無料ブログはココログ

« 小侍従の歌 5  矢野一貞の『筑後将士軍談』より | トップページ | 医療と統計学 予防か治療か(2)        乙四郎元官僚語録 »

2010年1月 2日 (土)

医療と統計学 予防か治療か(1)        乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2010 年 1 月 2 日 土曜日

平成12年と平成20年を比較し、この8年間で(年間死亡数は19%増加したけれども)年齢調整死亡率が男12%、女13%減少していることから、医学医療の進歩の恩恵であるとコメントしました。

しかし、仮に医学医療が進歩しなくても、人々の健康管理の実践が普及し、医療機関を受診する患者数が減少しても、死亡率は低下します。

「患者調査」で、人々の受療の実態がわかります。

患者調査は3年ごとの調査ですので、平成11年と平成20年との9年間の変化を見てみます。

人口10万対受療率の変化は次の通りです。

平成11年 平成20年  両年比

 入院  1170  1090  93%

 外来  5396  5376 100%

入院受療率の低下は、病床規制や平均在院日数の短縮など、要因が複合しています。

もう少し詳細な分析をしなければ、入院需要が減っているのかどうかは即断できません。

外来受療率については変化がありません。

人口の高齢化を考えれば、外来需要が減っていることが窺えます。

年齢別受療率は次の通りです。

入  院      外  来               

H11  H20 両年比  H11 H20 両年比

0歳 1391 1052  76%  6258 5814  93%

1~4  216  195  90%  5788 6077  105%

5~9  147  97  66%  3838 4096  107%

10~14  138  97  70%  2250 2275  101%

15~19  181  131  72%  1920 1906  99%

20~24  276  183  66%  2277 2132  94%

25~29  407  269  66%  2749 2649  96%

30~34  459  311  68%  3094 2987  97%

35~39  468  326  70%  3092 3092  100%

40~44  563  375  67%  3207 3313  103%

45~49  758  508  67%  3805 3659  96%

50~54  976  683  70%  4841 4322  89%

55~59  1262  950  75%  6074 5224  86%

60~64  1644 1209  74%  7860 6872  87%

65~69  2148 1565  73%  10709 8548  80%

70~74  2839 2202  78%  13796 11458  83%

75~79  4093 3236  79%  15009 12855  86%

80~84  5998 4583  76%  14081 12531  89%

85~89  8739 6879  79%  12488 11067  89%

90歳以上 12399 10308  83%  9594  8562  89%

どの年齢層も大幅に入院受療率が低下していることがわかります。

(どの年齢階級よりも全年齢についての受療率の変化が小さいのは、人口の年齢構成が異なるからです。)

仮に年齢調整入院受療率を算定するとすれば、年齢調整死亡率の低下よりもはるかに大きい低下となるでしょう。

外来受療率については、50歳未満ではあまり変化がありませんが、50歳以上では10%以上低下しています。

50歳以上は生活習慣病の好発年齢です。

生活習慣病の予防(健康管理)の実践が普及してきたのでしょうか。

(保健医療経営大学『学長のひとりごと』を転載)

▼かささぎの独り言

正月二日、かささぎの家では親戚まわりをします。
これまで父が一人で回っていましたが、去年から私が運転手を務めてます。
市内を三~四軒お正月とお盆と二回これを必ずやります。
ご先祖さまの霊が帰ってきていると思えばこその行事なのでしょう。
仏壇にお年玉をお供えしお参りして帰ります。
もちろんあちらからも見えますが、互いに屠蘇の礼だけです。
祖母の姉妹づきあいだけ、それも亡くなっているから。
こちらが年をとったようにあちらも年配になられ、話題は健康のことになります。インフルエンザの話。上陽の親戚は隣に学校があり、そこはクラス閉鎖があるほど流行したようですが、かからなかったとのこと。父ががんで入院した後日談をしました。この体験は医療が以前と全く変わったことを印象づけた。
がんは大病とひるみ、何ヶ月も闘病の果てに死亡することを思っていたのですが、まったく違っていた。胃の五分の四を取る八時間の手術だったのにもかかわらず、翌日には歩いた。病院はベッドに寝かせる式はとらない。二週間で退院、その後高価な薬をのんでいますが、元気です。ほんとにたくさん食べます。我が家で一番の大食い人間でしたので、母や私より沢山たべます。
父が助かったのは、母が定期健診にいっていたからです。
病院嫌いの父が調子が悪いから受けてみたのは、母のついでというおかげでした。こういう出来物病は、きづきさえすれば死なずにすみます。検診のおかげです。
八女市民には各人あてに秋に健診案内状が届きます。
かささぎはまだ一回しか受診したことない。更年期に。

