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2010年8月 6日 (金)

脇起歌仙『海の果』 しおりの花

脇起歌仙『海の果』
落日を拾ひに行かむ海の果     檀一雄  雑(夏)
 紅輝よ波間にわが身を照らせ   香川宜子 雑(夏)
榎から衢へ延びる路ありて      姫野恭子 雑
  猫の瞳が街をとらへる       中山宙虫 雑
ヴィオロンの屋根に谺す月の客   竹橋乙四郎 秋
  夜長を子等は思ひのままに    ひよこ    秋

1曼珠沙華風の抜けゆく畔ますぐ  ひよこ    秋
2  工場群に煙がたたぬ       中山宙虫   雑
3この命とろとろのぼろ恋の坂    ひよこ     恋
4 初めて挑む絶叫マシーン      竹橋乙四郎   恋
5寄り添ふて違ふ景色の見ゆるごと  八山呆夢(ぼん)恋
6  月もろともに凍る水甕       山下整子   冬月

7居留守決め催促かはす寒鴉     青翠えめ  冬
8レジャーシートの中心にゐる     宙虫      雑
9米軍機着陸地点が定まらず     乙四郎    雑      
10 終日けぶるかげろふの峰      恭子    春

11万人の幸せくばり花散りぬ    宜子  
12 浮世を照らす蝶宙にあり      ひよこ  春
上記のように花句、いただきました。
花はたしかにだれにでも幸せをくれます。
そしてこの一句は、ジャンヌダルクさんそのものの花です。
からだの調子が万全ではないよしこ先生から、句を搾り出すなどという暴挙をやりました。伏しておわびもうしあげます。
▽連衆のみなさまへ
次も春、おりはしですが、釈教句などつけられればおねがいしたく。
しみじみとしたのを。でも、なんでもいい。からっとしてもなんでも。
とにかく、だしてちょうだいませ。
折端、案

蝌蚪の国へと雨は注いで

声高に鳴く雲雀の売地

鯔のあくびに着く連絡船

連絡船に鯔はあくびす

入学式の親の立ち位置

音階のごと黄蝶まひとび

浮世を照らす 蝶 宙にあり

選句)

初折を巻き終えました。
二面のなかに釈教句や神祇句が一つもありません。
どうしてもほしいとおもいました。
雨の句もいいのですが、うちこしに陽炎があります。
天象同士であることが気になるといえば気になるので。
それにしても、中山宙虫のかとの国一句はすごいと思った。
これ、どこかで使おう。

浮世を照らす蝶宙にあり

ひよこさんのこれをいただきます。うきよは釈教用語。
蝶はそういう生き物ですよね。この世とあの世の中間にいる。
ひよこさん。ここまでですか。
あなたはこちらの思いを的確にかたちにしてくださいました。
わたしはなごりの折の花句までつきあっていただきたく思います。
それをぜひとも、おねがいしたく。考えておいてくださいませんか。

二の折に入ります。
春、晩春のたて句をお願いします。

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コメント

かとの国へと雨は注いで

声高に鳴く雲雀の売地

鯔のあくびに着く連絡船

かとは漢字にかえてください。
携帯なんで変換できず。
本届いた。

連絡船に鯔はあくびす

入学式の親の立ち位置

音階のごと黄蝶まひとび

浮世を照らす 蝶 宙にあり

何も知らず突然お邪魔しましたが、私には、無理な世界のようです。
連衆の皆様のご発展とご多幸を祈念し今日で降りさせて頂きます。
今日まで大変お世話になりました。いろいろ勉強になりました。
有難うございました。

照の字が重なっとるばってんか、よかと?(2句目)

ひよこさん、ここでひっこまんといて。最後までお願いします。

蕨野に大黒耳を置いてゆく

つばめくるカレーの家は六軒目

ひよこさん、頑張りましたね。
自分の想いとは違う方向にほめられたり、難解な展開にひきこまれたり。
連句はこんなものだけど。
好きなように作っていけばいいのです。
無理して言葉を飾る必要はありません。
ひよこさんのいま持ち合わせている言葉で表現すればいい。
そう思いますよ。
ずいぶんプレッシャーだったたんだろうな。
少しでもプレッシャーから解放されて伸び伸びとしたひよこさんを見てみたいと思います。


