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2010年7月30日 (金)

口蹄疫の安全・安心

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2010 年 7 月 30 日 口蹄疫の安全・安心

農林水産省の疫学調査チームによると、4月20日の感染初確認より前に10戸以上の農場の牛が口蹄疫ウイルスに感染していたことが確認されています。

家畜の移動制限や出荷制限は4月20日以降ですので、それ以前に、口蹄疫に感染していた牛が全国へ移動したり出荷されたりしていたおそれがあります。

発生報告は宮崎県内に留まっていましたので杞憂だと言うことができますが、もし出荷された枝肉がどこかに冷凍保管されていたりしたらたいへんです。

しかし、おそらく安心でしょう。

消費者への安全・安心のために、牛肉のトレーサビリティ制度というものがあります。

農場から食卓までの生産流通履歴が追跡できる仕組みです。

すべての牛について、出生直後、10桁の個体識別番号が印字された耳標を装着することが義務づけられています。

出生後3日以内に、その識別番号とともに、農場番号、生年月日、母牛固体識別番号、性別、毛色の情報が全国データベースに登録されます。

また、移動した場合、死亡した場合も、農家には報告が義務づけられており、その情報はデータベースに蓄積されてゆきます。

個体識別番号さえわかれば、その牛がどうなったかが即時に追跡できるのです。

報告を怠ったり、虚偽の報告を行ったりすれば法令違反です。

そもそも耳標や報告登録がない牛は出荷できませんので、この制度はしっかり遵守されています。

4月20日以前の移動や出荷についても、すべての牛について追跡調査が可能です。

牛を内緒で移動させたり、患畜を密かに殺処分するようなことがあったとしても、すべての牛を追跡すればばれてしまいます。

報道はされていませんが、そのような追跡は、当然、なされているものと思います。

(保健医療経営大学『学長のひとりごと』)

