無料ブログはココログ

« 大本山善導寺特別展へのごあんない | トップページ | 旬刊アクセス解析 »

2010年10月31日 (日)

国際協力論講義(33)ノンプロジェクト無償

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

国際協力論講義(33)

2010 年 10 月 31 日 日曜日

ノンプロジェクト無償
サハラ以南アフリカ諸国など開発途上国の中には、非効率的な経済・財政の運営などを背景に、累積債務が増大し、国際収支の赤字幅が拡大するなど、深刻な経済困難に陥っているところがあります。
アフリカ諸国等の深刻な経済困難の緩和のためには、個々の開発プロジェクトに対する支援だけではなく、開発途上国の経済体制やその運営政策そのものの欠陥や非効率性の改善を支援していくことが必要であり、1980年代後半より世界銀行・IMF(国際通貨基金)等の国際金融機関とその他の援助国は開発途上国の経済構造改善努力を支援するための融資を活発化しました。
わが国も1987年、アフリカ諸国等に対する経済構造改善努力支援無償資金協力の実施を決定し、ベネチア・サミットで表明しました。

この無償資金協力は、施設建設や災害救援活動等の事業(プロジェクト)実施のための資金の供与ではなく、物資を輸入するための代金の支援を内容とすることから、「ノン・プロジェクト無償資金協力」と称されます。
年に30か国前後、300億円弱の供与が行われています。

(保健医療経営大学「学長のひとりごと」)

▼かささぎの独り言

「かささぎの旗」はココログフリーです。
無料ですからいろんな宣伝がつくのですが、今朝いちばんで目についたのが、「バランスシート上マイナスになりません」の見出しで、「介護報酬売掛金を早期現金化」ってやつ。おお、なあるほど!
たとえば、うちの父です。笑。
お世話になっているケアハウスからマネジャーさんが見えた。
というのも、自分はもう直ったから行かん、とか、もうすぐ○○の手術をするから行けない、とか、苦しい言い訳をして、なんとかデイケアを休もうとするので家に様子をみにこられたのです。
サービスを利用なさった方はご存知かと思いますが、月極めの整然としたスケジュールが前月半ばには組まれ利用者に渡されます。それは乙四郎先生の介護報酬講座で学んだとおりです、ケアプラン作成料も料金のうちですから。ところが、人間というのはまことに勝手なもので、わるいときは従順なんですが、少しでもよくなってくると、わがままになります。もう行かないというようになる。
ケアプラン、計画が頓挫することも多いんだろうな。
結局、週に一度でもリハビリをすることが社会とつながることになるから、と納得させてもらい継続します。やれやれ。

http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-a558.html
(ケアプラン作成料、利用者負担はない、と書かれてますが、すこしとられるのではないでしょうか。要確認。)
こんなに急激に複雑な料金体系に組み込まれた医療&介護。
何を請求されても、正当かどうかなんて、だれにもわからない。

学長の本の宣伝をします。
医療・介護の連携ーこれからの病院経営のスタイルは複合型
保健医療経営大学学長・橋爪章・著
http://www.amazon.co.jp/%E5%8C%BB%E7%99%82%E3%83%BB%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E3%81%AE%E9%80%A3%E6%90%BA-%E2%80%95%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E7%97%85%E9%99%A2%E7%B5%8C%E5%96%B6%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%AF%E8%A4%87%E5%90%88%E5%9E%8B-%E5%8C%BB%E7%99%82%E7%B5%8C%E5%96%B6%E5%A3%AB%E4%B8%AD%E7%B4%9A%E3%83%86%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E5%B0%82%E9%96%80%E8%AC%9B%E5%BA%A7%EF%BC%94-%E6%A9%8B%E7%88%AA-%E7%AB%A0/dp/4890419225

▼スーザンジョージの本から連句的な一鎖りを。
彼女の本は二十年前のもので、時代の節目だったことがわかります。
今現在ではないことが、すごくいいかんじで学長の文章についてるので、引用します。こうでもしなければ、こんな本を紐解く機会は二度とこない。

1980年代前半、ブラジルは平均五億ドルの輸入小麦をアメリカ合衆国だけから輸入していたが、1985年~86年、購買量は四十五万トンから四万八千トンに激減した。民衆は小麦の代わりに別の主要食糧を入手できるであろうか。答えは否である。なぜなら、IMFの安定化プログラムがそれさえさせないからである。農業への信用供与はドラスティック(急激)に削減された。その結果農民は投入物ー良質の種や肥料などーを切り詰めるため、収穫に影響を受ける。主要食糧の供給は、定義では物の数に入れられていない貧しく飢餓状態にある人以外、あらゆる人に優先権が与えられていないようにみえる。
 ブラジルの消費者と農民の共通の唯一の真の希望は、土地改革である。1986年末までをみる限り、公約されてきた改革は妨害されてきた。サルネイ政権は漸進的変化を宣言し、自分たちの特権の減少を「国際共産主義者の陰謀」の一部であるなどと強弁している土地貴族からの集中攻撃によって後退した。彼らは殺し屋を雇い、1985年~86年に500人の農民とその支持者(弁護士、聖職者、労働組合運動家)を殺害した。ブラジルでは人口の2パーセントの農家が全農地の58パーセントを所有しており、他方、農民の83パーセントが合わせて全農地の14パーセントを所有しているにすぎない。400人ほどの巨大農民が、英国の国土の85パーセントに当たる地域を所有しているのである。

スーザンジョージ「債務危機の真実ーなぜ第三世界は貧しいのか」
「ラテンアメリカー極端に走るーブラジルでのうめき声」より抄出。


この章をよむと、世界食糧戦略におけるフランス国立農業研究所(INRA)の役割の大きさが見えてきます。(スーザンさんは今はそこで働いていらっしゃるのかな)・その研究所のお方が1983年はブラジルがはじめてIMFから標準的分析と構造調整パッケージを適用された年であった、とかかれています。(この意味、わかりますか?かささぎはわかりません。統計学がからんでくるんだろうか。構造にきりこまねば改善されないということ。それは学長ブログが今日書いているとおりです。)IMFが良かれと思ってやった改善策が、ちっともよいほうへ作用せず、どんどん悪いほうへ働いていったのがわかります。
ちょうど今なされている日本国の事業仕分けで合理的な殺処分にあう事業が、どんどん日本を不景気に導くようなものといえばいいのかな。

はたしてブラジルはこの時代からどういう変貌を遂げたのだろう。
それはまだ調べてはおりません。詳しい方教えて下さると有難し。
わずかな長さの文章のなかに、いろんな問題がみえている。

« 大本山善導寺特別展へのごあんない | トップページ | 旬刊アクセス解析 »

コメント

字のおおきさ、調整がきかない。おてあげ。
あるいは、カミの意思?

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 国際協力論講義(33)ノンプロジェクト無償:

« 大本山善導寺特別展へのごあんない | トップページ | 旬刊アクセス解析 »

最近のトラックバック

2020年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31