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2010年11月22日 (月)

医学の基礎(筋骨格系疾患の10) スポーツ障害の2と椎間板ヘルニア

保健医療経営大学学長
 
 橋爪 章
2010 年 11 月 22 日 医学の基礎(筋骨格系疾患の10)

<ランナー膝(膝蓋大腿骨ストレス症候群)>
ランナー膝は、膝が動くときに膝蓋骨が大腿骨と擦れ合う病態です。
普通は、走るときに膝蓋骨は少し上下するだけで、大腿骨に触れることはありません。
膝周囲の筋肉群の筋力が低下しているときなどに、下腿が内側に捻られ、太腿前面の大腿四頭筋が膝蓋骨を外側へ引っ張ったときに両者が接触します。
下り坂を走るときに痛みがでますが、進行すると、階段を降りる動きでも痛みます。
<ウエイトリフターズバック(腰部挫傷)>
大きい力が腰に働いたとき、腰部の腱と筋肉が損傷します。
捻ったり押したり引いたりの力で突然の痛みが走ります。
断裂した筋肉や腱からの出血と腫脹で数時間は痛みが強くなってゆきますので、患部を圧迫し、冷やします。
<バックハンドテニス肘(外上顆炎)>
バックハンドテニス肘は、手首を後ろに曲げる働きの筋肉の腱の損傷です。
肘の外側に付着する前腕の筋肉が痛みます。
<フォアハンドテニス肘、野球肘、スーツケース肘(内上顆炎)>
フォアハンドテニス肘は、手首を前に曲げる働きの筋肉の腱の損傷です。
前腕の手掌側の筋肉が痛みます。
<スイマー肩、テニス肩、野球肩(腱板炎)>
スイマー肩は、肩関節で上腕を保持する筋肉と腱(腱板)の断裂と腫脹です。
腕を頭の上へ動かす運動を繰り返すと、上腕骨の上端と腱板との摩擦で線維の断裂が起きます。
<疲労骨折>
骨は、強い衝撃の長期にわたる繰り返しで小さいひび割れを起こします。
これが疲労骨折ですが、X線には写りにくいので特徴的な痛みで診断します。
最初は運動中に痛みを感じますが、運動を中止すると数秒で消失します。
しかし運動を続けると、早くから痛みが出現し、運動中止後も痛みが長く続くようになります。
骨折部位の周辺が腫れてきます。
最終的には痛みが激しくなり、安静時にも痛みが持続するようになります
ランナーの場合、足の中部の5つの長い骨(中足骨)のうち中の3つが疲労骨折の好発部位です。
衝撃の吸収が不十分なランニングシューズなどが原因となります。
<椎間板ヘルニア>
脊椎の椎骨と椎骨との間には椎間板という軟骨があり、クッションの役割をしています。
椎間板は軟らかい内部が丈夫な外層で包まれていますが、椎間板が圧迫され、内部が外層を貫いて飛び出すことがあります。
この病態を椎間板ヘルニアといい、突出した部分が神経を圧迫したり損傷したりします。

(保健医療経営大学『学長のひとりごと』)

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