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2009年11月20日 (金)

政権交代と医療(65) 乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

 

11月20日

協会けんぽは、保険料収入の減少などによる財政悪化(今年度末に4500億円の赤字見込み)のため、現在は全国平均8.2%の保険料率を、来年度から9.9%に引き上げる必要があるとの試算結果を発表しました。

保険料率の法定上限が10.0%なので、診療報酬がプラス改定されれば、必要な保険料収入が確保できなくなります。

中小企業の経営環境が厳しく保険料率の大幅な引き上げは困難なので、国庫補助率の引き上げが要望されています。

国庫補助率を現在の13%から上限の20%にまで引き上げれば保険料率を9.4%に抑えることができますが、診療報酬のプラス改定で医療費が政権公約通りにOECD水準まで引き上げられれば、10%に達してしまうことになります。

事態はここまで切羽詰まっています。

健保組合が黒字の頃は、旧政府管掌健康保険(協会けんぽ)の国庫負担を健保組合が肩代わりしていましたが、今年は6150億円の赤字で、健保組合も保険料を上げなければならない事態です。

なお、健康保険組合連合会(健保連)の平井会長は、政権公約に掲げられた「医療保険制度の一元的な運用」について、「保険者の効率化の意欲や経営努力を低下させるものだ」とし、「職域健保としての立場を否定するもので、誠に遺憾なことだ」と述べています。

一元化は、肩代わりよりもさらに多くの負担を職域へ強いることになります。

今のところ、協会けんぽへの国庫補助率の引き上げも診療報酬のアップもペンディングですが、政府予算案をまとめる時点までには結論を出していただかなくてはなりません。

「学長のひとりごと」より転載しています。

政権与党からのコメント

▼ 9月11日付の「政権交代と医療」より抜粋

仙谷由人:医療再建議員懇談会会長、がん治療の前進をめざす議員懇談会会長

(国立の)医療施設について、「減価償却も未来投資もないような貸借対照表でやっているのはおかしい。そんな状態で中期的にもプロフェッショナルとしての医師や看護師がどう育ち、どう継続していってくれるのか。そこから考えてもすぐ分かるようなでたらめな事が行われていた。ビジネスモデルを色々照らし合わせてモデルを提示し、医療と経営ができる人を育てていくことが必要」

中央社会保険医療協議会(中医協)について、「診療報酬の付け方として、ことここまで来させて、国民から怨嗟の声が上がって、民間病院の首が全部絞まって公的病院は赤字だらけ。国って何なのかと、中医協という存在はそういうことは考えなくてよかったのかと。公益委員の役割は何だったのかと。保険組合とか開業医、財務省との三者の綱の引き合いの中で祭り上げられてまとめ役をやっているような気になっていたけど、まとまった結果としてもそのことが医療現場をどういう状況にさせたのかという反省なしに、金があるかないかの話するだけなら、そういう中医協ならいらないのではないかと僕は思っている」


まだ厚生労働省の大臣がきまっていませんでした。
この時点で最有力候補だった人の談話、かささぎはひょいと思い出した。
ところで・・・と、このせんごくさんはいま、なに?(苦笑)
んーーーだれが何なのか、さっぱりわからんなー。
国家戦略室の室長ならしっとるよ。(乙四郎の天敵、管さん)。

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