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2010年5月14日 (金)

俳句誌『円錐』45号

(今泉康弘評論『エリカはめざむ(6)渡邊白泉の沼津時代』より)

生(せい)続き雪ふる街にたちどまる     渡邊白泉
憲兵の前で滑って転んぢゃった           〃
雪の街畜生馬鹿野郎斃(くたば)っちまへ  〃 
戦争が廊下の奥に立ってゐた        〃 
銃後といふ不思議な町を丘で見た      〃

鋭い批評精神が芯となり、せつない叙情がそれを包んでいる。
これらは白泉作品として一般に最も知られているものと言えよう。
先の「あとがき」に続けて、白泉はこう記している。

思えば、句録というものは、その時その時の心の道標であり、二十数年を経たこんにちから振り返れば、遠い過去に自分の歩いた道を示してくれる一連の燈火のように思われる。一句一句は、過去の闇路を、酉の市の参道の如くあかあかと照らし出して作者の心に懐旧の情念をかきたてるのである。作品と共に再びその古径を行き戻る時、わたくしの心にも、若き日の鮮血が燃えたぎるのを覚える。

(以上、横山康夫さんから頂いた円錐誌からの引用です。
横山さん、一宿一飯の恩義、以前、連句文音での、その縁、有難かったと、いま、思います。

この今泉康弘さんは、『俳句界』の評論賞を受賞されたそうです。
まずは、おめでとうございます。かささぎの旗姫野)

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コメント

ここにおじゃまします。
6月に連句会するなら、日程を決めてくだされ。20日までなら直ぐに。21日以降なら後でいいです。

わあった。ちょまって。

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