コメント

7月22日農林水産副大臣記者会見
記者「口蹄疫の関連ですけれども、副大臣が、宮崎で現地本部長をされている時に、薦田さんの民間種牛の問題があったと思うのですが、その際、現地の記者会見で、副大臣、こうおっしゃっています。「ワクチン接種をしていなくて、それで検査して陰性なら、OIEの基準になんら抵触することはない」と、それで、清浄化にならないのは誤解だとか、検査で「シロ」であれば問題ないとか、こういう考え方をおっしゃっていますけれども、これは今でも変わりございませんか。」
副大臣「それは、考え方ではなくて、事実です。ワクチンを接種した牛や豚が、そのまま殺処分されずに残っていると、これは清浄国というふうには言えないというのはありますけれども、何もしていなくて、抗体検査をして、ネガティブ、シロ、陰性なら、何も問題ないです。」
記者「それは、こちらで山田大臣がおっしゃっていることと、だいぶ開きがあると感じますけれども、その点に関して。」
副大臣「そこは、どういうふうに、ああして言っていられるのか分かりませんね。(後略)
記者「薦田さんの種牛の抗体検査の件ですけれども、大臣は、「他の農家と同じようにそれはするな」というふうなことを、ここで何度もおっしゃってます。篠原さんは、向こうで抗体検査をするように指示したのですか、宮崎県に。」
副大臣「いや、そんなことはしてません。」
記者「県が保管してるそうですけれども、血液を。これに関して、どういうふうにお考えでしょうか。」
副大臣「県は、私は、その部分のところに、殺処分のところに立ち会ってますから、7月17日に行きまして。尾っぽから採るんですよ、尻、しっぽから、しっぽから採血するのです。頑強で、私と違いまして、非常に頑強な牛でね、薦田さんは、「絶対、患畜になんかなってない」と、ずうっと患畜ではないと。私が薦田さんの立場を考えると、「それは、もう患畜になってる可能性がある」と、「汚染源になる」と、そういうふうに言われてるわけです、心外なわけです。だから、その身の証しを立てて欲しいと言って、県もそれで採血して、そして材料があるわけですから、いつでも抗体検査ができるという状態になっているはずですので、それでして欲しいと、国に要望しているわけです。当然の要望、要求だと、要望だと思います。」
記者「今後、それを副大臣の権限で、動衛研(独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所)で、抗体検査することはあるのでしょうか。」
副大臣「私の権限というのは、ないです。」
記者「そこは大臣と、やっぱりお考えが違うところですか。」
副大臣「そこは、いろいろなところで、全く大臣と全て一致するわけではありませんから。」
記者「関連なのですけれど、まだ、薦田さん、あるいは県側の主張を受け入れるべきだというふうにお考えですか。」
副大臣「どの辺の主張ですか?」
記者「抗体検査を実施するという。」
副大臣「それは、国云々ではなくて、どこで、例えば、よく考えてみて下さい。僕は、薦田さんの云々という件ではなくて、長野県で、この牛がおかしくなっているかも知れないと、検査して欲しいというのがありますので、それを拒否する理由はないですから。発生しているかも知れないと、ここの牛と、ここで、例えば、鹿がどこかで倒れていると、偶蹄類だからかかってるかも知れない、というのと同じですから。」
記者「いや、それは、ちょっと違うと思うのですけれど。薦田さんの場合は、もう殺処分されていて、国としては、もう抗体検査しない・・・。」
副大臣「殺処分されているのだったら、しなくていいというのだったら、他のだって殺処分が決まっているのはしなくていいわけですね、他のだって。だけれど、疑似患畜だったら、逆に抗体検査をしなければいけないというのがあるわけですね。薦田さんのは、こういうことで、薦田さんの関係者というか、薦田さんから、これは直接聞いていませんけれど、知事からです。知事が、「薦田さんかわいそうなのだ」と、譲った薦田さんに、「宮崎県民のためにお願いします」と、「殺処分に応じてくれ」と言ったら、「悔しい」と、「自分が汚染源だみたいに言われている」と、「そんなことはないのだ」と、そう言って応じたら、今度は、「薦田のやつは、患畜になりかかっては、やばいと思って応じたんだ」と、そんなことまで言われていると。「切ない」と、「だから、そんなことではないのだ」と、「ピンピンしていたけれども、殺処分に応じるのだ」ということを応じて欲しいというので、だから、最後の殺処分に応じる条件として、皆さん、見てると思う、記事。そうやって来たから、私は、「そのぐらい応じてもいいのではないですか」と言って、この霞が関のヘッドクォーターに意見を言っています。それで、「それは駄目だ」と、大臣が言われたら、それはそれで仕方のないことだと思います。
考え方が全て一致しているわけではありません、プロセスを明らかにしている。だからといって、私がグジャグジャ言って、何、言っているのだということは、言っていません。その過程においては、言いました。それは、当然、私が告げる義務があるわけですから。それだけを大臣に伝えてくれと、薦田さんからも言われ、薦田さんから言った時は、すいません、それは言われなかった、そういう話ではない、もっと建設的な話をされましたよ、「自分の牛が犠牲になったので、是非、宮崎県の振興に役立てて欲しい」と、「畜産業を何とかして欲しい」ということを、そういうトーンでおっしゃられましたけれど。知事からは、明確に、「これだけは聞いてくれ」と、だから、それを当然伝える、それが私の意見というふうに、パーフェクト、完全な意見というふうに取られる、皆さん取られたのだろうと思いますけれど、私は、だから、駄目なのは伝えませんけれど、「そのぐらい聞いてやってもいいのではないですか」というので、伝えてます、それだけです。それは、伝える義務がありますから、それは。」

こうまで大臣と副大臣と言ってることが違うと、官僚もたいへんです。
この篠原副大臣、農水官僚出身なのですよ。官僚の大変さがわかりながら、あえて発言している深さを読み取りたい。
この方、官僚時代も、事務次官に異を唱えた「前科」があるようです。
今回も、現地対策本部が解散し、本部長の職を解かれたら、まっすぐ帰京せずに薦田さんの農家を訪ねて謝罪されています。
民主党にも人材がいるようです。

