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2010年7月 7日 (水)

家畜伝染病予防法(15)               補償ー国が負うもの

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2010 年 7 月 7 日 家畜伝染病予防法(15)

殺処分等の対策には大きな経済的損失や費用負担を伴います。

今回の口蹄疫禍に関しては口蹄疫対策特別措置法によって特別措置がなされますが、家畜伝染病予防法にも、費用負担が明記されています。

費用負担の目処がなければ対策がはかどらないからです。

ただし、蔓延を防止するために必要な措置を講じなかつた者への手当金は交付されません。

第58条 国は、次に掲げる動物又は物品の所有者(第17条の規定により殺すべき旨を命ぜられた家畜については、その命令のあつた時における当該家畜の所有者)に対し、それぞれ当該各号に定める額(当該動物の死体が利用価値を有する場合には、その評価額を当該各号に定める額から差し引いて得た額)を手当金として交付する。ただし、家畜の伝染性疾病の発生を予防し、又はまん延を防止するために必要な措置を講じなかつた者その他の農林水産省令で定める者に対しては、この限りでない。

以下、状況に応じ、患畜・疑似患畜となる前における当該家畜の評価額をもとに、手当額の算定方法が細かく規定されています。

農林水産大臣は、評価額を決定するには、関係都道府県知事の意見をきかなければなりません(同第3項)。

そして都道府県知事は、あらかじめ選定した3人以上の評価人の意見をきかなければなりません(同第4項)。

また、国は焼却や埋却に要した費用の2分の1を交付します(第59条)。

そのほか、国は、都道府県知事や家畜防疫員がこの法律を執行するために必要な費用のうち次に掲げるものを負担します(第60条)。

1.家畜防疫員の旅費の全額

2.評価人の手当及び旅費の全額

3.雇い入れた獣医師に対する手当の2分の1

4.牛疫予防液の購入費又は製造費の全額

5.牛疫予防液以外の動物用生物学的製剤の購入費又は製造費の2分の1

6.農林水産大臣の指定する薬品の購入費の全額

7.農林水産大臣の指定する衛生資材の購入費又は賃借料の2分の1

8.農林水産大臣の指定する焼却又は埋却に要した費用の2分の1

移動又は移出の制限がされることにより畜産経営に重大な影響が及ぶ家畜等の所有者に対しても、当該制限に起因する売上げの減少額や飼料費その他の保管、輸送もしくは処分に要する費用の増加額についての交付金もあります(第60条)。

(保健医療経営大学『学長のひとりごと』)



七夕の願ひ種牛を助けて・・・かささぎの旗

▼コメント

忙しくて、アクセス解析をまとめる暇がありません。今ちらりとみていたら、これ、必読です。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/hisao3aruga/32983610.html
クリックで新聞が大きくなるんだ。旬刊宮崎の続報です。
だけど、わがブログがダントツ一位だった。(しつこく書いているからかな、何度も何度も。あぐらって名前をだしたらにらまれる、といいつつ、これでもかこれでもか。て具合にそういやなんどもかいてた。しょぼ。またあしたパソコンがうごかんごとなる・・・(→ほんとに又今朝もバイオスからのたちあげでした。たなばたなのに!)
あとで、時間とれたらアクセス解析やろう。

拡大鏡で拡大して、読めた文の、きになるところから文字起こしをやってみます。以下、旬刊宮崎記事。

『同社は都農町で第一例目が発生した四月二十日以前に「発生を談義していたことはありえず」と抵抗しているが、牧場内のことを隠すことなど容易なはず。問題は、県に報告したか、しなかったかだ。-中略ーその後、牧場内の口蹄疫感染に気づいた同社の獣医が、県に報告していないため「ライセンスを剥奪される」ともらしていたのも元従業員の証言で判明した。安愚楽児湯牧場は都農で発生した第一例の報告より少なくとも二週間ほど以前から騒ぎになっていたようだ。獣医は現在、宮崎支店の寮に24時間監視付き軟禁同然の状態だという。それどころか、牛の変調は実際、四月より二ヶ月以上もさかのぼる二月中旬に始まっている可能性が高いのだ。この場合、隠ぺいしていた期間は二ヶ月半になる。韓国で口蹄疫が発生してわずか一ヵ月後のことだ。

▼かささぎの感想
この最後のところで書かれている、ほんとうはあぐらでは二月ころに最初の感染が始まった。とあるのは、信じられる。大手食肉業者からかささぎもききましたから。神様も意地がわるい。ちょうどのときに、ぐうぜん、そういう人とかささぎを出会わせる。ニッポンフードは三月にはすでにうわさをききつけてその事実を知っていて、すぐ手をうっているといいます。(こういうことを聞いて書いても、犯人さがしをなさらないでください。これはのがれられない縁です。)
ですから、こういう内部告発とともに、外堀をうめたいならば、流通業者をあたるべきです。かれらはプロですから。じぶんたちの生死にかかわることですから、だれよりもこういう情報の精度と入手速度には自信があるだろう。もっとも、おなじ理由で、あぐらから圧力をかけられれば、黙ってしまう恐れもたぶんにありますが。
かささぎが聞いた時点では、つきにいちど勉強会があっており、そこで、従業員はみな、きかされた話であるとのこと。あぐらで第一例、それはかなり早い時点でそういう業者に知れ渡っていて、その周りでは、もののけみたいにいろんな人たちがうごめいていた。ってことになるようですが。つまり、かなりの牛たちが犠牲になっていた。という意味でしょう。

気になります。獣医のこころ。大丈夫でしょうか。
この獣医はあの獣医とはやはり別人なのですね。
テレビで涙を流された、最初の発見者として紹介されていた獣医とは。いま、どうしておられるか。
獣医さん。あなたは悪くありません。わるいのは、隠した会社ですから。決して自分をせめないでください。気をつよくもたれてください。
なんとか、一日も早く、無事に保護してあげてください。おねがいします。
ああ。なぜだれも、こんな恐ろしい情報が流れているのに、完全に無視なんだろう。

守ってほしい。貴重な種牛です。無駄に殺されたくない!

「頑張って」さん。激励ありがとうございました。
一日もはやく、この疫禍が通り過ぎますように。

ついに、殺処分勧告期限が過ぎました。

山田農相は6日午前、省内での口蹄疫対策本部の会合で、男性の種牛の問題について「家畜の所有者が泣くような思いで、家族同然の健康な家畜にワクチン接種、殺処分という大変な犠牲を払っている。そういった意味でも(県に対し)特措法によるきちんとした対応を求めていきたい」と述べ、公平性の観点からも殺処分するよう県にあらためて求めた。
=2010/07/06付 西日本新聞夕刊=

法には「公平性の観点」なんて殺処分理由は書いてありません。あくまで蔓延防止のためにやむを得ず、かつ緊急の場合のみです。
彦さん、もとい、牽牛がんばれ。

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コメント

昨夜「日本の終わり」さんご紹介の動画をみました。四人の畜産家の二人が口をそろえて、「みんなが思っていること」として、最初の感染は二月、半島からの留学生からであったのではと思っている。といわれたのが印象に残った。

一月に韓国ではこうていえきが発生していた、日本は直ちに防御体制をとらねばならなかったのにもかかわらず、自民政権のときと比べて無策であり、あろうことか、真逆の対応をやり、被害を拡大させた。

今日どなたかここへおいでいただき、ありがとうございました。
読み返して、なつかしい。
お元気だろうか。
毎週必ず院へおいでくださっていたにくやさん。そういうプロのひとたちはあぐらの内部事情をご存じですが、なにもおっしゃいません。それがこの世界の常識とでもいうように。

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