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2009年11月30日 (月)

俳諧がもたらす「人和」2~支考俳論の魅力を探る~岩倉さやか

芭蕉が見つめた「虚」へ自他共に還りゆく感動

  岩倉さやか:文章

 支考を始祖とする俳系である美濃派(獅子門)は、芭蕉時代からの伝統を今に至るまで守り伝えている。彼らにあって、複数の作者が句を連ねてゆく「連句」という形式が重視されていることは、支考が俳諧を通して人の和を説いたことと無関係ではあるまい。では、そこでの「人和」とは、どのような意味を持つのであろうか。それを解く鍵が、支考俳論の看板ともいうべき、「虚実論」に隠されている。

    ◇

 支考は俳諧の本質を、「虚実の自在より、言語に遊ぶもの」であるとする。ここに「虚」とは、物・事が形成される以前の、万物の根拠を意味し、「実」とは、この世界に現れたあらゆる事象を指し示す言葉である。
 少し難しいようだが、これは「美しいもの」と「美」そのものの関係を思い起こせば理解しやすい。人はたとえば、萌(もえ)出る若葉や崇高な芸術作品に、さまざまな「美しいもの」を見る。が、「美」そのものは、それら「美しいもの」の存在を根底で支えつつ、われわれの目からは隠されているのだ。
 そして、支考の論の眼目は、そうした無限なるもの・「虚」が、この世に「実」として現れてくる「媒(なかだち)」を、「心」と「言葉」に見いだしたところにある。支考はいう、「もとより虚実は心より出て、おこなふ所は言語ならんをや」。つまり、人は日々、一瞬一瞬、「虚」の働きを何らかの形で心に受けているのだが、その驚きは言葉となって外に現れる。そして、この世にぼんやりとしてあったもろもろの事象は、言葉によって区切られ、はっきりとした形をとって、「実」として現れてくるのだ。

    ◇

 人は「虚」の働きをいっぱいに受けてその表れとしてのさまざまな「よい表現」を、そしていきていくことの証しを生み出そうとする。だが、「実」は限定を負った「実」である以上、決して完全なものではあり得ない。だからこそ、われわれは「虚」に向かって心披(ひら)き、日々新しい言葉を紡いでゆくのだ。こうして、支考は、表現するということの難しさと面白さとを、まことに的確に捉えてみせたのである。
 そして、「虚」に対して心が披かれたとき、己れの心が和らいだとき、そこに自ずから「人と人との和」も生じる、と支考は考えていた。われわれが一輪の花・一人の人を言葉によって捉えようとするとき、それをはじめから固定された、自分の外にある存在だと見るならば、そこには真の交わり・和は存在しない。だが、眼前にあるものを、まさに今、「虚」の働きによって新たに生れてきたものとして、驚きを以て受けとめたとき、わたしと他者とは、「虚」へと共に還りゆくという形で、一つの「和」を形成することができるのではなかろうか。美濃派の人々が連句を尊重したのも、句に句を「付ける」という営みが、「虚」への共なる眼差しと信を持って初めて成り立つことを知っていたからなのだろう。

    ◇

 支考の俳論はこれまで、衒学的な文章で、芭蕉の説を歪曲したとして、敬遠される傾向にあった。だが、支考の右のような俳諧観は、ほかでもない、芭蕉という偉大な師の姿を見つめていたからこそ生まれたものではなかったか。
 ものの生命を、その一瞬の煌(きら)めきを捉えようとした芭蕉は、なおざりの和など入る隙間もない、孤独で険しい道を歩んだ。しかし、だからこそ、われわれは彼の見つめた「虚」に自らも立ち合い、そこに連なってゆく感動を覚えるのだ。これが、すぐれた「人和」でなくてなんだろう。
 翻って今、個性尊重の時代である。だが、いたずらに自らを閉じ、他者との差異ばかりを強調する世界とは、案外に寒々しいものなのではあるまいか。支考の俳論は、個我を超えたより深い世界を、そしてそこに自他ともに与(あずか)りゆく可能性を、われわれに披いてくれているのである。

(西日本新聞2002年6・12(水)朝刊文化面より引用)

▼いわくら・さやか
1977生まれ。九州大学大学院人文学科学府博士課程1年。
国文学専攻。福岡市在住。(紹介文は新聞紙面掲載当時のもの。)

かささぎはこれを新聞で読んだときの感動をいまだに忘れずにいます。

絶望的な俳壇の状況のなか、こんなに若い人がものごとの本質を的確に据えた文章を書いておられることに胸の高鳴りを感じ、また文中の「媒(なかだち)」という特殊な用語に、十年前日本青年館で講演なさった光田和伸氏の『芭蕉俳諧の真価』のなかで聞いた、平安時代の連歌師二条良基の連歌式目のカテゴリーを連想せざるをえませんでした。それを詳しく引用した文章がかささぎの『暦論』にあるのですが、九州俳句のカテゴリーにひょっとしたら打ち込んでいたかもしれず、あとで暇なときに探してみます。それを覚えるとほぼ物・事の分類ができるようになる。いちばん古い式目の原型みたいです。

俳諧がもたらす「人和」1~支考俳論の魅力を探る~岩倉さやか

 岩倉 さやか

人は、なぜ遥か過去に詠まれたはずの一つの句、一編の詩に強く心を揺さぶられるのだろうか。そして、われわれの発する言の葉は、なぜ人と人の心を結びつけ、通わせあう力を持つのだろうか。

 美濃の俳人で、芭蕉晩年の弟子・各務支考(かがみ・しこう1665-1731)は、言葉の持つそうした力の謎を、俳諧という文芸を通して、どこまでも見つめぬいた人であった。彼は、主著『俳諧十論』をはじめとする多くの俳論を著し、蕉風俳諧の理念の確立に大きく貢献した。その彼が最も強調したのが、俳諧と「人の和」との繋(つな)がりなのである。

   あしたにつづく。長文なので、数回にわけて掲載いたします。
  ( 「通りすがり」のかたのコメントでふっとこの文章を思い出しました。)

   西日本新聞2002年6月12日付朝刊掲載

医療の需給バランス  乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2009 年 11 月 30 日 月曜日 

<医療の需要と供給 1>

需要に対して供給が足りなければ、必要な医療が提供できない人が生まれます。

医療は人の生死に直結しているので、供給不足の事態は避けなければなりません。

対し、需要に対して供給が過剰であれば、供給体制を維持するためのコストが余計にかかってしまい、医療費の高騰を招いたり、不当な低コストでの経営を強いられたりします。

昨今の「医療崩壊」は、医療の需要と供給のミスマッチが表面化したものです。

では、医療の需要と供給とがぴったりとマッチした状態が理想かというと、そうとは言い切れないのが医療の難しいところです。

精緻な統計を取って医療需要の全体像を把握し、その需要にぴったり合った医療供給体制を整えたとすれば、専門医は労働時間をフル稼働で、病床は常に満床という、究極の効率的な医療が実現できますが、そういう医療は現実に対応できません。

医療需要には予測不能性があります。

いつ、どこで、救急患者や、専門的な治療を必要とする患者が出現するかわかりません。

病床が常に満床であれば、救急患者はどこも受け入れられません。

専門医がフル稼働であれば、新患を受け入れる余裕がありません。

では、予測不能性に対応するには、どのくらいのゆとりが必要でしょうか。

診療時間内に小児科医師が5人常勤しているような大病院を想定します。

彼らが90%稼働しているとすれば、救急の小児科患者が飛び込んできた場合、半々の確率(ゆとり10%×5=ゆとり50%)で、5人とも他の患者の診療に追われており、対処が遅れてしまうことになります。

急患の処置が遅れないためには、せめて20%のゆとりがほしいところです。

医療には、ある程度のゆとり(供給過剰状態)がなければならないのです。

ところが、医療費抑制が長く続くうちに、ゆとりが経営危機に直結するようになってきました。

どの病院も、医師を食事の時間も取れないほどフル稼働させ、病床利用率を100%に近づけるのに躍起です。

なお、医療には、供給が需要を喚起する側面があり、20%のゆとりをもった供給体制を構築しても、需要が喚起されてゆとりが縮小する傾向になります。

外科医師が多い地域では外科手術が多く、病床数が過剰な地域では入院患者数も多くなります。

<医療の需要と供給 2>

市場原理では、需要が多くて供給が少なければ価格が高くなり、需要が少なくて供給が多ければ価格が低くなります。

医療の場合は全国一律の公定価格が設定されていますので市場原理は働きませんが、大局的には、供給が需要に及ばない医療については、診療報酬が高く設定されて供給誘導がなされているので、市場原理とまったく無縁であるわけでもありません。

しかし、需要の絶対量が多い病態(長期療養など)については、むしろ供給をためらうほど低い診療報酬が設定されたりもしています。

なお、医療の需要と供給とひとことで言っても、医療にはいろんな要素があり、要素ごとに分析する必要があります。

○○病医療の需要と供給

○○科医師の需要と供給

急性期病床の需要と供給

療養病床の需要と供給

新薬の需要と供給

後発薬の需要と供給

看護師の需要と供給

薬剤師の需要と供給

救急医療の需要と供給

へき地医療の需要と供給

  ・・・

要素ごとに、需給バランスは様々です。

保健医療経営大学『学長のひとりごと』を転載しました。

▼かささぎのひとりごと

ちょいとちょいと。

「医療には、ある程度のゆとり(供給過剰状態)がなければならないのです。

ところが、医療費抑制が長く続くうちに、ゆとりが経営危機に直結するようになってきました。

どの病院も、医師を食事の時間も取れないほどフル稼働させ、病床利用率を100%に近づけるのに躍起です。

なお、医療には、供給が需要を喚起する側面があり、20%のゆとりをもった供給体制を構築しても、需要が喚起されてゆとりが縮小する傾向になります。

外科医師が多い地域では外科手術が多く、病床数が過剰な地域では入院患者数も多くなります。」

ここんところ、なんといいかげんなのでしょう。
とっても人間くさい。

あるものはめいっぱい使うってことですよね。
こきつかう!

さて、今日もむすめのぐちをきいてまいりました。

さる製薬会社が経営する博多の病院でしたっぱの調理師を務めておりまするが、お正月の三が日、これまでは日に三千円の手当がついたのに、今度から何もつかないと嘆いております。

それと。
休みをとるのに交代要員が不足、産休とる人もはばかりながら状態だそう。
んで、こんな話もききました。
普通は産休っていうのは、産婦がとるものですよね。ところが中にはおばあちゃん役の人が絶対産休がいるといわれる場合があるらしい。・・・そうですよね、介護しなきゃいけませんから。
でも優先権は、産婦本人。つぎのつぎくらいに産婦の母のようでした。きびしい!!

新型インフルエンザ、若い職員が次々に罹患したため強制的にワクチン接種をしなければならなかったとのことです。安心しました。

2009年11月29日 (日)

手は口程にものを言います

手は口程にものを言います

きのうの夜、七時から八女福島某所で忘年会をしました。
連句のほうのお仲間です。
近ければ、前田圭衛子師匠、函館の杉作先生や東京のさくらさん(声を知るのみ)や横浜のうたまるさん、
それから福岡のばどさん(お会いしたことないです)、広川町の消挙どん、熊本市内の宙虫さんにもおいでいただきたかった。いずれそういう日もあるでしょうか。
会場設定などをやってくださったエメさん、ありがとうございました。
東妙寺が急用で来れなかったけど、あとは全員そろい盛り上がりました。
俳句会のことはどっかへいってしまった。苦笑
のちほど又課題句として一字提出をいたしますのでその節はよろしくお願いします。

記憶にのこった料理:

肉じゃがの小鉢
あん肝の酢の物
おさしみ盛り合わせ
アボガドとクリームチーズのさらだ
なすの八町味噌田楽
牡蠣のオーブン焼き
胡瓜のスライスに明太とマヨネーズのっけ(たべそこねた)
レタスととまとときゅうりとだいこんスライスなどのサラダ
・・・
〆のおじやもおいしかったです。
かっこいいマスター、でしたね。

(写真はえめさんとぼんの手。かささぎの正面にいらしたのです)。

六時まで福岡市で講師役(政権交代と医療、じゃなかった、なんだっけ。医療関連法規についての講演でしたか)を済ましてかけつけてくれた竹橋乙四郎に感謝します。いろいろと貴重な話を聞かせてくれて、面白かったよ。
現役の厚生官僚だったおつしろうの御巣鷹の夏の記憶。

かささぎははじめて夜の福島町を歩きました。
442沿いの銀行が軒並み駐車場をフリーにしてくれてたのがありがたかったけど、一番近い筑邦bkは早々と満車だったのにはびっくりしました。
またいつか。

筑紫は国のまほろば

都府楼跡をむすめと二人で歩き回りました。

万葉集4561首のうち筑紫を詠み称えた歌596首。

やまとは国のまほろば。とは耳にたこができるほど聞きますが。
ほんとうは筑紫が先です。(とかささぎはおもうよ)。

まほろばとは、いちばんいいところ。という意味です。

戒壇院から観世音寺へ  石の水紋

観世音寺の宝蔵の紅葉  

ここで靴を脱いで、二階に上ります。
二十年前とまったく変わらない。
一般500円は高いのか、安いのか。
ひさびさに大黒天像に対面してまいりました。
吉祥天女像が大黒天の右の右隣にありました。
むすめは祥子というのですが、お守りくださいとお祈りしてきました。

リンク記事:http://kotomachi.exblog.jp/3206008/

太宰府天満宮二の鳥居に伊藤傳右衛門の銘

参道入口から数えて二番目にある新しい方の鳥居です。
一の鳥居は古くぐるっと左右回ってみましたが、何の刻印もありませんでした。

伊藤傳右衛門は筑豊の石炭王と呼ばれた裕福な人。
歌人柳原白蓮の元夫だった人。

ちょうどえめさんブログでこの人の記事をよんだばかりでした。
ここです!

http://hatue62.seesaa.net/article/133868901.html
伊藤傳右衛門が福銀の祖~?そ~かそ~か

この天満宮の手跡はだれのだろう?

次の伊藤傳右衛門の銘がある鳥居。太宰府天満宮参道の二の鳥居。

連句的リンク:かささぎ村の天満宮の扁額
http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_a7d5_1.html

博多区某所の黄葉

博多はラーメンが高いのですよね。
700円~800円はざら。
久留米は450円~500円なのに。
味?どっちもおいしい、かわんない。久留米のがおいしいかも。

働く車  

たぶん、聖福寺付近?以前娘が住んでいた御供所町。

警察の車についてゆく

といいましても、悪いことはしていません。

寺田天満宮の黄葉

娘と約束していました。
太宰府の博物館に最終日の九州古代博をみにいきました。

いちばん印象にのこったものを。

長崎島原の原城址から出土したという黄金の精緻な飾り物でした。
なんとよぶのかをしりません。
時代はキリスト教が伝来してまもなくの十七世紀です。

山本健吉が原城跡で詠んだ句なんぞを思い出してしまいました。

 薯畠にただ潮騒と秋風と  健吉

(写真の寺田天満宮はかささぎ村のものを横から撮影したものです。)

めぐり逢えたら

「めぐり逢えたら」、
こないだ17の次男が『危険な情事』をみてたので、びっくりして、なんでこんな映画みてんの。と聞いたら「めぐり逢えたらに出てきたから」といったので、それが妙に気になって、どこで出てきたのかどんな場面でかを確かめたかった。苦笑。

で、きのう忘年会から帰った後で確認した。(三潴図書館で借りました。)
本編の中で出てきたんですわ。
物語終盤、母を亡くした幼い息子と男やもめのトム・ハンクスが一度もあったことのない女に会いにニューヨークへ行く行かないで喧嘩をする場面。パパはこどもに言わなくていい過去の女性体験をむきになって語り、その一連の会話の勢いのなかで「危険な情事のようなおんなだったらどーする、アメリカ中のおとこたちが震え上がったんだぞ!」というよなせりふがでてくるわけです。まったくほんとになんとすばらしいせりふ!!この一言でみてみようと思う息子がその証拠です。
この映画にはほかにもいくつかの映画の引用がでてきます。
映画自体、名画『めぐり逢い』を踏んでいて、映画のなかでヒロインの友達からきちんとした説明をきくことができます。

さてそこで、話題を再び日本映画『二人日和』へともっていきます。
めぐり逢えたら、とか、危険な情事、などのアメリカ映画とは似ても似つかない。
筋立てもはっきり言ってぜんぜん面白くはない。
老夫婦が京都の町家で暮らしている。
男は職人で、妻とは心中未遂まで起こした激しい恋があった。
が、すべては過去の出来事である。
そこに自転車にのった天使のような青年が現れる。
手品を通して老夫人とこころを通わす。やがて夫人は病でなくなり、夫はひとり残される。
青年はアメリカへ旅たつ。・・と、ここにあるのは懐旧のおもいと淡い恋(背景で少し語られる青年とかわいい娘さんとの恋)で、なにも激しいものはない。
ではなにがのこるか。
四季折々の京都の町と風景。
とりわけ、さくらの満開の土手。
川。井戸。水。
そして音楽。
アストロ・リコのタンゴ音楽。
「黒由玄のテーマ」は「天使のミロンガ」に似ています。

「天使のミロンガ」、出だしワンフレーズの歌詞をつけてみました。

あなたは どこへ  いくの

2009年11月28日 (土)

邪馬台国畿内説と九州説その他ごちゃごちゃ談義 2

石人山古墳は鉄格子に囲まれているんですか、今は?
中学校の卒業式が終わった後、希望者だけ石人山古墳に集まりお別れ会がありました。あの時皆で石棺に登りました。少し離れたところから走ってきて、「えいっ」と。あれは罰当たりな行為だったんですね。笑  
知らないとはいえ、ごめんなさいね昔の皆さん。

現代で古墳と言われているものに人が埋葬されているとは限りません。が、場合によっては危険です。

ぼん、わたしも記憶にあるのよ。石人山古墳のあの石棺がむきだしのころ、よじ登って遊んだ記憶が。あのころ、文化財保護なんて観点も保護するための財源もなかったでありましょうから。石棺を囲む石垣はぼろぼろ。石棺自体に落書きも施されております。

