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2010年11月 4日 (木)

医学の基礎(筋骨格系疾患の2)<骨粗しょう症>

保健医療経営大学学長
 橋爪 章
2010 年 11 月 4 日 医学の基礎(筋骨格系疾患の2)

<骨粗しょう症>
骨を硬く密にするのはカルシウムやリンのようなミネラルです。骨へのミネラルの取り込みを調節するホルモンやミネラルの代謝に必要なビタミンが欠乏したりすると、骨密度が低下して骨折しやすくなります。
骨密度の進行性の減少を骨粗しょう症といいます。
閉経後骨粗しょう症は女性ホルモン(エストロゲン)の欠乏によって起こります。
老年性骨粗しょう症は、骨破壊と骨形成の速度の不均衡の結果として起こりますが、ゆっくりと進行します。
骨密度が減少すると骨がつぶれたり折れたりし、変形や痛みを招きます。
慢性の腰痛の原因の一つとして脊椎骨がつぶれていることがあります。
<骨ページェット病>
折れたりつぶれたりしていないのに骨が痛む場合、骨の一部が異常に成長して肥大していることがあります。
骨の一部で、古い骨を壊す細胞(破骨細胞)と新しい骨を作る細胞(骨芽細胞)の両方の活動が過剰になった場合に骨は肥大しますが、その病態を骨ページェット病といいます。
肥大した骨は軟らかく、肥大した骨が神経を圧迫すると痛みとなります。
神経圧迫による痛みや麻痺、関節炎などの合併症のリスクがある場合は治療が必要です。
<骨腫瘍>
骨の細胞が異常増殖する病気に、骨腫瘍があります。
この場合も骨の痛みがあり、病変部位は弱くなっています。
骨腫瘍には、良性(非癌性)と悪性(癌性)とがあります。
良性骨腫瘍のうち最も多いのは「骨軟骨腫」です。
骨の表面が増殖して硬いしこりとして突出します。
悪性骨腫瘍で多いのは「多発性骨髄腫」です。
骨は血液を造る臓器でもあり、骨の内側には血球を産生する骨髄細胞が満ちている空間があるのですが、その骨髄細胞が癌化するものです。
高齢者に多い癌のひとつです。
次に多いのは「骨肉腫」です。
未成年に多いようですが、どの年齢でも起こります。
膝周辺の骨が多発部位です。

(保健医療経営大学『学長のひとりごと』)

▼かささぎの独り言

骨粗しょう症の「しょう」という字は、すがはいるの、スという字で。
松に髪の上半身のっけ。
鬆。
老化はあらゆるものにスが入るのかもしれない。すかすか。
あらゆる組織が、どんどんかるくなっていってる。おつむも。
かささぎ、ひょこっと次の川柳をおもいだした。

間違って「閉経!」という裁判長  倉本朝世

(わらうにわらえないだろう。実景なら)

整骨院にみえるかたで、もっとも多い症状は。
統計とったことはありませんが、印象では膝、腰、首、肩、指・・・。
男女の比率、膝を痛めておられる方は女性に多く、腰は男性に多い。
膝、整形外科とのかけもちの方がけっこういらっしゃいます。
この仕事について初めて知ったのですが、レントゲンはすべて写ると思っていましたけれども、そうではなく写らない骨がある。
こまかなところは写らない。それを接骨医は触診で知る。
先生の頭の中には各患者さんの骨のカルテが整然と出来ていて、誰それはいつ何回来て、どこそこがどう悪い、と整理されている。
それは触診、人のからだに直接ふれる、ということの本来的な意味と密接につながっているのだろう。さわるということは、ダイレクトにその人を「よむ」ことなのだろう。
一回しかきていない、それもかなり以前に、という人の名前もちゃんと覚えておられるなんてねえ。と、ものおぼえの悪いかささぎはいつも思います。

ところで、川柳をあげたので、俳句も一句あげないと按配わるい。

骨の句、超結社誌の『九州俳句』誌と穴井太先生の亡きあとを受け継がれた『天籟通信』誌、二誌の編集長をされている福本弘明氏の次の印象的な一句。

月の雨貝殻骨を羽ばたかす   福本弘明

貝殻骨とは古来からの肩甲骨の呼び名です。
http://meiseikan.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-a5a5.html

上記サイトでおしえてもらったことですが、肩甲骨は他の骨とのジョイント部分は一箇所しかなく、それが鎖骨だって。
そっかー。
じぶんら、カラダのこともよく知らないで生きてきました。
福本弘明句、かささぎはこう読む。
月夜の雨。雨で月が見えない。しかし心眼はそれを見る。
貝殻骨を羽ばたかせれば、雨雲の上で煌々と照り輝く月。

※倉本朝世の川柳は記憶の蔵出し。十年ほど前の句です。
福本弘明の俳句は月刊誌『俳句界10月号』からの引用です。

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コメント

「骨」に関する話題です。

我々の為に戦地で命を捧げられた方々の遺骨がまだ人知れず眠っています。
遺骨収集には経費が嵩み、年間予算3億円で粛々と行われてきたのですが、このたび、この事業が、例の訳のわからない「元気な日本復活特別枠」(別称:政策コンテスト)に諮られることになり、「遺骨収集よりも今を生きてる人間に使え!」というパブリックコメントが大量に寄せられ、事業継続の危機みたいです。
この国、いったいどうなってるのでしょうか?

ううむwomb.ぐりーんうーむ。緑の地球。じゃなくみどりのしきゅう。このなかに遺骨がねむる。よくわからないけど、よーくわかるのは、お金がない!!のだ。すこしも政府に。
暮れにかけて、この国本当に危ないのではなかろうか。ひとごとみたいですみませんが。
ほんとうは、かささぎも兵隊おっちゃんの遺骨をさがしにガ島へいくべきだとずうっとおもうとります。

そらんブログでも、骨の一句をかっさらってきた。

少年の挫折ぽつぽつと河骨  中山宙虫↓

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