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2009年12月17日 (木)

医療と統計学  幼児死亡率、高!        乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 爪 章

2009 年 12 月 17 日 木曜日

日本の幼児死亡率の高さが話題になっています。

私も、日本国際保健医療学会の学会誌に、「アンバランスな発展」と題してこの問題を発表したことがあります。

http://www.jstage.jst.go.jp/browse/jaih/-char/ja

全文はこのページで著者名検索か、巻号検索(Vol.20 No.1 2005)をしていただければ読めますが、要約すると次の通りです。

国の発展度を測る指標として乳児(0歳児)死亡率が多用されているが、乳児死亡は闇に葬られがちなので、予防接種プログラムの対象児でもあり行政的に捕捉されやすい1~4歳児死亡率を用いたほうが合理的であろう。

ユニセフは乳児死亡率と5歳未満児死亡率の国別一覧を発表しており、わが国は、いずれの指標についても世界トップクラスの低率を誇っている。

5歳未満児死亡率から乳児死亡率を減ずると、1~4歳児死亡率を算出することができる。

多くの先進国において1~4歳児死亡率が(出生児千人あたり)1未満に改善してしまっている中、わが国のそれは1.08と高い。(注:平成20年統計では、0.87に改善していますが、それでも他の先進国より劣っています。)

わが国は世界の中で20~30位に位置している。

わが国の1~4歳児の主要死因は事故とりわけ交通事故と溺水であるが、十大死因には(予防接種での)予防可能感染症や他殺も登場する。

わが国の援助対象国の中には、1~4歳児死亡率においてわが国と争うところに位置しているところさえ出てきている。

(保健医療経営大学『学長のひとりごと』の転載)

カテゴリー『国際協力の経営学』を全部よむ:
http://www.healthcarem.ac.jp/app/gm/archives/category/international

▼かささぎのひとりごと

橋爪章論文を開き、冒頭数行をコピペしようとして失敗。

おもしろかったのにな。できないようになっているね。

これを読んで、マザーテレサのことば、(日本は心貧しいかわいそうな国だ)と、ブータンのことを反射的に思い出した。日本はしあわせを量るはかりにお金をもってくるけどブータンはそうじゃない。国民総生産高ではなくて国民総幸福高で量ると本で読んだ。
先進国という名前はただ独善的なはずかしい呼び方だというのがよくわかる。その例みたいにこの話をよむ。

▼きのうのコメント(天皇問題と政治)

 小沢一郎の記者会見、あのふてぶてしい口の聞き様は、現東京都知事にそっくりな感じだった。あーゆう俺様タイプが良いと思う物好きも結構いるんだろうな。小沢は天皇の政治的利用をして開き直ってるが、慎太郎は皇太子をオリンピック誘致に利用しようとしてできなかった。しかし何の問題でもすぐ開き直って自分を正当化する、そういうところも似とる。でも、立場が変われば自民党だって同じようなことしていないとは限らんと思うよ。所詮、小沢も鳩山兄も元自民党だし。
 このブログでは民主党が散々叩かれているが、同じ穴のムジナも多い政界、これからどうなるかはまだまだ予断を許さないというところですね。
 ところで私は、今の天皇は人間個人として、とてもいい人だと思います。皇太子にも好印象。そのいい人同士の親子関係がうまくいってないらしいところが、人間関係の難しさですね。政治も、いい人や清廉潔白な人がやると良くなるかというと、これまたわからん、これは政治の難しさ。

民主党が政権とったおかげで、たちどまることができる。

止まることは傍迷惑な事だが、必要なことだったと思う。

ろいりさんの文章をよんで、ふと連句的に思い出したのは、娘が不登校だったころお世話になった日教組の先生である。先生はとても熱心にこどものことを見てくださった。助けてくださった。毎月文藝春秋を読んでいたあたまには先生の考えは偏向としか思えないときもあったが、それでも高濱先生が大好きであった。母女の会の映画にも何度もさそって下さった。

先生のお考えのうち、日の丸君が代反対、というのにはついていけなかったけれども。
しかし、理由のひとつにあげられた、天皇だってにんげん、その人権はどうやって守られるのだ。という主張には同感であった。ずっと、天皇というお立場には、尊崇の念とおなじくらいの同情の念を抱いていた。

また連句的に、
テレビドラマ『仁』のおいらん野風のことを思った。
まずしい家におさないころ身売りされて、吉原の花町にきた野風。

それは江戸時代のことだ。というだろうか。

まだ百年もたっていない。

日本にそんな時代があったのはついこないだである。

東北の大凶作がつづき、村には一人のむすめも残らぬほど、身売りが横行した時代が確かにあった。幻のようによぎる。北村薫『鷺と雪』の「不在の父」がその時代のひとこまを鮮やかに描いて出色だ。ますます俳句(のあじわい)の腕があがった北村薫。文章が連句的だ。以下は「不在の父」を読んでできたかささぎ詩。