こんにちは。ちょっとブレイクがてら横から少し。。

私は卑弥呼(何か違う名前・・)なる人物と国は九州だと。。
倭は連合国(協議制みたいな総称)、卑弥呼はその長で強力な呪術師でもあり(古代シュメール→環太平洋に散らばる南方海人族系一族→後に後裔が熊襲とか物部氏の一部氏族と融合して土蜘蛛とか称される)物部氏(シュメール→大陸半島系で元々九州で天皇の大本)に滅されます。※卑弥呼は謀略で殺される
そのすぐ後に形成する大物国の出雲(シュメール→ヒッタイト分派→半島経由)も謀略で滅ぼされ(おおくにぬし殺される)物部氏が畿内(飛鳥)に統一王朝持ってくる反発防ぐ象徴として卑弥呼の後継者(呪術師)トヨか?を畿内に連れてくる。
その後独裁独善的な思想国家を危険視した蘇我氏(シュメール→ユダヤ分派→中華大陸経由)が物部氏を滅ぼし国の基盤を制定、が基礎が出来た段階でその配下であった中臣(藤原)氏(半島系で元は物部の配下氏族)が横取りで滅ぼす。
このあとからは大体史実でご存知でしょう。

謎の全ての鍵は物部氏です。

落ち:
証拠ですか??ありません。全て感覚。(笑
失礼しました。 

spadeろいりさんお疲れ様です。 腰痛はもう大丈夫ですか?
まだこちらでしたら、かささぎ整骨院に行かれるといいですね。
東遷都説があったのですか? そうですか^^
天皇家はこちら出発からされたましからね♪
fullmoonうたまるさん、卑弥呼は天皇系とかの説はありますか?なんとなく☆
シュメール文明>>惑星ニビルが浮かびます。
宇宙から地球に降りた人たち☆
ほんまに空想とは楽しいものですよねempty

club↑訂正・こちらから出発されましたからね(あわてて・・sweat01

私がこそっと大宰府に行って九州博物館に立ち寄ったのをみられたばいね。
古代博を確かにやっていました。

母の法事とおばの見舞い以外どこにも行きたくなかったのに、帰りに二日市に途中下車して大宰府へ足が向きました。
ここの皆さんにおびき寄せられた。

うたまるさんとえめさんはどこか似た感性の通路みたいなものがありますね。
うたまるさんが黒木のグリーンピアのロビーで帰りぎわにみせてくださった史料のなかに、えめさんの本名とまったく同じなまえがありましたね。古い系図のなかに。あれはなにだったんだろうか。きになっている。
うたまるさんをすこししかしりませんが、かなりへんなひとですよね。そうでしたか、九州説ですか。笑
きのう、書棚にとりみきの石神伝説を探したけど2と3巻しかなかった。一巻だった八女の古墳がでていて、現地取材したんだな。とわかる描きかただったから、今それをたしかめようとおもったんです。
どっちの古墳をかいていたんだったかと。柵があったように記憶。

さくらさんまでが行かれたとは。
やはりいかずばなるまいて。笑

 seikoはん、内田康夫の「箸墓古墳」を舞台にした推理小説、題名教えて下さい。この人の作品は「鞆の浦殺人事件」しか読んだことがないけど。最近、埋め立て問題とか、「崖の上のポニョ」関係で話題になった鞆の浦は、15年ぐらい前に行ったことあります。小説読んだからではなく、江戸時代の朝鮮通信使に関係が深く、彼らをして「日東第一形勝」と言わしめた所、こりゃあ、どう考えても景観を破壊すべきではないでしょう。ちなみに榎木孝明が浅見光彦役をやってる時、よく似ていると言われました~もっとも、同じような帽子被って髪が薄いのを誤魔化していたからでもあるが。ああ、その通り、あげんよか男じゃなかたい。
 うたまるさんのビックリ古代史について。歴史学的、かつ現代語的に言うと、中臣・物部が民族派で蘇我・厩戸皇子=聖徳太子が国際派だと思うのですが。そして国際派が勝利し、朝鮮系渡来人によって新しい国作りが…とも簡単にはいかず、紆余曲折、これは長くなるのでまたの機会に。

ろいりーさん。内田康夫さんの作品はデビュー作品「死者の木霊」がいちばんよかった。あとは似たり寄ったりで、すでに食指が動きません。くれぐれも言うときますが、歴史の先生が読むような作品ではなかです。でも、いちおう教えちゃるたい。笑
確か「箸墓伝説」というタイトルでした。上下巻あってけっこう長い。
ゴールドハンド?でしたっけ。ゴッドハンドでしたっけ?ほら、あったじゃないですか。発掘現場の捏造事件。全国的に有名な発掘調査の学芸員さんが自分で埋めていかにも自分が発見した、みたいな事件を起こしたことが。それも、歴史の教科書を塗り替えるようなぶったまげた事件を起こしたことが。あれが下敷きになってます。
で、言うまでもないことですが、ろいりーさん、あくまでも娯楽書としてお読みくださいね。

失礼。
内田康夫ファンのために補足いたします。
他の作品は似たり寄ったりで食指は動かないといいつつ、わたしはたぶん内田さんの全作品を読んでいると思います。

爆笑。いいおちだよ。

さて、ろいりーさんの容姿について。
榎本孝明に似ているといえば似ている。ろいりさんはぎょろめでほりのふかいかおをされていますから。かささぎのようにはにわ顔ではありません。
写真がこのブログ内にあります。あれはいい写真でした。ぼんのご主人も男前ですが、かささぎがアップした写真はろいりー仕様になっていて、彦山は横向きになってます。彦山ごめんなさい。
ほかに竹橋乙四郎と中山そらんを撮った写真もございます。これもとってもいい写真です。乙四郎ファンの方々、どうぞごらんくださんし。また、そらんファンのかたがた、どうにかしてさがしだしてごらんくださんし。二人とも実物より数段よく写っています。あのときはまだ若かったよね。まだ一年しかたっていないのか。ときはまってくれないね。どんどん日がおちる。
スナップ写真ていいなあ。
あと、かささぎは函館の杉作先生を写しにいきたいのですが、まだ北海道まで出向くことができません。できればあちらからこちらへおでかけ願いたいのでごぜえやすが、最近は何か手術もなさったご様子で、とても忙しそうです。遠巻きにみているだけです。
福岡の東のほうのばどさんも最近は生きているのか死んでござるのかわかりません。縁があればまた連句につきあってくださることもあるでしょう。
いつか調うたまるさんを撮らねば。この人はとっても温顔です。どこか東妙寺らんの顔とにているのです。姉弟みたいに似てる。
それと丸山一族の丸山消挙も撮りたい。この人はしぶい。こないだの高校時代のマフラー歌をよんだときにそれを感じた。
ということで。
音彦さんはもういいですからね。ぱす。お仕事がんばってください。笑(はくじょう)

八女福島のからくり人形と犬山祭りのからくり人形との接点 2

犬山のようなからくり人形を乗せた山車の祭りは現在でも愛知県と岐阜県にたくさんあります。山車の形はそれぞれ違いますが、からくり人形の形態や操作の仕方はほぼ同じです。岐阜羽島の近くの竹鼻という所にもそんな山車を曳き回す祭りがあります。関東や東北にあるという話は今まで聞いたことがありません。

八女福島のからくり人形は初めて知りました。どのようなものか一度観てみたいですね。九州にもそのようなからくり人形の祭りは他にあるのでしょうか?

ようこそいらっしゃいました。
どうぞ来年はおいでください。祭りの日は秋、数日あります。詳しいご案内はかささぎにはできませんが、いずれ調べてまいります。いらっしゃる場合は、ビジネスホテルもございますし、ほかにもいろいろ見るべきところがございますので、かささぎツアーかなんかをブログでいつか組んでみたいなあとおもっているところでした。冗談ですが。笑
と、そのまえにもう一度「日本のまつり」東海編(岐阜静岡愛知三重)をみて、確認します。なにしろぼけえと見てたので。犬山祭りははじめから二番目にでましたが、ユーチューブの紹介と少し違うものがあったとおもう。それ、確認します。
それと。
かささぎのひとりごとです。
十五年ほど前田圭衛子先生のところのれぎおんで俳諧を学んでいまして、いつのれぎおんで読んだか、本屋良子さんとおっしゃる美濃派の俳諧師のかたが書かれていた文章でこの祭りを読んでいたようにばくぜんと記憶します。この人形からくりの祭り。あっ、ここにもあったんだ。とそのときには思っただけで、深くは追求しませんでした。
その後、自分で暦論という随想を「九州俳句」という俳句誌に連載していた五~六年前、高良山に芭蕉をまつる神霊社があることを知りました。といいましても小さな小さな祠ですが。
それを追いかける過程で、芭蕉はこの地へはこれなかったけど、弟子である俳人が二人来ていることを知った。においづけまでいれればもっと多く。来た俳人の一人に美濃派の元祖、かがみしこうがいます。
各務支考。久留米、柳川、へ来ているし、句を詠んでもいる。
ああ、そうだ、さっき、書いた芭蕉をおいかける過程で、というのは、実はそうじゃなく、八女戦国百首和歌をおいかける過程で、というのが正しいかもしれません。どっちもです。美濃守、と書かれていましたので、さばき役の源鑑述さんには。だから美濃を追いかけていた。
八女の本では八女のあかりとちゃっぽんぽん祭りのからくり人形は江戸なかばじゃなかったかと思います、福島の庄屋の倅だった松延貫嵐が職をなげうち大坂へ出奔、そこで人形浄瑠璃にとりつかれて台本かきとして成功し、晩年に故郷へ帰ってきて広めた・・・というようなことだったとおもいます。ですが、犬山祭りをしってしまった今、ほんとうはもっとさかのぼるのかもしれない。とおもいはじめました。「犬山」という地名が八女にはあることも今おもいだしましたし。関係ないかもしれませんが。
もっと詳しく知りたいものです。つながっているのかもしれません。
この社団法人地域伝統芸能活用センターの「日本のまつり」東海編のdvd一本のなかにはまつりが13収められていますが、人形からくりは犬山祭りだけです。すごく立派な人形と装置でした。八女の者は、必見です。また、まつりの車山(やま)をかく場面が、麒麟麦酒のコマーシャルにつかわれ、イチローが出てるのを動画でみました。

「九州にもそのようなからくり人形の祭りは他にあるのでしょうか?」
かささぎの知っているのは、ここだけですが。
どなたかご存知のかたがあれば、お教えください。

もう一度みてみました。祭りの車山にからくり人形がついていますが、宵になると提灯にろうそくのあかりがともされて、365個の提灯が山の上でゆれます。ときには火がついて燃え上がる提灯もある。どこの提灯祭りも電球になる中、ここはかたくなにろうそくの火を守り続けているとのこと。
365個の火!ということは、提灯一個は一日の太陽の暗喩ですね。戦国百首和歌の24人の連衆は天文24年の一年ごとの太陽の暗喩だったのだと思いたい。一世紀くらいしか離れていません。ずっとむかしはたいまつだったのかもしれない。八女も提灯の産地です。たぶん岐阜につぐんじゃないかな。
また、こういうことも出てきました。
金色のきものを着たこども(男児ばかり)を肩車して大人のおとこたちが車山につれてゆきます。そのとき、決して地に足をつかせないという決まりがある。こどもたちはやまの上に飾られる。(まつりに出演する)。
二年前だったと記憶するのですが、一度だけ祭り行列の警固をしたことがあります。わずか三時間半の仕事でしたが、二キロ近くの道を練り歩くんです、稚児風流の一連隊が。水田天満宮のお祭りでした。ブログ内を探せばあります、仕事中最後尾にいたからできたことですが。名前にはりつけ。五枚かそこらあります。ごらん下されば解りますが、稚児はみな、男児です。それも十歳以下、が多い。例外的に十一歳の子もいましたが。

名古屋弁と八女弁に共通の語尾があります。
にゃあという。ねこ族だったのかもしれません。

からくり人形とはちょっと違いますが、八女郡黒木町にいわゆる人形浄瑠璃というのがございます。たしか町の重要文化財指定であったと記憶しています。後継者育成ということで、地域の若者に継承するとりくみが行なわれていると聞きました。蛇足ながら、黒木町の文化財担当はオーシマ君というよかオトコです。

http://www.fsg.pref.fukuoka.jp/e_mingei/detail.asp?id=69-1

あ、ごめんなさい。
県指定重要無形民俗文化財だそうです。

みてみました。ありがとう。例の鰐八のですね。
黒木の山奥のそのまた奥の・・というところでした。今年よばれたようにして行った六地蔵、その道中にありました、この建物がひっそりと。
なにかドラマがあるのではなかったですか。
もう放映されたのでしょうか?

かささぎ様、seiko様、とても興味深い話をありがとうございます。

ユーチューブで八女の燈籠人形を観ました。なるほど、動きなどは東海地方のからくり人形によく似ていますね。

九州は八女にしかからくり人形が無いとしたら、それがどのようにして発展したのか、遠く離れた愛知や岐阜とはたして繋がりがあるのかどうか、その辺を詳しく調べてみたいような気持ちになります。

九州は一度も訪れたことがありませんが、将来行く機会があれば是非八女に足を運ぼうと思います。

各務支考が久留米、柳川を訪ねたことがあるとは初めて知りました。因みに、尾張(愛知)地方のからくり人形山車を奨励し広めたのは芭蕉や支考が活躍していた頃の尾張徳川家の殿様です。そして、そのからくり人形を作ったのは大阪の浄瑠璃人形を作った人たちでした。

八女も提灯の産地ということは支考の出身地の岐阜と共通なものがありますね。

かささぎ様のおっしゃるように犬山では山車に乗って太鼓を叩くのは稚児の役目ですが、最近は少子化ということで女の子も許されています。(ああ、それも同じです。せいこさんのところの祭りでも同じことをいっていました。そして水田天満宮のご神幸祭でもおなじです。姫野・注)

>名古屋弁と八女弁に共通の語尾があります。にゃあという。

それは非常に興味深いですね。(笑)

愛知や岐阜のからくり人形がお知りになりたければ「尾張の山車まつり」というサイトが詳しいです。そのサイトの「地区別山車の詳細」というところをクリックしていただければ人形の全てをご覧になることができます。「尾張の山車まつり」で検索していただければ直ぐに判ると思います。

政権交代と医療(72) 乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2009 年 11 月 28 日 土曜日

「適切な医療費を考える議員連盟」が26日に発足しました。

議連会長は櫻井充参院議員で、約110人の民主党議員が賛同しているのだそうです。

財務省が、次回改定で診療報酬全体を3%程度削減する方針を打ち出し、厚生労働大臣も上昇幅を抑える方針を示すなど、政府の動きが民主党政権公約と異なる方向へ向かっていることに対するものです。

政府の動きに真っ向から対立する与党議員連盟の発足は、政権交代後、初でしょう。

これを政治主導と官僚主導の対決の構図としてとらえると、医療費だけの問題ではなく、国政全般にわたる、政権交代後の国家運営の実態が透けて見えてくると思います。

現時点においては、官僚中の官僚である財務省が圧倒的な強さで主導権を握っているように思えます。

旧政権よりも財務省主導が強まった感さえあります。

ここで、政権与党がどれだけ主導権を発揮できるかが、政治主導を旗印にして国民の信を勝ち取った新政権の真価の見せ所だと思います。

診療報酬改定の行方に注目です。

保険料負担や患者負担を上げずに診療報酬を上げる方法は税金の投入しかありませんが、子ども手当の財源確保問題を抱える厚生労働省予算に、政権公約通りに診療報酬のアップ分を大きく上積みするという「政治主導」ができるか否かが、新政権の試金石となるでしょう。

「学長のひとりごと」を転載。

きのうからのつづきコメント

固定資産税で言うと、久留米市に合併した今のほうが、合併する前よりかなり安くなっています。
1期に2万円ほど。
三潴郡で言えば久留米に近いから(交通の便が良い?)高かったけど、新久留米でいえば、都心から外れた場所となり、地価の評価も下がったからだと理解している。

学長ブログに訂正が入っています。

半数以上 → 数割

昨今は抗生物質や生活習慣病薬の割合が増え、これらは一般用薬類似医薬品ではないため。

勢い余って間違いを書いてしまったようです。

ちなみに今我が家で使っている売薬は、といいますと。
農協かどこかの置き薬→風邪薬はコンタック風のカプセル薬と錠剤の二種類。目薬も高いのと安いの二種類。かゆみどめが一つ。軟膏。リバテープみたいなのや傷薬とか整腸剤胃腸薬など入っています。月に一回はこのなかをしらべにみえ清算してゆかれます。そしてついでにビタミン剤を押し売りしていかれます。ああごめんなさい、おしうりではござんせん。おすすめになっておうりになっていかれる。世間話にこきまぜて。だいたいかぜはこれでなおします。おきぐすりはずっと昔からあります。昔は大風呂敷で包んだかごをしょった太った富山のおっちゃんがみえていました。藤山完備みたいなおっちゃん。髪はポマードでてかてか光っていた。それ思い出します、紙ふうせんをくれるから好きだった。ほんとに富山からきてたのかなあ。

医療の地域密着性という意味あいが、すこしだけわかった。
ぼんが書いてくれたコメントから連句的に。地盤看板めしのたねっていうように、親の代から続く医院であれば、そこを動くわけにはいきません。これを地域密着性というのですね。・・え。意味がちがう?そんなこっちゃない?
きのうの本文に書いた、より都会へとひっこしていった医師一家の話で、年代が違う方々には見えにくいことを補足します。
なぜ都会へと流れるか。その理由は子弟の教育だとおもったかささぎ。
当時はゆとり教育の全盛期でした。私たち親の年代が習ったことの六割ほどしか学校では教えてくれないようになった。それなのに受験競争は前より激しくなる。これでは学校には頼れず塾に頼るしかなく、子を医師にしたい親にはそれは必然であったろう。

2009年11月27日 (金)

政権交代と医療(71)  乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2009 年 11 月 27 日 金曜日 

行政刷新会議の事業仕分けでの評決事項のひとつに、一般用薬類似医薬品(漢方・ビタミン剤・湿布薬)を保険給付からはずすというものがありました。

財務省が出した案ですが、ワーキング・グループ15名のうち11名が賛成しています。

これらが保険の対象外となるだけで、ずいぶん保険財政の負担は軽くなりますが、一般用薬に類似している医薬品は漢方やビタミン剤や湿布薬だけではなく、風邪薬や鎮痛薬や水虫薬などたくさんあります。

