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2010年9月28日 (火)

久々の高良山十景歌、寂源の蛍

  これは漢詩に出てきた字です。(あの日始めてみた字。)

高良山十景歌の寂源の漢詩

前回、まちがえていましたので、訂正いたします。

千古の霊神垂降の日 渓流手洗小橋の名

丹良今昏衢の燭を秉て 山僧に分与し夜を照て行しむ

と、ネットから拾った読み下しではこうなっていました。
しかし、御井町誌にかかれていた漢文表記ではこうです。

丹良今秉昏衢燭  分与山僧照夜行

にら、こんこん、ちまたのしょくをすて。とよんでいたかささぎ。

ちがっていました。ほたる(たんりょう)今、暗いちまたの燭をとりて
山僧にわけ与え夜道を照らそう。・・・でもこれでは意味が通じそうで通じない。
これもまちがいなのだか。
下の大きな字はネット辞書からひろったものです。
それによると、熟語がひとつあり、それは(へいしょく)、夕方という意味です。
んで、これがもし、ひとつの熟語なら並びが違います、その上、昏(くらい)という字までありますから、くどいことこの上なし。これもどうもちがう。

そこで別角度から、。
御井町誌のこれが正しい語順として、昏衢ということばがあるか?

ありました。くらいちまた。で、「こんく」と読むようです。http://moon.ap.teacup.com/nanpu/321.html

すると、これは釈教の漢詩ということになります。
意味は、だいたいこんな意味でありましょう。

ほたるが今、この苦しい巷にほの明るい燭をかかげてくれる。
山僧たちにも分け与え、夜道をあかるく照らして行こう。

寂源の蛍は、法灯の暗喩でありました。

【秉】 8画 (3) 1級

[音]

ヘイ

[訓]
まも
いねたば


《意味》

  1. とる。手に持つ。しっかり持って守る。
  2. 心にかたく守る。

【秉る】とる

手に持つ。しっかりつかんで守る。転じて、心に固く守る。

(

くわ

)

を秉る」

【秉へいい

天から与えられた正しい道を守ること。

【秉へいしょく 

灯火を手に持つこと。転じて、灯火を

(

とも

)

す頃。

(

よい

)

。夕方。

【秉夜遊】へいしょくやゆう 

灯火を

(

とも

)

して夜まで遊ぶ。短い人生であるから夜まで遊んで大いに楽しむこと。

(

ともしび

)

(

)

りて夜遊ぶ」が書き下し文。


【国秉】こくへい

国家を統治する権力。国権。
「国柄」とも書く。


《字源》

(か)+(ゆう)

(

いね

)

を束ねて手に持つ形。その一束をいう。
一本の

(

いね

)

を持つのは、二本なら「兼((けん)
「秝(れき)+(ゆう)で二本の

(

いね

)

を持つ象形。


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コメント

あちゃ。するってえと、ネットで見た読み下しは、べつに間違ってはいなかった。ということですね。ただ、かささぎがわからなかっただけです。赤面。すみませーん。ぺこぺこり。

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