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2010年12月12日 (日)

医学の基礎(精神疾患の5) 統合失調症

保健医療経営大学学長
 橋爪 章
2010 年 12 月 12 日 医学の基礎(精神疾患の5)

<人格障害>

人格とは、その人のこれまでの人生で培われた考え方や行動パターンです。

このパターンは人によって様々であり、個人個人を特徴づけます。

考え方や行動パターンが社会的に不適応である場合、人格障害と称されます。

ヒステリー性人格、自己愛性人格、反社会性人格、回避性人格、依存性人格、強迫性人格など、パターンにより様々な形容がなされます。

人格障害はその人の考え方そのものなので、当人は改善の必要性を感じず、また、治療(改善)自体が困難です

人格障害は、異なった状況下での行動や反応が比較的固定的で、柔軟性に乏しいことが共通しています。

状況によっては好ましくない行動をとっていることを自覚できるよう、繰り返し指摘するなどの働きかけが必要です。

映画や小説などで、様々な人生を追体験させることは効果的かもしれません。

<解離性障害>

解離とは「我を忘れる」こと、すなわち自分の感覚(や記憶)が意識から分離されることで、物事に夢中になっている時など、誰にでも解離は起こります。

習ったはずの授業内容がまったく思い出せないのも解離かもしれません。

解離は精神的防衛反応のひとつですが、強い心的外傷を受けた時など、通常の健忘では説明できないほどの広範囲で記憶を失ってしまうことがあります(解離性健忘、記憶喪失)。

解離状態のまま家族や仕事を残して遠く離れた所で新しい生活を始める場合もあります(解離性遁走)。

解離状態のまま新しい人格が形成され、後にその人格と元の人格とが交互にあらわれる場合もあります(解離性同一性障害、多重人格障害)。

幼児期に虐待を受けていた場合に多く、新しい人格には幼児期の記憶がなかったりします。

<統合失調症>

妄想と幻覚を特徴とする精神疾患です。

幻覚の中では、音の幻覚(幻聴)が最も多発します。

夢も幻覚のうちですが、夢を見ることは正常な精神反応です。

起きている時の妄想や幻覚は、それに思考や行動が支配され、思考障害や奇異行動を招きます。

このような状態が長引くと、陰性症状(感情鈍麻、情緒表出欠落など)が前面に出て治療が困難となってきます。

妄想も幻覚も抗精神病薬による薬物療法による治療が基本で、薬物療法によって妄想や幻覚の出現を抑えた上でなければ、精神(心理)療法や社会復帰支援はうまくゆきません。

統合失調症の予後も、薬物療法の治療計画に従っているか否かが大きく左右します。

抗精神病薬を継続して服用することで再発率を大きく下げることができます。

社会復帰プログラム上にある人へは、処方どおりの服薬の確認が重要です。

(保健医療経営大学『学長のひとりごと』転載)

▽かささぎのひとりごと

「人格障害」にぎくり。社会適応性がないことをもって障害とよぶのか。あんまりじゃあないか。
ああそれはもちろん、過度の、人に迷惑をかけるほどの、という意味なのだろう。
かささぎは、こないだ、あれはなんだったか、千寿だったか、謡曲なんだけど、その中での最重要キャッチコピー「ここぞ閻浮(えんぶ)の奈良坂に」と「をにそつくなる恐しや(鬼ぞ憑くなる恐ろしや)」というフレーズを調べていく過程で、仏教のことばにぶつかった。
それが「瞋恚=しんに」という難しいことばなんだよ。

その説明をよんで、これだ!と思って。
いつも怒りの感情をぶつけてくる。返すほうも怒りを返す。
いつまでたっても、怒りのボールは小さくならない。
あっちとこっちの間をぴょ~んぴょ~んと往復するばかり。
どうしたら怒りは鎮まる?このどす黒い汚いボールを。

http://www.plinst.jp/musouan/koramu05.html(にんげんの心性の三大悪・貪欲・愚痴・瞋恚について)
http://www.hashinokai.com/journal/12/12-4-3.htm
重衡または心の修羅劇(3/5) 松岡心平、橋の会・・・謡曲「千寿」より。

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コメント

ひめ。ありがとう。
三大煩悩のとこ、こころにひびきました。
いいときに、いいことばに出会う。これもえにしだ。

人間はみんな煩悩を持ってるが、理性で表面的にはコントロールすることができるのだと思う。呆けたら理性でセーブすることができない。どこまでも止まらない食欲。ぐちぐちとひがなつぶやく独語。そして爆発的な怒り。いや、暴発的かな?
怒りはすぐに伝染する。
どす黒いボールをわたしはためらうことなく打ち返し、また自己嫌悪になる。これの繰り返し。さいきん、自己嫌悪に陥るのは呆けてないあかしだと思えるようになった。すくなくとも、惚けたら自己嫌悪にはならない。おのれを省みることがないからね。

近未来の精神医療。
このどす黒いよこしまな煩悩ボールをきれいに浄化できる奥様パックが発売される。そしてそのパックは、完全密閉されてあつめられ、宇宙の鬼が島へ流されて、まったく別の有効活用の道を編み出されるため、加工された上で、新発売出荷される。(といいよね!)

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