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2010年5月14日 (金)

マスコミ各社の口蹄疫報道比較  

農機具屋さんの前で

(農機具やさんの前で信号待ち。実演用の文字が、いわせません。)

橋爪章先生のコメント集、ここに。誰かがしなければいけない仕事。

口蹄疫の問題はともかくとして、報道規制に報道機関が抵抗していないことの危険性が問題です。
報道規制が本当に行われたか否かについては、総務大臣がツイッターで暴露されているほか、宮崎の衆議院議員(民主/比例)の質問者への回答メール(Yahoo掲示板)に
「赤松大臣の動きと国の対応が鈍いとの御指摘ですが、赤松大臣は連休中メキシコ、キューバ、コロンビアとの農業交渉に行かれていましたが、それについても口蹄疫問題をほってバカンスに行ったと噂を流している人がいるのも事実です。マスコミにも事の重大さから必要以上に騒がないように当初よりお願いしています。」
とありますので、どうやら事実のようです。新聞・テレビで宮崎の惨状が流れないのはこのためです。
昨日配信の J-CASTニュース
「宮崎県で猛威を奮っている家畜病・口蹄疫を巡って、ネットで大騒ぎが続いている。赤松広隆農水相の対応を批判する動画にコメントが殺到したほか、ブログで呼びかけた募金活動に800万円が集まった。政府の対応が遅れているのではないか、という指摘がネットには強く、書き込みも絶えない。」
ネットで大騒ぎ、とありますが、本来、報道機関が大騒ぎすべきことでしょう。もはや、日本の報道機関に報道機関としての役割を求めてはいけません。
しかし、だからといってネット報道を信じていいかというと、たとえば「Yahoo!ニュース」でも、トピックスランキングに口蹄疫問題が掲載されないなど、不自然な情報操作の懸念があります。
赤松大臣に関するWikipediaページでは編集合戦。(「大臣が迅速に対応した」という記述がなされ、後にそれが改められた。)
情報を隠すことのほうが風評被害を防げるのか、正確な情報を迅速に伝えるほうが風評被害を防げるのか、そういうことすら理解していない人たちが情報中枢に居るようです。
なお、普天間問題の時しばしば引用させていただいた「毎日新聞」には、まだ報道機関としてのプライドが残っているように感じます。
どの社も口蹄疫問題についての論評を避けている中、昨日、社説でぴしっと主張しています。
   ↓
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100513k0000m070103000c.html?inb=yt

頑張れ、○○新聞!
yahoo!ニュース<口蹄疫>一覧で各社の姿勢が見えてきます。
政府発表記事しか流さないところとそうでないところと。
(13日)
殺処分埋設に16ヘクタール必要…農水省(毎日新聞)
口蹄疫問題にネットの怒り 募金活動に800万円集まる(J-CASTニュース)
感染予防へ 県が消毒を義務化 /鳥取(毎日新聞)
消毒地点など、知事が視察 /鹿児島(毎日新聞)
発生農家の金利負担し経営支援--JA宮崎中央会 /宮崎(毎日新聞)
生活資金融資など、畜産農家支援に2億円--県、補正第2弾 /宮崎(毎日新聞)
GW:主要観光・行楽地に94万2100人--県警まとめ /宮崎(毎日新聞)
(12日)
宮崎の口蹄疫、牛や豚の殺処分7万7千頭(産経新聞)
口蹄疫問題でネット炎上 赤松農水相を批判(産経新聞)
JA県中央会、支援策を発表 飼料無償配布など /鹿児島(毎日新聞)
県、6億5700万円を補正 感染防止対策や農家の経営支援 /鹿児島(毎日新聞)
知事が川南町を視察/農家の生活費支援、予算計上へ /宮崎(毎日新聞)
宮崎県の要請に、獣医2人を派遣 感染拡大で /佐賀(毎日新聞)
農and食:口蹄疫感染、県内は未確認 イベント中止も 防疫強化を維持 /岩手(毎日新聞)
畜産農家の加入急増 口蹄疫で家畜防疫互助基金(琉球新報)
(11日)
畜産農家への独自支援要望--県に阿蘇市長 /熊本(毎日新聞)
県が対策本部設置 宮崎で続発、危機意識の共有へ /熊本(毎日新聞)
農相来県、農家へ配慮 「安心して再建を」 /宮崎(毎日新聞)
感染防止を 県が畜産農家に消毒薬配布へ /愛媛(毎日新聞)
曽於市が農家に見舞金 子牛競り市の延期受け /鹿児島(毎日新聞)
県、消毒を全車両に拡大へ 感染対策、長期戦の様相 /鹿児島(毎日新聞)
現行のまん延防止策徹底を=口蹄疫で赤松農水相(時事通信)
宮崎県、処分の家畜を全額補償 口蹄疫拡大で(フジサンケイ ビジネスアイ)
口蹄疫防止に全力を 愛媛県庁で対策会議(産経新聞)
口蹄疫、新たに11農家で疑い例…牛豚23頭(読売新聞)
(10日)
宮崎の口蹄疫で殺処分の家畜、国が全額補償(読売新聞)
「全額面倒を見る」=口蹄疫での補償で-赤松農水相(時事通信)
口蹄疫で処分6万匹超…東国原知事、農水相に支援拡充要請(産経新聞)
農相が宮崎入り(毎日新聞)
(9日)
「予防に消毒徹底を」 口蹄疫で農家に呼び掛け(琉球新報)
(8日)
北部と豊肥市場、全農がせり中止 宮崎の感染受け /大分(毎日新聞)
消毒ポイント8カ所に 宮崎での発生拡大受け /熊本(毎日新聞)
牛代金 農家に前払い JAおきなわ、口蹄疫で支援策(琉球新報)
口蹄疫対策 宮崎県知事「政府は後手後手」 支援拡充を要望(産経新聞)
宮崎で36~43例目(毎日新聞)
殺処分の家畜6万頭超す=宮崎の口蹄疫(時事通信)
(7日)
口蹄疫猛威4.5万頭を殺処分 「なぜ宮崎が」と悲鳴(J-CASTニュース)
九州知事会、国に防疫対策要望 /宮崎(毎日新聞)
殺処分補助員を募集 感染拡大を受け--県が対策会議 /宮崎(毎日新聞)
口蹄疫で農家・自治体支援の徹底を要請 官房長官、関係閣僚に(産経新聞)
対策を関係閣僚に要請 平野官房長官(毎日新聞)
宮崎の2市町で新たに確認 35例目(毎日新聞)
(6日)
人、車両での伝播の可能性示す…専門家委の委員長(毎日新聞)
新たに4例 宮崎(毎日新聞)
(5日)
口蹄疫 感染疑い計19カ所に 難しい経路特定、風評防止に全力 (産経新聞)
(4日)
県内4家畜市場が5、6月競り延期 /長崎(毎日新聞)
(3日)
疑い16、17例目 宮崎(毎日新聞)
宮崎で発生 肝属の対策協、国道2カ所で畜産関係の車を消毒 /鹿児島(毎日新聞)
支局長からの手紙:牛肉を食す /宮崎(毎日新聞)

