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2010年11月13日 (土)

国際協力論講義 「APEC」と「クラスター」

保健医療経営大学学長
 橋爪 章
2010 年 11 月 13 日 APEC

2003年のAPECはタイで開催されました。
このように大きな国際会議は大都市で開催されるのが通例ですが、この年のAPECは会合の一部がタイ東北地方のコンケンという地方都市で開催されています。
私は、このコンケンに、その十年くらい前に暮らしていました。

国際協力の仕事で2年弱派遣されていたのですが、コンケンの公衆衛生の向上や交通事故死の防止活動に携わりました。
アクションリサーチ(オペレーションズリサーチ)という手法を導入したのですが、これは自分たちの活動の成果を要所要所で確認し評価しながらプロジェクト目標に近づくやり方です。
実は、日本の公衆衛生活動の現場で一般的に行われている手法でもあります。
日本では公衆衛生学会や保健師学術集会などが成果確認と評価の場です。
この手法は、現地の職員に業務統計を整理して視覚化するなど余計な仕事を与え、ワークショップのための時間も割かせることになりますが、業務に達成感を味わうことができます。

達成感があれば、人は、業務の負荷を厭わないものです。
コンケンの人たちにもアクションリサーチの手法が受け入れられ、コンケンの公衆衛生は飛躍的に、また自律的に向上してゆきました。
交通事故死の防止活動についても、数年後には、コンケンはタイで最も先進的な地域となりました。
コンケンで始まったバイクのヘルメット着用運動も全国へ広がり、やがて法制化されました。
APECのような世界のVIPが集合する国際会議は、安全が保証されない不衛生なところでは開催することができませんが、十年後のコンケンは、堂々とAPECが開催できる都市へと成長を遂げています。
自分としても、帰国後、コンケンでAPECが開催されるという報に接し、おおいに達成感を味わいました。
当時の苦労の思い出がすべて喜びに転換しました。

(保健医療経営大学[学長のひとりごと]転載)

▼かささぎの独り言

そうでございましたか。
日本の官僚がどのような仕事を具体的にやってきたのか、まるで存じ上げませんでした
しかし、たまたま学長ブログを転載させてもらうようになり、系統立てて国際協力論をまなんでいく過程で、そのような世界への貢献を日本がしていたということを知り、国とは人であると思うと同時に、じぶんたちの身近な同級生が、そのような国家対国家のだいじな任務を陰ながらはたしていた事実を大変誇らしく思います。
そういえば、こないだ、八女の人柱伝説のあるじである、中島くらのすけさんの直系の子孫の流れを汲む官僚の方が、現在福岡に赴任中とのことで、かささぎブログを時にご訪問くださってたようで、そのご縁で先日ご先祖のお墓をこちらへ建立、そして、十月十七日のくらのすけ翁感謝祭にも参列されました。そのかたから、お礼のメールをいただいた中に、こう書かれていました。
官僚の仕事の一端として、勝手に引用させてもらいます。
経済産業局の中島様、どうぞお許しください。
こういう機会をとらえてご紹介しますことは、無意味な官僚叩きを改める風潮につながると信じます。以下、メール文からの引用です。

先だっての中島内蔵助感謝祭の際はありがとうございました。
 実は翌日朝から九州地域バイオクラスター協議会*(機能性食品)とフレンチ・フー
ド・クラスターの交流に関する覚書の締結に立ち会うためにフランスに行ったために
帰国後もバタバタして、あっという間に時間が経ってしまいました。お礼が遅くなり
申し訳ありません。
 道夫先生にはいろいろお世話になり、やっとお会いできてすごくうれしかったで
す。来年7月で福岡勤務も2年になり、東京に戻る可能性が高いことと、来年は感謝祭
が平日になることもあり、道夫先生、姫野さんに今回お会いできて良かったです。
 姫野さんには道夫先生につないでいただいて、姫野さんのブログが全ての
きっかけな訳で不思議な縁に感謝しております。
(中島一族のエイさんからのメール)。

※九州地域バイオクラスター協議会http://www.kyushu-bio.jp/

フレンチフードクラスター;http://www.ifiajapan.com/2010/jp/exhibitor/detail.php?fcode=index&company=193

※かささぎは目下事情があってひとりオヤをしていて、わがおやの介護も時々やっており、その上サービス業に不向きなくせにサービス業という仕事もこなし、と毎日が身分不相応に多忙で、まことに横着ながらも返信を書く間もありませんで、今こうして書きながら調べながら、なるほどそうだったんだ!!すごいですね、なかしまさん!!
いろんな分野で、国対国の主要産業の競争、協力拠点になっているのがクラスターってことなんだろうかなあ。

クラスター、はじめて知ったことばだわ。ひいておきませう。

クラスター【cluster】

《花やブドウなどの房の意》↑ぎょっ。字がおおきい!!