8月6日の広島の平和記念式典に初めて米政府代表(ルース駐日大使)が出席し、国連事務総長も出席することが発表され、核廃絶の機運が一気に盛り上がろうとしている矢先の、逆撫でニュースです。
菅直人首相の諮問機関「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」が報告書をまとめ、非核三原則見直しや、武器輸出三原則の緩和が提唱されています。
内容も内容なら、なぜ被爆者遺族が核廃絶を祈るこのタイミングでの発表なのか。
世界の先頭に立って核廃絶を訴える気はないのでしょうね。
こんな無神経な政府に外交を任せたくありません。

米政府の出席を喜んでいた矢先でした。
残念でなりません。
政府は今こそ一致団結して、政局を乗り切らなければならないときに、内部でごたごたしているようですね。あきれてしまいます。分裂するんでしょうかね。

ファクタのあべしげさんブログみていました。
訴訟を起こされた銀行を逆に訴えるとのこと。
ふぁくたは事実を追って銀行の粉飾を他紙に先駆け暴いたのにそれを事実無根のどうのとお定まりの攻撃をうけたけれども、罪があきらかになっては逃げようもなく、それであればファクタは泣き寝入りせず、打って出る、それが世のためだ。とあります。
上記まったく詳細を知りませんが、ただ口蹄疫のあぐら牧場について、ネット上ではその罪がずいぶん前から取りざたされていたのに何のお咎めもなく放置、それがかつてないパンデミックを引き起こしたことと通じます。それを報じた旬刊宮崎の訴訟と同じです。
こうていえきで困るのは牛豚を飼っている農家でありますが、ほんとは一番困るのは消費者であったはず*。それがちっとも困らなかったのはなぜか、みんな、一度も思おうとはしませんでした。それほど、異常な私たちの平衡感覚、危機察知意識。全部つながっているのだろう。あべしげさんじゃないけど、世に警鐘を鳴らすべく書かねばなりませんね。


*参考までに、偶然知ったその理由を書きます。
ネット上ではあぐら牧場の異変はすでに早くから喧伝されていた。
即、食肉流通業卸はそれに反応、(というのも口蹄疫が出ればどうなるとわかっているので)、買い占めることで価格のバランスをとった。これが30万頭近い家畜が処分されても何も流通に支障を生じず、一向に困らなかった理由の一つです。しかしこのように大規模になるとは予想できなかったろうから、その後どのような流通になっているかはよくわからない。

総合月刊誌『FACTA』
あべしげさんブログhttp://www.facta.co.jp/

▼原爆とアメリカへの感謝の思いについて。

かささぎ整骨院にここ数日高校から職業見習い生が入っていました。
ある年配のお方がその二人を前にこういうお話をたまたま、なさいました。

あんたたちはしっていなさるか。日本は戦争にまけてから、ばらばらに分割統治されるはずだったとよ。それがアメリカのマッカーサーのおかげでばらばらにならずにすんだ。もしそうじゃなかったら、九州は中国、本州はアメリカ、北海道はロシアという具合に言語も政治もばらばらの支配になっとったかもしれん。あたしゃマッカーサーには感謝しとるばい。

このおじいさんは、生家を原爆でなくされましたが、久留米にいて助かったのだそうです。かささぎも横で聞いていましたが、分割統治の話はまったく知りませんでした。

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コメント

>報道はされていませんが、そのような追跡は、当然、なされているものと思います。

そもそも、この制度は10年前の口蹄疫やBSEを契機として導入された制度なので、追跡がなされていないはずがない。
もし、噂通りに3月に内緒の殺処分や移動があったとしたら、政府は、この制度によって確認できているはず。
もし、隠蔽の事実があるとすれば、それは政府も隠蔽していることとなります。
それにしても、なぜ、追跡結果が公表されないのでしょうかね。
公表されれば我々は安心できるのに。

