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2010年1月 6日 (水)

医療と統計学 予防か治療か(5)       乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2010 年 1 月 6 日 水曜日

肝疾患については、死亡数は1%増(平成12年比)です。

年齢調整死亡率は男17%減、女9%減です。

死亡率と年齢調整死亡率の乖離は、生活習慣病など高齢になるほど罹患しやすい病気の特徴ですが、肝疾患は年齢とともに必然的に増加する疾患というわけではありません。

高齢者の肝疾患死亡の中には、現代の知見では、若い時に肝炎ウィルス感染対策がなされてさえいれば防ぐことができたであろう死が多く含まれています。

効果的な対策がとられる以前の感染の影響で、年間およそ1万6千人が亡くなられています。

交通事故死の倍ですが、交通事故死は少し前までは肝疾患死と並んでいました。

交通事故対策に行政が本腰を入れたのと同様、この四半世紀、ウィルス肝炎対策に行政は力を注いできましたので、やがて死亡数も減少へと転じ、近い将来、再び交通事故死と並ぶことになるでしょう。

患者調査では肝疾患の人口10万対受療率は次の通りです。

(肝疾患+ウィルス肝炎)

    平成11年 平成20年 両年比

 入院   20    11   55%

 外来  115    71   62%

ウィルス肝炎検査の推進による受療者の増加を考慮すれば、すでに半減の勢いといえるかもしれません。

(保健医療経営大学「学長のひとりごと」を転載)

▼ かささぎのひとりごと

「交通事故死の倍ですが、交通事故死は少し前までは肝疾患死と並んでいました。

交通事故対策に行政が本腰を入れたのと同様、この四半世紀、ウィルス肝炎対策に行政は力を注いできましたので、やがて死亡数も減少へと転じ、近い将来、再び交通事故死と並ぶことになるでしょう。」

医療は政治にいかに動かされるかわかる、重いことばです。
本当に医職住は政治絡みで人の命を左右する重要な問題ですね。

実際に感染して肝臓を患った人がおっしゃるには、なってみなければわからないほどきついものとのこと。
かささぎの母も肝臓を悪くしたことがあります。
若いころ交通事故に遭って入院してからです。
なぜ急にそうなったのかその理由はわかりません。

治療か予防か。
無論予防が主体であるべきで、その上でかかってしまったら治療を、だとは誰でも思うことですよね。肝炎対策に予算が計上されることは本当によかった。なぜこれまでとりかかれなかったのだろう。予算がくめなかったから?
ほかにも重要な問題は目白押しですから、予算のとりあいになってしまう。先日来テレビの事業仕分けで見たとおりです。結果、優秀な財務大臣がくたびれて果てて退陣される結果になりました。
(これは、いったい、どういう意味なのでしょう。)

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