しゃくとりがセブンティーンを這っている

そらんさん、ぼんさん、おつしろうさん。
ご迷惑をおかけします。かささぎの人格に問題あり。ほんっとにこんなとんでもないやつはいませんよ。だけど、じぶんとしては、いっしょけんめい、せいいっぱい、やっているつもりです。いつかわかってもらえるひまで、このまま突貫でやるしかないんだとおもう。
きのうから今日、くたばりそうで、しかし、なんとかふんばって。
自分でもずいぶんいい加減だな。としみじみめでたいのは、気分転換が早いことです。めげていても、持ち直すの、はや!申し訳ないが、ウルトラマンより早いです。
ひよこさん。わたしはあなたを信じています。
もう一度、花をよんでもらいますよ、きっと。


浮世を照らす蝶宙にあり   
テラス、たしかに脇句にあります。
そこで、
浮世を燈す蝶宙にあり
ではどうでしょうか。
ほかになにかことばがございましたら、提案してくださいませんか。たくさん日本語の語彙は豊かです。あれがだめならこれ、これがだめなら、それ。いろいろありますので。

かささぎさん ぼんさん そらんさん 涙が出るほど嬉しいお言葉有難うございます。
特にかささぎさんには大変ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

照らす、は確かに出ていました。
以前 かささぎさんに教えて頂いていたのに うっかり使い 出した後に しまった!と思いました。
燈す、を提案していただき とても、気にいっていますので、よろしくお願いします。

私は、本当に俳句も短歌もやったことがなく、突然連句に参加させていただき 無理なことをしたなーと途中で何度も思っていました。
もう少し まずは、俳句の勉強をして 又、参加させてもらえたらと思います。
その間しばらくお休みさせてください。

いつも、家人と話しているのですが、かささぎさんの、ご努力には、頭がさがります。
家庭があり、仕事があるにもかかわらず向学心にもえて一生懸命頑張っておられる。
人を指導できるのは、自分にそれだけの力があられるからだと思います。

ひよこさん、

自慢じゃないが俳句の勉強なんてしたこと無いです。かささぎさんが言うままに、「夏の季語でこれこれをだして・・・」と、言われるままに出しているだけでして。場数を踏めばなんとかやっていけます。始めた頃はぼろぼろでしたけどね。

この巻きはPCですが、実際に連句会に参加してみられると、違った面が見えてきますよ。いつか参加してくださることを希望します。

>自分の想いとは違う方向にほめられたり、難解な展開にひきこまれたり。
(そらんさんのひよこさんへのことばより)
連句はそれが楽しいのだと思います。ああ人は一人一人多彩なんだ。ときづくことができる。それと、一句の読みもさまざまであるから、世にいう単調な優劣はいつだって逆転可能である。あるいは最初から存在しない。ということにきづくこともできる。「世界の終わり」の歌詞にあるようなこと=絶対がない=にはたと思い当たります。
これで行けば、ずうっと延々と続くんだな果てしなく。と恐怖をかんじる、そのころ、匂いの花がでて挙句となって終わることができる。嗚呼限りがあるってありがたいな。
と、そんなかんじになります。
何度連句を巻いても一回ごとに違う何かがある。
何度人生をやっても一回ごとに違う何かがある。と、わたしたちのたましいはどこかでおもっているのだろうか?ということを連句的におもうあたまになってしまった自分をいぶかしみつつ。
そうか、連句はパラレルワールドなのだな。盆栽。

>人を指導できるのは、自分にそれだけの力があられるからだと思います。
(ひよこさんのお言葉より)
ちょっとお待ち下さい。
指導とか言う言葉、冗談ではありませぬ。
ただ遊びたいだけ、その遊びは命までもっていかれるかもしれない危険な遊び、けれども、「一人ではできない」という絶対的な命題のもとに展開されるもので。いや、この言い方もちがうなあ。そういう運命としかいいようのないもの。というのが一番ぴたっとはまるような気がします。
きっといつかわかります。かささぎのいいたいことが。

