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2010年5月18日 (火)

口蹄疫の正しい知識(3)

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2010 年 5 月 18 日 口蹄疫の正しい知識(3)

(1)口蹄疫の診断について

国際獣疫事務局OIE(別名 Animal WHO)は、口蹄疫を国際的に最も監視が必要な家畜伝染病のひとつと位置づけています。

材料の採取、輸送、検査手法はOIEによってマニュアル化されており、各国が検疫検査に使用する診断手法は統一されています。

口蹄疫の診断は各国とも国家レベルで実施することになっています。

日本における口蹄疫の診断も、OIEのマニュアルに準拠して実施されます。

家畜の所有者、獣医師等が口蹄疫を疑う異常畜を発見したときには家畜保健衛生所に通報します。

家畜保健衛生所は、異常畜が複数である場合は、至急、農林水産省へ通報し、農林水産省の指示下で厳密に診断確定への手順を急ぐとともに、防疫に着手します。

自治体が独自に口蹄疫の診断を確定するということはありません。

(2)口蹄疫の防疫について

確実な診断が得られるまでの間は、すべての動物の係留・隔離、排水口閉鎖、出入り制限、物品搬出制限、消毒を徹底します。

口蹄疫の診断が確定したら、次の家畜を殺処分します。

複数の畜種で発生があった場合には、豚の殺処分を優先します。

     患畜

     患畜と同じ農場において飼養されている偶蹄類の家畜の全部

     患畜の飼養管理者が同一に管理している他の農場において飼養されている偶蹄類の家畜の全部

     患畜と接触した獣医師、人工授精師、削蹄師等が診断確定までに接触した他の偶蹄類の家畜

     診断確定から過去7日以内に患畜と接触したことが明らかな偶蹄類の家畜

発生地周辺の通行制限を行います。

発生地から一定範囲(範囲は農林水産省と協議)内の偶蹄類家畜その他病原体を運ぶ可能性のある物の移動を禁止します。

(3)患畜以外の家畜の殺処分をしないとどうなるか

ウイルスの伝播力が強いため、患畜以外への感染は必至で、数日で多数の患畜が生まれます。

幼畜の約半数は死亡し、死亡に至らなくても発育障害、運動障害、泌乳障害などによって生産性が落ちます。

成畜の致死率は低いのですが、運動障害と採食困難で生産性が落ち、廃用となるものが多くなります。

発症せずに免疫を獲得した家畜は長期間持続感染(キャリア化)することがあり、口蹄疫の脅威が常在します。

(保健医療経営大学『学長のひとりごと』)

筆者一言紹介:橋爪章

みやま市瀬高町にある保健医療経営大学学長。

コメント編集。時系列恣意。

今朝、新聞の一面を大きく占めていましたね、宮崎の口てい疫のことが。「疲れた。農家に絶望感」というタイトルのついた「川南町ルポ」です。殺戮処分せざるをえない家畜への思いがルポされていて、読んでいて、思わずなみだがでました。

早く終息させるために、わたしたちはどうしたらいいのか、国や県の方針が聞きたいのだという関係者のことばがこころにひびきます。

うん。口蹄疫がどんなに恐ろしいものか、やっと少しずつみえてきたね。
西日本新聞。やっと大きくとりあげましたね。

「子豚が吸い付くと、周りの水泡がつぶれて乳房が黒く染まる。痛いはずだが、それでも母親は、つめがはがれた足で立とうとし、乳を飲ませようとするー。」
ひともぶたもいっしょだと思った。
種牛の施設が罹患してしまった。
ということはどういう意味をもたらすんだろう?
と、一面の報告記事をみて思ってたら、三面のフォーカスで補足してあった。
全国の和牛産地に影響 次代の種牛多数失う
再育成には最低でも七年
(ああ七年というのはそういう意味だったのか。)

ところで。
乙四郎先生のグラフをみて、○と◎の数が日増しに増えていき、それから一転して◎の数は減少する。しかし○の数はまだ増えている。
なぜだろう。この大きなずれは。ぶきみではないか。○が減らなければならないと思うのに、増えてるままでなぜ◎だけが減ってるのだろう。
これが、二次感染、三次感染しているってことなのかな。

今朝、各紙一斉にトップ扱い。
NHKでも。
昼、首相は口蹄疫被害対応に1000億円投入を指示。
夕、首相が「口蹄疫防疫対策本部」を開催。
宮崎県庁内にも農林水産省副大臣や首相補佐官が常駐して陣頭指揮を執る政府対策チームを設置。
今日はじめて宮崎のことを知った多くの国民は、政府対応の迅速さを賞賛することでしょう。
この国の報道は死んだと思う。

