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2010年1月 5日 (火)

医療と統計学 予防か治療か(4)       乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章 

2010 年 1 月 5 日 火曜日

死因の第三位、脳血管疾患については、死亡数は4%減(平成12年比)です。

病気による死亡は軒並み増加している中、上位疾患では脳血管疾患のみ、死亡数が減少しています。

年齢調整死亡率の低下はもっと大きく、男28%減、女34%減で、激減といえるでしょう。

患者調査では脳血管疾患の人口10万対受療率は次の通りです。

    平成11年 平成20年 両年比

 入院  172   156   91%

 外来  116    94   81%

脳血管疾患の受療率の低下は、入院も外来も、心疾患の受療率の低下と同程度です。

心疾患同様、高血圧管理が功を奏して、高血圧症が脳血管疾患にまで進行するのを喰い止めているのでしょう。

しかし、受療率の傾向が同じなのに、脳血管疾患の死亡率の低下は顕著です。

脳血管疾患については、治療技術の進歩の貢献がより大きいのかもしれません。

なお、脳血管疾患の受療には、回復後のリハビリ受療も多く含まれています。

予防(食生活改善等)が効を奏して初診受療が大きく減少し、その結果として死亡率が大きく低下した可能性も否定できません。

(保健医療経営大学「学長のひとりごと」を転載)

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