50歳以上は生活習慣病の好発年齢です」ははーっ。

いまはまだ病気もありませんが、物忘れ、ことに人名。
年だなといやになる。それと容貌の変化。ふけた。あ、こりゃ病気じゃないのか。笑
ひとつ、気づいた。大発見かも。
ひょんな縁で整骨院に就職したおかげで、夕食を母にまかせるようになりました。これまで食事の用意は腰がまがっているから絶対したくないと避けていた母が、私の帰りが遅いので、やむを得ず台所に立つようになりました。もうすぐ80のからだに食事の準備は重労働だと思うでしょう。ところがどっこい、思いもよらぬ変化がおきました。
若返ったのです。いえ、おらじゃなく、母が。
食事の準備は、献立を考えなければならない。
段取り力もいりますし、買い物もしなきゃいけない。
年をとっていられない。
それにかささぎは根が薄情だから、何も知らない顔をする。
これがよかったみたいです。ぼけはむしろ私の方が危ない。
週に一回整骨院に連れて行く。これもとてもいいようです。

こうしてみると、
現状維持のメンテナンス事業でありまするねえ、健康って。



« 小侍従の歌 5  矢野一貞の『筑後将士軍談』より | トップページ | 医療と統計学 予防か治療か(2)        乙四郎元官僚語録 »

コメント

おめでとうです。

お母さんのこと、確かにいえますね。
なぜ女が10年近くも長生きできるのかはこれに尽きると思います。
女は死ぬまで食べることと、着ることと、住まうことをしなければならない、女はばかだとずーっと言われ続けてきたものだけど、目が覚めて寝るまで一家のこれをやって生命を維持してるんだもの。毎日毎日終わることなく、ばかじゃないとできないってことでもあろうか。
ぼけないためのクイズやったり頭の体操なんかやらなくても、家事が一番頭の体操になります・・・と言われています。

母は年中くるくる回っていないと倒れる駒のようなひとだと笑われていました。常に何かをやっていないといけないのだとここへきて杉並区老人施設にかようようになってやっとわかりました。

正月の朝から駅伝サッカーラグビーとなんでそこまで過酷なことをやらなければいけないんだとひねて見たりしていましたが、一般の人を沿道に旗もって応援に行こう!という気にさせるのも大いに生きる糧になってるし、なんかやってないといけないことのひとつ。なーんもしないのが一番だめなんだそうだ。

て、わけで、明日大手町へ箱根駅伝のゴール見に行きます。
どこが勝ったかではなく、ゴール後のドラマを見にです。

さくらさんは生でそういうのが見れる。東京はいいなあって思うのは、文化関係やそういうところ。活気がありますよね。一人になったら都会で暮らしたいって思うときがあるのはそれです。だけど私が書いたり読んだりできるのは、普通の主婦じゃないからで、夫がいない上同居は実の母だから。これは与えられたプレ前途だと考え、何かお返しをしようと思っています。
ってことで、ことしはジェンダー論を少しずつ自学したい。昔、女の給与はずいぶん男より安かった。当然だと思っていたけど、理由までは考えたこともありませんでした。それを今日知りました。
十年二十年後、わたしたちの意識無意識はどう変化しているでしょう。この時代この性に生まれて死ぬほど苦しみ悩んだことが、あとの時代には跡形もなく消えていることを願うのみです。男にはわからないことです。あ、だけど、そうなれば又違う悩みや問題が生じるのでしょうか。↓

治療と統計学

9位

3位のこれ、面白し。☟

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 小侍従の歌 5  矢野一貞の『筑後将士軍談』より | トップページ | 医療と統計学 予防か治療か(2)        乙四郎元官僚語録 »

最近のトラックバック

2020年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31