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2010年7月 9日 (金)

口蹄疫対策特別措置法(1)             時限立法での日付の明記

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2010 年 7 月 9 日 口蹄疫対策特別措置法(1)

家畜伝染病予防法の適用だけでは今回の口蹄疫禍への的確な対処ができないことから、口蹄疫対策特別措置法が立法され、施行されました。

この法律は、平成24年3月31日限りで効力を失う時限立法です。 

口蹄疫の脅威は法の失効後も続きますので、それまでの間に家畜伝染病予防法の改正を行って恒久措置とするか、あるいは、失効前に、再度、特別措置法を立法することになります。

口蹄疫対策特別措置法も、他の法律同様、第1条に法の目的が記されています。

第1条 この法律は、平成22年4月以降において発生が確認された口蹄疫に起因して生じた事態に対処するため、口蹄疫のまん延を防止するための措置、口蹄疫に対処するために要する費用の国による負担等、生産者等の経営及び生活の再建等のための措置等の特別の措置について定めるものとする。

家畜伝染病予防法は「家畜の伝染性疾病の発生を予防し、及びまん延を防止することにより、畜産の振興を図ること」を目的としていますが、特別措置法は、蔓延防止と生産者の経営・生活再建に限定した措置が目的です。

第1条に特定の日付が書き込まれることは、特別措置法の場合はよくあります。

たとえばテロ対策特別措置法第1条には「平成13年9月11日」という日付が明記してあります。

口蹄疫対策特別措置法は、最初の発生確認日は平成22年4月20日でしたが、法では「平成22年4月」以降という書きぶりになっています。

今回の口蹄疫禍は、3月31日に採取したサンプルで陽性が確認された事例(第6例目)もありますが、発生の確認はすべて4月20日以降ですので「平成22年4月(20日)以降において発生が確認された口蹄疫に起因して生じた事態」という限定下であっても、すべての事例が本法の対象となります。

10年前の口蹄疫事例に及ばないことを明確にするだけの意図であれば「平成22年4月以降において」は「平成22年以降において」でもいいはずですし、あえて発生時点を明確にする意図があるのであれば、前例に倣い、日付まで明確に記したほうが法律らしい体裁となるのですが、このような表現にした立法意図はよくわかりません。

もし仮に、家畜伝染病予防法の報告義務に違反して隠蔽された4月19日以前の口蹄疫確認事例が発覚したとすれば、その口蹄疫事例に起因して生じた事態はすべて、確認時点が3月以前であれば特別措置法の対象外ということになりますが、それが4月1日以降の事例であれば対象となり得ます。

万が一にもそのような可能性は考えなくてもよいのかもしれませんが、法の解釈のぶれを少なくするためには、日付は明確であるべきでしょう。

(保健医療経営大学『学長のひとりごと』)

