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2010年1月23日 (土)

医療と統計学 医療従事者の動向(9) 医師

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2010 年 1 月 23 日 土曜日

基本給が高く絶対数も多いために医療経営に直結する、医師数の動向です。

(総      数) 

    H11      H20    増数    増率 
   医師     28.4    30.6    2.2      8% 
     常勤   23.4    24.8    1.3      6% 
     非常勤  4.9     5.8    0.9     17% 

   (単位:万人)
         (病   院)       (一般診療所)
          H11   H20  増率     H11   H20  増率
医師     16.7   18.8  13%     11.7  11.8   1%
  常勤   13.7   15.0  10%      9.7   9.7   0%
  非常勤  3.0    3.8  27%      2.0   2.0   2%
            (単位:万人)

勤務医の開業志向がよく言われていますが、統計上、一般診療所の医師数はほとんど増えていません。

病院の常勤医師数は10%も増加していますが、9年間の増加数は1.3万人程度で、歯科医師の場合と同様、医師養成数を吸収しきれるほどの増加ではありません。

非常勤医師として不安定な雇用にある医師が増えているものと思われます。

医師数も薬剤師同様、医療法による必置数は病床区分別病床数や外来数に応じて算定されますが、病床数が増えず、病床転換が進み、外来受療率も横ばいの状況下では医師必置数は減っています。

医師不足といいながら、実際は必置数を上回って医師を確保できている病院がほとんどで、なかなか常勤雇用してもらえない実態が統計から覗えます。

医師不足対策は、医療法の算定式をいじって、医師の必置数を養成数見合いに上乗せするだけで解決の糸口となるかもしれません。

不安定雇用の非常勤では、医師は辺地の診療科への赴任をためらいます。

(保健医療経営大学「学長のひとりごと」転載)

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医師、統計学 検索、35万件中5位。

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