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2009年12月18日 (金)

政権交代と医療(81) 乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2009 年 12 月 18 日 金曜日

中医協の議事は公開です。

傍聴希望者が多く、早朝から行列ができている状況です。

インターネットラジオによる生中継方針が発表されましたが、委員から賛否両論が出て、実現できませんでした。

16日の中医協では再診料が議題になりました。

「論点」は次の4つです。

1 病院と診療所の再診料について、一物二価となっていることをどう考えるか。

2 同一日に病院の複数の診療科を受診した際の再診料の算定についてどう考えるか。

3 各診療科が担う役割と、初・再診料、外来管理加算における診療科間のバランスについてどう考えるか。

4 前回改定において、再診料の点数を引き下げる代わりに、外来管理加算について患者への懇切丁寧な説明や計画的な医学管理等を評価するものとして5分という時間要件を導入した。

外来管理加算の時間要件を見直す場合に、懇切丁寧な説明等を時間以外の何をもって担保するか。

また、一定の処置や検査を行わない場合に加算されるということで、患者にとって分かりにくいという指摘に対し、どのように答えるか。

病院の再診料は600円です。

診療所の再診料は710円です。

同じ再診なのに価格が違う一物二価はおかしいということで、統一される方針となりました。

高いほうに統一するのか、低いほうに統一するのかは決まっていません。

2番目の論点は議論が尽くされていません。

3番目の論点は、収支の根拠データが不足しており、議論するのかしないのかも合意に至っていません。

4番目の論点である、懇切丁寧な説明の対価であるところの外来管理加算については、政権公約どおり、5分要件を用いないことが決定されています。

懇切丁寧な説明を行ったということを、時間を5分以上かけましたという以外の何をもって簡潔かつ客観的に記録に残すことができるかは、哲学的難題です。

(保健医療経営大学『学長のひとりごと』を転載)

△かささぎのひとりごと

えーっ三十年前から百円しかあがってない。再診料。
500円でしたよ三十年前。
これ、初めてしりました。ダブルスタンダードな再診料。
診療所を優遇してたのですね。でも今や病院が危ない。
法で価格をきめることの難しさが伝わってきます。

五分要件・・・。苦肉の策でありまするなあ。

連句的。前こういうことを思ったことがあります。

再診料をとるときに慢性疾患には指導料が二週間に一度五百円加算できた。しかし、慢性疾患というのは慢性であるゆえに、治療も慢性化し(という意味はほぼ同じ薬でいくことが多く)患者さんによっては窓口に電話で薬だけお願いします。とおっしゃる方もあった。事務はそういう場合、医師の了解を得て処方箋を書き、調剤薬局に薬をお願いして処方してもらうと、それを郵送していました。その場合もいただいていました、指導料。三十年前の話ですけどね。

▼今日のおまけ記事

医療と統計学

≪福岡人の医療費と無保険所帯との相関性≫

国民健康保険医療費マップというものがあります。

http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/hoken/iryomap/06/03.html

北海道と西日本に「医療費」が集積しているのがわかります。

実績医療費というのは、生の数字。

高齢者が多い地域では医療を要する人の多さを反映して医療費が高くなるのは当然です。

そこで、年齢構成の違いによる影響を除去して補正した値が「地域差指数」(全国平均を1)です。

地域間で比較する場合には地域差指数で比べたほうがいいでしょう。

福岡県は、平成18年度には、ついに地域差指数全国ワースト1になってしまいました。

地域差指数1.212で、全国平均より2割増しの医療費ということになります。

で、これにかささぎが付けます。(↑は蔵出し学長ブログ)

昨日西日本新聞のトップに、医療保険未加入の高校生数が福岡はとても多いと出てました。(ワースト神奈川、福岡二位)
全国平均の一割増しの数字でした。
親が保険料が払えない子たちの救済。

厚労省によって中学生以下には今年四月から救済策(半年有効の短期保険証を発行)が実施されているが、今度はそれを高校生にも拡充するというニュース。

福岡は交通事故死者数も多いし薬物死数も多い。

いったいなぜなんでしょうね?その理由。

わからない。
あたまのどこかにみんなが自覚しておけば、何かみえるか。

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コメント

福岡県は、1割増しではなく、全国の無保険高校生の1割以上を占めているのです!
明日のブログに書くことにしました。

んんん。おんなじことじゃないと。
かささぎあたまにはそいうむずかしいことはさっぱりわからん。自慢じゃないが数学は赤点(福島高校では40以下が赤だった)でした。以後数字をさけてとおりました。

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