コメント

記者「口蹄疫の話に戻りますけれども、出来るだけ早く清浄化することが再開支援につながるというお話でしたけども、その清浄化というのは、ワクチン接種対象の家畜の処分のことを指しておっしゃってるんでしょうか。」
農林水産大臣「それは当然です。」
記者「現在感染が疑われる状況には無いわけですよね。そこをちょっともう少しわかりやすく、なぜその処分をしなければいけないかというのを、聞かせていただきたいんですが。」
大臣「当然もっと早くに処分しておくべきであったし、そういう指示もしていたのですが、ワクチン接種を、特別措置法で今回、同意なくて全てやるということで始めたわけですが、仮にもう一回こういう事態に陥った時に、今回ワクチン接種でそれなりの効果を上げさせていただいたけれども、私は打たないんだ、絶対に、それはもう家族同様に家畜を飼って、牛を飼ってますから、私は打たないんだと。うちの牛は陰性なんだから、将来的になってくると。そうなったら、ワクチン接種する、いわゆる地域を限定して、リングワクチンを打つこということ自体ができなくなっていく。かつて、イギリスにおいても、やっぱりそういう農家の反対があって、あれだけ感染拡大したという話も聞いておりますし、そこはもう、確かにそれなりに私情を考えると、そういう種牛を飼ってきた人たちの心持ちを思うと、その情は、よく私自身もよくわかるんですけれども、やはりここは、きちんと農水省としては、特措法に基づいて、法律に基づいて、きちんとしておかないといけない、というのが私の考えです。」
記者「特措法だとですね、強制殺処分の要件というのは、防疫上やむを得ない必要があるときということだと思いますけども、すいません正確な文言忘れましたが、そのような限定がついていると思いますけれども、今がそのような状況と認められるのかどうか、これは法曹家としてのお考えはいかがでしょうか。」
大臣「防疫上やむを得ない場合で正にあったと、だからこそワクチン接種を勧告し、ワクチン接種勧告(どおり)しないと、殺処分しますよといっているわけですから。それはね。やはり法治国家として特措法に基づいてきちんとしてもらわないと、これから先も、ほんとにいろんな場合に、県が、県には、最初から、私が向こうにいるときから、その話をし、そういう恐れがあるから、今回殺処分の特別措置法を作っていただいたので、県の方はもう少しきちんと、もっと早くに対応すべきであったと、これは、再三、知事さんにも申し上げてきたところです、かなり強硬に申し上げたところです。」
記者「今現在、その牛をですね、殺すことが防疫上、どれだけ必要があるのかという。」
大臣「今現在も、あの地域には、生きたウイルスが、まだ糞尿、敷わら、周囲の敷わらに、かなりのところ、まだ大変な量、蔓延してますし、7月4日にも発生しましたように、発生する可能性は、依然として残ってるわけで、その蓋然性はまだまだ非常にあるとそう考えているところです。」
記者「昨日、篠原副大臣が宮崎に夜中戻られたと思うんですけども、篠原副大臣に対して、また東国原知事に対して、そのワクチン未接種の農家についてどういうご指示を出されたのか。」
大臣「今の話したとおりです。例外は認められないから、きちんと知事に、国としての指示をやっているから、早く殺処分に移ってほしい。」
記者「知事に対しての指示ということでよろしいですか。」
大臣「もう、知事に対しての指示は、もう前からやってる。十分、2週間ほど前になりますが、もっと前からちゃんと話しております。私が帰って来る前も、この件では、随分しっかりと、県の方にも話してきております。」
(他質疑中略)
記者「大臣、繰り返しおっしゃっていることですけど、宮崎でまだ残っている、殺処分対象の民間の種牛の件なんですけども、農家自身は、まだ残して欲しいということと、県知事も何らかの妥協ができないかということを話し合ってらっしゃるようですけれども、これについては、今までのお考えに変化はない。」
大臣「私自身、変化はありませんし、知事にはハッキリと、この前の時にも申し上げて帰ってきたところです。県としては、やっぱり毅然とした対応で、県が第一義的責任ですから、やっていただかないと、畜産県として、これから、もしもまた口蹄疫みたいな騒ぎが起こった時に、「私はワクチン接種を受けない」、「私は受ける」という形では、封じ込めが出来なくなる恐れがある。」
記者「この関係で地元の畜産農家からいろいろ意見を聞いてみると、やはり県の種牛を例外扱いで残したことが、こういった声がずうっと残っている原因じゃないかと、その県の種牛の例外を認めた判断というのは、今の時点で、どういうふうにお考えでしょうか。」