今後、保険財政がさらに厳しくなれば、漢方が突破口となり、その理屈の延長線上で、これらの医薬品も保険の対象外となる可能性が高くなります。

保険診療を受けている人の数割は、これらの一般用薬類似医薬品(一般用薬より薬効がやや強い医薬品)で治療されている患者さんです。

これらが保険適用外となってしまうと、患者の多くは、保険料を納めているのに、いざ病気になった時に保険がきかないということになってしまいます。

そういうことになれば、保険制度への信頼は崩れてしまいます。

いかなる病気になっても、誰でも安心して保険診療を受けることができるからこそ、国民皆保険が定着しているのだということを忘れてはなりません。

「学長のひとりごと」から転載しています。

きのうからのコメント

ここでの問題点をかささぎ風に整理しますと、
与件は
①診療報酬は全国どこでも一律
②患者数は人口に比例
③ゆえに医療機関の収益は患者数に比例
地方と都市医療の問題の元となる分析方法は
「医療統計では、人口あたり医師数だの、人口あたり病床数だのと、人口比が地域間比較で多用されています」
んが、あるべき姿は
「医療には地域密着性がありますので、人口希薄地では、医療機関や医師の配置は、人口あたりどれだけかというより、面積あたりどれだけかのほうが重要です。」
そこからの論のひろげかたが、どしろうとのかささぎ族にはわかるようでよくはわからないっす。おいしゃさんが生活のことを考えて都会へ都会へといってしまうってのはわかりますが。それだけおかねがはいってくるってことですよね、患者さんが多いから。

だっから東京の病院が最近どんどん巨大になっていくんだ。

どの病院も大きく大きく美しくしてるんだよね。
最近特にこれが目立つのでどうしてやろか?って思ってたんだよね。

だから、田舎の総合病院はありえない。
田舎町の地域医療を担う公立病院のどこもかしこも赤字で閉鎖される運命にあります。そいう視点でいくと、やめ地域に住む人間はくるめの大きい病院じゃなくて、やめこうりつびょういんを利用せねばならぬのです。が、わたしもツレが大きい病気をしたらくるめの病院に連れていくだろうなあ。

さくらさん、一週間もふるさと鳥栖へ帰郷なさっていたのですね。
おかえりなさい。中空であり中有であるブログの世界へおかえりなさい。
さくらブログへコメントをしてもなんの返事もありませんので、心配しておりました。インフルにかかられたのではなかろうか?とか。

「医療には地域密着性がある」

このことばですが、とってもむずかしい。
こころとからだはきりはなせない。というのとやや似ている。

「人口希薄地では、医療機関や医師の配置は、人口あたりどれだけかというより、面積あたりどれだけか」
このことばが、かささぎあたまにはむずかしくてねえ。
ばくぜんとしかわからんことっていらいらしてくるんだ。
ところで。おなじ町内というか村内というかの歯医者さん(いなかなのに二軒もある!しんじられんめ?=めは推量「まい」の短縮形、方言。八女というところはまかふしぎな田舎ですな、ほんにほんに。いま書きながら気づいた、一キロ圏内に歯医者多すぎだってば。5~6軒もあるよ)のうちの一軒が県道に面している、もう一軒は村に入り込んだ田園地帯にある。かささぎはその県道に面した歯医者さんちのおくさんと小学校のお世話役をしたことがあるのですが、そのとき(十年ほどまえ)途中で久留米へ越していかれました。医院は八女のその地に残して、。えー、なんで?とたずねましたら、八女は税金が高いからとおっしゃいました。へえ、そんなこと、思ったこともなかった。税金をほかの市と比較したことなど。どこも同じだとばかり思っていたから。だけどちがうの?
あとで考えたのは、きっとこどもの教育を思われたのだろう、と。
こっちのほうが大きな理由だったのではなかろうか。
なにかリアルな話を書きたかったもので、もしさしさわりがあったらごめんなさい。税金の比較、客数の比較、環境の比較・・いろいろ思案して医院はその地にたつんだなあ。ってことだよね。まるでたんぽぽの種がどこへおちようかと思案するみたいにして・・・。ちがうか。笑

この夏父が公立に入院したとき買った週刊誌で、私はばったり懐かしい青春時代にであった。「日本の島」というシリーズ。二度の夏、その離島で合宿をした記憶。最初の夏は一週間。つぎの夏は三日。無医村研究のための合宿。
その島が載っていた。今ではに一回、医師が通ってくるようになっているようであった。胸のなかに島ですごした無為な夏の、それゆえにぜいたくな記憶が蘇った。

毎度ながら連句的にかきました。〔かささぎの旗〕

2009年11月26日 (木)

五本指靴下が流行ってます

五本指靴下が流行ってます

邪馬台国畿内説と九州説その他ごちゃごちゃ談義

コメント

mist今朝はすごい濃霧でしたね!

古代博>>はい。 たしかに地味ですね。
タダ券をゲットしたので行ったのかもしれません。
たしかに、タイトルに踊らされるというのはいい方法かも☆
この世界は興味があればこそのことで、掘り出されたものにロマンと空想を駆使しないと面白さはありません。
卑弥呼>>専門家は畿内説が有利とのことですが、熱心さは九州説指示には敵わないようですよ。
九州説のみなさん、ここはしっかり頑張りましょう♪♪♪
畿内説に断定されることになったら(まず断定はしないと思うけど)九州で最初に都を作って東に上って行ったってことに☆彡

↑追伸
タダ券で行ったけど、結果はとても良かったのよ。
行ってよかったと思いました。
まだの方、ロマンを見つけに行かれてください。29日まで(^_-)-☆
☆本物の石人をごらんあれ☆静かで密やかな目を☆

そうでしたか。そんなら石人の目をみにいくぞ!!
ほんものの石人はみたことない。八女人なのに。
東京の国立博物館にあるってきいたけど。
日曜、むすめが休みだからいっしょにいくって。ひさびさの娘孝行。ほんとは電車が速いと思うのですが、娘のお玄関口までお迎えにいく羽目に。とほほ。
日曜が最終日・・多いかも。

 エメさん、邪馬台国東遷説は、意外と有力な説なのですよ。ところで、30年以上前にSF作家豊田有恒の「邪馬台国を見つけよう」という本を読みました。福岡の山門郡に行って旅館に泊まったら大歓迎されて、ぜひ邪馬台国山門説が正しいように書いて下さいと頼まれ、「邪馬台」という地酒まで振る舞われたとか。一方、大和地方では、ここらへんにはいっぱい古代の遺跡があるけんね、1つぐらい九州に譲ってやってもええよ、という余裕の態度だったらしい。一時は吉野ヶ里の発掘で北九州説が有力になったけど、今は畿内説が有力になって、でも結局はわからんでしょう。一番良いのは奈良の箸墓古墳を発掘調査することだが、これは宮内庁が許してくれない。この役所が日本の古代史研究にとっては癌のような存在である。でも今の天皇はいい人だから、直訴したら何とかならんかな。
 ま、それはそれとして、かささぎさん、今回はno problem、ケンチャナヨ、没問題(メイ・ウェンティ)ですが、メールを引用する時は一応前もってお知らせ下さい。石人、25年ぐらい前に岩戸山古墳と石人山古墳を見に行った時は、そのままそこに展示してあったけど、今はもう見れないのでしょうか?そういや岩戸山古墳の近く=福島高校の近くで免許証落として、それを拾った人がわざわざ東京に送ってくれてと、そんな出来事も思い出した。

 追伸、高速バスのせいか、昨朝顔洗おうとして、いきなりギックリ腰もどきになりました。それこそ整骨院に行けたら、という状態だったけど、今日はだいぶんましに。昨夕帰る時には自転車にも乗れたし。ホントのギックリ腰になったことのあるうちのヨメに言わせれば、そんなのはただの腰痛たい、ギックリ腰だったら階段昇ったりもできん、と言うことだった。しかし、座った状態から立つ時にはまだ傷みがあり、さすがにランニングは数日お休み。

夜分遅くに失礼します。
それはエコノミークラス症候群というものでしょう。
何時間かかるのですか、東京から久留米までバスですと。
今日もぎっくり腰のかたが何人かみえましたが、先生はたのしそうにいたがらせつつなおしていかれます。患者さんもたのしそうにいたがりながらなおされていかれます。この両者のこころがひとつになって医療の世界はまわってるのだなあ。とかささぎはおもいます。なーんてね。
ところで、メールを引用するときは。はい。さようでございますね。だけどいやなこったい。これからも断りもなく引用し、おわびが事後報告になることでしょう。いな、それさえしない場合もあるかもしれません。ですが、まあこんなやつですのできれいさっぱりとおあきらめくだすって、これからもしゃぁねえやつだとあきれつつあいそつかしつつ、お付き合いくださいますように。

今日帰ったら、如水庵からお歳暮パンフレットが届いていた。
とよのかいちごにこだわる理由というのが書かれていたので、ちらりと読んでみました。
かささぎの家ではむかしとよのかいちごをつくっていました。
長いこと。あまおうにかわるまではとよのかでした。
で、如水庵がいちご大福にとよのかを指定する理由。
すっぱさがあるから。というのです。あまおうではあますぎる。と。
なるほど、そうか。でも、あまおうでさえ、かささぎの味覚ですと、求肥に白餡とともに食せばすっぱいと感じます。八女のお菓子やさんのですけど、あまおうミルク大福というのがあって、それはあまおう。それもとってもおいしい。ところが、如水庵のコラムを読んでいると、あそこが元祖みたいなことが書いてあって、なんだかおかしくなりました。白餡じゃなきゃいちごに合わないですし、ね。
味覚ってデリケートですよね。
博多の和菓子やさんが如水庵。くるめのゆめタウンにもあります。
一方、隆勝堂は八女の和菓子やさんで、蹴洞(けほぎ)というヒット作がロングセラーであります。黄身餡にクッキー生地の皮、その上にくるみがのっかってる。このくるみの使い方がものすごく上手なんだ。甘みとしぶみがマッチしていて。かささぎ的にはまんじゅう類のなかでは一番すきですね、けほぎ。
ところで、大きさってのは意外と大事で、隆勝堂のいちご大福はかなりおおきいのでやぼっちい。如水庵のはちいさい。ちいさいほうが上品で都会的なんだけど、これはおおきいほうがいい。
いろいろむずかしいことを書きました。
今日どこかでいちごハウスの蜂が殺されたというむごいニュースを読んだからです。
いちご農家のみなさま、これからシーズンにはいります。おからだをお大事に、はちもおだいじに。

ろいりーさん。数年前、内田康夫さんの推理小説で「箸墓古墳」が舞台になりまして、それ以来、その実在する箸墓古墳が気になって気になってしかたないのです。新聞に出れば新聞を、テレビにでればテレビを食い入るように観ています。
九州もんの癖にわたしが機内説支持派なのはこの「箸墓古墳」の存在のせいであります。宮内庁が発掘させてくれないゆえに「ロマン」が秘蔵されていて、ますますこの古墳への思いがふくらむ。奈良に行きてえ。この箸墓古墳を見るだけのために行きてえよ~。その思いが募る日々であります。

ところで。25年前にろいりーさんが見たとおっしゃる広川の古墳群は、古墳公園として整備されています。ですが、石人山古墳の家型石棺は外から鉄格子ごしに観ることができまっせ。ただ弘化谷古墳の壁画は保護のために日ごろは非公開となってます。年に2回一般公開されてます。ご参考までに。
もし、この古墳を見にこられるようなことがあれば、ひとことお声かけくだされ。歩いて五分のところにすんでますから。笑

人口希薄地医療と人口密集地医療を比較する愚   乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2009 年 11 月 26 日 木曜日

僻地医療や離島医療などの特別の条件にある地域の医療ではなく、都会から離れた、ごく普通の地方の医療について考えてみましょう。

医療統計では、人口あたり医師数だの、人口あたり病床数だのと、人口比が地域間比較で多用されています。

欧米諸国の人口あたり医師数が日本の1.5倍だというので、日本の医師数も1.5倍に増やそうという政策判断がなされたりします。

しかし、医療には地域密着性がありますので、人口希薄地では、医療機関や医師の配置は、人口あたりどれだけかというより、面積あたりどれだけかのほうが重要です。

人口1000人あたり2人の医師だと、大都会ではあちこちで医師に出会うことになりますが、人口希薄地だと、何キロも走ってやっと医師に辿り着けるかどうかといった感覚です。

欧米諸国のように広大な国土の国の人口あたり医師数と、日本のような人口密度が高い国の人口あたり医師数を比較しても説得力はありません。

ところで、診療報酬は、全国どこでも一律です。

都会であっても、田舎であっても、同じ医療行為に対しては同じ対価(診療報酬)が医療機関へ支払われます。

また、同じ医療行為を10人に対して行えば、1人に対して行った場合の10倍の対価を得ることができます。

医療機関の収益は患者数に比例しますので、患者数が多い地域ほど医療機関の経営は楽になります。

患者数は人口に比例しますので、人口が多い地域ほど経営は楽だということです。

医療の地域密着性を考えれば、人口密度が多い地域ほど経営が楽だということになりますので、現在、かなりの医療機関が都会へ集積しています。

医療機関の全国統計は、圧倒的多数の都会の医療機関の実態を反映した統計になりがちです。

そのような統計を根拠に診療報酬が上げ下げされれば、人口希薄地の医療機関は大打撃を受けることになってしまいます。

都会のモノサシを田舎にあてるようなことがあってはなりません。

田舎には田舎のモノサシをあてがわないと、地域医療は崩壊してしまいます。

「学長のひとりごと」より転載。

コメント

昨日の事業仕分けでODAがばっさり。
でも、鳩山首相は9月の国連総会でODA増額を約束してる。
国のトップの発言の軽さ、心配です。

あちこちで発言の軽さが問題になっていますね。
ハルノートまでもちだして過去の轍をふむなかれと心配しておられるかたがありました。

2009年11月25日 (水)

八女福島のからくり人形と犬山祭りのからくり人形との接点

先日三潴図書館から借りてきたdvdの「日本の祭り」に犬山祭りという犬山城下の祭りが入っていました。からくり人形が福島の灯篭人形にそっくりでした。と、この言い方はおかしいです、私の地方の人形があちらの祭りの人形ににている、といわねばなりません。八女地方にも江戸時代から始まったとされるからくり人形がありまして、それは秋のあかりとちゃっぽんぽん祭りで興行されます。
八女福島のまつりはささやかな祭りですが、犬山祭りはキリンビールのコマーシャルにも撮られるほど賑やかな盛大な祭りです。(といっても、かささぎはこのdvdをみるまで知りませんでした、はずかしながら。)

ことし10月17日の中島くらのすけ翁〔八女地方を流れる星野川の治水のため人柱となられた庄屋さんの名前〕の感謝祭で、その直系子孫のかたからお話を伺い、中島一族は岐阜の中島豊後守とつながっていくことをおしえてもらいました。
でもかささぎはそれを聞いてもへえと思うばかりで、なにも感慨なく単なる知識として聞いていたのですが、二人日和といっしょに借りてきたお祭りのdvdのなかで偶然みた犬山祭りの場面に大河を二つみて、あっとおもいだしました。

長男が一昨年行っていた土地。
岐阜羽島(ぎふはしま)からその地へいくのに、大きな川を二本越えました。
あとで調べたら木曽川、長良川でした。
治水の苦労は身をもってしっていた・・・とおっしゃる理由がここでやっとみえた気がします。
大阪夏の陣で敗れて落ちてきた武士が八女にも住み着き、そこで生活をした。

ふたつのまつりが連句的にひびきあうのは、そんな古い時代の遺伝子みたいなものがつながっているからなのでしょうか。(それとも全国にこのようなからくり人形の祭りはたくさんあるのでしょうか。)

犬山祭り:http://japanfestival.web.fc2.com/8/inuyama/inuyama.html
動画:http://www.youtube.com/watch?v=1iU7zdU6J3c

ろいりーさんの近況

この3連休にろいりーさんは帰省されたようです。
かささぎは祭日出勤で、とうとうろいりーさんの一首が紹介されたれぎおんをもっていく間がありませんでした。すみませんでした。ろいりさんの家をしっているのはかささぎだけです。
暇をみつけて郵便受けにいれてこようと思っていたのですが時間のやりくりができなかった。

みな同世代で、親の世話が気になりだすころ。
ろいりさんがこのところ月に一回は帰省されるようになったのも、親ごさんの様子をみに帰るためだそうで、高速バスで帰省されたようです。以下、かささぎのメールに対する返信です。かささぎの判断で勝手ながら全文引用いたします。おもしろい!やっぱりこのひとは社会の先生なんだなあ。

わざわざお気遣いすいません。結局正味2日足らずの滞在で、1日目は母親の身分証明カード(住基カード?)作るため証明写真撮りに連れて行ったり、その行き帰りにあけぼの時代の知り合いにあっちこっちで会ったりなど。昨日も出かける予定だったけど、雨が降ってきたので私が昼晩飯の買い出し役、その他雑用やって久留米での日々はあっという間に過ぎました。「れぎおん」は年末か年始にでもお願いします。久留米に帰る着くのがおそらく12/30、立つのが1/6の朝、その間に一族の集まりが1/3頃ある予定です。

 九州古代博、何をやっているのでしょうか。東京国立博物館は10/6以来、2期に分けて「皇室の名宝」展をやっていて、私は教員の特権生かし招待券2枚ゲット、金曜夕方2期目に行ってきました。実は聖徳太子ではないはずの「聖徳太子像」、改ざん説が一般的になってる「蒙古襲来絵巻」と、美よりも史料の真偽につい目がいってしまう。なお11月初旬に奈良興福寺の「御堂でみる阿修羅像」展と国立博物館の正倉院展に行ったら、1日目が祝日とぶつかり150分待ち!!その日は京都で旧友と会う約束もあったのでとてもそんなに待ってはおれんと、興福寺北円堂と正倉院展とだけ行って(これもそれぞれ30分ぐらい待ち)、翌日、御所の特別公開→宇治三室戸寺84年ぶりの秘仏ご開帳→平等院はパスして阿修羅像ふくむ八部衆・十大弟子像などを1時間待ちでやっと拝観。土日祝日に来るもんじゃないが、そういう日しかなかなか行けない。それでも20年ぶりに飛鳥地方にも行ってみたい。九州も筑後もいいけど、関西も好きでんねん。ではまた。
                神津呂伊利
        
