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2009年12月31日 (木)

結露

氷挽くおとは山かげを徹りきて
午前十時の日のささぬ谷

氷室よりひかる氷を切りいだす
きのふより雪のふりやまぬかも

蒟蒻のしろき芋切れ刺しつるし
構へしづけき家いへの軒

 『切氷』 生方たつゑ

まったく写真とは関連はありません。
これらの歌が心にしみるのは北の山人の暮らしがみえるから。

また、この素材に心がとまったのは、季語氷室は夏の季語なのですが、それは使う方の季語分類でありまして、氷を切り出して、氷室に納めるのは、冬の仕事であると、これを読んで初めて知ったわけです。つまり、なんといいますか、その消費者論理と生産者論理での季語ばたらきの違いです。どこから探してきたかといいますと、神田の古書店が送ってくれる目録本の生歌稿のページから。朴訥なてらいのない平常心そのもののような字でしたね、この歌人の肉筆は。そりゃそうと、一回買っただけであとは何年も一度も買わないのに、いつも送本してくださってありがとさんにござんす。

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