同種のものや人の集まり。

都市計画などで、個々の建物・道路・空き地などを相互に関連させて一つの集合体としてとらえ、配置すること。

原子分子の集まりの中で、特定の一部の原子や分子が結びついて一つのかたまりとなり、物理的に安定し、かつその集まりの中で一定の役割をになっている状態。

コンピューターの磁気ディスクなど、円盤状の補助記憶装置を管理する単位。同心円状に分割した区画をトラック、それを放射状(扇形)に等分割した区画をセクターといい、複数のセクターをまとめたものをクラスターとする。

あるテーマを中心にする大学・研究機関の集合体や、ある技術を中心とする企業の集合体のこと。
[ 大辞泉 提供: JapanKnowledge ] 下線部をくりっくしても出ません。
ここのところの政治的重要局面へのコメントまとめ

コメント

>明らかに日本側で撮影しているのに、日本では流れず中国で流れている画像。誰が流出?

わたしは削除前のものを見ました。
たしかに日本側から撮影されたものだったと思うけど、中国の舟が日本の海上保安船二隻にはさまれて身動きが取れなくなっているところを強調した映像に見えました。まるで、中国側に有利なように編集されてると感じたのですが。
中国語のテロップが読めないのがくやしい。

「秘密」情報を国民に示す前に米国や中国へ流した人がいたら、たとえ政治家であろうと「重大犯罪」ですよね。

「政治主導と、具体的に責任を取ることはイコールではない」

は?
無責任な政治主導なんて即刻やめてください!!

ベトナム北部は、昔は漢字文化で、古い寺院の彫り物は漢字です。今は母音の種類が多いアルファベット表記なので、今のベトナム人はご先祖様のお墓の文字が読めません。かえって日本人の我々のほうがベトナム人へ寺院案内をすることができます。
なお、アルファベット表記とはいえ、個々の単語は、漢字の発音そのままであることが多く、彼らの会話を耳にして、何となく何について話しているかがわかります。チューイ(注意)、カンリ(管理)などなど。
ハノイの古い旅館やお店には漢字表記の看板が掛かっていたりします。
私が宿泊したハノイホテルには「河内大酒店」の看板が掛かっていました。

元官僚さまがおっしゃっているような内容は画像で
ここが非常にわかりやすいです。
いつもの事ながら、青山さん!

http://www.youtube.com/watch?v=vtmNEjHmxu4&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=Z5z8RbgCU14

不可解なこと。
任意事情聴取情報によると、海上保安官は、情報を自宅PCからUSBメモリーで持ち出し漫画喫茶で投稿した、ということですが、
・情報源については口を濁す。
・ハンドルネームの由来についてもはっきり答えず。
・自宅PCに保存していた情報は削除した。
・USBメモリーは壊して捨てた。
と、この保安官がsengoku38氏であるという確かな証拠はないみたいです。
本人は一貫して情報流出を否定していない、逮捕、処分も覚悟、ということなので、証拠隠滅をする積極的動機はないと思います。
本当に、この人がsengoku38氏なのでしょうか?
ま、そうでしょうが、流出から出頭まで、組織的、計画的に行われた臭いがプンプンです。
例の霞ヶ関アンダーグラウンド組織(「獅子(志士)の会」というそうです)が仕組んだのでしょうか。
だとすれば、次の展開があると思います。

さくらさん
青山氏の論説は関東のテレビ局では視聴できないでしょう?
青山氏によると、関西テレビは『青山を外せばスポンサー料を倍出す』と言われているのに頑張って登用しているのだそうです。
ところで、銛で突かれただの殉職しただのという話については、10月29日に稲田朋美議員が国会で質問し、海保長官が「ありません」(きりっ!)と答えています。(↓)http://www.youtube.com/watch?v=v4UYKBW2kRg

