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2010年3月30日 (火)

平成22年度診療報酬改定(46) 調剤料

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2010 年 3 月 30 日 平成22年度診療報酬改定(46)

調剤料についての改定です。

1.一包化薬調剤料及び内服薬調剤料の見直し

一包化(服用時点ごとに一包化薬として調剤すること)については、現行の一包化薬調剤料890円を廃止し、内服薬調剤料の加算として整理(56日分以下の場合、投与週数×300円、57日分以上の場合2700円)されます。

内服薬調剤料は、投与日数が15日分以上の場合の評価が引き上げられ、31日分以上の区分が新設されます。

長期投薬時における一包化薬調剤料と内服薬調剤料の差を縮めるための改定です。

2.湯薬の調剤料の見直し

投与日数にかかわらず1調剤当たりの評価とされている湯薬の調剤料について、投与日数の伸びとそれに伴う調剤に要する手間にかんがみ、8日分から28日分までを投与日数に応じて1日につき100円の加算が新設されます。

なお、29日分以上は定額4000円です。

3.ハイリスク薬に関する薬学的管理及び指導の充実

特に安全管理が必要な医薬品(ハイリスク薬)が処方された患者に対して、当該ハイリスク薬の効果や関連副作用の自覚症状の有無等を確認するとともに、服用に際しての注意事項等について詳細に説明し、指導を行った場合、薬剤服用歴管理指導料に40円の加算が新設されます。

特に安全管理が必要な医薬品とは、抗悪性腫瘍剤、免疫抑制剤、不整脈用剤、抗てんかん剤、血液凝固阻止剤、ジギタリス製剤、テオフィリン製剤、カリウム製剤(注射薬に限る。)、精神神経用剤、糖尿病用剤、膵臓ホルモン剤及び抗HIV薬です。

4.調剤基本料の特例の見直し

処方せんの受付回数が4000回超/月、かつ、特定の保険医療機関に係る処方せんによる調剤の割合が70%超の場合には調剤基本料が400円ではなく180円でしたが、夜間・休日等の対応や訪問薬剤管理指導を行い、地域医療を支える薬局であっても、近隣に比較的規模の大きい病院が1つしかないために、結果として特例適用となる場合があるため、特例が240円に引き上げられます。

また、時間外加算、休日加算、深夜加算、夜間・休日等加算、在宅患者訪問薬剤管理指導料、在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料、在宅患者緊急時等共同指導料並びに介護保険における居宅療養管理指導費及び介護予防居宅療養管理指導費の算定に係る処方せんについては、受付回数に含めないこととされます。

5.後期高齢者薬剤服用歴管理指導料の見直し

現行の後期高齢者薬剤服用歴管理指導料については、後期高齢者以外の患者における薬剤服用歴管理指導料(患者の薬歴を踏まえた上での薬剤に関する基本的な説明と服薬指導に対する評価)と薬剤情報提供料(「お薬手帳」に薬剤情報や注意事項を記載することに対する評価)を統合した評価となっていますが、これを見直し、年齢に関係なく、薬剤服用歴管理指導料と薬剤情報提供料による評価に統一されます。

(保健医療経営大学『学長のひとりごと』)

▼かささぎの独り言

湯薬=とうやく。せんじ薬のことです。

まいどごめんなすって。
かささぎは、昨夜の句集の句を咄嗟に思い出した。


降る雪の湯船・馬槽(うまぶね)・水漬く舟 澤好摩

(現代俳句文庫64『澤好摩句集』所収)

そして、森進一の

出船・入船・別れ舟、あなた乗せない帰り舟。

も転げ出てきた。
(昭和44年『港町ブルース』作詞 深津武志. 補作 なかにし礼. 作曲 猪俣公章)
しかし、ここは医療関係の学生さんたちやイカの人々が訪れる神聖な頁、そんなことは思っても書けない。
だけど、湯船の雪句のとなりに並んでいる、この句なら、書いてもいいだろう。
たぶん、許容範囲である。

くもりのちあはゆき桃色殺鼠剤  澤好摩

みんな、知ってるか。
いなかのじいさんばあさんが住んでいる家、つまりかささぎの家みたいに古い家には、今時分は鼠さまが沢山出没しなさる。すみっこをだだだっと走りぬける爽快さったらない(ネズミさまにとっては)。
それで、昔から季語にもなっていて、新年の季語の「嫁が君」とはこのねずみのことです。
この国で俳句の季語になれるってことは、長い長いつきあいがあるってことなんだ。我が家では、父が毎年役場から殺鼠剤を買ってきます。聞けば役場で買うと市価より安い500円なんだって。ピンク、桃色、それもショッキングな、ど・ぴんく。
毒薬って見てすぐわかる色をしています。
以上、かささぎのドサクサ紛れの名句紹介をおはります。

しかし、これでは、句集をわざわざお送りくださった方に顔向けできないので、もうちょっと。

俳人・澤好摩の紹介をいたします。

さわ・こうま。
1944年東京都生れ。

1963年大学の俳句研究会に参加。
坪内稔典らと全国学生俳句連盟を結成。
結社誌「いたどり」「青玄」「草苑」を経て、1968年に坪内稔典、攝津幸彦らと同人誌「日時計」創刊。1974年終刊。1971年、折笠美秋に薦められ「俳句評論」に参加、高柳重信に師事、総合誌「俳句研究」の編集に携わる。1985年、「俳句研究」転売の後、総合誌「俳句空間」を立ち上げるが、6号より弘栄堂に移行。1978年、「天敵」を解消して、夏石番也、林桂らと「俳句研究」50句競作で登場した若手俳人による同人誌「未定」創刊。1990年退会。
翌1991年俳句誌「円錐」創刊、編集発行人として今に至る。
句集に、『最後の走者』『印象』『風影』。共著に『俳句の現在』『モンキートレインに乗って』『猨歌(えんか)』『俳句・イン・ドローイング』『昭和俳句選集』『現代俳句論叢』ほか。

▼歴史的用語

馬槽(うまぶね);http://www.ogurasansou.co.jp/site/heian/67.html

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