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2009年12月 5日 (土)

政権交代と医療(76)  乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2009 年 12 月 5 日 土曜日

臨時国会が終了しました。

臨時国会で成立した医療関係の主な法律は、新型インフルエンザワクチン副作用被害救済法と肝炎対策基本法と原爆症基金法でした。

新型インフルエンザワクチン副作用被害救済法については、衆議院では委員会での37分の審議を経て本会議でも質疑が行われました。

参議院では本会議質疑は省略されたものの、委員会審議に2時間20分が費やされました。

ところが、肝炎対策基本法と原爆症基金法については、委員会審議も本会議質疑も省略され、委員長が提出した法案の採決がなされたのみでした

最大野党が欠席しての事態だとはいえ、法が議会制民主主義のルールのもとで成立するはずの国家運営としては危ういものがあります。

国会審議というのは、出来レースの法案をそのまま法律に仕立て上げるような通過儀礼では決してありません。

法案審議を通じて法の執行上の留意点が浮き彫りにされ、議事録に残ります。

野党の意見も配慮した修正が加えられ、より多数の国民の意志を反映した法へと昇華してゆきます。

法案審議は、国権の最高機関における真剣勝負の舞台なのです。

原爆症基金法については、国の健康対策予算のかなりの割合を被爆者対策予算が占めていることから関心があり、提出された法案の本文を見てみたかったのですが、インターネット上の一般向けニュースでは法案の本文は流れていませんでした。

広く公開された法案に国民が目を通すことができ、国民の意思を集約して国会の場で十分な審議や質疑がなされた上で、必要な修正や付帯決議が加えられて法律が成立するのが理想です。

たとえば、旧政権下の先の通常国会で野党の民主党が反対した海賊対処法では、委員会審議は衆院で25時間半、参院で21時間45分が費やされ、衆参両院で本会議質疑が行われています。

重要法案の場合には、数十時間の審議がなされるのが通例です。

(保健医療経営大学『学長のひとりごと』を転載)

▼かささぎのひとりごと

臨時国会で法案が通った、それは新インフル関連法案と後のふたつは肝炎対策と原爆症にまたあらたに金を出すってこと、なんですね、乙四郎。

肝炎については『政権交代と医療73』でとりあげてます。
下賎な例をコメントにつけていますので、みてください。http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-2baf.html
乙四郎と足掛け二年ブログ上でつきあってきて驚くのは、感情を決してあらわにしない。かささぎみたいな単細胞には信じがたいこと、日々ひえ~っとひれふしながら、よんでいます。

で、ここでも感じてしまいました。
あの乙四郎が、(あのというのは、去年の夏、国民放送の、戦争を振り返る例年の定番番組の一環として放映された特集番組で、入市被爆者を被爆者と認定しなかった当時の行政責任者として番組に出演、まるで市中引き回しの刑に遭ったお役人さながらの役どころを演じなければならなかったことをさします。いま書きながらきづいた、そもそも日本はまるで最終戦争を戦った国みたいに今でも感じていて、六十数年前の戦争の痛手からいまだに抜け出ることができない、その対戦当事国はその後も何度も戦争をやっているというのに
)、ここで取り上げた原爆症関連法案を本心ではどう感じているのか、少しだけ表白されている点を見逃してはいけません。
わたしたちははっきり申しまして見る目がありません。
ですから、えぬえっちけいで放映されれば、その目でしか物事をみません。正直なはなし去年夏のあの放映をみて、乙四郎ってそんな非道い極悪役人だったのか。とちらりとこころによぎったのもじじつです。

その後、ここで「学長のひとりごと」を毎日とりあげて学ばせていただくうちに、まるでそれが違ってみえだすことに気づきました。
感情で腑分けしてはいけないし正義とか道徳観とかもそれにあたる場合がある。
国家の法案ってのは、結局お金の再配分問題なんですね。こんどの事業仕分けで日々学んだように、どの仕事もどの事業も、当事者にとっては生死にかかわるほどの大事業であり一つも落とせないほど大事なものです。

政治家はクールに考える人でなければ、道を誤る。
しかし往々にして民主主義はそれを否定する。そのジレンマ。

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