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2010年11月28日 (日)

『冬に入る』ナオ1春

歌仙「冬に入る」

素牛の育つスピード冬に入る   姫野恭子
  蜜柑明るい湾岸道路      中山宙虫
泥饅頭まるめならべてきりもなし  山下整子
  古地図片手に歩く楽しみ    青翠えめ
あなたには月虹見ゆと人の言ふ   竹橋乙四郎 
  厚岸草は枝を広げて       八山呆夢


俗縁のひっぱりこっぱり秀野の忌 東妙寺らん
  らふそくゆらり影もゆらめく    整子
風の日は貴方の視野のなかにゐる  宙虫
  愛を引き継ぐサファイアリング    えめ
真っ白いシャツとパンツのたたみ方 神崎さくら
   積木は崩れ夏燕飛ぶ        宙虫
子も親も巣立ちて静かな午後なりき  澄たから
   足が攣りますあいたたたたた   恭子
黄海の島たからかに交戦し       整子
   伝言ダイヤル役にたちしか     ぼん
月までも誰が知らせた花便り          杉浦兼坊
   草の褥に春の露降り        えめ

ナオ1
猫の仔のミャアと鳴きたる縁の下   ぼん

   

裏6。
文学全集より宙虫句がやっぱりよい。
理由。
内包する影が深い。
読み返していたら、恋があまりにも薄い。
恋離れをきっちりやっていなかった。
本当の恋離れはこの夏燕の句です。
たった七七にこのlyricism。
積木が崩れ(負)夏燕飛ぶ(正)
夏燕が空中に描くシャープな航跡が余韻として残る。
たからさんの句は、もともとその場所に出た短句でしたので重複する部分(雛鳥)を気にならないくらいに変えた。親句(しんく=べたつき)なのはかわらないけど、それもよし。それにしてもさ。巣立ちってのは、人間からみたら、子も親鳥もいなくなっちゃうことよねぇ。

捨てて拾った宙虫味、あらためて味わってくださいね。
ぼん、ご了承ください。

春立て句案

1つばくらめ高う低うとえさ探し

2猫の子のミャアと鳴きたる縁の下

3舞ひ人はたたら踏みたり薪能

ぼんのだしてくれた三句。
薪能は、夏で以前出しませんでしたか。増上寺の薪能は初夏。
季語検索では仲春もありますが、。
もともと奈良の宗教行事であった。
しかし、薪能で一句を〆れば、いつかどこかで見たような句。
それではと、下五に

舞人はたたら踏みたり○○○○○

晩春あるいは三春の季語で断層を作るものをおく。
と、ああでもないかうでもないとやってをったのですが、ほとほとくたびれて、すると、猫の子がとてもいとしく思へ、これにいたさうと。
発句が牛でしたのでここでも動物はどうだろうか。
と悩んだのですが、前句との距離感がとてもよかった。

つぎは雑77。恋でもなんでもどうぞ。
猫の子は広義の猫の恋?

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コメント

そらん句との差し替え、OKです。文学全集では何かが違うと思っておりましたし、それよりなにより夏燕句がダントツ良かった。ただから次の句との距離感が気になっていたのです。

薪能の句は、結局使ってなかったと思います。能舞台はありましたが。忘れてるだけ?
そうかもしれんです。

一番好みの場所なんだけど、句ができぬ。

修復できぬグラフ弓なり
追ふてこられぬところへ逃げよ
洋菓子つつむためのパラフィン

以上とりとめもなく。ごめん。

修復できぬグラフ、ですか。
はじめての妊娠をおぼえていますか。
きのう、あいらかんのんさまにお礼にいきました。
母と二人で、父の病がいえたことの。父をつれてあいらかんのんにお参りしてから、ぐんぐんよくなっていったのです。それに。一番お世話になる担当者のお名前、相良さんとおっしゃるのです。よみはちがうけど、つづりが同じで。あいらさんにお礼にいかねばとしきりに思われて。
裏手には水子霊をたくさん祀ってあり、説明版の写真をとりました。そういうところには珍しくまっすぐな説明がされていたからです。若い女の子が一人で真剣に長くおまいりしていて、はっと胸をつかれました。幻の命の歌を思い出したから。
毎日たくさんヒットしているから気になっている。

雑77>>
救急車着き運ばれる女(ひと)
エコポイントの効果絶大

五番倉庫で垂らす釣り糸

ベジタリアンが恋人となる

セロリをかじる音に恋する

鏡に向けばゴムあとがある

ひめ。
この修復できぬグラフは投資した株価の値崩れ。
わたしゃこれで、全へそくりを失った。
わたし名義の預貯金ぜ~んぶ。
かき集めて信託投資にまわしてたので。
けっきょくは、ばどさんなみに金欠よ。
言うじゃろ?
あぶく銭は身につかず。
いやあれは悪銭身につかずだっけ?

はあ、泣くにも泣けん。

おお、かささぎがくちょうぶろぐでおべんきょうしているあいだに、みんなたくさんすんばらすい句をだしてくださっていたんですね!うれしくてうれしくて。ことばにできない。らららららら。
せいちゃん、うちのよかむすこもそうですよ。すっからかんになっちまったよ。って。
もともとなにもなかったんやけん。よかよか。
あくせんはみにつかない。ばくちばい。

少女の声を使う水曜

大地耕す海からのひと

拾われるには仕掛けがいるの

夫婦茶碗に罠を仕掛ける

落としどころはハンバーグ好き

箱庭に引く水を求めて

だ、誰か、そらんマシーン止めて!!

