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2009年11月23日 (月)

山は雪ー昔の友とくそばばあどち

高校の同級生、丸山消挙からの連句忘年会返信メール。

お招き、有難うございます。
でも、大変残念ながら当日は飲み会が重なっております。
酒者選択 暴飲暴色 満心遊意
ということで、申し訳ないけどその席には出席できません。

どうしよう飲み会二つ身は一つ昔の友とチャームガールズ
学割で「卒業」を観たあの頃はラストシーンだけが強烈に残った
放課後の廊下に君の背中見て僕は小走りに君と並んでみる
三色の毛糸で編んだマフラーくれた君暖ったかな気持ちも一緒に編んだ?

    丸山消挙

それは残念です。
おとこだけの飲み会を邪魔するつもりはありません。
歌を添えてくれてありがとう。
では批評。(苦笑)

一首目。
チャームガールズってだれ。もしやwe? げー。
「くそばばあどち」のほうがまだ許せる。
大家の俳句には「どち」ということばがよく使われます。
どちは「達(複数形)」という意味の古語、

上品でゆかしいです。
てことはつまりくさいことば=雅語なんだけど、それを打ち消す力がくそばばあってことばにはあり、等分で相殺される。この複雑な感性。

二首目。
これをもっとも支持します。
学割、卒業、ラストシーン。もうこれだけで強烈にわいてくるものがある。
そうだね、ほんとにあのころはそんな時代だった。
。。。と半分としよりのじぶんがあいづちをうつ。

三首目。
これはすこしだけやっかい。
作者は少年か少女なのかわからない。
この歌のなかの「君」は少年のようだ。
なぜかな。「小走りに君と並んでみる」という描写のせいか。
少年は少女の背中など詠まぬと思う。
これはかささぎの固定観念であり美学です。

四首目。
577773
字余りもいいところ。ぞろびく長さの36音。
「?」 


これら一連の歌には過ぎ去った青春への望郷の念がある。
短歌や俳句でも恋は詠めますが、もっとも自然なのは連句の中です。
おやじさん。どうぞ連句の座へおいでください。
日常はたいくつです。
けれども、韻文のなかではそうじゃありません。
堂々と自己を解放できます。
しかも、だれからも後ろ指をさされません。
時空をこえて、いにしえのひとたちとつながることもできます。

てことで。

かささぎ、連句的に過ぎ去った青春へよめる恋句、三句。

日矢さしてマフラーにある編み始め

マフラーの記憶の端が解け始む

いたいほど恋情抱へ山は雪    

※参照「どち」俳句二句

春塵にたかぶり人とけものどち   石橋秀野東京時代昭和16年

天上に何用あってひばりどち    斉藤康子平成21年*

*原句は「天上へ」、澤好摩が「天上に」と一字差し替えた。

『円錐』43号。

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コメント

チャームガールズ

チャームの後にedをつけて、過去形にすべきではないでしょうか。
なんちゃって、おかしいね、しんちゃん。

うまい!
ぼん、英語の忘年会にくればよかったのに。たのしかったよ。しまださんもいらしてたのに。いつのまにか復帰されて!しらなんだ。

いやあ、最近忙しくて、休みの日も休めていない。自業自得だけど、今週末、来週の休みも休めそうも無い。4日に院に行こうと思っています。一昨日から左足がおかしい。(おとついと入れたら変換しなかった。方言なんですかね。)

おとつい。へんかんしないでしょうね。
ゆうべはよさり、これは秀野もかいていた。
奈良やまとくんなかのことばとおなじです。
四日ですね、承知しました。
きのうはしごとでしたが、祭日は患者さんとてもすくないです。もともと祭日は休みだったのです、でも最近あけられるようになって。(なぜだろう。)かんじゃさんのため。といわれますが。

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