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2010年1月16日 (土)

医療と統計学 医療従事者の動向(2)      看護師、准看護師、看護業務補助者

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2010 年 1 月 16 日 土曜日

医療従事者総数は、平成11年から20年までの9年間で8万1千人増加していますが、職種ごとには増減があります。

最も増加数が多いのは看護師で、12万5千人の増、21%も増えています。

診療所の看護師は減少していますので、病院だけに着目すれば、25%の増です。

看護師が診療所から病院へシフトしています。

看護師を多く配置するほど入院医療の診療報酬が手厚くなる制度改定がなされたためでしょう。

逆に、最も減少数が大きいのは准看護師で、12万人も減っています。

病院でも診療所でも減っていますので、准看護師から(正)看護師へのシフトが加速していることのあらわれです。

看護師数と准看護師数を併せた数は、9年間で5千人、1%しか増えていません。

病院では9%の増ですが、一般診療所では26%も減っています。

看護業務の労働負荷は、病院では改善、診療所では悪化といえそうですが、どちらでも看護業務補助者が減っています。

病院でも診療報酬の増分程度しか、看護業務の負荷は軽減されていないかもしれません。

(総      数)   

           H11   H20    増数  増率   
看護師         59.7   72.2     12.5    21% 
准看護師       38.1   26.1    -12.0   -31%   
(看護職計)   97.8   98.3      0.5     1%   
看護業務補助者 25.0   22.2     -2.9   -11%   
(看護業務計) 122.8   120.5      -2.3    -2%   
(単位:万人)
       (病   院)    (一般診療所)
        H11   H20  増率    H11 H20  増率
看護師        51.0 63.7  25%    8.7 8.5   -2%
准看護師       23.1  17.1  -26%   14.9 9.0 -40%
(看護職計)    74.0  80.8   
9%   23.6 17.5  -26%
看護業務補助者 20.4 19.0   -7%     4.6  3.2  -31%
(看護業務計) 94.59 9.8    6%    28.2 20.7 
-27%
(単位:万人)

       

(保健医療経営大学『学長のひとりごと』転載)

参照記事:准看制度http://www.ceres.dti.ne.jp/~yossie/junkan.html

▼かささぎの独り言

あれま准看護婦さんは減っている。いかん、婦っていうたらいかんぜよ。なしやろ?いいやん、ほとんど婦でしょう准看の場合は。(三十年前)

この件について思うこと。
かささぎが若き日に奉職していたクリニックは都会のビルの中にあるちさい医院でしたが、独自にその場で簡単な検査もできるように検査技師も一人擁していたし、レントゲン室にはレントゲン技師もいたし、ほんとは影の経営者としておなじ院長が経営する名前だけは他の人の経営の調剤薬局も、(医薬分業という名で別個だてになったけども、患者にとっては料金が割高になるだけでめんどくさいアメリカ方式のね。この乙四郎の統計シリーズで、その医薬分業が相変わらず五割くらいで伸び悩んでいることを知り、「そうじゃろねえ」と妙に納得した)、心理の先生の部屋も別個にあって、一通りそろっていました。
ただ、ひとつ違っていたのは、おくさまは魔女だったのです。
いんやちがいます。そうじゃない。笑
かんごふさんたちは全員、じゅんかんだったのです。
最初は正看が一人いた。

待遇が、てかお給料に満足できなかったのでしょうね。
やめられて、あとはみな准看。どうなっていたのかな。
以下かささぎの素人考え。
正看を一人置かねばならない決まりがあったのではなかろうか。
法規は存じ上げませんが。いろいろあるようだった。
かささぎにわかるのは、正看の誇り(すんげえたかかったぜよ!ほぼ医師と同等。ナイチンゲールもまっさおぜよ)を支えるものの一つに高いお給料があること、でも、医師など経営者側からみたお給料を決める基準には、いくら正看でも夜勤のない正看なんて准看と同等でいいというような意識があったように見受けられました。ま、これはかささぎだけの想像だけどね。気遣いは別として肉体労働ではなかったもの。
ということは、です。准も正も仕事はほとんどかわらない。
なのになんで私たち准看はこんなに安い賃金でこき使われねばならないの。と、こうなりますよね普通。

で、知人も准看で働きながら勉強して正看になりました。

准看制度ができたのは昭和26年、当時の女子の高校進学率は37㌫だったとあるのをみて、感慨深いです。





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コメント

おお。ひさびさによみかえしたら、いや、おもしろい。
ほんっとにかるいねえ。
じつはさがしています。
とある医療従事者の動向の記事。見出しにきちんとかいておくべきだった。
ここをよめば、いつか乙四郎先生が「診療報酬のおおもとにある基本人員を割り出す数式」につけてくださったコメントの背後が数字も伴ってきっちりわかりますね。ブログ内リンクをはるべきかも。時間があれば。

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