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2010年12月22日 (水)

九州俳句誌160号から

八月の雲ながれゆく故山かな   荒尾市 城 松喜
大木の枝揺れてゐる秋の蝉
中空に風吹く夏の落葉かな
人よりも木が草臥れて九月かな
真夜中の村明るくて落し水

やはらかに直言風花それっきり  日田市 角倉洋子
      (この一句のみ157号)
白帝か雷干しを揺らすのは
蟷螂が考えている墓の膝

男らの遊べる広さ鰯雲  荒尾  川上登喜子

おお。すごい一句。これは底に
「鰯雲人に告ぐべきことならず  加藤楸邨」
が、きっちりと敷かれているような気がする。

こつこつと愚直な遊び畑を打つ  川上登喜子

花沙羅や牛舎の踏み藁斜(はす)に切る  都城 大浦フジ子
瀧道や車連なる疫解除             同上

旱星は万の軍馬のまなこなり     北九州 太田一明

炎天や即座に干物めく命      北九州 岡 みさ緒

長崎忌いろんな母がぞろぞろと  熊本  岩木 茂
回り過ぎし寿司の赤身を原爆忌  福岡  夏木 久
平江帯や少女の乳房の固青き  大分   万葉太郎
雲の峰になりて蛻けの寝床かな  国東  河野輝暉
廃校の出窓に桃のありにけり    八女 栗山豊秋
いまはむかし蘭傘直し桐の花    姶良 川崎黒兎

(とちゅうまでです。また続きをやります。)

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