無料ブログはココログ

« アリセプトが劇的にきいたのかな? | トップページ | 国際協力論講義(34)紛争予防・平和構築無償 »

2010年11月 1日 (月)

医学の基礎(筋骨格系疾患の1)

保健医療経営大学学長
 橋爪 章
2010 年 11 月 1 日 医学の基礎(筋骨格系疾患の1)

保健医療経営大学では医学の基礎を学ぶ科目群があります。
医療関連施設で経営の仕事をする以上、病気についての基礎知識は必要です。
「医療・医学の現代的課題」(1年次)、「人体の構造と機能」(1年次)、「医療倫理」(2年次)、「医学総論」(2年次)、「医学各論」(2~3年次)、「医学用語」(3年次)などの科目群を医師教員が分担して教えます。
文科系の大学でこれほど医学を学べるところは稀有でしょう。
これが、通常の「経営学科」との大きな違いで、本学の際立った特色です。
私も、今週からしばらく、「筋骨格系疾患」と「精神疾患」を学生たちへ教えます。
精神疾患は私が臨床医だった頃の専門領域です。
本学でもメンタルヘルスのカウンセリングは私が担当しています。
また、学長業務のかたわら、臨床感覚を失わないために、聖マリアグループの「すこやか健康事業団」で特定健診業務に臨時に従事することも多いのですが、筋骨格系疾患は、受診者から相談を受けることが極めて多い症状(肩こり、腰痛など)の原因疾患として念頭に置く必要がありますので、比較的詳しい領域です。
限られた講義時間では、たくさんある疾患を網羅的に教えることは無意味ですので、学生たちが代表的な疾患について確実な知識を身に付けることを到達目標としています。
このブログでは、学生たちへの講義の要点を紹介してゆきたく思います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<○○炎>
筋骨格系とは、骨、筋肉、腱、靭帯、関節などで形成され、人間の「動作」を司ります。
人間の「動作」は時に激しく、時に不自然に、頻繁に繰り返されますので、筋骨格系は、擦り切れたり、傷ついたり、炎症を起こすことがあります。

炎症は、組織の刺激や損傷に対する自然な反応ですが、痛み、腫れ、発赤、発熱、機能低下を引き起こします。
関節の炎症は関節炎、腱の炎症は腱炎です。
部位の名称に「炎」を付けます。
持続する機械的刺激や免疫反応、感染、異常物質蓄積などが原因で炎症が長期化することがあり、病態ごとに「慢性関節リウマチ」、「痛風」などの独自の疾患名が付けられます。

(保健医療経営大学「学長のひとりごと」転載)

▼かささぎの独り言

おお、ありがたし。
実はいまさらなんですが。病院ではなけれど、さる治療院の助手をやっておるのでありまして、一年たち、はっと気づけば、自分はかういふサービス業に不向きではないかといふおもひがふつふつとわきおこるのでありまして、。
しかし。
あるお方がおっしゃっていた言葉が蘇りました。
自信がないのは、勉強をしていないからだ。
学べばおのずと自信は身につくよ。と。
遅ればせながら、学ばせていただきます。
こどもともども、ありがとうございます。
土曜、むすこは熊本の建設途中の病院へ大学のみんなで行ったとのこと。
初めてでした。病院の建物、敷地面積など施設を先生と見学すると。
かささぎのむすこはのほほんとしすぎているのですが、なんとか。
ひつじ田に、かささぎの一族が群れているころとなりましたね。

斧田千晴著『欣求浄土』(中日出版社)を今読んでいます。
短編小説集なのですが、自身の経験が濃く投影されている。
その中の一編「日食の日に」。
この中に、平成十八年の診療報酬改定により、七対一看護区分が導入され。というくだりが出てまいります。日食のことも診療報酬のおおもとにある人員配置区分のことも、ここで学びました。
ああ、あのころオノダは書いていたのか。という思いで読みました。

看護師が夜勤中のふとしたミスで患者さんに点滴漏れをさせてしまい、そのとき見た大量の血のイメージがどうしても仕事への自信を奪い、恐怖に駆られ退職、五年の閉じこもりの後、自動車学校の配車係り勤務を経て、もう一度看護師へ復帰を遂げようとする・・という内容です。
読んでいて、とても自然な流れで展開していく、そして心理描写が的確です。
要所要所に自然描写が挟まれる、それも的確。
まるでうまく巻かれた連句作品のようです。


それでふっとおもいだしました。

こないだ長男が読んでいた本として紹介した『不透明な時代を見抜く「統計思考力」』(神永正博著)の一節にこんな印象的なくだりがありました。ああすみません、この一節は著者がこころ捉えられた本として紹介されている一節なのですね。著者に対してはちょっと失礼かもしれませんが、・・(著者の感動がいわば読者におつりのように、あるいは鐘の余韻のように鳴り響いてしまったってわけです。)

『フラクタル』(高安秀樹著)は専門的な本ですが、そこには私たちが慣れ親しんできた直線や円などのようになめらかで「おとなしい」図形ではなく、海岸線のようにギザギザで「ワイルドな」図形が次々と登場し、しかも、このワイルドな図形たちが、べき分布を通して、どのように自然界や社会を支配しているかが書かれています。(神永正博)*

これまで斧田はいろんな作品を送りつけてきましたが、いまひとつ浄化されていないものが多かった。しかし、今回はまったく違っている。
読み進めることが苦にならない。
劇的な展開をする小説ではなく、随想との中間みたいなものですが、あじわいの深いものに仕上がっている。オノダ、すごいよ。
介護師、看護師。自動車学校の配車係り。

なにかが、確実にひたひたと琴線にふれてくる。

おのだ、いきているのか、しんでいるのか、。
もはや、どうでもいいこと。
作品が、ある。
ありがとう。

« アリセプトが劇的にきいたのかな? | トップページ | 国際協力論講義(34)紛争予防・平和構築無償 »

コメント

医学の基礎。基礎というだけに、今回は素人にもわかりやすい内容でした。
いつもは専門的すぎて、読んでもようわからんっちゃけど。笑

斧田さんの本。
読みたいです。
早く読んでしまってまわしてね。

書き残すもの。生きた証。
たぶん、かのじょ、そんなもの、屁とも思ってない。
そんな気がする。
かささぎと同じにおいがする。そんな気がする。

でんわで話したのは二回ほどです。
いちどもあわなかった。
露悪的なところなど自分とにているところがあり、気になってた。
一足先にあっちへいっちまったんだろうか。
さびしくはないだろう。そんなきがします。
文芸をやってきたから寂しくはないだろう。
今週中によみおえます。まっていてね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/6513/37484459

この記事へのトラックバック一覧です: 医学の基礎(筋骨格系疾患の1) :

« アリセプトが劇的にきいたのかな? | トップページ | 国際協力論講義(34)紛争予防・平和構築無償 »

最近のトラックバック

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30