無料ブログはココログ

« 福祉国家元年  乙四郎元官僚語録 | トップページ | 小侍従の歌 5  矢野一貞の『筑後将士軍談』より »

2010年1月 1日 (金)

「はつ恋」福山雅治とシェイクスピアのソネットと金子光晴の愛情69

「ともだ・ち~では いられないこ~とも
こいびとにはもどれないこ~とおも
わかあ・って~るよ
でもこのまごこおろを
とわのはつうこいと
よばせて」

テレビCMで見たときから、この歌に釘付け。
歌の題名が「はつ恋」だと知ってさらにえっ。
初恋?どこが。
むしろ不倫。竹内まりやの歌のひとつに似ている歌詞の世界。
福山雅治を聞き始めたのは去年からだから大きな口は叩けない。
が、しかし歌詞が内包するものは意外と大きく深く愛の普遍的なテーマを秘めている。
でも、理屈や分析は後回し。サビのリリックとメロディーが最高です。
この人はラブソングだけではなく、人生の歌も優れたものをかける人ですね。

ユーチューブの「はつ恋」「道標」:http://www.youtube.com/watch?v=xESdEgxEkpg

連句的:シェイクスピアのソネット18番

18
Shall I compare thee to a summer's day?
Thou art more lovely and more temperate:
Rough winds do shake the darling buds of May,
And summer's lease hath all too short a date:
Sometime too hot the eye of heaven shines,
And often is his gold complexion dimmed,
And every fair from fair sometime declines,
By chance, or nature's changing course untrimmed:
But thy eternal summer shall not fade,
Nor lose possession of that fair thou ow'st,
Nor shall death brag thou wand'rest in his shade,
When in eternal lines to time thou grow'st,
So long as men can breathe or eyes can see,
So long lives this, and this gives life to thee.

君を夏の日にたとえようか。
いや、君の方がずっと美しく、おだやかだ。
荒々しい風は五月のいじらしい蕾をいじめるし、
なりよりも夏はあまりにあっけなく去っていく。
時に天なる瞳はあまりに暑く輝き、
かと思うとその黄金の顔はしばしば曇る。
どんなに美しいものもいつかその美をはぎ取られるのが宿命、
偶然によるか、自然の摂理によるかの違いはあっても。
でも、君の永遠の夏を色あせたりはさせない、
もちろん君の美しさはいつまでも君のものだ、
まして死神に君がその影の中でさまよっているなんて自慢話をさせてたまるか、
永遠の詩の中で君は時そのものへと熟しているのだから。
 ひとが息をし、目がものを見るかぎり、
 この詩は生き、君にいのちを与えつづける。

コピペ引用しました、ありがとうございます。引用先:http://www.geocities.jp/todok_tosen/todok/works/son.html

もうひとつ、じつは響きあう詩があります。
それは金子光晴の「愛情69」のなかにありますが、かささぎはこれと引用することができない。収録のアンソロジー(中公文庫)を行方不明にしてしまったから。
じぶんは何度でも初めてのように恋をするだろう、女がはじめて自分に身をあずけるその一瞬の高ぶりのためだけに・・・。というような、じつにふつーのすけべじいさんの現金にしてしんじつのこころ(ほんね)をうたった詩なんですけどもね。

どっちにしろ、似とお。芸術は、俗のほそみちだ!

« 福祉国家元年  乙四郎元官僚語録 | トップページ | 小侍従の歌 5  矢野一貞の『筑後将士軍談』より »

コメント

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します
はつ恋>>とても心にのこるいい歌ですね。さびがすばらし☆
今日書店で「龍馬伝ガイド本」を買いたかったけど1冊しかなかったのね。
だからまた在庫が増えてきれいなのを買おうと思います。
表紙がとにかくすばらしいのよ☆

えめさん、たしかに。わたしもかいたい。
これ、ひらいてみてください。
ときどきのぞくサイト、さんこうになりまする。↓

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 福祉国家元年  乙四郎元官僚語録 | トップページ | 小侍従の歌 5  矢野一貞の『筑後将士軍談』より »

最近のトラックバック

2020年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31