えめさん、ろいりさんが「九州古代博、何をやっているのでしょうか」と書かれていますが、わたしはまだ見ていない。何をみたらいいんでしょうね?みたのはえめさんだけです。
ろいりさんはすごいな。とおもったのは、まさにここ。
だってさ、九州古代博、ってあまりにも漠然としていて、人をひきつけてやまないインパクトにかける。
これがたとえば邪馬台国は九州にあった!とかのテーマで展開されたものであったなら、きっと客は大入り満員だろうに。そういう無茶(ぼうけんともいう浪漫ともいう)をしたらええのに、とおもうのはかささぎだけかもしれんばってんね。

政権交代と医療(70)  乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2009 年 11 月 25 日 水曜日 

昨日記載の論点を整理してみます。

医療は、重症医療(あるいは急性期医療)とそうでない医療(軽症医療あるいは療養医療)とに大別することができます。

重症医療は病状の変化も大きいので、人員配置を厚くする必要があります。

また、医療を、時間内診療と時間外診療とに大別することもできます。

時間外であろうと時間内であろうと、診療体制を整えるためには、人員配置を厚くする必要があります。

これらの組み合わせで、医療には次の4つのパターンがあります。

     重症患者の時間内診療

     重症患者の時間外診療

     軽症患者の時間内診療

     軽症患者の時間外診療

もっぱら軽症患者の入院医療を担う医療機関については、人員配置が薄くてすむことを根拠に、診療報酬がかなり抑制されています。

軽症患者は病状が比較的安定しているので時間外の人員配置をさらに薄くすることができ、そうすることでかろうじて経営が維持されています。

それらの医療機関では時間外の外来診療ができなくなってきています。

結果、重症患者の時間外診療を担う医療機関が(圧倒的多数の)軽症患者の時間外診療を引き受けざるを得ない状況になっています。

軽症患者の時間外診療を、軽症患者の医療を担う機関に受け持ってもらえるような診療報酬体系が実現できれば、救急医療の問題の多くが解消できるはずです。

「学長のひとりごと」から転載しました。

▼かささぎのひとりごと

かささぎは「乙四郎元官僚語録」として、この日本に一校しかない保健医療経営大学学長の学術論文なみのかたい文章を、この二ヶ月手前勝手にだれの断りもなく自分のブログにもってきては、ああだこうだと書いていますが(ってかいつもなにかコメント書こうとするけどたいがい歯がたたないざんす)、今朝は、これを読んで、「ああ、あのことか!」とすぐさま頭にうかぶことがある。こんなに冷静に書いてるけどここはもっと声を荒らげていうべきことなんじゃないだろか。なんのことかといえば、聖マリア病院などの夜間救急外来のことです。
子の持病を通じてこの病院にはずっとお世話になってきましたので、対応が気になっていました。年々多くなってるようでした、小児科夜間救急外来での一般受診者の診療が。
まるでコンビニへでも出かけるようにして何の配慮も払わず、夜しかこどもをつれてこれないからという理由で救急外来へ子を連れてくる親たち。
テレビで偶然みたことがあります、おせわになっていたO先生がごはんをたべる暇もないと疲れた顔で話されていたのを。睡眠時間も食事時間も削って診療にあたらねばならないなんて戦地での医療とおなじではないか。
で、ふつうなら、もっと常識的に行動しなよ!って若い親(わかくない場合もありますが)に言いたくなるところです、古だぬきとしては。だけど冷静に考えると、子が病気でぐったりしているときってのは、常に救急事態に違いない、どの親にとっても。だから決して親を責めてはいけないのでしょう。

ではなにをどうしたら・・・。
というのが制度の問題だったのですか。それも診療報酬のほうの。
こういうことは門外漢にはみえませんよね。
専門的な詳しいことはよくわかりませんが、何が問題なのかというのはこれで少しわかりました。けっして、親が悪いわけでも病院がわるいわけでもないのだと。診療報酬体制の制度の問題かー。

「保健医療経営大学」が学ぶものがよくわかりませんでした。
しかし、学長のひとりごとを乙四郎元官僚語録へと転載していく過程で、少しずつ確実に開けてくる世界があります。

2009年11月24日 (火)

政権交代と医療(69) 乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2009 年 11 月 24 日 火曜日 

診療報酬改定の議論があちこちで活発になってきました。

財務省サイドはマイナス改定を示唆していますが、民主党の政権政策集に「マイナス改定が地域医療の崩壊に拍車をかけました」と明確に記載してありますので、政権維持上、マイナス改定は考えにくいのではないかと思います。

診療報酬総額はゼロ改定で、報酬配分を診療所から病院へシフトして勤務医の負担を軽減するという決着シナリオが考えられますが、病院の診療報酬を一律にアップするのではなく、病院間の報酬配分も救急医療など地域医療へ貢献している病院にシフトするようです。

救急医療に貢献している病院の診療報酬を手厚くする、というのは聞こえがよく、それによって救急医療の問題が解消するように思えますが、具体的にそのような報酬配分を行うとすれば、救急医療が行える職員配置の病院の入院基本料等のみを上げるような方策になります。

救急医療の問題点は、軽症の患者が救急医療対応病院に集中して勤務医が疲弊し、重症患者の医療に集中できないことにあります。

これ以上機能分化が進んでしまえば、勤務医の疲弊が限界を超えてしまいます。

むしろ救急医療対応病院ではない病院・診療所の入院基本料をアップして、それらの時間外医療対処の余力を生み出すことが、解決の近道かもしれません。

救急医療には、重症度に応じた医療機能の分化は必要ですが、時間外診療のための「救急」医療体制が重症度と関係なく機能分化してきたために、結果として軽症患者の時間外対応に救急医療対応病院の勤務医が追われることになりました。

対し、入院基本料が抑えられた病院・診療所では、時間外対応ができるだけの経済的余力が奪われてしまっています。

診療報酬誘導による機能分化がここまで進む以前は、地域の診療所や小さな病院が、時間外診療にも融通を利かしてくれていました。

近視眼的な診療報酬改定にならないことを祈ります。

「学長のひとりごと」を転載。
▼これまでの「政権交代と医療」を全部よむ:
1回目~10回目http://www.healthcare-m.ac.jp/app/gm/archives/category/%e6%94%bf%e6%a8%a9%e4%ba%a4%e4%bb%a3%e3%81%a8%e5%8c%bb%e7%99%82/page/3
11回目~40回目http://www.healthcare-m.ac.jp/app/gm/archives/category/%e6%94%bf%e6%a8%a9%e4%ba%a4%e4%bb%a3%e3%81%a8%e5%8c%bb%e7%99%82/page/3
41回~70回http://www.healthcare-m.ac.jp/app/gm/archives/category/%e6%94%bf%e6%a8%a9%e4%ba%a4%e4%bb%a3%e3%81%a8%e5%8c%bb%e7%99%82

連句的コメント

事業仕分け大賛成です。文科省官僚が計画した事業や事業運営に関わるものは、全て廃止すべきです。
文部科学省の仕事は、質の高い教育を提供し、子供達が良い社会生活を送れるようにすることです。ところが、官僚達は、デタラメ政策で子供達の人生を台無しにしました。
大学を天下り機関に変え、世界最低にまで堕落させたのも文科省官僚です。
不登校、退学者20万人、引きこもり、ニート60万人という現実こそ、文科省官僚の無能と腐敗を明らかにしています。文科省は、国民を不幸にする悪性癌です。「『おバカ教育』の構造」(阿吽正望 日新報道)を読むと、すべてが分かります。
不道徳で無責任で腐敗した官僚の行う事業は、国民にとって危険です。
スパコン研究は、文科省を事業仕分けで廃止して行うべきです。

大和さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

文部科学省の官僚についてですか。
わたしにはわかりません。
現場もひとりの文科省官僚も知りませんので、。
すみません。
ですが、~はみな~官僚のせいだ。
とするのは、まちがっています。
そんなに単純な世の中ではありません。

2009年11月23日 (月)

山は雪ー昔の友とくそばばあどち

高校の同級生、丸山消挙からの連句忘年会返信メール。

お招き、有難うございます。
でも、大変残念ながら当日は飲み会が重なっております。
酒者選択 暴飲暴色 満心遊意
ということで、申し訳ないけどその席には出席できません。

どうしよう飲み会二つ身は一つ昔の友とチャームガールズ
学割で「卒業」を観たあの頃はラストシーンだけが強烈に残った
放課後の廊下に君の背中見て僕は小走りに君と並んでみる
三色の毛糸で編んだマフラーくれた君暖ったかな気持ちも一緒に編んだ?

    丸山消挙

それは残念です。
おとこだけの飲み会を邪魔するつもりはありません。
歌を添えてくれてありがとう。
では批評。(苦笑)

一首目。
チャームガールズってだれ。もしやwe? げー。
「くそばばあどち」のほうがまだ許せる。
大家の俳句には「どち」ということばがよく使われます。
どちは「達(複数形)」という意味の古語、

上品でゆかしいです。
てことはつまりくさいことば=雅語なんだけど、それを打ち消す力がくそばばあってことばにはあり、等分で相殺される。この複雑な感性。

二首目。
これをもっとも支持します。
学割、卒業、ラストシーン。もうこれだけで強烈にわいてくるものがある。
そうだね、ほんとにあのころはそんな時代だった。
。。。と半分としよりのじぶんがあいづちをうつ。

三首目。
これはすこしだけやっかい。
作者は少年か少女なのかわからない。
この歌のなかの「君」は少年のようだ。
なぜかな。「小走りに君と並んでみる」という描写のせいか。
少年は少女の背中など詠まぬと思う。
これはかささぎの固定観念であり美学です。

四首目。
577773
字余りもいいところ。ぞろびく長さの36音。
「?」 


これら一連の歌には過ぎ去った青春への望郷の念がある。
短歌や俳句でも恋は詠めますが、もっとも自然なのは連句の中です。
おやじさん。どうぞ連句の座へおいでください。
日常はたいくつです。
けれども、韻文のなかではそうじゃありません。
堂々と自己を解放できます。
しかも、だれからも後ろ指をさされません。
時空をこえて、いにしえのひとたちとつながることもできます。

てことで。

かささぎ、連句的に過ぎ去った青春へよめる恋句、三句。

日矢さしてマフラーにある編み始め

マフラーの記憶の端が解け始む

いたいほど恋情抱へ山は雪    

※参照「どち」俳句二句

春塵にたかぶり人とけものどち   石橋秀野東京時代昭和16年

天上に何用あってひばりどち    斉藤康子平成21年*

*原句は「天上へ」、澤好摩が「天上に」と一字差し替えた。

『円錐』43号。

霧の朝 2

本園ひろき先生

本園ひろき先生

佐藤哲三先生と金子さん

佐藤哲三先生と金子さん

筑後英友会忘年会

筑後英友会忘年会

政権交代と医療(68) 乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2009 年 11 月 23 日 月曜日

診療報酬は低すぎるので上げるべき、という意見がある一方、高いので下げるべきという意見もあります。

どちらが真実なのでしょうか。

たまたま、20日の中医協(中央社会保険医療協議会)の診療報酬基本問題小委員会で、入院基本料に関する議論がありました。

入院基本料というのは、看護人員配置の多寡に応じ、また、入院日数に応じ、段階的に定められた入院1泊あたりの診療報酬です。

ホテルにたとえれば、人件費込みの宿泊料みたいなものです。

ホテル経営では、従業員数が多いほどサービスが良くなるかわりに宿泊料金は高くなります。

また、長期宿泊割引料金を設定しているホテルもあります。

中医協では、有床診療所の入院基本料が例として取り上げられました。

有床診療所は19床以内の入院病床を運用している診療所ですが、病院がない地域では、地域医療を担う重要な役割を担っています。

高齢者の療養拠点となっている場合も多く、31日以上の入院が多い実態があります。

入院基本料1(看護配置10人以上の場合)

7日以内 8100円

   8~14日 6600円

  15~30日 4900円

   31日以上 4500円

入院基本料2(看護配置5人以上の場合)

7日以内 6400円

   8~14日 4800円

  15~30日 3200円

   31日以上 2800円

19人までしか宿泊できない小さなホテルが、比較的高給の従業員を5人以上抱えて、一泊2800円の料金設定で安定経営が可能でしょうか。

「学長のひとりごと」より転載。

昨日のコメント:

今朝の新聞を見て驚愕した。
事業仕分け「スパコン」凍結の記事。

本当にいいの?それで。
日本はなんにもとりえがなくなるよ。

事業仕分け。目先のことしか考えてない気がするんだけど。資源が無い日本が唯一誇れるのは「技」であった。が、職人ワザもこのところ人件費の安い諸国に取られっぱなし。匠のワザの継承者も育っていない。その上、先端科学の「ワザ」まで停滞させようとしている。としか思えない。
事業仕分けには反対ではない。が、どういった基準で優先度をつけていくのか、きちんとしたコンセプトの共有化があるべきでありましょう。目先の子ども手当やなんたらのために日本の未来を損ねることはあってはならぬ。

たっだいまー
九時半に帰り着いたので、仁がはんぶんだけみれました。〔英語の忘年会)
佐藤先生がおっしゃるには四割の出席率だったそうで、盛会でした。20人くらいいたのかな。
高校時代の英語の先生であった本園先生と古希とおっしゃる元英語教師の先生ともと英語教師の若い女性との三人が今、古英語をやっておられる方々で、話をうかがっていたら、やはり難しそうでおもしろそうで、時間があれば一回のぞいてみたい・・という気になりました。かささぎは古いものがすきなんで。ちっともわからないのを学ぶときのときめきがすきなんだ。柳川古文書館で学んだときもそうだったですが。時間が目下ないのがネックです。

佐藤先生のお人柄か、保健医療経営大学の市民英語教室は無理なくしぜんに続けられる雰囲気がありまして、振り返れば、私なんか英語やらもはや何の執着もなくなっていたのに、また少しずつ学ぼうかなという気になっているのも、妙な話ですよね。こういうの、なんというんだろ。
去年はぼんがいてくれたし、今年はたからさんがいてくれ独りではなかった。それもありがたいです。へこたれなので。
帰り道たからさんと「橋爪学長がすすめてくれてよかった。やはりへたでもなんでも続けることが大事よね」と話しながら帰りました。

ってことで。あれ。忘年会のご報告に終始しました。
関係ないはなしでごめんなさい。

せいこさん、スパコンはやめない。とカンさんが言い出してるみたいね。
ぼろくそ叩かれたらすぐ変えるんだ。・・・

投稿: かささぎ | 2009年11月22日 (日) 23時20分

2009年11月22日 (日)

『待夜の小侍従』  山口信一・文

待夜の小侍従

  久留米市   山口 信一

 待夜の小侍従と、その母、小侍従阿波の内侍とが昔から混同されている。
 高倉院に宮仕えし、歌道に長けた才女、有名な小侍従は待夜の小侍従ではなく、その母、小侍従阿波の内侍である。それは待夜の生没年代によって明らかにすることが出来る。

 待夜の小侍従は、平家打倒を最初に計った源三位頼政と、八幡別当幸清の女、小侍従阿波の内侍の若い時との間に生れた子である。そして当然里親の八幡別当幸清に預けられるべき筈のところ、当時平家に受けの良かった、徳大寺藤原実定卿に、頼政が頼んで母子共に預けられたのである。実定卿没後(建久二年1191)は公継卿の庇護によって生長する。

 小侍従阿波の内侍が待夜を産んだのは治承二年(1178)で高倉院の時代、此の時、内侍は十六才位であったと思われる。頼政は治承四年(1180)に死んでいるので、此の後、小侍従阿波の内侍には花やかな時代が開けていったものと考えられる。それは高倉院に宮仕えすると云うことでも理解されよう。

 公継卿の家に生長した待夜が、後鳥羽院に宮仕えに上ったのはいつ頃からか解らないが、正治二年(1200)の春、懐妊したので上皇から公継卿に預けられる。時に上皇二十一才、待夜二十三才。

 此の春の頃、黒木重綱(助能すけよし)は大番役(御所警固)として京に上り、大変な笛の妙手とて、その噂は京中に高まったと云う。此の噂を聞かれた上皇は、密かに御所に召されてその笛の音を聞かれその妙音に叡感のあまり御賞与として、公継卿に預けられていた待夜の小侍従に、菊御紋付鏡、元真の短刀、楽面(春日の作と伝う、後年吉井の熊野神社に納む、現存)、横笛とを孕める子の守りとして授けられ、重綱(助能)に賜う。重綱は当惑して国には妻子ある旨を奏し辞退するが、何も妻女とするには及ばず、強ってお受けしなければ違勅の身ともなるからとの、公継卿のとりなしで止むを得ずお受けする。そして更に瀬高荘千町を賜う。又、良く調べたからと、黒木大蔵大輔調助能と名を改めさせられる。国元に在ってこの事を知られた助能の奥方・築地御前は乳母と侍女とを伴い城下の岩渕に身を投ぜられる。其の死体の留まる処を築地の瀬(剣が渕)と云う。その三人の霊を祀る祠は現在も黒木町本分に在る。当時、領主の奥方が自害するなどとは実に大事件であったであろう。

 待夜はその冬、京の洛外西八條に於て男児を産む。公継卿よりこの報を聞かされた上皇は、妙見王と名づけ給う。これが後の星野伯耆守胤実公である。この後助能の後室となる。

 では何うして上皇は地方の一武人に過ぎない助能に、美人の官女・待夜を与えられたのであろうか。それは後年の承久の変によって理解される。承久三年(1221)五月、北條義時追討の院宣が諸国の領主に発せられ、九州にも皇家支持と目される諸家に発せられ、黒木家や星野村にも来たのである。この時ある為の、上皇の密かな遠謀であったのである。此の変によって後鳥羽院は隠岐に、順徳天皇は佐渡に配流となられ給う。

 待夜は黒木助能公の後室となった後、定能(善)を産むがこれは十八才にて卒せらると云う。助能公没後(嘉禎二年1236)は星野に在って建長元年(1249)己酉五月二十八日没せらる。七十二才。

 黒木家には待夜が持って来ていたと思われる、頼政と母の小侍従阿波の内侍との間に交わされた歌が、数多く残っていたとみえ、筑後将士軍談の裡に収められている。

 後年、恐れ多くも後鳥羽院の胤を宿した官女の、待夜の小侍従など黒木助能が賜る筈はないと、待夜は高良山の座主の娘であったなどと云う伝説も生れたものであろう。又は待夜は藤原実定卿の胤を孕んだのを助能に賜い、生れた子が星野胤実であるとも云われていたらしいのである。