ずうっとそうだったのかもしれない。戦時中からずっと。
国民が知らないだけで。
あっち側に回った事など一度もないからわからん。
乙四郎がひいてくれた韓国の対処例の立派さ。
ひきかえ、日を追うごとに症例が増えていき、終息のめどすらたたないわが国の罹患報告グラフをみていると、日本の与党政府が馬鹿で、なーんもしてこなかった、ただ選挙のええっかっこしいの体面を繕うことのみに必死で、国民を見捨てた。っていうのがよくわかります。あんたら、どっちを向いてるって、大声で怒鳴りたい。
それを勘案するだけでも、韓国はさるブログがひいたような下劣なことはやらない国だと信じる。

昨日まで、農林水産省のホームページの口蹄疫情報のコーナー中、『2000年(平成12年)の我が国における発生の経緯及び対応』が工事中でしたが、本日、やっと内容が書き込まれました。
3月25日の「疑似患畜」診断日を起点に、時系列に移動制限や殺処分の実施状況が書かれていました。この資料から政府対応(初動)は読み取れませんので、残念ながら今回の政府対応との比較はできません。
かくなる上は、自分で要約するしかない。
当時の農林水産省のプレスリリースから、政府対応を抜き出してみました。

3月12日宮崎市の獣医師が口蹄疫を疑う。
3月21日農林水産省へ通報。農林水産省は動物の隔離、施設の消毒等の措置の実施と農林水産省家畜衛生試験場への病性鑑定材料送付を指示。
3月22日家畜衛生試験場で検査(ELISA検査及びCF検査)結果は陰性。
3月23日PCR検査の結果ではウイルスの存在を完全に否定できず。
3月24日血清検査で口蹄疫ウイルスの抗体を検出。国の専門家を現地に派遣して、再度検査材料を採取。
3月25日再度実施したPCR検査でもウイルスは確認されず。しかし血清検査結果から「口蹄疫」の疑似患畜と診断。口蹄疫防疫対策本部の設置。疑似患畜発生農場の半径50mの地域の通行遮断、半径20kmの地域(12市町村)の移動制限、半径50kmの地域(20市町村)の搬出制限を実施。
3月26日疑似患畜の殺処分。
4月1日立入検査で3月28に採血した周辺農場の牛(臨床的な異常なし)に口蹄疫ウイルスの抗体を検出。
4月2日再度立入検査。血清検査を実施。
4月3日9頭中6頭に抗体。「疑似患畜」と診断。
4月4日殺処分。
4月9日立入検査で3月29日に採血した牛に抗体。「疑似患畜」と診断。
4月10日殺処分。
4月23日半径50kmの搬出制限地域の解除、半径20kmの移動制限地域を半径10kmの地域に変更。
5月2日移動制限地域をすべて解除。

昨夕の首相発言。
「したがって、風評の被害というもの以上に、正確に県民の皆さん方、あるいは国民の皆さん方に、事実を知っていただくということが、より重要だと判断をいたしました。」
ある意味、すごくわかりやすい人でもある。
この発言の深層心理は
「これまでは事実を知っていただかないことが重要だと判断していました」
ですね。
心理学の初歩。

2005年12月の冬至からはじめたかささぎの旗、累計アクセス数が三十万件をきろくしました。
記念すべき三十万件目をマークしておこうと思っていたのに、こうていえきでわすれていました。
目下お昼12時40分現在306014。
この数字には自分のアクセスも含みますが携帯端末は含みません。
みなさま、ほんとにありがとうございます。
竹橋乙四郎先生、ありがとうございます。

一般的なキーワードで検索しても上位に来ますね。
情報が一人歩きしても恐ろしいので、正確で客観的な情報を提供できるよう心がけます。

 もう隠しきれない、60000頭の殺処分。報道されない事実、口蹄疫は3月に発生していたのだ。発生原因は3月だ。安○楽牧場がチーズを作る目的で水牛を輸入した。この水牛が感染源だ。

 3月 川南町の安○楽第七牧場で口蹄疫発症、これが報道されない真の一例目。安○楽牧場は隠蔽し、感染した水牛を預託農家のあるえびの市に移動。
 
 今回の口蹄疫発症源とされる安○楽第七牧場前。(5月7日)