黄門さまは今日も安泰

ブルースリーの拳法はなんていったっけな。
岡田准一くんがSP撮影でスタントマンなしで演じたアクションのなかに、それがあるって。みたいよ。
きのう、love letterっていう昔の映画をみた。
今年東京物語とまちがえてみた、竹中直人と中山美穂の映画。こんどは、サヨナライツカってのを見て、そのついでにラブレターもみました。
いやあ。すっごくよかった。ラブレターのほうです。
サヨナライツカは、奔放な愛人役の美穂さんより、連句式目みたいな芯の強い奥さん役の女優さんがかささぎの印象に残った。相手役の西島くんはいい男で、美穂さんの夫の辻仁成にどこか似ていた。ロボットみたいに演じているなあ。とおもった。自分はあの奥さんみたいに夫のことを調べたりはできないなあ。知るのはこわいし。なにもみたくない。それなのに、彼女はすべてを調べて知っていながら、それでも結婚は別よとばかり、自分の信じる通りに型に流し込んだ生活に男をまきこんでいく。立派といえば立派だけど、とてもそんなのいたいよ。
男にはちゃんとほかに愛する女がいて、その人とのあいだにひょっとしたら赤ん坊もいるかもしれない。と、妻がしったとき、。それでも平然と結婚生活がつづけられるものなのだろうか。そんなの冷血動物じゃないだろうか。えらいと褒め称えるべきなのだろうか。昔のお武家さんの奥さんってそうだったんでしょうけどね。たくさん側室がいて、それは当然だったのでしょうから。そんな昔ではなく、秀野さんの父親世代くらいまで遡っただけでも、そうみたいですし。おんなって、なんてたえがたい生き物なんだろう。
でも、こどもがうめるのはおんなだからです。
一方、ラヴレターのほうは。
思春期のことばにならない純粋な思いの映画。
凝ったつくりになっていて、それだけでも楽しめる。
そうだった、あのころは。すきでもすきとはいえなくて。自分でそれをみとめることができなくて。だれにもいわない、いえない。ただひたすらおもっていて。わかれは進路の不可避のわかれで、なにもいわないまま、さよならもいわないままで。
少年も少女も美しかった。いじらしかった。これは必見の映画です。こころがうつくしくなります。
以上、恋と愛に関する二本の映画について。主役はどちらもおなじ、中山美穂さんです。ところで、東京物語じゃなくて、東京なんだったっけ?いつも思い出せません。
ああ。選句をしなければいかんのか。
こんなにたくさん出て。どうするよ。

駄目押しを。笑
そらんマシーンを止めねばと風呂につかりながら考えたわよ。

形状記憶のこころにあれば
銀貨一枚うしろポケット
ブーツカットの古きジーンズ
禁煙ガムが手に入らない(ひめのぱくり)

あれ?
あと一句が思い出せん。

おもいださんといてよ。もういいよ!!うわかったわかった。このよのはてまで句をつくりつづけるあたまたち。別名、おーとまた。自動人形。あんたら、まっこてばけもんぜよ。
(きのう。最終回。つまらんかったね!あたしはラスト15分だけみたの。そしたら、まだしんどらんかった。はよしねや。っておもったもの。しにばのきわがよくない。きられたら、ささっとしぬべきだ。それが英雄ってもんだよ。)

機をおりつつラジオ深夜便

大人を真似てシガレット菓子

>>東京日和です☆沖の端のシーンが美しい・・。
ラブレター>>当時、トヨエツさんのファンだったので見ました。この頃の美穂さんはいいですね~・・。
龍馬伝>>ここ20年位、テレビに血のりのシーンというのがほとんどなくなっていたので、けっこうリアルでよかったと思いました。
人はバサッと切られてコトンとは死ないので、あんなふうにきっとあれこれ思い出しながら痛い痛いと思いながらもがき苦しみながら誰かのことを思い出しながらのたうちながら死んでいくのかしらね~・・。病気や老衰だと眠るように意識がなくなるのかしらね・・刺客は中岡って話もあるらしいので、西郷から含みをもたされるのもちゃんと入れてありましたね・・
あ、それより、刺客の一団がすばらしかったでしょう!亀次郎さんは別として、ほかの方々、、彦馬氏が撮った写真から抜け出たような面々の風貌☆感動しました!
香川VS亀治郎>>猿之助・・血縁の恩讐(二人には関係ないけど)などを想像しながらじっくり見ていました。
わかっててそういうUPが繰り返されてましたね。
お互いいとこ同士で気になりながらも数年前に初めて会ってお話をしたと亀治郎さんがトーク番組で感激を話されていました・・
全部の回を見ましたが、「いろは丸」の福山龍馬が一番秀逸でしたよ・・などと、ちょっと熱く語りすぎネ(@@)
さて来週は坂の上の雲・・・・・・・・

はあ、みなさん、裁きへの思いやりっちゅうやつに欠けとんしゃるねえ。爆

竜馬伝、最終回。
死に際の感想。まさにひめに共感。
わたしもぐだぐだ言うたらいかーんって叫びつつ見た。

エメさん、刺客集団、あれは秀逸でした。
おどろおどろした不気味さ。
あれはお見事。見ててこわかったもん。

捌きです、捌き。

seikoさん、ダメ押しでもどんどんでてきてすばらし!
捌さん、ほんとにおつかれさまです(慰労)

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