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2010年11月 7日 (日)

霧の朝ー立冬

霧の朝

立冬

    姫野恭子

丘の上のメタセコイアよ冬に入る

相聞の歌をきく耳冬に入る

鱈胃(たらおさ)を浸せる水や冬に入る

素牛の育つスピード冬に入る

霧は濃く沈透(しづ)くものみな冬に入る

ことば抄;

沈透(しづ)くという言葉、うつくしい言葉です。
かささぎは、この言葉に今朝、出会いました。
どこでかと申せば、河野裕子歌集『はやりを』で、です。
(昭和歌人集成・35)短歌新聞社刊行

池の辺をめぐりて歩み返すとき沈透(しづ)き鳴くなりひとつかなかな
         河野裕子(『はやりを』~「こゑ」の章より)

さらに、彼女はどこからこの言葉を拾ってきたのかを思い巡らしてみました。
ありました。折口信夫の歌です。

水底にうつそみの面わ沈透き見ゆ 来む世も我の寂しくあらむ 
      折口信夫 『海やまのあひだ』

それでは、折口は、どこからこの言葉をひろってきたのでしょうか。

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コメント

ちょっとまってよ。
今の時期は霧の季節なのね。

ちょうど2年前の11月4日、同じ霧の中に居たのよね。
母を見舞って11月1日に帰郷したんだった。
今年は3回忌です。
いよいよカササギさんと感激の対面を果たさせていただきます。
よろしくね。

さくらさん、三回忌ですね。
この霧のむこうには、なつかしいお母様もお父様もいらっしゃるのでしょうね。

きのうが立冬だった。
今日とばかり思い込んでた。
おーい。立冬の句を何か出してくださーい。
なにか巻きましょう。なにしろ、さみしい。
すうすうします。
(かささぎ的には、もとうしのそだつスピード、ってので一巻まきたかとです。牛への賛辞をこめて。)
でも、どうぞ。なにかもっといい句がありそうで。

立冬検索でここが読まれています。
で、わたしも今読み返して、はっとした。
河野裕子の歌集について書いています。
この最後の問いに、だれか答えてくださいませんか。
河野の歌のことばは釈迢空から来たったものだとかささぎは思ったけれど、もしや同窓の山中智恵子にもおなじ語彙の歌があるのかもしれません。


河野裕子。すごく人気が高かったんだと知りました。いまさらながら。それは山下整子が所属するやまなみ短歌会の井寺容子が一番尊敬する歌人だったと書いていたのをよんだせいもある。

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