「耳標」について拾った話。(↓)
耳標装着は『牛の個体識別のための情報の管理及び伝達に関する特別措置法』が根拠法です。
今回、殺処分された家畜の中に、耳標のない、正確には装着した耳標を外すように指導された家畜があったようです。
何かと話題の水牛です。
理由は水牛は特別措置法の対象ではないから。

重要なことなので、新聞記事から要点をピックアップ。

「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」報告書が8月上旬に首相に提出され、「防衛計画の大綱」(今年末に策定)のたたき台となる。
報告書での強調事項は、
・非核三原則の見直し
「核の傘」は「地域全体の安定を維持するためにも重要」であるので三原則のうちの「持ち込ませず」を見直すよう求める。
・「敵基地攻撃能力」が必要
必要最小限の防衛力を持つとする「基盤的防衛力」構想は「もはや有効ではない」。
 ・集団的自衛権行使
「米国の力の優越は絶対なものではない」。米国に向かうミサイルを日本が撃ち落とす。
・武器輸出三原則の見直し
 武器禁輸政策で国内防衛産業が「国際的な技術革新の流れから取り残される」。
米国以外の国々との間でも装備品の共同開発・生産をできるようにする。

ブログサーフィンで拾った情報。
殺処分頭数が数百頭も台帳と異なり、10桁耳標管理もめちゃくちゃな農場があったようです。
あやしい。


お姉たまのおま■こ気持ちよすぎ!!
入れるたびにズッチュズッチュ鳴ってめちゃくちゃ工口いし!!

何回やっても飽きないから、調子乗って5回もハメちったよ(笑)
もち来週もお姉たまに買ってもらう予定だぜーぃ!!( ̄▽ ̄)v
http://spy2h9z.zet.hatu-miku.com/

>日本は戦争にまけてから、ばらばらに分割統治さ>れるはずだったとよ

東西ドイツ・南北朝鮮みたいになるはずだったのです。
戦争が終わる前から戦後どう分割するか、米ソ間で駆け引きが行われていて、アメリカがソ連に対して力を誇示するために原爆が使われ、その通りになったのです。
原爆は戦争に勝つためでもなく終結するためでもなく実験とソ連への威嚇のためです。
占領中のマッカーサーは原爆の被害の大きさに驚き、また日本中焼け野原のなかで混乱もなくひたすら黙々と復興に精を出す日本人のけなげな姿に感動しました。
天皇との面会で「戦争のすべての責任は私にあり私はいかなる責も受けます。国民を救ってください・・・」と言われ、普通敗戦国の元首と言うのは責任逃避で海外逃亡をしたり命乞いをするものなのに、日本の天皇陛下は自分の命はどうなっても国民を・・と言われ、世界一の紳士であると思いました。
天皇を慕う国民の姿と国民を思う天皇の関係には他に類のない穏やかな国であると認識しました。
広島長崎への原爆投下を命じたトルーマン大統領はその後の朝鮮戦争でも原爆投下を命じましたが、マッカーサーは日本の原爆の威力と被害の悲惨さに二度と落とすべきではないと考え、これを断った為解任され、「この戦争は日本のやむにやまれぬ自己防衛の為の戦争であった・・・」との演説を残して帰国しました。
原爆で生家を焼かれても感謝する人もいれば、戦争中はみんな心がきれいであの頃が一番良かったというおばあちゃんもいるし、戦争はその立場や場所、時間、などでその思いは実にさまざまだと思います。

さくらさん。いい話を聞かせてくださってありがとう。

八月は戦争について語らねばならない季節だとつねづね思ってきました。たとえ戦争を知らない世代でも、短詩系文学にかかわるものとして、八月は戦を題材に詠まねばならないのだといまでも思っています。二度と戦争をおこさぬために。孫子に戦争の悲惨さを伝えるために。
こうやって、戦争の背景や戦後復興の影にあるたくさんのエピソードにふれること。それがわたしたちにできる「戦後を引き継ぐこと」なのだと思うのです。

ほんとにそうですね。
しらないことだらけです。
しばらく終戦特集です。

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