大臣「県の種牛残る時は、赤松大臣が判断したんですが、あのときは三つの条件を付けたと私は、記憶しております。いわゆる住民全員の同意を得ること、本当に陰性であること、いわゆる口蹄疫の恐れが全くないこと、で、もう一つ何か条件をつけた、今ちょっと記憶にないんですが。」
記者「ただ、その住民全員の同意ってところは、キチッと取れてるんですか。」
大臣「取れてなかったんじゃないかという気がしないでもありません。」
記者「そうすると、今度の民間の種牛の問題と併せて、宮崎県が残した種牛の扱いを再検討することも、考えられるんですか。」
大臣「あの種牛については、赤松大臣の時代に既に。」
記者「赤松大臣と一緒に政務三役が議論して決められたわけですよね。」
大臣「(赤松)大臣の時に決めたことなんで、それはもうそれで、行かざるを得ないと思っております。」
記者「でも、そのとき山田さんは、現地の本部長ですよ。」
大臣「違います。まだ、行ってませんでした。」
記者「例えば、その今、種牛として比較していくと、その県の種牛というのは、県と農協が独占的に扱う。民間の種牛は、県も農協も扱わない。お米の問題と比較して、私、考えたんですが、米の生産調整に応じるかどうかは、農家の個人の判断なんだと、そういう政策をとっておられて、種牛の利用に関しては、県と農協が推奨するものを残していく。なんか矛盾しているような感じがしているんですが、いかがですか。」
大臣そういうわけではありませんで、当時は、まだ特別措置法が出来てないときです、ワクチン接種はない、当時、県の種牛を残してると。それで今は、いわゆる特別措置法が出来て、ワクチン接種で封じ込めを図っているわけです。事情は違うと思っておりますが。」
記者「県の種牛は、家伝法でも法律違反じゃなかったんですか。」
大臣「当時、赤松大臣は、三つの条件を付けて特例を認めているわけで。」
記者「改めてお伺いします。この三つの条件は、県の場合は満たされているんですか。」
大臣「当時は、赤松大臣としては、満たしているという形でやられたと思っております。」
記者「それは、政務三役も了解のもとで、条件は満たされているという判断を農林省として下されたということですか。」
大臣「当時、政務三役では協議しておりません。」
記者「これは、赤松大臣の独断ということですか。」
大臣独断ではありません。大臣としての決断です。」
記者今回、民間の種牛に関しては、そういう条件を検討してみることは、一切考えられないと。」
大臣私としては、今のところ、検討する気はありません。もう、特措法は出来ております。状況は違います。」
記者「その点に関してなんですけれども、今大臣がおっしゃってるのは、次に起きた時に、これでは示しがつかいないというか、ワクチン接種が効果を持たなくなると、そういう議論かと思うんですけれども、特措法が定めている殺処分の要件に、今該当するのかどうかというのはいかがでしょう。」
大臣「今でもあの地域には、まだ糞尿、敷わらにかなりの量のウイルスが生きたまま残されていて、いつなんどき感染するかわからない、人の手、或いはそういうものを通して、そういう、非常に蓋然性の高いところにあると、そういう認識のもとです。」
記者「今でも、緊急のやむを得ない必要があるというふうに。」
大臣「そう、そう思っております。」
記者なるほど。それは、県の種牛が保管されている場所に関しては、そういった危険は一切無いと。」
大臣県の種牛のある場所については、既に清浄化して、周りには、そういうウイルスのいる糞尿とか云々がウジョウジョしているような状況ではないと思っております。」
記者「先ほどからおっしゃっている、赤松大臣の判断ていうのは、後任の大臣として、今の時点でどういうふうに評価される。」
大臣「それは、コメント避けます。」
記者「今後、大臣、農家に対して、拒否農家に対する、手続き的なことはどのように行っていかれるのでしょうか。」
大臣「勧告書は知事さんが渡したということですから、あとは、粛々と、まずは、本当に説得していただくしかないと思っていますが、家畜を飼っている皆の辛さっていうのは良くわかりますし、で、その上で、本当にここは、皆さんが協力したんだから、一人だけ例外っていうんじゃなく、みんな泣く思いで協力して、殺処分せざるを得なかったんですから、そこは、そういう思いになっていただかないと。知事もそこはよく分かってもらわないと、ほんとに、こういう国家的な危機管理の時のいわゆる封じ込めというものに対する危機意識が、県に足りないんじゃないかという気はいたしております。」
(6日の閣議後記者会見)
    ↓

