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2010年3月31日 (水)

短歌行『百済色』、乙四郎学長の恋句。

短歌行 『百済色』の巻 

  時:平成22年3月28日(日)10時~14時50分
     於:保健医療経営大学

      姫野恭子・捌

麦青む風生む村は百済色     中山宙虫
  七支の刀 兵ののどけし   竹橋乙四郎
天中の月はいよいよ朧にて    八山呆夢
  丈をつづめる母の指先     姫野恭子

ウラ
つづら折の階段いくつ海に出る  山下整子
  開いてみたら告メールあり   青翠えめ
襖ごしかすかに聞こゆる雨の音  呆
  
渋きを知るも俵ぐみ喰み      乙
球形の夕日は代田に歪みをり    整
  歌碑ひとつある古寺の庭    呆
すっぽりと静寂午後の花でゐる     宙
  鰆の腸(わた)のやうな雲浮く   恭

ナオ
をさな子の方言愛しげんげ道     えめ
  牛乳パックの椅子が壊れる    呆
右利きの締めたネクタイ締め直し  虫
  棚卸にはいつも逢ってた      恭
ああ、むかしわたしは氷柱でありました 整
   見なきゃ分らぬ立体映画     乙
ひと吹きで宙に漕ぎ出す月の舟   えめ
   馬追鳴いて父の眉伸ぶ     宙

ナウ
軽々と荷を下ろしゆく渡り鳥      整
   交通整理輪番で立つ        呆
春寒し神籠の花を無慚(むぞう)がる 

   女雛男雛の酌み交わす宴   えめ

▼かささぎ留書:

ナウまでまいてきて、匂いの花をだれにと思ったとき、姫野が二つしか句をだしていなかったので、発句で没となった自分の句を使わせてもらったのですが、見直していたら恋がさみしく、ナオの四句目「ストーブ列車は金木駅まで」という呆夢さんの印象的な場の句を棚卸の恋にすげかえさせてもらいました。一巻があがり、だした数をかぞえたら、おやま。乙四郎が三句。反対にぼんが五つもでている。・・・しかたない。この日、ぼんは絶好調だった。棚卸の恋をおもいつけたのも、ぼんのブログ「糸の夢」で棚卸記事を読んでいた記憶が残っていたからです。

乙四郎恋句「渋きを知るも俵ぐみ喰む」。

乙四郎は恋句がにがてなんだな。と思っていた。
苦手なのはさけているからであって、ほんとうはよみたいだろうとも感じていた。
こないだとある高校の学長が保護者と授業中にふけこんでいた(このふけるは俗語、江戸時代からある。しけこむとほぼおなじ)、というのをニュースで聞いたとき、あきれて非難しながらもちょっとうらやましいぞ、と思った男は多かったのではないだろうか。こんな時代に、よくもそんなだいそれたことができるもんだよな。との思いで。

そこまでいくのは問題だとしても、ときにみんなで連句をまくくらいは許してもらえるだろう。でないと、人はこわれる。
ってことをあたまにおいて(苦笑)この句を眺めますと、かささぎはさばきとして、あらためて、この竹橋乙四郎の恋句、にがくてあじわいのあるヒット作だ、と思いました。
この人らしい。すごいな。
手をいれたりしたら、ぜったい罰があたります。
といいつつ、最初、リズムの面から、手をいれかけたかささぎです。
二晩、じいっと考えていましたが、元句がすばらしい。結論。

ひさびさに書く、「竹橋乙四郎、」の項です。
医療保険改定記事連載中は、毎日ではありませんが、アクセス数が千件をこえる日が何日かありました。かささぎは乗りかかった舟でアクセス解析もやっていますが、乙四郎の書くどの記事も常にアクセス上位に入っています。まあ、それがこの人の仕事とはいえ。
連句をした日、ちらっとみた大机の上は、そういう類の本が散乱していました。
これら大量の本を取捨選択し、記事をかいているのだなあ。と初めて思った。



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