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2010年8月21日 (土)

戦争の話(7) 橋爪一郎従軍記

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2010 年 8 月 21 日 戦争の話(7)

<橋爪一郎従軍記>
   満州は寒かったの巻
 「寒い」という言葉はまだ暖かい時に使うもののようです。痛くてどう言いようもない時がほんとうの寒さであることを、満州で初めて知りました。
 リンゴはガラス玉のように氷って、小刀の刃も立ちません。にぎりめしをかめば、歯がかげそうで、一粒もはずれません。
 炊事場の倉庫にはトウフ、コンニャク、ジャガイモなどレンガや石ころそっくり。けんかでもして投げ合うなら、コンニャクでもりっぱなけんか道具になりそうです。大便が氷り、小便が氷り、川が全部氷の道になってしまいます。
 一年中で一番寒そうな時を特にえらんで年に一度の冬季大演習が行われます。
 全身を毛皮の服でつつんで、目の玉だけがはだかのまま、鉄砲も金の所は布でつつんでしまって、めったに金の所を外に出しません。うっかり、素手のままで金をにぎったら、手の皮がひっついてはずれないのです。どんなに寒い日でも、何もかも我まんして、だまって働くのが二等兵ですから、上等兵などが火をたいてあたっていても、私たちは、ただ、まきを見つけて運んで持って行くばかりです。
「おい、二等兵寒いか?」「ハイッ、あまり寒くないであります。」「おお、そうか、そりゃ都合がよいな。」ざっとそんな調子、「ハイッ、きのうより寒いであります!!」「そうか、凍傷(トウショウ)にかからんごと動くがいいぞ、まきさがして来い。」どちらどう答えても、一冬中火の側に行きつくことは殆んどありません。レイ下四〇度、そのおみやげが今も私の左足親指に凍傷痕(アト)として残っています。

(保健医療経営大学『学長のひとりごと』)

▼かささぎの独り言

零下四十度!!

近所の人が、テレビなどの製造業の方ですが、大陸へ行かされる話をされていて、そこがやはり零下四十度、ビールを冷蔵庫に入れる意味が、凍らせないため、という話でした。想像すら出来ない。でも、そんなところでも、ちゃんと死なないで生きて生活できるということ。
シベリア抑留の人たちの記憶とも重なるのだろう。

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コメント

叔父はシベリア経験者でした。叔父の言葉と重なります。小便が凍った話やぬれたタオルを振り回すと棒状になったことなど。

叔父の話は恐くて聞けませんでした。小学校低学年の頃だったと思います。今ならどんな話でも聞けると思いますが、ずいぶん前になくなりました。

テレビのゲゲゲも核心部分に入りこの数日真剣に見ています。
北方、南方と戦場の広さを思わせますが、人間はそんな目に合っても生きられるということが不思議ですね。
そんな目に合ったのは一生のうちほんの2、3年のことなのに、その人たちの一生を左右し、頭から離れられないと言われますもんね。

ゲゲゲ>>今週はほんとに目が離せませんね。
セリフが事実の言葉なのでとても身につまされます。

他界した義父は陸軍に徴集されて入隊しました。
自動車免許を持っていたのが身をすくってくれたようで、すぐに将校用のジープの運転手になりました。
敗戦は南方で迎えました(帰国は23年)
数人の戦友の方はその後現地に残り、東南アジアの各地で相次いでいた独立戦争に参加されたと聞きました。
お一人とは時々手紙のやりとりをされていたようで、それを見せてもらったことがあります。
現地の方と結婚して家族を作りご商売をされていて、マレー帽をかむったご本人と家族写真が同封されていました。
30年ほど前、その方が義父を訪ねてくださいました。
おみやげにはマレー帽を置いていかれました。
私は残念ながらお会いできませんでしたが、現実にハリマオのような方が身近にいらっしゃるものなんだ~と、不思議な気持ちでした。
ご存命なら90歳を越えられてる位です☆

今日、被爆者手帳というものをかささぎは生まれて初めて見ました。ひっそりとしたお方でした。なんだか、ことばにできないものがこみあげてきた。12歳で被爆。とかかれていました。
つい、それが癖の、保険証にある有効期限をさがしました、(そんなものはないんだった・・・)


ドウテイだった俺ってむしろ勝ち組だったのなwww

エ ロ い お 姉 さ んに初 体 験させてもらうだけでも最高なのに
報 酬に2 0 万もらって、こりゃ言うことねぇな!( ̄∀ ̄*)
風 俗とかで捨てなくてマジでよかったwwwww
http://hatu.g-killing.net/ihktxjz/

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