http://www.maff.go.jp/j/douga/100706.html

上記問答集のなかにでてきた新語解説「リングワクチン」;
リングワクチン(発生地域を輪(リング)で囲むような形で口蹄疫ワクチンを接種する)※引用元は有限会社豊浦獣医科クリニックさんです。
http://www.s-tvc.co.jp/index.html、ありがとうございました。

大臣発言の中に、県の種牛の周辺(西都市)は清浄だが民間の種牛(高鍋町)の周辺にはウィルスが残っているので緊急だ、みたいな理屈がありました。
客観的事項は次の通りです。
高鍋町での最後の事例は、279例目の6月8日報告のもので、防疫措置は6月23日に完了しています。
西都市では、その後も、283例目(6月10日報告、12日防疫措置完了)、287例目(6月11日報告、25日関連農場防疫措置完了)、289例目(6月13日報告、14日防疫措置完了)と、3例も発生しています。

心をきめている大臣に、あの手この手の質問をあびせかけ、決意を何とかゆすぶろうとする記者。
この記者には、橋爪章学長が紹介された法規の文言の内容が十分わかっていて、大臣の決意と法律のことばとのあいだには、まだまだたくさんの隙間があるのが、見えているからだと思います。

たとえば、元官僚さんの指摘のほかに、かささぎにもあげられる矛盾は、清浄とはなにをもっていうことができるのだろうか。はい、もうウイルスはどこにもいませんよ。清浄であることを宣言します、というのをもって清浄とするみたいなところがありますが、本来ならば、野生の偶蹄類にも感染が広がった最悪の場合を仮定した上で考えるべきであり、そうやすやすとは問屋がおろさないでありましょう。感染源がなんだったかさえ、はっきりしているとは言いがたいのに。
国はこないだどういう中間発表をしているかといえば、おそらく感染源は人、車などに付着したウイルスであろう。といっただけです。そういう子供みたいに単純なことで満足できるとお思いですか。
あなたがたは、さいしょからなにかを隠しているのではないか。それをちゃんとわたしたちの前にさしだしてください。きちんと「これはこういうことだったのですが、それを公表すると日本経済は大打撃をこうむり、また、与党である民主党の、あるいは野党である公明党の、あるいは大宗教団体の影響が強くおよんでいることがわかる法曹界の、ひいては政治のはたまたマスコミの、大混乱を招くから、黙殺することにしました。」とでも言ってくださったら、どれほどすっきりと片付くことでしょうか。
きのう見たネット動画では、一切情報を封殺しているにもかかわらず、あぐら牧場の事情が、というより、こうていえきをめぐる真実の報道をめざそうとした動画により、畜産家たちの座談会から浮かび上がる感染源と感染ルートとは、おもてむきに報道されたものとはまったくちがいました。そして、きくところによれば、内密に国は、そのうわさ通りあぐらの全国にひろがる牧場をみな見て回って調べたようだ、という。
うわさはネットですでに広がっていますし、もしそれが本当なら、当然国のやっていることには深い「?」がつきまといます。ただすべきは、そのような姿勢です。
最初からなにか大きなものをを隠しながら、国にしたがえ、種牛をころせ。では、だれが従いましょうか。
まるで社会主義国みたいな言論統制と、大量虐殺です。
わたしたちは、正気だろうか?
この世界は、正気だろうか。
         

明日から学長ブログは特別措置法の解説だそうです。
法案を国会に提出する時、誰かが法の文案を作成するのですが、その作業は素人政治家にできるようなものではありません。
法案作りに手馴れた誰か(官僚?)が、政治家に指示されて文案を作成したはずですが、ひょっとすると、良心が疼きながら不本意な作業をさせられていたのかもしれません。
学長がそういう立場だったら、ひそかに、文章中にいろんな仕掛けを仕組むかもしれない、と言ってました。被爆者援護法に「核兵器廃絶」を仕組んだみたいに。
特別措置法に何か仕組まれていないか、そういう視点での解説が楽しみです。

りょうしんがうずく?ほんなこて?