※ この資料は最近さるお方にいただいたものです。
黒木の調城伝説を読み解くためのヒントが隠されています。
ご縁ですから、気長に少しずつ勉強して向き合ってまいります。
                     〔かささぎの旗〕

コメント:

コメント

この件ですが。
「どこまでが本当の嘘、木下闇」(澄たからの句)でありまして、見当がつきません。ですが、かささぎは『黒木物語』のなかの二つの部分におおいにこころひかれます。一つは、まつよいのこじじゅう、一子を得るに牛たり。・・生きたまま葬りたるを哀しみ・・罪業の深重なるを知り・・行空上人は胎蔵界のどうのこうのの六道輪廻を・・諭し・・という非常に生々しい部分。
もうひとつは、島津のひめであった、それであるがゆえに誇り高き女性であった築地御前(黒木助能の正妻)が、夫が都から連れ帰ったまつよいのこじじゅうをみて、嫉妬のため苦しみ、とうとう子供を残して渕に身をなげてしまった。・・という部分です。
この二箇所は女である自分にとってはつきささるように身にしみるはなしで、誰が書いた本なのか、すごいなあと感心します。はい。かささぎはこれは何かの台本であろうと思っているのです。つまり、高良山に二千人もいたという、琵琶法師たちの生活の糧としての物語。
その一方で、こうも思います。
筑後の人たちというのは、自分も含めて、嘘のつけない率直な人が多い。馬鹿正直です。こんな人たちがわざわざうそをつくはずはない。と信じる部分があって、この物語の中心をなす、天皇のご落胤説はうそではなく、本当ではないか。と思います。
それをたしかめるのは、・・・気長にやります。

「公継卿の家に生長した待夜が、後鳥羽院に宮仕えに上ったのはいつ頃からか解らないが、正治二年(1200)の春、懐妊したので上皇から公継卿に預けられる。時に上皇二十一才、待夜二十三才。」

この部分ですが。
21歳の後鳥羽院の歌。
おぼえていますよね。つい最近、れぎおんで引用したばかりでした。そこへつながっていくという薄気味のわるさ。

白菊に人のこころぞ知られける
  うつろひにけり霜も置きあへず  
   後鳥羽院「初度百首」

21でこんなにもさめたまなざしの憂鬱な王がいる。

    

こんばんわ。「れぎおん」ありがとうございました。
歌仙「六地蔵」。最初タイトルを見て「ん!?」でしたが(笑。
内容を見てなるほど・・・。
深くて淡いドラマが凝縮されたような・・一言、素晴らしいです。ついでではありませんが、その他の連句も見てみると・・・またまたなるほど・・・夫々の会の持ち寄る性格の違いがはっきりとわかります。奥が深いですね。

「待夜の小侍従」と「黒木物語」。
日本独特の思想である怨霊信仰に類されます。
当時陰陽道から仏教へと庶民へ根付かせるべく移る歴史の政治的背景(かけひき)の過程により非常に宗教色の強い内容が多いのだと思います。
また、後年になってから編纂される時に時の宗教の観点からの解釈で内容が融合される事も多いのでしょう。
妙見は星の信仰によるもの。この時代(平安後期)から次第に密教と密接に融合していきます。

政権交代と医療(67) 乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2009 年 11 月 22 日 日曜日 

協会けんぽも健保組合も国保も赤字です。

これらの赤字に対しては、蓄えを切り崩したり、税金で補填したりと、これまでは何とか凌いでこれましたが、限界が近づいてきています。

現実的な赤字解消策は、保険料を上げるか、支出を抑制するかしかありません。

保険料を上げることができなかったら、支出が抑制されます。

無い袖はどうしても振れないのです。

支出を抑制するというのは、医療機関からの診療報酬請求額を値切るということです。

すなわち、査定を厳しくし、理不尽な査定もどんどん行うということです。

診療報酬がどれだけプラス改定されても、支払いは財源の範囲内でしかできません。

プラス改定であればあるほど、査定はより厳しくなってゆきます。

プラス改定で糠喜びしても、結局は期待しただけの報酬が得られず赤字経営に転落するということになります。

医療機関も赤字が続くと経営破綻をきたします。

健康保険も医療機関も赤字が許されないという論理を突き詰めれば、医療への税金投入を増やし、さらに保険料を上げるしかありません。

そのためには景気を良くして、国民の税金や保険料の負担能力を高めるしかありません。

景気浮揚のためにはコンクリート(公共事業)も重要です。

コンクリートから人へ、というより、コンクリートで人へ、という着眼もしてほしく思います。

『学長のひとりごと』より転載しています。

▼かささぎのひとりごと

先日、九月十一日時点でのせんごくさんのコメント引用をして気づいたことですが、このお方は本質がちゃんとわかっていらっしゃるのに、なぜこんなふうになっていくんでしょう。あれをこうすればどうなるというのは、とっても頭のいい人たちだしわかっておられます。
なのに、なんだろう。このように逆の方向へずれていくのは。

「保険料を上げることができなかったら、支出が抑制されます。

無い袖はどうしても振れないのです。

支出を抑制するというのは、医療機関からの診療報酬請求額を値切るということです。

すなわち、査定を厳しくし、理不尽な査定もどんどん行うということです。

診療報酬がどれだけプラス改定されても、支払いは財源の範囲内でしかできません。」

結局絶望的ってことですよね。
全体を睨みながらやっていたら、このようになった・・ってことなんだろうけど、本末転倒だ。

コメント

ジャンビーア

   ↑
うまくリンクできない。
ここです。
   ↓
http://mphot.exblog.jp/tags/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%93%E3%83%BC%E3%82%A2/

今朝の政府広報
「独立行政法人等の役員を公募しています。」
28法人50ポスト(年収1500万円程度(常勤の場合))の公募を行っています。

さあ、皆さん、応募しましょう!
人気が無くて競争率は低くなりそうです。
今のところ応募者がゼロの法人もあります。
   ↓

福岡出身だったら福岡県の南部の学生数が少ない大学へ入学すればいいのに。

「イエメン人曰く、ジャンビーアは男として成人としての象徴だけではない。

ジャンビーアを身につけたときから、
 一人前の男としてこの町や家族を守っていくんだという意識を持つことなのだという。
 
そういう心意気でジャンビーアを持っているから、中身が刃を引いたものであろうと堂々とした姿と自信に満ちた姿になるのかといたく感じ入ったのである。」   
ジャンビーア、了解しました。

ところで、お役人さん向けのポスト公募のご案内ですが平和祈念事業にかかわるお役人さんは募集されていても、上記のジャンビーアのような民族の誇りに関する事業はございませんよね。片手落ちかもしれません。ということを、さくらさんからこないだいただいた本をよみつつ、ばくぜんとかんじました。なにかが、たりないんだ。わがくにには。

「お役人さん向け」のポストを剥奪し、「一般向け」のポストとして仙谷大臣が公募しています。
職を失って路頭に迷っておられる方、チャンスです。

そういう意味でしたか!失職官僚救済策かとおもった。(でもそんならもろあまくだり。)
甚だ申し上げにくい事ながらもうしあげます。
一般向きにって年収みたらぜんぜん一般向きではない。
仕事内容も、「条約の締結」とか官僚的政治的、しもじものものからいえば思いっきり浮世ばなれしとる。苦笑。
あ。でも、ひょっとしたら万が一応募したい人がいてくれるかもしれません。
そんなら、たのしいけど。いっそのこと、うんと非官僚的な人物が応募せんかな。
けんしろう、とか。ほくとのけん。

大マスコミ曰く、天下りポストは時々顔を出してハンコを押すだけ、官僚OBは楽して高給を手にしている、ということなので、それが真実なら誰でも出来るのではないでしょうか?それともマスコミは真実を歪めて報道していたとでも?

budさんが失業するかもしれんていうてあったから、応募するように言おう。
年収1500万円げな。すごかねえ。単純計算して月に100万円以上になるやんね。(計算しきらん。)私の年収分より多い。

元官僚や現官僚はもっともっと怒っていいとおもう。
というかささぎだって、どんな仕事をしているのかをまったく知らなかった時点では、報道に踊らされて、定型の石投げをしていただろうとおもう。だんだんわかってきた今では、もうそんなことは思いません。国を動かすには、ずいぶん専門的な知識が必要だし、人間性も並々ならぬ辛抱がいる、。それがじかにわかっただけでも、元官僚語録をこぴぺしている価値があるというものです。ありがとう。

ぼん。ばどさん、いま、たいへんみたいね。
建設業界は真冬の時代なんだから仕方ない。
ところで、建設といえば、今日サティの本屋さんで立ち読みした家のリフォームの本に、10月17日、くらのすけ翁感謝祭で出会い、どこかで以前たしかに出会っていると感じ、どこで出会ったでしょう?とたずねたけどついにわからなかった人が出ていました。それでやっときづきました。彼女とは八女デザイン会議というもののなかで出会ったんじゃないかなと。たぶん姓は松延さん。紙漉き人です。ここのおうちが写真つきで紹介されていましたが、すごくいい雰囲気の作業場つきのおうちでした。かべが和紙。これ、いつかまねしようと決意。
人の縁ってふしぎだなあ。つくづく。一期一会なのにね。

2009年11月21日 (土)

『沈まぬ太陽』

末子とおひるから上峰サティで映画をみました。

やつはディズニーのクリスマス・キャロル、私は沈まぬ太陽。

太陽のほうは四時間、途中10分のブレイクがあります。

おわるのを待ってくれてたむすこがいった。

おれがこれまで見た中で一番長かったのはシンドラーのリスト、三時間だな。
あれは面白かったけど。と。クリスマス・キャロルは、まあまあよかった。

おかあさんがこれまで見た一番長いのは、これかな。
んで、とっても感動した。なみだがでた。

今年みたんだったっけ、あれも長かった、嵐が丘。
それとやはり今年、やっと今頃、タイタニック。
でも四時間まではいってないとおもう。

謙さんがとにかくよかったし、三浦友和の悪役もリアル。石坂浩二には誠意を感じ、ちょっとだけの出演ながら謙さんの母親役の草笛光子さんが光っていた。そこにいるだけで存在感があるのですよね。それと女優さんはかささぎが今もっとも好きな佐賀出身の松雪泰子さん、それにすぐに墜落死する役ながら砂時計の女優さん(名前わすれた。ごめんね。未来予想図にもでていらしたモデルさんです。あおもいだした松下奈緒!)、できた女房役の色っぽい鈴木京香さん。どのひともよかった。アル中の未亡人役木村多恵さんも。ストーリーは・・・長かったわりにはすっきりとかたづいた話でわかりやすかった。冒頭のシーンからアフリカのケニヤの草原、何度もナイロビが出てきました。最後もケニアに沈む(あるいはのぼる)太陽のシーン。竹橋乙四郎のJICAの仕事を連想しました。こんなところだったんだね。

渡辺謙さんがまだ若かったころ、三十台ころだったと思います、朝日新聞の声欄に投稿されていたのを偶然読んだ日のことを思い出しました。かれはあのとき、死を考えていた。白血病を患っていた。それがびんびん伝わる文章でした。そこから復帰なさって、いいお仕事をなさっています。胸をうちます。映画、お客は数人でしたが、終わってもだれも立とうとしなかった。よかったです。それにしても、内容を何も知らずにみて、あれ、これもまた日航ジャンボ機の墜落の話だったのか。と描き方は異なるけれど、クライマーズハイと同じものを扱っていたドラマだったことに、ふしぎな因縁を感じた。

参照:クライマーズ・ハイ
http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_af3d.html
    クライマーズ・ハイⅡ
http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_04bb.html

政権交代と医療(66) 乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2009 年 11 月 21 日 土曜日 

財務省が19日に明らかにした平成22年度予算概算要求の査定方針に診療報酬の3%程度の引き下げが盛り込まれています。

3%削減は、国家予算要求額ベースで3千億円、医療費ベースで1兆円の減額になります。

医療費引き下げの伏線は行政刷新会議の事業仕分けの時点で仕組まれていました。

こういうやりとりがありました。

仕分け人「この概算要求額は診療報酬を何%上げるという想定か」

厚生労働省「プラスマイナスゼロということで要求している」

仕分け人「ゼロだと、ここからもっと引き上げたいという話だと思うが、物価が2%下がったら、事実上お医者さんの購買力は上がったことになる。実質的に診療報酬は増えていると理解しているか」

医療費は、医療需要の増加に対応するために医療従事者数が増加したり設備投資が増えたりという要素で増えています。

プラスマイナスゼロだと、医療従事者の給与を実質的にマイナスにしなければ医療需要に対応できません。

こういう医療費の構造の理解を抜きに、デフレ経済の中での据え置きは増額と同じ、という論理が押し通されていたのが事業仕分けでした。

20日、経済財政大臣は、日本経済の現状について「デフレ状況という認識だ」と述べ、日本経済がデフレ状態にあると正式に表明しました。

デフレだから診療報酬も下げろ、という雰囲気が着々と作られつつあります。

確かにデフレ経済下では医療費の伸び相応の健康保険料のアップは難しいでしょう。

そうであれば、保険料の必要増額分を国費で肩代わりする必要があり、その分、概算要求額を大幅に増額するのが筋でしょう。

「学長のひとりごと」より転載

▼ かささぎの連句的ひとりごと

最近知人にきいた話。
食料品スーパー業界大手に勤める四十台のお母さん。
暮れに突入し社員一人あたりお歳暮のノルマ、ハムセット10箱買取を押し付けられたとのこと。パートだとその半分。なんとめちゃくちゃ強気なやり方。ハムセットやらもらってもあんまり嬉しくないのに、すごいもんです。(洗剤なら必需品だけどハムはねえ。普通の家庭ではどこに保存するんでしょう十箱も!)
むすこがバイトに行っているコンビニでさえ、せいぜい二千円程度の商品を買ってあげたい人は買ってくださいね、というほどの自由意志の購買協力であるのに。これではお給料の実物支給とかわらない。しかも有無をいわせぬ。

やはり世の景気は最悪っぽい。もっともっと悪くなりそう。
・・・こんな世の中にだれがした。

2009年11月20日 (金)

政権交代と医療(65) 乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

 

11月20日

協会けんぽは、保険料収入の減少などによる財政悪化(今年度末に4500億円の赤字見込み)のため、現在は全国平均8.2%の保険料率を、来年度から9.9%に引き上げる必要があるとの試算結果を発表しました。

保険料率の法定上限が10.0%なので、診療報酬がプラス改定されれば、必要な保険料収入が確保できなくなります。

中小企業の経営環境が厳しく保険料率の大幅な引き上げは困難なので、国庫補助率の引き上げが要望されています。

国庫補助率を現在の13%から上限の20%にまで引き上げれば保険料率を9.4%に抑えることができますが、診療報酬のプラス改定で医療費が政権公約通りにOECD水準まで引き上げられれば、10%に達してしまうことになります。

事態はここまで切羽詰まっています。

健保組合が黒字の頃は、旧政府管掌健康保険(協会けんぽ)の国庫負担を健保組合が肩代わりしていましたが、今年は6150億円の赤字で、健保組合も保険料を上げなければならない事態です。

なお、健康保険組合連合会(健保連)の平井会長は、政権公約に掲げられた「医療保険制度の一元的な運用」について、「保険者の効率化の意欲や経営努力を低下させるものだ」とし、「職域健保としての立場を否定するもので、誠に遺憾なことだ」と述べています。

一元化は、肩代わりよりもさらに多くの負担を職域へ強いることになります。

今のところ、協会けんぽへの国庫補助率の引き上げも診療報酬のアップもペンディングですが、政府予算案をまとめる時点までには結論を出していただかなくてはなりません。

「学長のひとりごと」より転載しています。

政権与党からのコメント

▼ 9月11日付の「政権交代と医療」より抜粋

仙谷由人:医療再建議員懇談会会長、がん治療の前進をめざす議員懇談会会長

(国立の)医療施設について、「減価償却も未来投資もないような貸借対照表でやっているのはおかしい。そんな状態で中期的にもプロフェッショナルとしての医師や看護師がどう育ち、どう継続していってくれるのか。そこから考えてもすぐ分かるようなでたらめな事が行われていた。ビジネスモデルを色々照らし合わせてモデルを提示し、医療と経営ができる人を育てていくことが必要」

中央社会保険医療協議会(中医協)について、「診療報酬の付け方として、ことここまで来させて、国民から怨嗟の声が上がって、民間病院の首が全部絞まって公的病院は赤字だらけ。国って何なのかと、中医協という存在はそういうことは考えなくてよかったのかと。公益委員の役割は何だったのかと。保険組合とか開業医、財務省との三者の綱の引き合いの中で祭り上げられてまとめ役をやっているような気になっていたけど、まとまった結果としてもそのことが医療現場をどういう状況にさせたのかという反省なしに、金があるかないかの話するだけなら、そういう中医協ならいらないのではないかと僕は思っている」


まだ厚生労働省の大臣がきまっていませんでした。
この時点で最有力候補だった人の談話、かささぎはひょいと思い出した。
ところで・・・と、このせんごくさんはいま、なに?(苦笑)
んーーーだれが何なのか、さっぱりわからんなー。
国家戦略室の室長ならしっとるよ。(乙四郎の天敵、管さん)。

2009年11月19日 (木)

政権交代と医療(64) 乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2009 年 11 月 19 日 木曜日

社会保障審議会医療保険部会(厚生労働大臣の諮問機関)が16日に開かれました。

政権交代後初の開催です。

この部会では政権交代前の8月に意見を整理しており、政権交代が影響して議論の流れが大きく変わるわけでもなかったようです。

部会に厚生労働省が示した診療報酬改定の基本方針の骨子案では、重点課題として、

○救急、産科、小児、外科等の医療の再建

有床診療所も含め地域連携による救急受け入れ推進

急性期後の患者を受け入れる後方病床や、在宅療養の機能強化

手術の適正評価

○病院勤務医の負担軽減策の充実

看護師や薬剤師など医師以外の医療従事者だけでなく、看護補助者といった医療以外のスタッフの役割も評価

を挙げ、重点課題以外でも次のような課題を列挙しています。

○充実が求められる領域(精神科入院医療、歯科医療、イノベーション)を適切に評価する

○患者からみて分かりやすく納得でき、安心・安全で、生活の質にも配慮した医療(医療の透明化の推進、重症化予防)を実現する

○医療と介護の機能分化と連携の推進(回復期リハビリテーションの機能強化、歯科を含む在宅医療、医療・介護職種間の連携推進)等を通じて、質が高く効率的な医療を実現する

