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2010年3月16日 (火)

平成22年度診療報酬改定(32)            結局、再診料はどうなったのか。

保健医療経営大学学長
 橋爪 章
2010 年 3 月 16 日 平成22年度診療報酬改定(32)

再診料及び外来管理加算についてです。

中医協では答申ぎりぎりまで対立がありました。

1.病院と診療所の再診料の統一

病院の再診料は600円から引き上げられ、診療所の再診料は710円から引き下げられ、690円に統一されます。

再診料は診療所にとっては収入の1割を占める基本料的な性格を持つものなので、引き下げは経営を直撃します。

2.外来管理加算の算定要件の緩和

外来管理加算520円の算定に際し、

・問診し、患者の訴えを総括する

・身体診察によって得られた所見及びその所見に基づく医学的判断等の説明を行う

・これまでの治療経過を踏まえた、療養上の注意等の説明・指導を行う

・患者の潜在的な疑問や不安等を汲み取る取り組みを行う

の4項目について、おおむね5分を超える診察時間を要件とする「5分ルール」が廃止されます。

また、4項目すべてを満たす必要もなくなりました。

要件が厳しいために加算が認められなかった診療所には朗報です。

ただし、患者に必要とされる医療行為を行わず、簡単な症状の確認などで継続処方を行った場合(いわゆる「未受診投薬」)は外来管理加算は認められません。

実際は、未受診投薬以外の通常の懇切丁寧な再診の多くは外来管理加算を算定していたと思われますので、要件緩和の影響はそれほど大きくないかもしれません。

なお、次期改定においては、再診料との関係も含め、この加算の在り方が検討されることとなっています。

(保健医療経営大学『学長のひとりごと』)

▼かささぎの独り言

アクセス解析を必ずせにゃいかん、とやっと解って、遅まきながらやっているうちに、あれまあれまこげんなっとるとねー!!と次第にちょっとずつ見えてくるかげの世界。なかでも、これは避けては通れない。

「中医協って知ってる?」ロハス・メディカル
http://lohasmedical.jp/archives/2009/07/post-65.php?page=2
ひまじゃない人のために、ざざっとかささぎカチこがまとめる。
中医協とは2年に一回改定される診療報酬の審議をするとこ。
厚生労働大臣のシモンに対してお答えするという形をとる。
早い話が交渉人たちが一つのテーブルを囲んで戦うところ。
かたや左の席には医師の利益を擁護する診療側の交渉人

向かって右の席にはおさいふ委員である支払い人が座る。
両立場を見渡せる真ん中の位置に国民代表の公益委員。
この三つがたたかう。

中医協のメンバーは、診療側委員7人、支払い側委員7人、公益委員6人です。そのほかに専門的な立場から意見を述べる委員として、日本看護協会や製薬企業などの代表10人が専門委員になっています。
このかたちに落ち着くまでにはさまざまな時代と汚職事件なども経てきた。
これがベストではないが、今の所はこれでいくしかない。って事らしい。
今回の改定は実質マイナスだそうで、評価を引き下げる所がでてくる。

特に、下げる場合にはエビデンスがないと抵抗されますので、そういう意味で配分の問題は非常に重要で、中医協の機能が重要になってくるわけです。

 「配分の問題でしばしば出てくるのが、病院と診療所の配分の問題です。これは昔から出ている議論でして、今年に入ってからは財務省の財政審(財政制度等審議会)で、診療所の医師の所得が勤務医の所得と比べて相対的に高いということが議論されて、この配分が病診の間でアンバランスではないかということが財務省の審議会でかなり議論されたということもありました。

 また、昨年の診療報酬改定でも、診療報酬の増加分についてはすべて病院に充当すると。さらには診療所の再診料を引き下げて、その分を病院に充当するかどうかということが随分議論になりました。
 結果的には、再診料を引き下げずに外来管理加算といわれる点数についての支払条件を厳しくすることによって、診療所から病院への財源シフトの一助とした経緯があります。この問題はいまだに当然のことながら、22年度改定の時にも議論になることは間違いないと思いますが......。」(http://lohasmedical.jp/news/2009/10/15085656.php

この話題についても、腎臓病の透析患者の方が改定案に非常に説得力ある「こう思う」論を展開している頁も、どこもここも読み応えありです。ぜひご覧ください。(ってそんなひまねえよ!)

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コメント

平成22年度診療報酬改定 再診料
14,900件中2位。
これはどういう意味だろうか。もう済んだこと、というのは適切ではないのですね。

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