蕨野に大黒耳を置いてゆく

つばめくるカレーの家は六軒目

しゃくとりがセブンティーンを這っている

さて、二の折に入ります。
ここに来る句は、折立(おりたて)句、という意味は、折がかわるため、発句風の句になりますが、そらんさんのこの三句はどれも立句としては格式ばってはないない。けれども、明確に、ここからは今までとは調子を変えますよ。と連衆にうながしている、そんなかんじの句です。

1 わらび野に大黒耳を置いてゆく
大黒耳は大福耳なんだろう。これを置いていくというのは、これからはウン頼みなんてしない。というような覚悟ではないか。とかささぎは思いましたがどうでしょう。すくなくとも、なにかの変化のきざし。
(以前まいた歌仙のニの折のたて句に、「ここからは大股で行く弥生尽」というのがあった。それと似ている。)

2 つばめくるカレーの家は六軒目
これは香りの句。いいなあ。即、漂ってきます。
句を読めば作者の立ち位置がわかる。
移動しながら句を詠んでいるということが。
たとえば、その人につけるなら、その人はサラリーマンで帰宅中で、今日はどういうことがあったんだろうか。とか、空想がひろがっていく。すばらしき日常。些事こそがしあわせ。ってことがよくわかる。
俳句というのは、結局そういうことに気づいていく視線なんだろうなあ。
とかささぎが思う瞬間です。いい句です。

3 しゃくとりがセブンティーンを這っている
これ。尺取虫が17歳の子をはっている。
ずいぶんな光景。どういうことなんだろう。
グロテスク。一気に仕掛けているというか。
とても現代性を感じた。
こないだ、書いたのですが、ある女の子向けファッション雑誌に、若槻千夏ちゃんが恋愛相談の回答を書いていて、それをたまたま読みました。
問い;別れた人が忘れられません。バレンタインにチョコをあげたいのですが、付き合っている人がいたらと思うとためらいます。どうしたらいいでしょうか。
若槻千夏ちゃんの回答;あなたがしたいのは、チョコをあげたいのではなく、告白したいのでしょう。であれば何もバレンタインでなくてもいいのでは。近況報告を知りたいという顔で昼間にさりげなく会えば。ここで大事なのは、決してあちらの関係にもっていかないこと、もと彼という関係はそっち方向にいきやすいので、夜をさけよう。その上で自分のきもちを伝えたら。。。。というような真っ当なことを、ガールズトーク調でさらさらと回答されていました。ほほう、えらいなあ!とかささぎはひたすらびっくりこいて、感心したのでした。と同時にこれ、どのくらいの年齢層の読者がよむのだろう?とも思って。表紙をみれば15歳から17歳くらいの少女が見そうな本で。そういう視線でみれば、昔からことの本質はなにもかわっていません。

で、それとこれとどう関係するのや。というあなた。
かささぎは最近の17歳ってどうなのよ。という問いかけをこの句に感じてしまったのだ。つまり、尺取虫の存在はちょっといやらしいような気がして。不気味だしこっけいでもあるけど、決していい感じではない。はやく払いのけねば。というか、そんな小さな叫びをきいてしまったんだよね。具体的にいえば、現在の17歳をとりまく環境はだいじょうぶなのか?という声。
そらんさんに聞かなきゃ、句の本意はわかんないですけどね。

以上、かささぎよみでした。

次の句は、上記のどれかに句をつけるという形で募集しましょうか。どれでもいいと思います。季語はなしで素材はなんでもいいですが、短句です。

(せいこさんは帰ってきてたようですが、多忙そうで。
きょうもあえなかった。今日じゃなく、昨日ですけど。
かささぎは疲れて昨夜へんな時間にねたので、こんな時間におきてしまいました。あすは佐世保にいかねばならないというのに、ねむれない。)

1  蕨野に大福耳を置いてゆく
  ペダルをはずしバランスをとる

2  つばめくるカレーの家は六件目
  けんかするのは仲良しの印

3  しゃくとりがセヴンティーンを這っている
   ティッシュでつまむ新聞で打つ

こういった感じでしょうか?