○効率化の余地があると思われる領域(急性期入院医療)を適正化する

このほか、後発医薬品の使用促進、医薬品、医療材料、検査に関する市場実勢価格の反映、がんや認知症医療、新型インフルエンザなど感染症と肝炎対策の診療報酬上の位置付けについても議論が求められています。

次回は25日に開かれ、基本方針の策定を目指すということになっていますが、政務三役の検討チームも、中医協も、行政刷新会議も、同時並行で診療報酬改定の基本方針を議論しており、国民から見て意志決定プロセスが非常にわかりにくくなってきています。

これまでのところ、いずれにも共通して言えることは、選挙戦中に何度も耳にした「診療報酬総額の大幅アップ」の掛け声が消えかけていることです。

診療報酬の総枠が従来通りであれば、結果的には従前からの議論の延長線上の議論で診療報酬の改定がなされることになるでしょう。

政権交代の影響はあまりないということになります。

国家戦略室が本格始動するのだそうです。

国家戦略室は、10年度予算編成の基本方針の原案や、民主党の政権公約に関する予算項目の論点整理を行います。

診療報酬の大幅アップが政権公約にありますので、診療報酬はここでも扱われることになるのでしょう。

政務三役の検討チームも、行政刷新会議も、中医協も、社会保障審議会も、政府へ判断材料を提供する役割でしかありませんが、国家戦略室は政府そのものの意志決定機構に思えます。

国家戦略室が政権公約を守って診療報酬総額を拡大するのか、それとも他の検討組織の議論に従って診療報酬の拡大を抑制するのか、着目したいところです。

「学長のひとりごと」より転載

▼ミーハーかささぎのひとりごと

かささぎの印象では、農民がらみのあまり文句はいわんだろうというところから、さっささっさと削られていきました。医療の面はどこをどう削ったのか、あまりにも早業だったのでなにもみえませんでした。笑。あとでじわり結果としてあらわれてくるのでありましょう。

ところで、酒井法子被告は福岡出身なのですよね。
かささぎの記憶では福岡は薬物使用ワースト県じゃなかったかな。

酒井被告は更生のため福祉のお勉強をなさるそうで、その大学の話題が世間をにぎわしています。時代は福祉、高齢者介護。それにぴたり照準をあわせた見事な社会復帰法であるなあ!と、かささぎは感心してしまいました。たとえのりpさんは最終的には芸能界復帰されるとしても、ほとぼりのさめるまで、(おおっとつい口がすべりました)、まじめに介護士として働いている方々のこころざしを無にしないためにも、どのようなことを学ぶのかを広く宣伝してくださることでしょう。

かささぎ整骨院に酒井被告くらいの年のわかいお父さん介護士が治療に見えます。みずからのからだをいためながらも、毎日がんばっておられるかたがたがたくさんいます。そのかたがたは労働に比しておどろくほど低賃金です。
ただ感謝してくださる人の笑顔のために。それができる人ではないとおもいますが、けれども間違いなく、宣伝はできる人です。
なによりのりぴーには
華がある。がんばれ、酒井法子!!

▼拉致と防衛についての昨日からの連句的コメント

コメント

拉致と解放といえば、イエメンのサヌア近郊で拉致されたJICA関係者がまだ解放されていません。
サヌアへは行った事があります(どこにでも出没する乙)ので気がかりです。
サヌアの旧市街は世界遺産です。男たちは腰ベルトの鞘に半月刀 (ジャンビーア) を納めて闊歩し、路地裏には浮浪者がごろごろ。何世紀も前にタイムスリップした感じ。
半月刀は空港の免税エリアでも売っていますが、機内持ち込み可?
ちなみにイエメンは鬢螺鈿氏の生まれ故郷。

大浦みずきさんとりかさん

『二人日和』をもう一度みたいとずっと思っていたのですが、三潴図書館の棚にあるのをこの5日に偶然発見、かりてきていました。その数日後にとった写真に映画をみてから記事をつけるつもりでした、ところがその後突然大浦みずきさん肺がんで死亡というニュース。ええっとおどろきました。

りかさんともみずきさんとも全く面識ないというのにとても親しみを覚えるのは、りかさんところで京都三条ラジオカフェのみずきさんとの共演の回をきいていたからだとおもいます。
一期一聴とでもいうべきご縁。
だけどりかさんのブログにいっても、なにも書かれておらず、沈黙しっぱなし。
これはどうしたことだろう・・と心配になり、つい関係のないところで連句的に書いてしまいました。こういうことは、連句的についでにかくことでは決してありません。故人に対して礼を失します。

チャオリカブログから京都三条ラジオカフェのさっきご紹介分を探し出してきてもう一度聞けるならと思いますが、できないものでしょうか。

りかさんがかささぎの旗によせてくださったコメントを紹介して、それをもちまして追悼のことばといたしたいとおもいます。

お久しぶりです。
お気遣いをありがとうございます。何か仕事しているときは、凹んでいられないので精神を別物にしています。が、ふとした時や就寝の時など、勝手に脳みそで大浦さんのいろいろな場面をプレイバックしてしまいます。
彼女は本物のサムライだったのと同時に、本物の女性でした。
彼女は、しなだれたりしないし、弱々しくもありません。でも本物の女性でした。
だからこそ、私が男性だったら抱きしめたくなったと思います、畏れながらm(__)m

9月は呉海軍墓地、10月は全国ソロモン会の慰霊祭に参加し、旧帝国海軍、陸軍の戦友会の方々にお会いし、11月には現在の戦友を亡くしてしまいました。
海軍の戦友会会長さん(92歳)が言っておられました。

人間、死ぬるときは平和の世でも死ぬる。死闘の中でも生きるときは生き残る。

って。
私のこと、覚えていてくださりありがとうございます。頑張ってます。

大浦みずきさまのご冥福をお祈り申し上げます。

        合掌

※タンゴバイオリニスト麻場利華さんのブログ

哀悼大浦みずきさんhttp://chaorica.blog92.fc2.com/blog-entry-180.html

哀悼大浦みずきさん2http://chaorica.blog92.fc2.com/blog-entry-181.html

哀悼大浦みずきさん3http://chaorica.blog92.fc2.com/blog-entry-182.html

哀悼大浦みずきさん4と5http://chaorica.blog92.fc2.com/blog-entry-183.html

2009年11月18日 (水)

一服のお茶

ことし参列した葬儀での風景。

ひとつは故人が信仰していた宗教団体のとりしきる葬儀。
葬祭場にはセルフサービスの飲み物コーナーがあり、コーヒーを飲めるようになっていて、お茶はふるまわれなかった。

もうひとつは先月なくなった同じ隣組の長老の葬儀。
一軒から二人出なければならないので父と二人参列する。
自宅葬だった時代には、隣組のなすべき仕事はきっちりと決まっていて、まずは弔問客にお茶をふるまうのが一番になすべきことだった。(弔いのお膳もこさえていた。おおごとだった。祖母がなくなったころまではそうでした。)
が、葬祭場での葬儀は、やはりここでもセルフの飲み物コーナーに取って代わっていて、お茶をお出しするような場はどこにもなかった。
古い時代を知る古だぬきの私たちには、さびしいことのように思われた。

来て下さった一人一人にお茶をふるまった記憶。
となりのおじさんがなくなったお通夜のことが思い出される。
いまごろだった。月がうつくしい夜だった。

いまにしておもえば、お茶をふるまうというのは、単に飲み物をふるまう以上のなにかがあったような気がする。それがコーヒーであってはいけないようななにか。

政権交代と医療(63) 乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2009 年 11 月 18 日 水曜日 

事業仕分けの最初のクールが終了しました。

次のクールは、行政刷新会議の会合を経て、24日(火)~27日(金)です。

事業仕分けは新政権が着手した画期的手法ですが、既視感があります。

概算要求を提出したあとの各省担当と財務省担当との協議の模様とよく似ています。

例年、要求項目のひとつひとつについて、削減の可能性について事業仕分けのやり取りに似た話し合いが行われていました。

事業仕分けが異なる点は、

・公開であること

・財務省の担当者でなく第三者の意見であること

・短時間であること

・一方的であること

です。

従来のやり方でも財務省による厳しい査定が行われていましたが、論理と論理の勝負に持ち込み、論駁によって減額査定を免れることもありました。

財務省の担当官は予算の切り込みが叶わず悔しい思いをしていたはずです。

各省との論理の勝負に負けて財務省の思うように予算編成できないことを「官僚主導」というのであれば、確かに昨年までは官僚主導の予算編成であったといえるでしょう。

事業仕分けでは各省による論理勝負が発揮しにくい環境が設定されましたが、従来のやり方に加えて公開の場で第三者による客観的な意見をいただくという仕組みが新たに加わったのだと割り切れば、行きすぎた官僚主導へのブレーキという意味で意義があるのでしょう。

しかし、17日の報道には裏切られた思いがしました。

「事業仕分けで極秘マニュアル=財務省の視点を指南」(時事通信)

《政府の行政刷新会議が2010年度予算概算要求の無駄を洗い出す「事業仕分け」で、事務局が極秘の査定マニュアルを作成し、民間有識者など仕分け人に配布していたことが17日、明らかになった。財務省の視点に基づき、仕分け対象事業の問題点を列挙、各担当省庁の主張に対する反論方法まで具体的に指南する内容。政治主導を掲げた事業仕分けが、財務省主導で進んでいる実態が明らかになった格好だ。(中略)

 査定マニュアルは、事業仕分け前に「参考メモ」として仕分け人に配布され、事業ごとに「論点」を提示し、問題点などが個条書きされている。マニュアルに従えば、対象事業に詳しくない仕分け人でも、厳しく問題点を指摘できる仕組みだ。》

第三者による客観的な意見ではなかったようです。

従来のやり方では各省に負けるので闘い方のルールを変えました、というのは卑怯でしょう。

『学長のひとりごと』を転載。

きのうまでの空港コメントつづきです:

よど号事件の犯人の一人が現在どこかの駐車場の警備員をしていると、確かたかじんでいっていた。そして「始めて労働と呼べることをしている。これが労働ということなんですね。」と言ったそうだ。
理想と現実が違う事に早く気づいてほしかったね。

 北朝鮮を刺激するという観点からすると、沖縄でも佐賀でもたいした違いはないと思いますよ。米軍が沖縄の基地を手放したくない理由も、別に肩を持つ気はないが北朝鮮の危機感も、地図を逆さにして見るとわかるそうな。で、北を刺激するのは、福井~新潟という日本海沿いだろうと思う。船舶が常に監視されるようになるわけだから。

ぼん、コメントありがとう。たかじんさん、おもしろいですね。あのひとは歌手だったのね。むかし、夫がなにかあの人の歌のテープをもっていた記憶あり。やしきたかじん、てかいてあった。どんな漢字だろう、と思った。ところで、警備員といえば、犯人側ではなく機長だったかたも記憶では最後は警備員をなさったのではなかったでしょうか。かささぎは以前の職業柄、警備員をたくさん存じ上げておりますが、よぶんな欲がほとんどなく、しずかなしずかな月光みたいなサービス行です。

ろいりさんも乙四郎とおなじでありますか。へえー。
では、なぜにわたしはこうも佐賀空港案がいやなのか、それをじっくり考えてみました。
付近の住民ではないので、騒音公害に対するおもいは、沖縄だろうと佐賀だろうとおなじ、他人事です。しかし、じぶんのなかに、もし佐賀となると沖縄よりずっと近いので、万一のときに危ない。という業腹な思いが、ひとすじふたすじ、たしかにあることにきづきました。

2009年11月17日 (火)

八千草秋号より英語俳句ふたつ

「敬天愛人」 西郷隆盛・書 (シール跡背比べ跡柱美し)

唐紙を開けば月の真葛原   有馬朗人(天為主宰)

Opening  the  karakami-door

just you  will  find  there

a   moonlit   kudzu   field       Arima  Akito

英訳:magpie

源氏絵よむ身巾にあけし白障子  山元志津香(八千草主宰)

Opening  a  white  shoji

just  enough  to  read

the  Genji  picture  scroll   Yamamoto  Shizuka

Translated  into English by
   Richard,Kuniko’ Jambor(国際俳句交流協会)

季刊・俳句・連句誌『八千草』より引用しました。
有馬氏の英訳のはかささぎが山元氏の俳句に連句的に付けたものです。
どうなんでしょう。外国人になったことがないので、わかりません。
お粗末さま。

かささぎの連句的:

映画「二人日和」を三潴図書館でみつけ、借りてきたものを昨日みました。
三年前でしたか、小倉のムーブでみたときには気づかなかったことをいくつも気づきました。

装束師の老夫婦が暮らしている古い京都の町家、その薄暗い家の中に真っ白な障子を通して光がさします。その白障子の色が、一列だけ色がより白い、そこまで細かく作りこんでいる。生活感がある。「砂の器」で障子の獄(ひとや)を車椅子にのったらい病の父が看護婦に車椅子をおされて登場する有名な場面をふっと思い出してしまいました。

きたやまおさむが友情出演していて、じきに死ぬちえさん(藤村志保)と心通わす青年が学んでいる研究室の教授役でした。一カットだけの出演。もろへたくそ。

アストロリコのりかさん。元気でしょうか。
ふっと気になります。宝塚のスターでアストロリコ史にも共演者としてお名前をみかけた大浦みずきさんがなくなったそうで、きになります。

元気だしてください。

追伸:

麻場利華さんブログの追悼文:http://chaorica.blog92.fc2.com/blog-entry-181.html

アストロリコ関連かささぎの旗記事:http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_63ed.html

http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-4718.html

二人日和関連:http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_16ea.html
http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/

『天使のミロンガ』http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_0b60.html

政権交代と医療(62)  乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2009 年 11 月 17 日 火曜日

医療の中長期ビジョンを検討する政治主導チームが発足しています。

厚生労働省の政務三役へ助言する役割の、数名の外部委員による検討チームです。

11月6日に初会合が開かれており、14日に第二回目の会合が開かれました。

会合後、足立信也政務官が取材に答えています。

民主党は政権公約に急性期病院の入院による診療報酬を増額する方針を掲げていますが、取材に対し、足立政務官は「一律ではあり得ないと思っている」と述べています。

がん、脳卒中、糖尿病、心筋梗塞の「4疾病」や、救急、小児、産科、へき地、災害医療の「5事業」への取り組みや医療機関同士の連携の積極的推進など、地域医療への貢献度が高い急性期病院を支援したい考えであるようです。

足立氏は、DPC対象病院に適用する新たな機能評価係数の中に、地域への貢献度を評価できるものを組み込む考えのようです。

足立氏はまた「地域の差に配慮する何らかの係数も必要だ」とも述べています。

具体的にどういう係数が考えられるかについても検討チームが政務三役に助言するとみられます。

検討チームについて、足立氏は、診療報酬全体の改定率などを決める際にも一定の役割を果たすことを明らかにしています。

来年度の診療報酬改定では、検討チームの助言を踏まえて政務三役が改定率の原案を策定し、それを基に、内閣が正式決定する流れになるということです。

検討チームは月内にもう2、3回会合を開き、チームとしての考えを取りまとめる予定だそうです。

「学長のひとりごと」より転載しております。

▼きのうの連句的コメント

空港話:

 板付空港というのは、米軍&自衛隊の基地・空港としての呼び名で、民間人のための空港としてはよど号事件の頃から既に、福岡空港だと思いますよ。自信はなかばってん。ちなみに今の正式名称は福岡国際空港。そして羽田空港は東京国際空港、成田空港は新東京国際空港、伊丹空港は大阪国際空港、あ~、ややこしか。第一、成田は千葉県じゃろもん、東京ディズニーランドもほんなこつは千葉ディズニーランドたい。私の同級生は大学の頃、羽田で「板付空港まで」と言って、怪訝な顔をされた経験があるらしい。


 ついでに板付遺跡についてのうんちくを少し。ここは日本最古の稲作跡というより(佐賀の菜畑のほうがもっと古いらしい)、弥生初期の遺跡のすぐ下の土層から初めて水田耕作を伴う縄文末期の遺跡が発掘されたところ=縄文時代にも水稲栽培があったというのが初めて証明されたところです。つまり縄文時代の遺跡の上に弥生時代の遺跡が重なっているという意味でも希有な遺跡なのです。

 あ、続けてもう1つ。新福岡国際空港構想は、いつの間にか白紙に戻っているらしい。そりゃよかった。たまにはましな航空行政?もある。
 韓国に仁川空港ができると聞いた時、金浦空港があんな便利なところにあるのに、どうして?と思ったが、結果的には正解でしたね。金浦空港そのものがソウルの西のはずれだから、仁川ー金浦間のアクセスもいいし、もちろんソウル市内とのアクセスも充実。そりゃ、成田や関空じゃかなわんわ。そのための環境破壊は別として。

本日の時事通信より。
<首相は同日夜、記者団に「沖縄県民の(県外移設への)期待感も高まっているとオバマ大統領に申し上げ、その理解の中で作業グループをつくろうということになった」と述べ、県外移設の選択肢も排除せずに議論する方針を重ねて強調した。>
やっぱり佐賀空港でしょうか。

ひー!!ろいりさんは歴史の先生でありましたなあ。あそこは最古じゃなかったのですか。弥生の下に縄文のもあったのか。小学校のサイトをひらいてみたら、こどものあしあとまでのこっていた。と書かれていたけど、それ、古代のろいりさんかも。
仁川空港とかいて、なんとよむのかな。にんちょん?じんせん?今帰仁村とかいてなきじんそん。