 牧場内は立ち入り禁止、牧場前道路は石灰がまかれている。画像でも牛舎に牛が1頭もいないのが確認できる。県の対策本部が薬殺処分要員のために設置した仮設テントが右奥に見える。安○楽第七牧場のカンバンは撤去されている。

 http://www.gekiura.com/~press/agura7.jpg

4月 安○楽牧場がうつした牧場付近で口蹄疫発症。牧場主が届け出て一例目として報道される。(しかし先に安○楽牧場で発症しているので本当は二例目)その後、熊本、鹿児島との県境の霧島で再び感染確認、霧島では豚の感染確認。そして豚2例目の口蹄疫を出した木○農場(林田商事)ではハエが大量発生、感染が拡大した。

 安○楽牧場は派手な広告でも有名だが、投資家から資金を集めて牧場経営、その利益を出資者に分配するシステムで成功した。余談だが、「和牛商法」として類似の資金集め詐欺が社会問題になったこともある。また和牛商法の被害が問題となった牧場の中で唯一破綻せず、生き残っているのは安○楽牧場だけ。

  このような経営方法から、たとえ国から補償金が出ても投資家から出資されている金の絡みもあり大損になる。取り付け騒ぎも起るだろう。

 致命傷となる口蹄疫が牧場から出た場合、何とかして発生源になることは公表したくないし、宮崎から牛を移動させたいのだろう。そして安○楽牧場の投資家・・ある宗教団体が絡む政党が大スポンサーになっているという噂が以前からささやかれている。そして小沢も・・。

 そして安○楽牧場からは(公式HPでも)口蹄疫に関するコメントは一切ない。かなりの数の被害が出ているのに一切現状報告がないのはこういう理由だからだ。

 口蹄疫は国際法定伝染病なのに、安○楽牧場は口蹄疫を発症していないが感染している可能性のある牛と知りながら隠匿、牛を移動、 各地に口蹄疫ウイルスを拡散させ病気を万延させた・・。

 未だに毎日CMを流し、オンラインショップではセール中。

 http://hiyo.jp/B8

 しかし会社のIRは放置。

 皮肉にも今回の口蹄疫騒動で実際に牛を飼育し、牧場があり「詐欺」ではなかったことがはっきりした。しかし「畜産業」ではなかった牧場の対応、マズイどころではすまされないのではないだろうか。

 そして・・ 赤松大臣は現地視察しないという。

---------------------------------------

 上記が、以前私が書き込んだ裏の情報源です。乙四郎先生が指摘されているように、ネット世界の情報は正確ではありませんが、一般的な情報だけを一方的に流されているのも何だかなと感じます。

 それぞれの情報を自分なりに咀嚼し、しっかりとした物の見方を身に付けたいものです。

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コメント

匿名希望のお方、かささぎの旗、臥してお礼を申し上げます。
火のないところに煙はたたない。
にしても、創価学会。またですか。
できるなら避けて通りたいんだが。
乙の骨を一つもらったものだから。
しかたない運命なのかもしれない。

今日のまなび、よくわかりました。
抗体をもつ牛は潜在的なキャリアとなる。と。
この『一言の非情さ』。
つけてくださった、10年前のこうてい疫事件の場合の、速やかで見事な処理の一部始終を簡潔にまとめられた記事をよみました。それをよんでいるうち、ぎょ。
抗体をもっても良い牛とはみなされず、なんと殺処分ではないですか。あまりにも無慈悲な。だけど、潜在的なキャリアになるのであれば・・・。
これだけ、被害がひろがると、潜在的なキャリアがたくさんいて、検査すらおぼつかない、まかせないのではなかろうか。かささぎみたいな素人あたまでもおもいつく。
今政府がやるべきことは、国家非常事態宣言をして、日本中から獣医と検査技師を集め、現地に派遣し、やるべきことを済ませることなんではないでしょうか。そのためにまずやるべきは、隠蔽をやめ真実を白日のもとにさらし、患部をあらわにすることだ。
かささぎ、2チャンネルとか、激震ネットとか、あんまりつながりたくなかった。しんぞうによくない。ういるすもおおいし。このさきがおもいやられる。
最後はぼやきでした。