ゆきのあしおと    

     

今日会ひし人に
二度とは会へぬかも知れず

一期一会の

ゆき降れば

街の騒擾

そのなかに

目覚めし耳の

ありありと

みる

聯兵たちの靴音を

遠き日の雪の跫近づきぬ

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コメント

こんにちは。

「天皇を人権として認めてあげないと」。というのは物質的な外見の部分しか見ないからかもしれません。皇族を人間として一般人と同じく見たとたんに「変な人」で終ってしまいます。また一般人に情けをかけれらる存在でもありません。はるか昔から培ってきた内面(霊性)は、多くの一般人とかけ離れています。見かけで議論する事など到底できない事を、昔は多くの日本人が知っていたのでしょう。
外見のみで議論すると歴史の教科書のように聖人や極悪人の両極端な面しか見えません。

私が学生の時の先輩にある皇族の方がいました。
外見や話をすると非常に真を捉える真面目な方でしたが、一般社会から見ると浮世離れしている面もあり、周りの学生からは「変な人」として敬遠されていた部分も多くありました。
このように皇族の方々が庶民に慣れ親しんできた事を良く理解せずに分をわきまえられない人が増えてきているのは事実です。
徐々に外堀が埋まってきている感はあります。。

うたまるさん。『鷺と雪』(北村薫)の『不在の父』にでてくる旧華族の馬さんがまさにそんなタイプの人です。ひたひたとおしよせる民主化の波。時代が大きくうねる226事件を前にした一瞬をすくいとって、百年ちかくも昔のことなのに、まるで今であるかのような味わいの推理小説になりました。殺人は殺人でも、人の為にじぶんのいのちをさしだす話。
うたまるさんのおっしゃりたいことはよくわかります。だけどそれはあんまり口にしないほうがいいかも。

お気遣いありがとうございます。このような言葉を表に出すのは実は初めてだったりします。特定ブログという性質に伴い違和感を感じられる方が多い内容である事も、またサーチロボットにピックアップされないようにする書き方の術も知ってはいますが、あえて直に書きました。ただ、恐らくこれ以降はないでしょう。。失礼しました。

 良くも悪しくも、現制度の下では(昔の制度下でも)、天皇は一般人と違います。なぜなら戸籍には載らず、選挙権など現憲法に基づく基本的人権も制限され、その他いろいろ。しかし一般人とは違っても「人間」であることに変わりはないでしょう。だから皇太子や秋篠宮の恋愛結婚も認められました~昔なら勝手に許嫁が決められる。
 天皇(制度)を奉る人たちの発言や行動が、実は天皇を困らせる(あるいは怒らせる)、二・二六事件や三島事件など、そのような例は多々あります。天皇(制度)を奉りながら(あるいはそのふりをして)、それを利用し戦争始めた人たちが、戦後天皇の政治責任論・退位論や天皇制廃止論で天皇(制度)を危機に陥れた。某東京都教育委員の園遊会での余計な発言に対して、現天皇も内心は困って「強制でないことが望ましい」と言わざるを得なかったetc.
 蛇足ながら、天皇の政治的利用は大昔からの日本の伝統?典型的なのが明治維新で、討幕派にしろ公武合体派にしろ、天皇は将棋の「玉」に過ぎなかった。うたまるさんは「歴史の教科書のように聖人や極悪人の両極端な面しか見えません」と書いてるが、歴史の教科書にはそのような書き方はしてありません。聖人の天皇も極悪人の天皇も出てきません。『古事記』『日本書紀』には出てくるが。
 このコメント、書くのも迷ったし送信もやめとこうかと思ったけど、あえて送信します。

今朝の報道で、雅子様の外国でのご公務が又取りやめになったとのこと。理由の一つに飛行時間の長さが取りざたされていました。
ミーハーな雅子様ファンの一人として、海外で思う存分英語を話し、知識を披露して、笑顔の外交をされてきたらご病気も少しはよくなるのではないか思うのであります。
皇太子もご結婚を決められたときのように、「全力で雅子を守りたい」と仰れば良いのに。

今日、ここへ「乳幼児死亡率 統計」の検索用語でたどり着かれた方、ありがとうございます。おかげでふり返ることができ、大事な要点を考えることができました。
おなじ用語で出会った印象深いサイトをピックアップしておきます。(名前にはりつけました。)

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