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2010年12月12日 (日)

photographie 安西均

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/suminagasi.html

ここみてください。
墨流蝶(すみながしちょう)。
なぜフラッシュをたかないと透明に写るんでしょうね?

連句的に、安西均の詩を一編。

photographie

    安西均

寫眞術の実際の發明家は
フランスのニセフォール・ニエプスださうだ
レンズを嵌めこんだ暗箱の裏にうつる映像を
敷寫し(トレース)して繪画に應用するのは
中世以降の画家たちがおこなってきたが
彼は感光板を發明して映像の定着に成功した

今からほぼ一世紀半前に彼が撮影した
現存する世界最古の寫眞を見たが
なにやら〈立方体の幽霊〉のごとき物が寫ってゐて
やはらかな光が右からも左からも當ってをり
〈存在〉といふもののもつ儚さと確かさとを
如実に示す屋外風景であった

それもそのはずで  窓から庭園に向けて
露出タイム八時間(!)で撮影したといふ
この話はわたしをすがすがしい思ひにさせる
八時間もの露出タイムでは
庭を横切った人物は全く寫ってゐないのだ
さうだ いささか古いがこんな暗喩を考へた
ー 〈見ひらいたままの眼(まなこ)には
通りすぎる斑(ぶち)の犬どころか靈魂さへ寫らない〉

安西均詩集『暗喩の夏』所収 牧羊社刊
昭和58年5月1日発行 限定870部の内441番

はじめての写真の写真;http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:View_from_the_Window_at_Le_Gras,_Joseph_Nic%C3%A9phore_Ni%C3%A9pce.jpg

にせふぉーるにえぷす:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%82%A8%E3%83%97%E3%82%B9

▽かささぎの連句的

沢都(連句人・俳人)が元気になった。
ぐうぜん故貞永まこと氏の家の前で親戚集まりがあったそうです。
きっと呼ばれたんだね、まことさんに。
葬儀にもお見舞いにも都さんはいけなかったけどアンテナは健在。
まことさんは写真家でしたけど、写真師とよんでほしい。といってた。
連句会するたび、みんなのスナップを撮ってくださり、焼き増しして送ってくださった。本当に気のいきわたる紳士でした。

ぐうぜん。ぐうぜんといえば、らんさんからこんな話をきいた。
先日ぐうぜん久留米で高橋甲四郎先生にお会いしたそうです。ご主人もね。
結婚した話をしたら、喜んでくださったとのこと。今も運転なさいます。
先生はかささぎの記憶では逗子の服部豊治先生と同年代の85歳のはず。
ああそうだ、杉山洋先生とも同年代です。なんだか、すごいね。
さっき見ていた高校のアルバムには、杉山洋資料提供、古本屋で発見、という写真が幾葉もありました。
この年代のかたがたは、すごく精力的で、命の根っこが深い。と思いました。

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コメント

フラッシュをたかないと>>やはり身を守るためでしょうね。それにしてもさなぎのときのかわいらしさ。ずーっと見ていたくなるような美しさです。

身をまもるため?結果的にはそうなんだろうが、科学的に証明できないのかな。光を吸収してしまうから。とか。ものくろの姿態は光をはねかえすから。とか。とうめいにんげんになれるちゃんすだね。

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