おつしろう。そんなに佐賀空港可能性ありそう?
たしかにまわりはたんぼだけではありますが・・・。

県外移設で米側が寝耳に水でないのは佐賀と苫小牧だけ。
苫小牧は論外でしょう。
ロシアを刺激しすぎる。

今にして思えば、羽田離陸後にハイジャックされて平壌行きを強要された「よど号」が、航路を変えずに米軍基地である板付空港に降り、次に米軍基地隣接の金浦空港へ偽装着陸したのは、米軍の指示だったのではなかろうか。
解放された乗客の数が1人足りず、CIA関係の米国人だったらしい。金浦空港で密かに脱出した模様。
この米国人がたまたま搭乗していなかったら、犯人たちの指示通りに北へ向かい、38°線を越えたあたりで撃墜されていたかも。
そしたら、犯人たちが関与したとされる数々の日本人拉致事件も起きていなかったかも。
今頃は日朝関係も改善していたかも。
歴史のちょっとした歯車。
なお、犯人たちのほとんどは、この日が初めての飛行機搭乗だったらしい。
そんな時代。

「苫小牧は論外でしょう。
ロシアを刺激しすぎる。」

上記の乙四郎の論法でいけばよ、
佐賀なら北をもっとうんと刺激するじゃろう。
それでも佐賀にこだわる乙四郎のきもちがおれはよくわからん。この人のセンスは独特やけね。(やきね、というのが大分弁、やけんね、がくるめ弁、やけね、というのはちょっときどったときの八女弁たい)。

ただ、追記されたよど号の真実、なるほどそうだったか!とやっと腑におちました。よど号機長がなくなったときにさえ、なにかおおきなものが隠されたままだな。という印象がぬぐいえなかったからです。ありがとう。あんた、やっぱただもんじゃねえな。
あとでさがしだして、資料をつけます。よど号事件、かささぎの旗版。なんだかなあー。妙な因縁なんだよな。なんともことばをなくすようなさ。

2009年11月16日 (月)

医療保険給付のいろいろ   乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2009 年 11 月 16 日 月曜日

<公費負担医療について>

医療に要する経費の大部分は医療保険制度によって支払われ、それ以外は自己負担が原則ですが、社会福祉や公衆衛生の観点から、国又は地方公共団体が特定の対象者に対して、公費によって次のような医療給付を行なっています。

1.(戦傷病者や原爆被爆者に対する医療など)国家補償的意味を持つ場合

2.(結核や一類・ニ類感染症に対する医療など)社会防疫的意味を持つ場合

3.(身体障害者への医療など)社会福祉的意味を持つ場合

4.企業活動に基づく公害病の場合

5.難病の治療、研究を目的とする場合

(主な公費負担医療制度)

子供の医療

養育医療:入院を要する未熟児に必要な医療

療育の給付:18歳未満の結核児童に入院治療

自立支援医療(育成医療):18歳未満の身体障害児に対する医療

小児慢性特定疾患の医療費助成:小児慢性疾患のうち治療が長時間にわたるもの(がん、ぜんそく、膠原病、血友病など)

身体障害者の医療

自立支援医療(更生医療):障害者の社会復帰のために必要な医療

結核の医療

適正医療:結核の一般患者の医療

命令入所:結核を伝染させるおそれが著しい患者の医療

精神障害の医療

自立支援医療(精神通院医療):精神障害者の通院医療

措置入院:自身または他人を傷つけるおそれのある患者の医療

感染症の医療

新感染症:都道府県知事が厚生労働大臣の指導・助言を得て個別に応急対応する感染症

一類感染症:ペスト、エボラ出血熱等の医療

二類感染症:コレラ、細菌性赤痢等の医療

特定疾患の医療:いわゆる「難病」のうち、原因不明、治療法未確立かつ後遺症を残す疾患(ベーチェット病、クローン病など)の医療、日常生活に著しい支障のある重症患者(スモン、劇症肝炎、重症急性膵炎、プリオン病など)の医療

予防接種被害の医療

救済措置:認定された健康被害者への医療

医薬品被害の医療:医薬品・生物由来製品が適正に使用されたにもかかわらず、有害な副作用により疾病となった者への医療

生活保護

医療扶助:生活困窮者の傷病への医療

戦傷病者の医療

療養の給付:軍人軍属などの公務上の傷病への医療

更生医療:戦傷病による障害者の社会復帰のために必要な医療

原爆被爆者の医療

認定疾病医療:原爆症の医療

一般疾病医療:被爆者の傷病に必要な医療

石綿による健康被害の救済

救済給付(医療費の支給):石綿による健康被害で指定疾病(中皮腫、肺がん)にかかった者で、労災補償等の対象にならない者

その他

麻薬中毒入院措置

中国残留邦人

心神喪失

肝炎治療特別促進事業

重度心身障害者医療費助成

ひとり親家庭医療

こども医療費助成

このほか、公費負担医療ではありませんが、自己負担がない医療として、公害病の医療があります。著しい大気汚染、水質汚濁の影響で指定疾病にかかった者への医療で、全額汚染原因者が負担します。

交通事故医療も、自動車保険でカバーされなければ、全額、加害者負担です。

「学長のひとりごと」より転載しています。
「社会保障制度概論」をすべてよむ:http://www.healthcare-m.ac.jp/app/gm/archives/category/%e7%a4%be%e4%bc%9a%e4%bf%9d%e9%9a%9c%e5%88%b6%e5%ba%a6%e6%a6%82%e8%ab%96

▼かささぎのひとりごと

この全体像を一度みたかったので、非常にありがたし。

水俣病の保険証をさいきん拝見しました。
熊本県、と請求先が書かれていました。
患者さんがおっしゃるには、医療機関が県にレセプトを提出するのではなく患者さん本人がレシートで自己申告して請求、県は限度額の範囲内で払い戻す方式であるようでした。

医療事務員はたくさんの医療保険種別と公費助成の負担割合、これを間違いなく処理しなければなりません。すべて番号(と文字)ですから、見間違わないように打ち込みます。ミスがひとつでもあれば、請求用紙(レセプト)は戻ってきますので、もともと二~三ヶ月のずれがある振込みがさらに遅れます。仕事が暇な折々に違う目でなんども見直します。

これは整骨院だけのことなのか、レセプトに患者さんご自身のサインをいただきます。記名は被保険者本人のもの、ときに家族であるのに間違ってご自分の名前を書かれることがあり、それを常に確認する必要があります。

公費助成がある保険証だと、二枚書いてもらう。提出先が二箇所という意味です。
丁度のときに乙四郎先生からこのような講義を習おうとは。

▼コラム風コメント
「板付基地の返還」

我々が小さい頃は、福岡にも「基地の街」がありました。
板付基地です。
昭和19年に旧陸軍が建設した席田(むしろだ)飛行場が、1945年に米軍に接収され板付基地となり、朝鮮戦争時には前線出撃基地となっていました。
昭和43年、ファントム偵察機が九州大学に墜落炎上しました。
昭和45年のよど号事件の頃も、空港名は板付空港でした。
返還されたのは昭和47年4月で一部占有地域(西側の格納庫周辺)を除き返還されました。

場内誘導路、滑走路は日米共同使用で、米軍佐世保基地への軍用物資輸送の中継基地になっていますが、日米地位協定により、米軍機は、日本政府管轄下の飛行場であればどこでも着陸1時間前に管制塔に通知すれば利用できますので福岡空港だけのことではありません。

なお、敷地の一角には航空自衛隊春日基地板付地区、海上保安庁第七管区海上保安本部福岡航空基地、福岡県警察航空隊、福岡市消防局航空隊があるので、「基地」の雰囲気はいまだ漂っています。

さて、なぜ板付基地については「返還」が実現できたのでしょうか?

経緯は、国家総動員法による強制収用を理由に、旧地主から返還要求があったため。
軍に小作権放棄を僅かな離作料で迫られて離農させられた耕作者組合も小作権存在確認の訴訟を起こしました。最高裁判所の判決要旨は、軍の離作補償が1年分の農作物価格であり、補償金としては低額で補償としては認め難いというものでした。
空港告示面積353haのうち、116ha(109haが民有地、7haが福岡市の所有)は空港が借り受け、借地料が歳出の3分の1を占めています。また、住宅防音対策工事・テレビ受信障害対策などの環境対策費も他の空港より格段に多いようです。
福岡空港が利用度の割に採算が悪いのはこれらのせいです。

普天間飛行場も、本土の飛行場と同様の理由で「返還」されるべきところ、本土との扱いが違うようです。

では、いつごろ福岡空港という名前になったのでしょう。よど号事件のときはまだ板付空港だったのですか。へえー。覚えていません。が、じぶんがあの空港に就職した昭和五十年には福岡空港でした。
福岡空港は一般住宅地の上を旋回しての離発着がありますので、あぶないものがあります。
ひさしぶりに席田と書いてむしろだ、という地名をみました。むしろだしょうがっこうってあった。長男はその隣のつきぐま小学校に三年生になるまで通いました。一年生にあがる前のプレお遊戯会は弥生小学校で、板付小学校の隣でした。あのあたりは日本最古の稲作跡の遺跡が残っているところで、だからこその弥生というなまえなのですが、水田地帯だったところを埋め立ててできた街ですから、土地が低く、雨がふればすぐに道路が冠水していました。
事故がありましたよね。ガルーダ航空機のだったか。
あのとき、ともだちの家まで破片がおちてきたといいます。
市街地の空港はおそろしいです。

地域学:
福岡市立弥生小学校名前の由来
http://www.fuku-c.ed.jp/schoolhp/elyayoi/
福岡市立月隈小学校名前の由来
http://www.fuku-c.ed.jp/schoolhp/eltukigm/tukigumanoyurai/tukigumanoyurai.html

寛治元年1091年。中秋の名月の夜。源経信。
琵琶をかき鳴らし。つき()の木。
校庭にはちゃんとこの月隈のいわれを書いた説明板があります。

伊丹空港にまつわる記憶。
石橋秀野を調べていたことがあります。
秀野が松江疎開時代に旧制松江高校で俳句指導をしており、高校生だった世古諏訪氏がいた。その世古氏と旧ねこみの主宰・東明雅師夫人の郁子氏とが俳句での師弟関係にあられたことを、かささぎは八女戦国百首和歌の解読作業をやっていたころ、ぐうぜん教えてもらいました。
とてもおどろきました。あちらもそのようでした。
さらに驚くべきことに、世古氏の奥様は伊丹柿衛文庫の主、岡田家の出でした。伊丹空港の広大な敷地は旧伊丹市長も務めた酒造家の岡田家が所有していた。それをりべえさんは全部手放した。すべて俳諧史料を買うために・・。
屈指の俳諧コレクションとして名高い柿衛文庫にかささぎは二回もいきましたが、それはこんな俳縁が下にあったからなのでしょうか。(姫野恭子)

2009年11月15日 (日)

「危険な情事」

ちびむすこが昨日寝転がって見ていたアメリカ映画。
彼はさいきんたくさん映画をみています。
ひとりでのこともあれば、ときにふじやまくんがきていたり、また三人ほどがいっしょだったりもします。
きのうはたまたま私が背後霊みたいにうしろでパソコンやっていたので、集中できなかったかもしれません。

あらすじは。
弁護士のおとこが外で魅力的なおんなと出会い、関係をもつが、男はあそび、おんなは本気、だんだん男の世界にズカスカと入り込んできて最後には修羅の関係となり、血で血をあらうようなバトルとなって、夫婦の正当防衛の結果、かわいそうなおんな(男の子を身ごもっていた)は殺される。・・と、実もふたもないはなしでごめんなさい。

ラブシーンが当然激しいのがあるが、笑ってごまかしつつ、やつは真剣にみていた。
いったいなにをかさねていたものか。
少しははは興味をもって、むすこにきいてみた。

なんでこんなの見たいと思ったの。

ああ、こないだ見た映画で紹介があったから。

なにそれ。

「めぐり逢えたら」ってのを見てたやん。
そしたら、「全米のおとこたちをきょうふのどんぞこにおとしいれたきけんなじょうじ」っていってたけん、みたかったと。おかあさん、まだ見る?メイキングが入っているけど。

うん、みる。

ってんで、みました。監督インタビュー、主演二人に脚本家、それからプロデューサーだったっけ、とっても元気のいい女性が、当時を振り返ってフェミニズムから強い反発をくらった思い出などを語ってました。おもしろかった。いつの時代もどこにでもあるはなしで、男と女の永遠のテーマだろうとおもいます。それをどうみせるか、これはスリラーでした、こわかった。まじでこわかった。

ところで。きのうはむすこの学校では金美齢講演会があったそうです。
とってもおもしろかったよ、おかあさんもくればよかったのに。
と開口いちばんにそういいました。
先生はなにを話されたの?
ときけば、さあーなんだったかな。にはわらいましたが。
だけどそれ、よくわかります。何を話されたかな、と説明するのは難しいですものね。
ただ拝聴したあと、とてもゆたかなたのしいきもちがのこるのです。
これはだいじなことですよね。

政権交代と医療(61)  乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

行政刷新会議ワーキンググループ(WG)の診療報酬に関する11日の事業仕分けの際、評決結果は中央社会保険医療協議会(中医協)へ伝えられることになっていました。

中医協が13日に開催され、そこで報告されたのですが、委員から激しい反応があったようです。

<診療報酬が伸びたから下げよう、という議論はあまりにも乱暴である>

<中医協は専門家が毎週2回、3時間以上、計数百時間にわたって膨大な資料を見ながら議論を重ねて結論を生み出そうとしているが、医療関係者なしで短時間、資料もほとんどない中で決められたものに拘束されるのはおかしい>

<政権公約の中に医療費のある程度の引き上げは必要だろうという考えがあったはずだが、事業仕分けの結果は政権公約と乖離しているのでは>

これらがちゃんと説明されない限り、診療報酬の行方は迷走することでしょう。

「学長のひとりごと」11月15日 日曜日

▼ かささぎのひとりごと

新聞が旧聞となる明暮に紅葉且つ散る高牟礼の宮
             (かささぎの詠める)

新聞は新聞ではなく旧聞になりさがった。とは言いえて妙。
あべしげさんの最近のブログコメントであります。

日々乙四郎日記を読んでから新聞を読みますと、最近は既視感を感じるようになってきました。

では新聞の役割は。なんでありましょう。
広告をはさむ紙。てんぷらを揚げたときのあぶら切り紙。
雨ぶりのとき濡れた靴の下に敷く湿気とり。

ああそれで連句的に思い出した。「黒木物語」の扉に猫尾城山とその左後ろに高牟礼山城が描かれています。あれ?高牟礼山って高良山のことだけど、黒木の後ろだったとは!!と、あの絵をみて、とっても驚いてしまいました。つまり、かささぎのあたまは、今現在の道路地図風の方位感覚しかなかったわけです。久留米高良山へは三号線を通って・・と思い込んでいるため、実際の方位がまったくつかめていませんでした。山と山、谷と谷。県境も町境もなにもそんなよぶんなものはない。人の意識などという余分なものには一切しばられていない。まっすぐじぶんをみてほしい。と、やまによびかけられた気がしました。

ついでに仕入れた知識で、「不濡山」ぬれせぬやま=高良山、これは樹木が鬱蒼と茂っているので雨が降っても濡れないという意味だと勝手に思い込んでいましたが、そうではなくて、世の汚濁に濡れない染まないという高尚な意味があったそうです。
いやあ、そうだったのですね。さすが筑後一の宮です。

きのうのつづき欄外コメント:

沖縄にはずいぶんと痛みを、戦後の痛みを諾ってもらいました。基地を県外へ、という切実な声も良く理解できます。佐賀空港はひろびろとした平野の中にある赤字空港なので、候補地にあがったと聞いてもそう驚きません。が、現実のものとして考えると国内のどこにも移転できないだろうと思うのです。あの爆音がわたしたちの身近にひがな聞こえる状況を思い浮かべてごらんなさい。諾えますか?現実問題として。さりとて、基地をなくすこともできない。なぜなら、日本の平和はアメリカの軍事力に頼らねば自力では保持できないからです。言うまでも無いことですが。

アメリカよ、日本よ。さあ、力を結集して、人工島をつくりましょう。アクセス道路をこさえて、海の中に基地をつくるのです。移転費用は高くつきます。しかし、これしかないでしょう。

 空港についてチョコッと調べていたら、国が管理する空港で、昨年一番赤字を出したのは福岡空港だとさ。こりゃ意外だった、と感じたついでに思い出したのが、そういや糸島あたりに新福岡空港を作るという話はどげんなったと?最近、全く話題にのぼらんし。seikoさんの意見を取り入れると、これを米軍・日本民間の共同空港にすれば万事解決ではないか。板付にはまだ米軍基地が残っているらしいから、それもふくめてそちらに移転し、板付にあり交通の便もいい現福岡空港は拡大によって更なる国際化を目指すのもいい。やがて九州独立国を目指す~後者は半分冗談だが。とにかく今回多少わかったことは、日本にいかに無駄な空港が多いかということ(関空と伊丹、羽田と成田の併存も無駄)と、ハブ空港は原則1ヵ国1つでいいということ。ただし中国や米国みたいに面積の広い国は別。

2009年11月14日 (土)

政権交代と医療(60)  乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2009 年 11 月 14 日 土曜日

来年度予算の概算要求が発表されて4週間が経ちました。

例年であれば水面下では省庁間の調整が進行し、来年度に向けての閣僚発言も活発化してくる頃です。

新政権でも閣僚発言は活発ですが、例年と異なるのは、閣僚によって発言内容が異なることが目立つことです。

横断的な調整がうまく行っておれば、閣内不一致は起きにくくなります。

行政機構では「縦割り」の弊害が起きやすいことから、従来は、省庁間で調整に調整を重ね、調整が済んだ段階で対外的に方針が発表されていました。

昨今の報道は、財務大臣はこう言っているが○○大臣はこう言っている、という類のものをはじめ、総理や副総理に至るまで、閣内の発言に統一性がない、究極の「縦割り」が放置されている状態になっています。

財務大臣は財務省の立場を主張し、総務大臣は総務省の立場を主張し、厚生労働大臣は厚生労働省の立場を主張し・・・と、概算要求提出直後のコメントであれば容認されるような縦割りの思考が、今になっても堂々と公言されている異常事態です。

「縦割り」弊害の時代に逆行しまいかと心配です。

医療に関しては、診療報酬の扱いが、縦割り体制の中でどう決着されるものかが気になります。

行政刷新会議の評決と政権政策との整合性もありません。

調整がないがしろにされ、結局は声が大きい(財布の紐を握っている)者の主張が問答無用に通ってしまうのではないかと懸念されます。

厚生労働大臣は13日、次期診療報酬改定率の上昇をできる限り抑えたい意向を示しました。

「コストが引き下げられる部分はできる限り引き下げていただいて、その差額を上げるべき部分に使う」と、改定率の上昇を抑え、財源の配分見直しで対応する意向で、行政刷新会議の評決に沿った発言です。