今日の報道。
読売新聞:宮崎県が口蹄疫発生見逃し
(記事要約)
県家畜保健衛生所に「水牛が発熱している。牛乳の出も悪い」という連絡(3月31日)。
口蹄疫の可能性を疑うことなく、通常の風邪の検査。
口の中がただれた牛が1頭見つかった(4月9日)。
20日に「最初の感染事例」として発表。
最初の水牛についても22日に血液の遺伝子検査を行った結果、ようやく23日に口蹄疫の感染疑いが判明したが、この時点で既に5例の感染(疑い含む)が発覚していた。
口蹄疫の検査結果は通常、1日か2日で判明するため、もし3月末の段階で実施していれば4月初旬には拡散防止対策がとれたとみられる。
口蹄疫に詳しい後藤義孝・宮崎大教授(家畜微生物学)は「県が3月の時点で徹底した消毒などの対策を取っていれば、ここまで感染は広がっていなかった可能性がある」と指摘している。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
毎日新聞:3月には感染 被害1市4町に 初動遅れに不満
(記事前半要約)
口内がただれた牛1頭が見つかった(4月9日)。
県は獣医を派遣したが、症状は軽く、他に症状のある牛もいなかったことから、口蹄疫とは考えにくいとして「経過観察」とされた。
他の牛にも症状が出始めた(16日)。
検査の結果、経過観察していた牛を1例目と確認。
農水省職員は「1例だけで、見抜けなくても仕方なかった」と同情するが、対策がとられないまま10日以上が経過し、初期の封じ込めに失敗した。
別の農場で3月、水牛に風邪のような症状が出た。
農場側は風邪と判断したが、検体を採取して保存。
口蹄疫が問題化した4月になって分析したところ、陽性と判明し、6例目の感染確認例となった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎県の初動に問題なしとはいえないかもしれませんが、宮崎県が「見逃し」たのが決定的な問題だとする読売新聞の報道姿勢には問題があると思います。
宮崎県は、検体を保存したり、しっかり経過を観察したりと、決して「見逃し」の対応ではありません。
2000年の時も、宮崎市の獣医師が口蹄疫を疑ったのは3月12日で農林水産省への通報は21日でしたので、疑ってから初動まで9日間を要しています。
報道機関には、むしろ通報を受けた後の国の対応を検証すべきだと思います。

15日、民主党公認で岐阜から出馬予定の現職の後援会事務所開きが岐阜市で行われ、赤松農水相が応援に駆け付けたのだそうです。
こんな時に・・・
あなたの給料は国民の税金です。
返せ!

30万アクセス突破とのこと。
想像を絶するすごい数ですが、
アクセス3回につき1頭の牛・豚の殺処分と換算すると、これまた想像を絶しますね。

火曜日 母様と叔母一人連れ院に来てます
雨降って来ました
今朝はゲゲゲ見ずに鳥越さんの出られるニュースを見た
一応ぼかしながらも報じてた
しかし

10年前との比較の労作がありました。
   ↓

これも秀逸
   ↓

今日テレビをつけたら、赤松農水相が、わたしはわるくない。といっておられた。(!)
未曾有の非常事態に、そのトップがいうべきことばだろうか。すべて私の不徳のいたすところです。核なる上は宮崎へ飛んで陣頭指揮をとり、終息まで帰りません。と土下座してわびるのが筋なのに、そうはしないでよくもこんなせりふがいえたものです。(副農水相がそうなさるとか)
発症後一ヶ月、まんべんなくウイルスがいきわたった時点での対策本部立ち上げ。どう責任をとられるのでしょう。あのどろんとした首相の目をみていると、薄気味わるさしかうかばない。鵺みたい。

朝のニュースではイギリスでの例をひいて、イギリスでは過去すごい痛い目にあったおかげで、二度目のこうていえき騒動では、首相自ら休みを切り上げて陣頭指揮、そのおかげで早めに終息した。と伝えていた。初動の遅れを指摘して、しかし、政権をきびしく難詰しないで次の話題へささっと移るのです。どうもなにかへん。鳥越俊太郎さんもなにもいわない。ちからがはいっていない。みな、遠い世界のできごとを扱う人たちの手つき、口ぶりでした。

宮崎県の初動に全責任を押し付ける報道姿勢が露骨です。
テレビインタビューで、宮崎県が最初の疑畜を経過観察にして何日も生かしていたからだ、と言い切ったお偉いさんがいて、それを結論みたいにして次のニュースへ。

全国の畜産家の皆さーん、これからは、牛や豚がちょっとでも熱を出したり下痢をしたりしたら、直ちに殺さないと責任がなすりつけられますよー。

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