記者さん、どうも有難うございます。大変参考になりました。山田大臣は赤松大臣に僅かならず責任を押し付けてるのでは!ワクチン接種住民ですが同意なんて末端まできてませんよ!1市5町の部会長に無理押しに「他の町も了解得てる」のでTELで回答しざるを得なかったと本人より直接耳にして唖然としました!これって通用するならなんでもありですよね。話変わりますが、実際県有エース6頭が移動は急遽決まり13,14日で移動?内部告発によると2日前から検定牛には症状ありのこと!親友ってだいじだ!!県畜産課、家畜改良事業団、畜産連合組合、JA全てが談合の県が「今までの事何も知らない知事」がかわいそうで!話変なほうにすむません。記者さん有難うございました。今NHKのニュースで三共牧場さんが知事と会談で県に種牛譲渡でも良いとの!しかし大臣は難しいよね!民主もだめだね。

ごん太さん。貴重なご一報、ありがとうございます。
コメントがプロフェッショナルすぎて、はしょって(端折って)あるから、かささぎあたまをぐるぐるめぐらせても、その微妙なニュアンスまではわからないのがくやしいです。でもだいたいはわかりました。ありがとうございました。
これほど大きな災害になると、被災者の意見をまとめるのは至難のわざである。ということがよくみえます。これを一つにまとめて、なおかつ法規を杓子定規にあてがわず、臨機応変に生かせるべきは生かし、あしたへの芽を残す。現場も政治家も行政も国民も総力をあげてそれを支援する・・・。
>内部告発によると2日前から検定牛には症状ありのこと
だから、移動するのですね。その胸中お察しいたします。くるしい、つらい、たたかいですね。がんばってください。一頭でも多くの種牛がのこりますように。こうなったら、だれの種牛でもありませんから。

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コメント

>確認時点が3月以前であれば特別措置法の対象外ということに

もし旬刊宮崎の報道が真実なら、すべての事態が3月以前の口蹄疫に起因していることになるので、すべてが特別措置法の対象外、余計な税金を使わずにすみます。
損失補填は民事レベルで。

グエッ (かささぎ語で「んだ」)ヽ(´▽`)/

日に二回もたちあげバイオス。
朝一回。昼一回。
嫌がらせはやめてください(*^ー゚)bグッジョブ!!、
まちごうた、こっちだψ(`∇´)ψ

口蹄疫対策特別措置法の国会審議実況
平成22年5月26日午後3時1分
衆議院農林水産委員会
○赤松国務大臣「(特別措置法の必要性について)これは与野党間で協議をされているということで、その協議の最中で、まだ結論はどうなったかも聞いていませんので、そういう段階で、ここは必要だ、ここは必要じゃないとかいうのはいささか問題があるんじゃないかと思います。しっかりと委員の皆さん方が、今の制度、法律の中ではここが足りないんだ、ここを補強しなきゃだめなんだということを議論していただくことは大変ありがたいことだと思っておりますし、その中身が合意のもとにもし出されるということであれば、それは決して否定するものでもない。むしろ、私どもがそれでよりやりやすくなれば、歓迎すべきことだというふうに思っております。」

この直後、休憩に入り、午後7時40分に再開。
○筒井委員長「休憩前に引き続き会議を開きます。この際、口蹄疫対策特別措置法案起草の件について議事を進めます。本件につきましては、理事会等において協議いたしました結果、お手元に配付いたしておりますとおりの起草案を得ました。」
○筒井委員長「起立総員。よって、本案は委員会提出の法律案とするに決定いたしました。なお、ただいま決定いたしました法律案の提出手続等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。」

(休憩直前に、担当大臣は、与野党間協議の結論も聞いていない、しっかり議論を、という認識でしたが、休憩直後には委員会に法案が提出され、何の議論もなく成立しています。たった4時間そこらの休憩時間に内容が吟味できたのでしょうか。)

翌々日、5月28日午前9時1分
参議院農林水産委員会
[法案の趣旨説明]
○小川委員長「以上で本案の趣旨説明の聴取は終わりました。これより質疑に入ります。」「別に御発言もないようですから、これより討論に入ります。」
「別に御意見もないようですから、これより直ちに採決に入ります。口蹄疫対策特別措置法案に賛成の方の挙手を願います。」
[賛成者挙手]

これだけです。

元官僚様はこの議事録だけで、水面下に何が行われたか、おおよその見当がつかれるわけですね。
ご立腹なさるのもうなづけます。
種牛の処分に関しても、いったりきたりで、お上の立場で処分したい側と民意を重んじ助けたい側との駆け引きが毎日報じられています。
おや、「民意を重んじる」と言っていた政党の方が大臣ですよね。記憶違いかしら。

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