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2009年11月25日 (水)

政権交代と医療(70)  乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2009 年 11 月 25 日 水曜日 

昨日記載の論点を整理してみます。

医療は、重症医療(あるいは急性期医療)とそうでない医療(軽症医療あるいは療養医療)とに大別することができます。

重症医療は病状の変化も大きいので、人員配置を厚くする必要があります。

また、医療を、時間内診療と時間外診療とに大別することもできます。

時間外であろうと時間内であろうと、診療体制を整えるためには、人員配置を厚くする必要があります。

これらの組み合わせで、医療には次の4つのパターンがあります。

     重症患者の時間内診療

     重症患者の時間外診療

     軽症患者の時間内診療

     軽症患者の時間外診療

もっぱら軽症患者の入院医療を担う医療機関については、人員配置が薄くてすむことを根拠に、診療報酬がかなり抑制されています。

軽症患者は病状が比較的安定しているので時間外の人員配置をさらに薄くすることができ、そうすることでかろうじて経営が維持されています。

それらの医療機関では時間外の外来診療ができなくなってきています。

結果、重症患者の時間外診療を担う医療機関が(圧倒的多数の)軽症患者の時間外診療を引き受けざるを得ない状況になっています。

軽症患者の時間外診療を、軽症患者の医療を担う機関に受け持ってもらえるような診療報酬体系が実現できれば、救急医療の問題の多くが解消できるはずです。

「学長のひとりごと」から転載しました。

▼かささぎのひとりごと

かささぎは「乙四郎元官僚語録」として、この日本に一校しかない保健医療経営大学学長の学術論文なみのかたい文章を、この二ヶ月手前勝手にだれの断りもなく自分のブログにもってきては、ああだこうだと書いていますが(ってかいつもなにかコメント書こうとするけどたいがい歯がたたないざんす)、今朝は、これを読んで、「ああ、あのことか!」とすぐさま頭にうかぶことがある。こんなに冷静に書いてるけどここはもっと声を荒らげていうべきことなんじゃないだろか。なんのことかといえば、聖マリア病院などの夜間救急外来のことです。
子の持病を通じてこの病院にはずっとお世話になってきましたので、対応が気になっていました。年々多くなってるようでした、小児科夜間救急外来での一般受診者の診療が。
まるでコンビニへでも出かけるようにして何の配慮も払わず、夜しかこどもをつれてこれないからという理由で救急外来へ子を連れてくる親たち。
テレビで偶然みたことがあります、おせわになっていたO先生がごはんをたべる暇もないと疲れた顔で話されていたのを。睡眠時間も食事時間も削って診療にあたらねばならないなんて戦地での医療とおなじではないか。
で、ふつうなら、もっと常識的に行動しなよ!って若い親(わかくない場合もありますが)に言いたくなるところです、古だぬきとしては。だけど冷静に考えると、子が病気でぐったりしているときってのは、常に救急事態に違いない、どの親にとっても。だから決して親を責めてはいけないのでしょう。

ではなにをどうしたら・・・。
というのが制度の問題だったのですか。それも診療報酬のほうの。
こういうことは門外漢にはみえませんよね。
専門的な詳しいことはよくわかりませんが、何が問題なのかというのはこれで少しわかりました。けっして、親が悪いわけでも病院がわるいわけでもないのだと。診療報酬体制の制度の問題かー。

「保健医療経営大学」が学ぶものがよくわかりませんでした。
しかし、学長のひとりごとを乙四郎元官僚語録へと転載していく過程で、少しずつ確実に開けてくる世界があります。

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