、非公開の公式会合を開いて韓国、北朝鮮双方の主張を聞いた。国連外交筋によると、双方とも相手を非難し合ったという。会合後、ライス米大使は記者団に「今日の議論を踏まえると、事実上溝は埋まらないだろう」と述べ、事態の打開は困難との見方を示した。

ロシアが示した声明の原案は、北朝鮮を直接非難しないまま、朝鮮半島の緊張をこれ以上高めないよう関係国に最大限の抑制を要請。国連事務総長に、早期に特別代表を南北双方に派遣するよう求めることなどが主な内容だった。
これに対して日米などは「緊張の原因を作った北朝鮮と、韓国が同列に扱われているのは認められない」と強く反発。11月の延坪島砲撃に加え、3月に起きた韓国軍哨戒艦「天安」の沈没事件を含めて北朝鮮を非難する声明案を、英国案として安保理で示した。

ロシアは、北朝鮮への非難には軟化姿勢を示した。だが、中国は、北朝鮮の国名はおろか、砲撃事件が発生した延坪島の地名に触れることすら難色を示し続けたという。(毎日新聞12/20)


昨日配信された田中宇「朝鮮戦争の瀬戸際」は、客観情勢に対して中露のほうが「公正」にふるまっており、米韓日は戦争「挑発行為」を試みているとしている。

たとえば、今回の北朝鮮の砲撃事件は「北方限界線NLL」(1953年設定)に対し、北朝鮮の「軍事境界線」を言いだしたのは1999年である。
 

北朝鮮はいったんNLLを容認のだから、後から主張を変更するのは認められないと米韓側は言っている。だが、北が途中で主張を変更したことの妥当性を含め、国連や米中露などが南北を仲裁し、境界線紛争を解決することが必須だ。それをせず、米韓が「延坪島の周辺は韓国領海なので、軍事演習するのは自由だ」と言って演習を繰り返すのは、北の反撃を誘発する挑発行為である。

この田中宇の主張は、わたしはまったくその通りだと思う。北朝鮮が“またまた、難癖つけてきた”というような扱いしか、日本のマスコミはしていない。それは、アメリカの挑発戦略だというわけだ。
また、実際に戦火が交わされるようになると、韓国が圧倒的に不利だという。

戦争になると、独裁下にいる北朝鮮国民は戦争で団結しうるが、自由社会の韓国は大混乱に陥る。北より韓国の方がずっと豊かなだけに、戦争になった場合の経済的な破壊は、韓国の方がはるかに大きい。

中国が19日の安保理で、どのような立場で「北朝鮮の国名はおろか、砲撃事件が発生した延坪島の地名に触れることすら難色を示し続けた」のか、知りたい。

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コメント

永田町では不毛な内部抗争が延々と続いています。
小沢氏の衆院政治倫理審査会への招致の件。
白州へ引っぱり出せるか否かがマスコミの注目点で、菅氏は引っぱり出せれば自分の支持率が上がると勝手に思い込んでいる。
政治倫理審査会というのは、国会法に基づく委員会組織のひとつです。
委員会で審査をするということは、審査結果がどうなのか、その結果を受けてどういうアクション(道義的責任があると認められた場合、委員の3分の2以上の賛成で、一定期間の登院自粛などを勧告できる)をとるのかが(常識的には)重要なポイントであるはずですが、菅氏の動きを見ていると、白州へ引っぱり出すことしか念頭にないように思えます。
審査会でどんな結論を出そうとしているのか。
小沢氏の道義的責任を認定するような結論を出せば党は分裂するでしょう。
逆に責任を否定するような結論を出せば支持率は下がるでしょう。
結論をうやむやにするようであれば、逃げ菅の本領発揮で支持率はさらに下がるでしょう。
賢明な(悪賢い、という意ですが・・・)政治家だったら、そこまで読んで、小沢氏の招致が実現しないように動くものだと思うのですが、菅氏は招致実現に意固地になっています。
小沢「(国会運営がうまくゆかないのは)政治とカネの問題以外の影響が大きいのではないか。出席すれば野党と建設的な話になっていくのか」
小沢氏のほうが(政治家としては)賢明な思考をされているように思えます。
なお、政治倫理審査会の過去の事例はすべて、本人の申し出によって開かれています。
委員の過半数の賛成で開議を議決した例が1例(2009年鳩山由紀夫個人献金偽装問題)だけありますが、その事例については、強制力がないために本人が欠席しました。

(追記)
強制起訴を控えた小沢氏としては、政治倫理審査会へ出席して堂々と説明したほうが、欠席するよりも自分自身の保身戦略としては得策であることは百も承知。しかし、政治倫理審査会が開かれることになると党分裂が不可避になるとの先読みで、保身よりも党のために頑なに出席を拒否されているように思えます。菅氏に、このメッセージを読み取る能力がないところが民主党の不幸です。

おお。懇切ていねいな解説、ありがとさんにござんす。
どうなっているのか、どうよめばいいのかが、わかりませんでした。おかげでみえてきました。
もともと小沢さんの罪はご自分で百も承知のものでしょうし、そういうツミは「ふのわるかとき」にかけひきみたいに表にでるけど、それ自体は政治力の強さを表象してると思いこそすれ、必要悪だとおもうけど。この先も決してなくならないだろうと。

テレビの特番で「今年の重大(十大)ニュース」が流れる時節になりましたが、どの番組でも「口蹄疫」が抜け落ちているようです。テレビ局の意識って、やっぱりそんなものなのでしょうかね。全国放送ですが、宮崎県民はどんな思いで視聴していることでしょう。

首相と長崎県知事、諫早市長との会談終了後のコメント(西日本新聞21日)
「(首相は)分かったふりしておるけど分かっとらんもん」
「2回も3回も来られた割には理解されていない。環境、防災面もあるのに。簡単に扱われている」

今年の十大ニュースになぜこうていえきがはいらない。社会的、道義的、金銭的損失、この三つがそろってダントツだったのに。のどもとすぎれば、というより、検証してほしくないというような姿勢を感じます。

青年海外協力隊 1965
検索でさきほどこちらへお見えの方、ありがとうございます。
おかげで、JICAのページで次のことをしることができました。いか、こぴぺ。しらなかった。協力隊員はみな天皇謁見の栄に浴することができるんだね。


「1965年に青年海外協力隊の派遣事業が始まって以来、天皇皇后両陛下(当時は皇太子同妃両殿下)は、この事業に強い関心をお寄せになっており、初代隊員より、出発前に直接お目にかかる機会をいただき、激励のお言葉を賜っている。協力隊事業発足30周年の節目を迎えた1996年からは、この大切な行事を若い世代に引き継ぎたいという天皇陛下のご意向により、皇太子同妃両殿下からお言葉をいただくこととなった。
.

3月2日は、23年度第4次隊の隊員として、二本松訓練所(福島県二本松市)と駒ヶ根訓練所(長野県駒ヶ根市)で派遣前訓練を受けている144人が、皇太子殿下にご接見を賜った。」

きのう、よこはまのいとこに初盆のお礼の電話をしたら、飲み会で不在でした。奥様が出られ、週に三日は会社勤務、一日はJICA、あとは趣味だといわれた。64くらいです。

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