ぼん。うまいね。
私もやってみた。

1蕨野に大黒耳を置いてゆく
  そこから先は・・・・(dot dot dot dot)
2つばめくるカレーの家は六軒目
  おらびぐっちょに勝ってきました
3しゃくとりがセヴンティーンを這っている
  おじさんそこは魂の井戸  

どうか、まだ出してくださいませんか。     

1蕨野に大黒耳を置いてゆく
   トートバッグをくるくる丸め
2つばめくるカレーの家は六軒目
    石蹴りやめて海へ帰る日
3しゃくとりがセヴンティーンを這っている
    指先だけの被写体になり 

自分につけるのって難しい。
ついに息切れ感・・・・。

>蕨野に大黒耳を置いてゆく

これ、いいですね。

 蕨野に大黒耳を置いてゆく
  ちょんまげ似合ふ田中闘莉王

 蕨野に大黒耳を置いてゆく   
  前傾姿勢のママチャリレース

 蕨野に大黒耳を置いてゆく
  所在不明のたましひあまた

せいこさん、ありがとう。まっていました。
ちょっと待っていてください。
掃除はせないかん、買い物はつれてかないかん。
いってきます。


1曼珠沙華風の抜けゆく畔ますぐ  ひよこ   秋
2  工場群に煙がたたぬ     中山宙虫   雑
3この命とろとろのぼろ恋の坂  ひよこ   恋
4 初めて挑む絶叫マシーン   竹橋乙四郎 恋
5寄り添ふて違ふ景色の見ゆるごと 八山呆夢恋
6  月もろともに凍る水甕    山下整子 冬月
7居留守決め催促かはす寒鴉  青翠えめ  冬
8レジャーシートの中心にゐる   宙虫   雑
9米軍機着陸地点が定まらず   乙四郎  雑  10 終日けぶるかげろふの峰    恭子  春
11万人の幸せくばり花散りぬ    宜子  花
12 浮世を燈す蝶宙にあり      ひよこ  春
ナオ
1蕨野に大黒耳を置いてゆく   宙虫  春
2  前傾姿勢のママチャリレース  整子 雑
3        雑
4        雑
5        恋夏
6        恋夏
7        恋
8         秋
10       秋
11       秋月
12       雑
ナウ
1       雑
2       雑
3       新年
4       春
5       花
6       春

こんなかんじでいきましょうか。
雑句での折端折立は、あまりやったことないのですが、ね。
と、そらんさん、尺取はさんかでした。三夏。うちこしに蝶がいましたしね。それをいうなら、花のうちこしにわらび野はどうよ。といわれそう。いいのだいいのだ。きにしないきにしない。かんがらすとつばめは隔たっているから問題なかったのですが。
せいこ句のママチャリ、間髪を入れないというかな、そんな阿吽の呼吸みたいな、間の取り方がここには最もよかったです。そいじゃ、つぎも雑ですわ。まだ恋ださんといて。なんでんよかけん。長句です。

こんにちは
雑長句>>
ペダル踏みコイン精米出来上がり
山間の温泉郷で一休み

国挙げて見るよし蹴るよし打つもよし

鉄条網どこかにきっと穴があり

毎日暑いですね。皆さん、元気ですか?

三味線屋勇次の糸がしゅるしゅると

浦島がかかっているらし地引き網

雨の日の洗濯物は部屋干しで

軒下に吊られたままのスニーカー

おひさまがごめんごめんと没りゆく

飲まずともありんくりんに酔(ゑ)え狂(くら)ひ

猫の瞳が街をとらへる
ヴィオロンの屋根に谺す月の客

(連句的?)
    ↓

ほんまに、連句的なこと。
このふたつの句の情景そのもの。

この猫を描かれたお嬢様は、いまや医大生だそうです。福岡で学ばれています。

絵を良く見たら「酒」の字も。
ひとつ上の「ありんくりんに酔え狂ひ」の情景でもありますな。

アヴェマリアのバイオリンを持たれているのも、このお嬢さんでした。

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