国会で嘘をつくと首が飛ぶので、この質疑応答で、噂がデマであった可能性がぐんと高まりましたが、今回、別の件(「石垣海上保安部と検察サイドにしか映像はない」との説明)で海保長官が平然と嘘をついていたことが明白になりました。海保長官の国会答弁すべてが疑わしくなってきました。そして、一件落着後に海保長官の首を飛ばすシナリオまで見えてきました。どうせ首を飛ばす予定なら、嘘はつかせ放題です。
ところで、稲田議員の質疑を視聴してわかったことですが、なぜビデオをオリジナルではなく7分弱に編集したのか、という問いへの答えは、国会から要求されたのは「衝突の映像」だったので衝突の場面を抽出して提出した、というようなものでした。今度は「船長逮捕の映像」を国会で求めてほしいものです。

外交に「密約」はあってもいい。
ただ、それが外交のプロである外務官僚との周到な打合せなしに「政治主導」でなされたりすると、とんでもないことになる好例となりました。
外務官僚は、これほどまでに脇は甘くありません。
報道によると、船長の釈放を求める中国へ、細野議員が官房長官の命を受けて出かけ、そこで次の密約を交わしたのだそうな。(外務省は蚊帳の外)
「衝突事件のビデオ映像を公開しない」
「沖縄県知事の尖閣諸島視察を中止」
会談は7時間に及んだと。
この密約の後、ビデオは機密扱いになり、県知事の視察も中止になり、船長は釈放。
ところが、ビデオを機密にする約束が国会議員への限定公開で破られてしまったので、中国はハノイでの日中首脳会談を拒否。
その後、情報流出という形でビデオ(の一部)が公開されるという展開。
APECを目前として「密約」がすっぱ抜かれる。
さて、どうなることやら。

中国外務省副報道局長「ビデオの問題が中日関係を妨げ続けることを望まない」
捜査当局幹部「逮捕を選択すると漁船衝突問題が改めてクローズアップされる。APECへの影響を考えれば、期間中の逮捕には慎重にならざるを得ない」
APECへの影響を慮って捜査当局の逮捕方針が左右されるなんておかしい。そういうのは政治判断でしかありえないでしょう。
結局、逮捕の判断はAPEC終了後になるみたいです。

密約はまた、胡主席のAPEC出席や日中首脳会談の条件ともされたようです。
日本はAPECのホスト国なので胡主席が出席ボイコットしたりすると調整能力が問われて面子を失うのでしょうが、中国だって尖閣事件でAPECを欠席したりすると国際的に批判されて面子を失うのだから、変な密約は必要なかったと思うのですが・・・
「密約」報道によると、外務省が蚊帳の外にされたのは、尖閣に関する前原外相の強気発言への対処も協議事項の中にあったかららしい。
たとえばこんな密約もあったらしい。合意に至ったか否かは不明。
・中日外相会談で、前原誠司外相が一連の問題発言に対する反省を伝えること。
・首脳会談を行う場合、領土問題には一切触れないこと。
一点目は、外務省不在の協議で合意は難しいだろうから合意には至ってないかも。
二点目は、8日の衆院予算委員会で、自民党議員の「胡主席と会談した場合、『尖閣諸島は日本の領土だ』と明確に伝えるのか?」との質問に対し、菅首相は「必要な場面では…」「適切な場面では…」など、明確な答弁を避けて歯切れが悪かったので、ひょっとして密約が成立しているかも。

ニュースでこれをやっていましたので、みてましたら、十月十八日?ころまでは、共有サイトの情報として海保のみんなが引き出せた。という話でしたね。そんなぶかぶかの情報がなんで急に秘密のぴりぴり情報になるんだか。こうていえきでも、似たようなことがたくさんあったんじゃないかと推察します。どっちをむいて政治をしているのか全くわかりません。
とんでもないことがおきねばいいのですが。
元外交官僚さんは、管さんの側近としても遣えておられただけに、かのひとの欠点をよくよくごぞんじのようです。管氏が掌握する日本の未来を強く危惧しておられるのだ、というのが、今日はよくわかりました。

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