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2010年3月17日 (水)

平成22年度診療報酬改定(33)          地域医療貢献加算新設

保健医療経営大学学長
 橋爪 章
2010 年 3 月 17 日 平成22年度診療報酬改定(33)

診療所の地域医療貢献に対する評価です。

患者にとって、日常的な診療や健康管理等を行ってくれる診療所の存在は重要です。

健康上の不安等を気軽に相談できるだけでなく、患者からの休日・夜間の問い合わせに対応可能な診療所について、地域医療貢献加算30円(再診料に加算)が新設されます。

休日・夜間の問い合わせを受ける診療所を評価することにより、休日・夜間に病院を受診する軽症患者の減少も考えられ、病院勤務医負担軽減につながることも期待されます。

再診料が20円引き下げられた分をカバーできる加算ですが、休日・夜間に患者からの電話問い合わせや受診等に対応可能な体制を確保していることが算定要件ですのでハードルは高そうです。*

緊急病変時などに患者から直接または間接に問い合わせがあれば必要な指導を行うこと、電話転送可能な体制を取るなど「原則として常に電話に応じること」、万が一電話に出られない時は留守番電話などで対応した後「速やかに患者に連絡を取ること」、相談の結果緊急に対応しなければならない場合は、外来診療、往診、他の医療機関との連携または緊急搬送など医学的に必要とされる対応を行うことが要件とされています。

単独の診療所では24時間対応が困難な場合が多そうですが、この加算について先日通知された施設基準では、複数の診療所による対応でも算定できることが示されました。

地域医療貢献加算の施設基準は次の3点です。

・診療所であること

・標榜時間外に、電話などで患者からの問い合わせに応じる体制を整備するとともに、対応者や緊急時の対応体制、連絡先などについて、院内掲示や文書配布、診察券への記載などで患者に周知していること。または、診療所の職員が対応する場合でも、医師に電話を転送できる体制を備えていること

・あらかじめ当番医を決めた上で、複数の診療所が連携して対応する場合は、当番医の担当日時や連絡先などを事前に患者に周知していること

(保健医療経営大学『学長のひとりごと』)

▼かささぎの独り言

診療所の再診料が医療現場の反対を押し切ってひきさげられた。
と昨日のには書かれていたのですが、これは住民の立場も考慮にいれてバランスをとった目配りのある改定だと、あんまり事情に詳しくないかささぎにはおもえます。条件も一見、常識的なことに思えますが、しかし、乙四郎先生がハードルが高そうとわざわざ書かれるほどですから、なにか困難なことでもあるのでしょうか。現場を知らないので、うかつなことはいえない。でも、素人の目でうかつなことをのべるのが、ここでの役目ですので思った通りを書きますよ。もしや、夜間の事務員をおけ。ってこと?電話番。そんならたしかにこまりますよね。

ところで。こんな思い出を。
親が話してくれたことです。
いまはむすこに代替わりをしている(乙四郎先生やかささぎ、東妙寺らんなど上妻小で同級生だった友達です)のですが、地域の医院の先生が、昔、夜中に往診に来てくださったはなしです。それが、とてもおかしいのですよね。みんな寝静まってるような丑三つ時に、だれだったか、祖母だったと思いますが、腸ねん転かなにかで苦しみだし、それで先生を呼びにいった、「どんどんと戸をたたいて、それでもおきんしゃれんけん、上がり込んでいって起こした」というのですから、聞きようによってはひどい話です。笑って聞いていたのですけど、笑い事ではありません。それほど、医師という仕事は責任が重く、また、それほど命にかかわる危急の時ってのには、遠慮もへったくれもふっとぶ。って事例でもあります。

先生は来てくださいました。おかげで今があります。
もう亡くなられましたが、下津浦先生、有難うございました。

3・18追加:参照記事
「地域医療貢献加算はいらない」
http://air.ap.teacup.com/awatenai/1162.html

3・24追加:参照記事
「地域医療貢献加算=10円」
この加算を考え出した官僚は、電話を受けるくらいはできるのではないかと考えたのかもしれない。が、夜間救急が多い小児科では、これが制度化されると、きっと2,3時間おきに起されることになる。さらに、電話で救急の相談を受けると、そのケースに対して、医師としての責任が生じる。それに対する対価が、再診料へ10円の上乗せである。このコストの多寡そのものは、経営の実際上あまり重要ではない。しかし、再診料を引き下げておいて、官僚の意図する「地域医療の充実」のために、これだけの医療費で開業医を動かそうという、彼らの「浅ましさ」に気分が悪くなる。(関東の片田舎で小児科医をする人のブログ『ステトスコープ・チェロ・電鍵』より抄出)stethoscopeとは聴診器のことです。http://nuttycellist.blog77.fc2.com/blog-entry-1649.html

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コメント

文末に付け足しました。たぶん、このお医者さんのいいたいことが、乙四郎先生のおっしゃりたいことを代弁しているような気がしています。

もう一件、つけたしましたぞ。なるほどのう。たしかにね。ただ、かささぎはおもうのよ。これは、患者さんとお医者さんの信頼関係の度合いで、いくらでもうまくいく可能性をひめている。きっちりとした信頼関係が患者と医師との間に構築されていれば、いくらなんでもお医者さんを殺すような思いやりのないことは患者はしない。ですから、これは、いくらなんでもなあ。。。というおもいがのこりますね。地域、ってまんざらすてたもんじゃないのですよ。ね。みなさま。

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