口蹄疫:宮崎の感染で道内畜産関係者、神経とがらせ「ウイルス侵入防止を」 /北海道(毎日新聞)
(2日)
1例目ウイルスはアジア地域と近縁 農水省が確認(毎日新聞)
畜産フェア:県産畜産物の「安心・安全」PR--鹿児島 /鹿児島(毎日新聞)
GW:五月晴れ 行楽地ににぎわい 日南/宮崎/高千穂 /宮崎(毎日新聞)
宮崎県、口蹄疫で陸自派遣要請(産経新聞)
(1日)
豚に感染の疑い、13例目 宮崎(毎日新聞)
JA都城総代会:口蹄疫影響 畜産地帯、緊迫の「空席」 書面で議決 /宮崎(毎日新聞)
市場延期、県が緊急融資 無利子で最大500万円 /大分(毎日新聞)
県内の家畜異常なし 宮崎・感染を受け、県が調査終了 /山口(毎日新聞)

本日、やっと日経が「口蹄疫の封じ込めに全力を」という社説を出しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今回の流行では、最初の疑い例が4月9日に農家から宮崎県に報告されたのに、県が確認するまで10日以上かかった。その間に感染が広がった可能性が大きく、県の対応が後手に回ったことは否めない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
また、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
赤松広隆農相は、家畜を処分した農家への補償金について全額を国が負担する意向を表明した。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
だって。
やっぱりマスコミ関係者のリークは本当だったのかも。

日経社説にはこんなくだりもありました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
国内でも00年に北海道と宮崎県で流行し、740頭が処分された。今回のウイルスは前回より感染力が強いとされ、人や車に付着して運ばれる可能性もある。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今回のウィルスは前回より感染力が強いというのは初耳です。ウィルスの感染力が強いので前回より被害が拡大した、ってか?
事実誤認かと思われますが「・・・とされ」という語尾があるので誰かが言ってればいいのでしょう。
たしか日経出身の閣僚がいましたよね。
毎日社説とはまったく読者へ与える印象が異なりますが、かくなる上は毎日新聞のペンの力も削ぎたいことでしょう。
民主党ニュースから引用です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 小沢一郎幹事長は7日午後、宮崎市内で記者会見し、次期参議院議員選挙の宮崎県選挙区に、民主党公認候補予定者として、元毎日新聞政治部記者の渡辺創氏を擁立することを決定したと発表した。
 はじめに小沢幹事長から挨拶があり、「渡辺さんは、皆さんと同じ(報道の)職業であったが、これからは、皆さんからご批判、ご判断を頂く立場になった。攻守立場を変えてのことだが、意識の転換を図らなくてはならない。そうでなければ県民の心をつかめない」と述べ、覚悟を持って取り組んでほしいと求めた。
 さらに小沢幹事長は、民主党は昨年の選挙で国民から政権を任されたとしたうえで、「国の内外ともに難題を抱えている。特にここ宮崎県では、口蹄疫が問題となっている。渡辺さんには、地域の皆さんとともに、地域の皆さんのために可能な限りの努力をし、県民の皆さんの理解を頂き、ご支持を頂くよう頑張ってほしい」と激励した。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

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コメント

調べてみました。
前回の流行について。
確かに病原性・感染性は弱かったようです。
   ↓

(追記)
前回のウィルスは感染力が弱かった、という文献はあるものの、今回のウィルスが前回と比して強いかどうかはわかりません。
ただ、前回は牛への感染に留まったのに対し、今回は豚にまで及んでしまった時点で、流行リスクが格段に高まったといえるようです。牛が排出したウィルスは物理的付着により周辺へじわじわと拡散するだけなので水際対策が可能ですが豚に及ぶとそうではないようです。
口蹄疫のウイルス学では、牛をdetector(検出動物)、豚をamplifier(増幅動物)とみなす概念があるのだそうです。
・水疱形成前のウイルスを排出期間(潜伏期間)は1~5日(牛)、2~10日(豚)で豚はウイルス排出期間が倍となること。
・豚のウイルス排出量は牛の100倍~2000倍で、また、高濃度のウイルスを気道から空気中へ排出すること。
・口蹄疫ウイルスが風で運ばれる場合、陸上では60km、海上では250kmもの距離を風で伝播すること。

牛の段階でいかに阻止するかが勝負どころだったようです。

ここ、読まれていました。

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