財務省との調整が済んだのかもしれませんが、診療報酬の大幅アップを信じて新政権に投票した多くの医療関係者を裏切る発言であることは否めません。

「学長のひとりごと」より転載しました。

▼昨日からの続き連句的コメント:

首相の立場にあらんとする人が「最低でも県外」と言明する場合、常識的には県外案がまったくの白紙ということはないはず。(財源がないのに金を配ると平気で言明するような非常識的な人であれば話は別ですが・・・)
過去、非公式に協議された県外案は佐賀空港案、苫小牧案のふたつだけみたいなので、佐賀空港移転はまったくのガセとも言い切れないかも。
いずれにせよ、本日来日の米大統領は、年内決着をピシッと要求して帰るでしょうから、政界は年末まで何かと慌ただしくなることでしょう。

さがくうこう。ひゃーびっくりした!
でも、いわれてみれば、たしかにうんと近いね、のーすこーりあに。でもだからってこっちにうつっちゃっては、北を意識しすぎていかにもってなかんじでギラギラなかんじ。
けっきょくやっぱりおきなわにおいたまんまになるようなきがする・・・。だって財源がないのに金を配ると平気で言明するような非常識的な人だから。

 佐賀空港への移転、これは真面目な話いいアイデアではないか、佐賀にたくさんお金が落ちるし。と思ったがまてよ、佐賀空港は貨物便の利用がそこそこ多くて、それ以上の赤字を抱えている空港、あるいは空港建設予定地がもっとあるらしい。しかし何を基準にしていいのかがわからん。いろいろ検索してみたら、佐賀空港はワースト3位という記事もあれば、福島空港が需要予測達成率ワースト4位というのがやたらいっぱいでてきたり、あと静岡空港とか、来年開港予定の茨城空港とか…
 こうなったら、その赤字空港を維持している団体で入札やったらどうでしょう。米軍基地引き受けます、その代わり、赤字分は国民の税金でまかなう。明治以来、いや江戸時代から沖縄にはたくさんの苦い思いをさせてきたのだから、それぐらいしてもいいでしょう。

いつもおもいますです、沖縄にたくさんのいたみをへいぜんとあたえてきてなにもかんじていないなわれらは、と。知識としてはわかってるけど、日々のくらしがいやでもやってくるから、それにおわれてわすれてしまう・・ってことなんだけど。じっさいにそこで暮らしたこともなく、基地のもんだいを肌でかんじることができない。想像でものをいうだけです。

「世界中に出撃する海兵隊は、沖縄の基地から単独で行くのではなく、まず佐世保港(長崎県佐世保市)から強襲揚陸艦が沖縄に出発、沖縄で海兵隊を乗せて目的地に向かう。朝鮮半島で有事の場合、佐世保から沖縄まで約2日かかり、沖縄での搭乗に数日、そこからまた九州方面に戻ってから朝鮮半島に向かうので、航路で4日分ロスしてしまう。」

こういう実務的なことをずばり書かれると、どっひゃあ!!と腰をぬかさんばかりに驚き、まさに戦前にあることを実感します。もうそこまでいっていたの、ちょっとまって意識がついていけない。

でありまするので、最近のかささぎの旗がやけに政治的なものになりつつあるのを承知の上で、話題をころっと転じます。

九州俳句に沖縄がない。と以前かいてしまいましたが、その意味は、沖縄の俳人が参加されていないという意味ではなく、九州俳句大会は沖縄では開催されない。という意味でした。係りの人に前に尋ねた。誤解を与えてごめんなさい。ちなみにらんさんが入ってくれた。九州俳句。ありがとう。みなさん。九州俳句、はいってください。れぎおんみたいに季刊で年に四冊配本。九州の名ある俳人が数多く所属なさっています。そのかたがたの作品とへいきで肩をならべられるというところが、この俳句誌の魅力であり、かつまた、どうしようもなさであります。※
※これ、この意味ですが、歴史ある短歌誌同人のせいこさんとかにはわかってもらえるとおもうけど、たいがいの同人誌は年功序列でして、一定の修行をつまないと上にいけないんだ。裏をかえせば、年季さえつめば上にいけるってことだよ。

2009年11月13日 (金)







政権交代と医療(59)   乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

<社会保障関係法規 6>

保険に関する法は8本あります。

社会保険審査官及び社会保険審査会法、社会保険診療報酬支払基金法、健康保険法、船員保険法、国民健康保険法、国民健康保険法施行法、高齢者の医療の確保に関する法律、社会保険医療協議会法

年金に関する法は18本あります。

厚生年金保険法、厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付に係る時効の特例等に関する法律、厚生年金保険の保険給付及び保険料の納付の特例等に関する法律、厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律、確定給付企業年金法、確定拠出年金法、社会保障に関する日本国政府とフランス共和国政府との間の協定の実施に伴う厚生年金保険法等の特例等に関する法律、社会保障に関する日本国とベルギー王国との間の協定の実施に伴う厚生年金保険法等の特例等に関する法律、社会保障協定の実施に伴う厚生年金保険法等の特例等に関する法律、国民年金法、平成十二年度における国民年金法による年金の額等の改定の特例に関する法律、平成十四年度における国民年金法による年金の額等の改定の特例に関する法律、平成十五年度における国民年金法による年金の額等の改定の特例に関する法律、特定障害者に対する特別障害給付金の支給に関する法律、国民年金特別会計への国庫負担金の繰入れの平準化を図るための一般会計からする繰入れの特例に関する法律、石炭鉱業年金基金法、特別会計に関する法律、日本年金機構法

以上、日本の1791本の法律のうち、200本以上が社会保障関連法ということになります。

保健医療関係の仕事に従事すると、これらの半数以上と日常的な接点があります。

法を暗記する必要はありませんが、これらの法に馴染んでいることが保健医療の経営者には求められます。

「学長のひとりごと」11月13日金曜日くもり


▲ かささぎのひとりごと

ちょいとちょいと。

だんだらりんとややこしい法律のなまえが出てますが、時系列にちかい追加法案てな印象です。そんな中、がいこくの名前が突如でてくる、しかも二国だけ。
これはいったいなんだすねん。ふらんすとベルギー王国。なに結んだの。なぜ。

「日本の1791本の法律のうち、200本以上が社会保障関連法ということになります。

暗記する必要はないけど、なじんでいることが保健医療の経営者には求められます・・・。
このことば、そっくり代入して使いたい。

わずらわしい俳諧の連歌式目、連句辞典一冊をまるまる暗記する必要はありませんが、それらの式目に馴染んでいることが連句の捌には求められます・・・。

かささぎはテストうけたら零点じゃないにしても及第点はとれんめや。
(とれん=打消しの一般動詞+否定の推測を表す助詞~まいの連用形「め」+強調の「や」ではなく疑問の「や」)なにしろ八女弁ではいまでも古語をふつうにつかっとる。方言な古語ばい。

「政権交代と医療」番外編(きのうのコメント)

「このように公開の場で評決がなされますと、その結論の妥当性の如何を問わず、評決結果には従わざるを得ないような無言の圧力が醸し出されます。
劇場扇動型プロパガンダの誤謬に陥りがちな危険性を孕む手法です」
あんなにだだっぴろい場で議論するなんて。
おどろきました。たいがいけずられるためにかたちをととのえるため
ぎろんをしたのでありましょう。させたのでしょう。

農道整備関連事業費がカットされる模様ですね。
かささぎがこんど行く予定の星野村の農道完成を祝う竣工式、案内状からその予算はどこから出たかがわかります。
平成18年度から県営中間山間地域農村活性化総合整備事業により整備を進めてまいりました。とあったからです。

「普天間から出て行ってもらえませんか」
「Where to move?」
「名護市沿岸ではどうですか」
「OK. We agree.」
十数年後・・・
首相「そりゃ県外移設でしょう」
外相「嘉手納基地との統合でしょう」
地元・みずほ「県外移設が公約です」
米国「Keep promise!」
首相「名護市沿岸は・・・来年の名護市長選まで判断を待ってくれませんか」
米国「We cannot wait!」
首相「じゃ、佐賀空港ではどうですか」
米国「Saga is half nearer to North Korea than from Nago and also very close to Sasebo! Very nice location!」
   ↓

※に抄出しました。

投稿: 元官僚 | 2009年11月13日 (金) 00時08分

米国や大マスコミは今さら代替地を見つけるには時間がかかるし、日米関係にもヒビが入ると脅すが、真っ赤なウソだ。ウルトラCの候補地だってちゃんとある。「砂上の同盟 米軍再編が明かすウソ」を書いた沖縄タイムスの屋良朝博記者は、同書の中でこんな衝撃的な事実を紹介している。

 米軍再編の日米交渉に関わった米外交官は、普天間移設先として佐賀空港が「ナイス・ロケーション」と判断し、日本政府に提起したというのだ。「佐賀空港は発着便が少ない。周囲に住宅もない。沖縄の普天間飛行場を移転するのにもってこいだ」と米外交官は言ったという。

 世界中に出撃する海兵隊は、沖縄の基地から単独で行くのではなく、まず佐世保港(長崎県佐世保市)から強襲揚陸艦が沖縄に出発、沖縄で海兵隊を乗せて目的地に向かう。朝鮮半島で有事の場合、佐世保から沖縄まで約2日かかり、沖縄での搭乗に数日、そこからまた九州方面に戻ってから朝鮮半島に向かうので、航路で4日分ロスしてしまう。海兵隊基地が佐世保に近い佐賀空港にあれば、大幅に出撃時間を短縮できるし、佐賀県は北朝鮮まで760キロ。沖縄の1400キロの半分だ。照屋寛徳衆院議員(社民党)もこう話す。

「鳩山首相が県外・国外移設を言うのなら、佐賀空港など具体的な県外候補地を出して、国民的議論をすべきだ。そうしなければ、沖縄県民の怒りは収まらないでしょう」

 結局、最後は沖縄へ押し付ければいいという、安易な発想が透けて見えるうちは、この問題の解決はない。(取材協力・横田一)

(日刊ゲンダイ2009年11月9日掲載)

2009年11月12日 (木)

政権交代と医療(58)  乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2009 年 11 月 12 日 木曜日 

事業仕分け作業が始まりました。

進め方は具体的には次の通りです。

1.事業説明(5~7分)

各省担当職員が事業シートに基づいて当該事業の要点やシートの補足説明を行います。

2.査定担当より考え方の表明(3~5分)

財務省主計局より、当該事業の論点や主計局としての考え方を説明します。

3.当該事業の主な論点を発表(2分程度)

とりまとめ役より、事業を選定した背景や主な論点等を提示します。

4.質疑・議論(40分程度)

5.各評価者が「評価シート」へ記入(3分程度)

評価シートに評決内容とその理由を記載します。

6.WGとして評決結果を発表(2分程度)

各評価者の評価シートをとりまとめ役が集約し、WGとしての評決結果を公表します。

議事は一般公開されていますので傍聴できます。

事前登録は不要で入退室自由ですが、会場の都合(座席数300名程度)上、入場制限がされる場合があります。

11 11 日、12 日、13 日、16 日、17 日、24 日、25 日、26 日、27 日の9:3018:30です。 (14 日、28 日、29 日にも開催の可能性があります)

開催場所は独立行政法人国立印刷局市ヶ谷センターです。

http://www.npb.go.jp/ja/guide/soshiki/ichigaya/index.html

なお、議事はインターネットでも同時中継されます。

http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/live.html

指名された仕分け人は必ずしも国民の意思の代表者ではなく、また、公開であるか否かは結論の妥当性を支持するものでもありませんので、評決結果は政治判断の参考意見にすぎないはずですが、このように公開の場で評決がなされますと、その結論の妥当性の如何を問わず、評決結果には従わざるを得ないような無言の圧力が醸し出されます。

劇場扇動型プロパガンダの誤謬に陥りがちな危険性を孕む手法ですので、国民としては、個々の評決結果が民主主義のフィルターを通るのを見届けるまでは安心できません。

たとえば、行政刷新会議メンバーがODA事業を槍玉に挙げ、国際協力機構(JICA)の「渡航費が高すぎる」と批判していることが報道されましたが、第2WGでもその通りの評決になる可能性が高いと思われます。

JICA事業でしばしば海外出張していた私自身でさえ、JICA本部勤務を経験するまでは経費削減のために格安チケットを活用しないことに疑問を持っていたくらいですので、国際協力の実務に明るくない方々であれば口を揃えて「渡航費が高すぎる」と評決するであろうことは容易に予想できます。

しかし、今回の外務大臣の渡米スケジュールの不確定性にも覗えるように、交渉相手の都合や突発的な事件への対処で、予約チケットの変更(ドタキャンや搭乗者変更、旅程変更など)が日常的に行われ、格安チケットの条件に最もそぐわないオペレーションを余儀なくされているのが国際協力活動の現実なのです。

渡航費を節減する余地がまったくないとは言えないにせよ、既に、かなりの節減努力をJICAは行っていますので、これ以上の節減を指示されれば国際協力活動が低迷する可能性があります。

2009 年 11 月 12 日 木曜日 その2

事業仕分けのインターネット中継で診療報酬や入院時の食費・居住費などの議論をリアルタイムで視聴することができました。

診療報酬を1%上げると3400億円も国民負担が増えるので診療報酬は上げるな、入院時の食費・居住費を保険から支出するのはけしからん、と医療経営にはマイナスで、かつ患者負担が大幅に増えるような方向付けの評決となりました。

診療所の医師のほうが勤務医より年収が多いので診療所配分を減らして病院へ回すべきだ、年収が多い皮膚科や眼科への配分を小児科や外科へ回すべきだ、とゼロサムの議論に始終しました。

政権公約で謳われた医療費(診療報酬)の大幅アップは幻想だということになりますが、部分的にでもアップできさえすれば公約違反とまでは言えないのかもしれません。

入院患者の窓口支払いも大幅増となる公算が高まりました。

食費・居住費を保険外とすれば、それは患者にとっては食費・居住費の当然の支払いであって、保険診療の窓口負担が増加するわけではありません。

医療費の患者負担を増やさないという政権公約を犯すわけではありません。

「学長のひとりごと」より転載
▼これまでの「政権交代と医療」記事全部をよむ:http://www.healthcare-m.ac.jp/app/gm/archives/category/%e6%94%bf%e6%a8%a9%e4%ba%a4%e4%bb%a3%e3%81%a8%e5%8c%bb%e7%99%82

行空からの案内状

行空からの案内状

行きあいの空に木枯らしが吹き、ここ数日で柿の葉がずいぶん落ちてしまいました。
きのう朝に黒木物語の一部を打ち込んで、仕事にでかけ帰宅すると、郵便受けに星野村役場からの書状が入っていました。案内状でした。星野黒木谷の農道が完成したことのお祝いです。

写真を探し出しましたので、このすぐ前の記事とあわせてごらんください。

「行空の碑」:

http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-75f4.html

一部抄出:
「昭和五十九年三月十一日本覚院第三十八世住職稲葉義猛大和尚を導師
として 九州在住の本覚院法縁の住持諸徳この碑前に参じ
また村民挙げて此処に参詣し上人の第七百五十二回忌法会を
修し 上人の遺徳を追慕し菩提を祈念する」、
いしぶみが高野堂にありました。 

全く何の興味もなかったのに、突如降って湧いた先祖のえにしにより、ここへ、この行空の碑のある黒木谷へとつながれてしまったかささぎは、行けない父母のかわりにたずねてみようか。と思っているところ。村の小さな行事ですから、おそらく部外者(部外者といういいかたも変なれど)で招かれるのはかささぎくらいでありましょう。師走の平日の午前です。かささぎの仕事は午後からですので、都合がいいのです。何も行空の話は出ないかもしれませんが、雰囲気をつかむだけでいいので行きたい。山の人にふれたい。

きのう引用した黒木物語の中から、かささぎにとっては五木寛之の『親鸞』などよりはるかに胸をえぐられた一部分を引いておきます。

小侍従一子を産むに牛たり、哀殺して葬る。
ほういつ(女偏に宝+逸=放逸)の難ここに及ぶ時、行空上人の遍歴を聞き直に召請し事情を縷陳(るちん)して済度(さいど)を願ふ。上人応請(おうしょう)して宿世の因縁輪廻、去現世(きょげんぜ)の業報ー極善極悪中有なき理由ー遁れ難きを説示す。大蔵太夫ならびに小侍従等おおいに懺悔し篤く帰依す。
ここに於て業障消滅家運長久のため、資財を擲(なげう)ち上人に依頼して高野山に講坊ー元禄年中に小侍従の法号により本覚院と改称せりーを建立し次で十二坊を建て諸の修行者を供養(ようの字はみたこともなき字)し、聴講に資するを待宵の十二坊と云。
さきに殺したる生子は胎蔵界外金剛部牛の宮を引証(しんしょう)して崇敬し郷邑(むら)の氏神とす。前閨(前室)の怨霊は秘法供養に遭ふて徳脱し只一門の為ならず、国中の菩提を修し止道(しどう)を興隆し、城主は勿論国中の宿坊に便す。
斯の如き功績空(むな)しからず、既に瓦解に属する家臣も還って、文武を振起し民とともに城を護り。

2009年11月11日 (水)

「本覚院は筑後国を檀家とする由来」     貞享版黒木物語より

本覚院は筑後国を檀家とする由来

高野山本覚院は、後鳥羽院建久年中(1190~1198)今を去ること七百年以前、釈行空上人(しゃくぎょうくうしょうにん)待宵小侍従の請によって登山し弘仁年中(810~824) 弘法大師六地蔵を彫剋(彫刻)して、高野山内相応の地に安置せられたる其の隋一は、千手院谷光明院という一伽藍、今の本覚院境内あり。上人ここに宿して読経するに地蔵菩薩出現して告て曰く、汝此に住せよと、此尊像今尚厳然(厳は人偏の厳)たり依て創草する処なり忠義を竭(つく)すに至る。

待宵は改心して外には慈善の人となり内には真言の行者となる。
いわゆる煩悩即菩提の器となり、自性清浄を得て妙法蓮華の不染心を開発(かいほつ)し、佛は弥陀観音の類、神は八幡等悉地を証す。ただし法号本覚院伝如真尼(にょしんに)と称す。

竟(ここ)に講坊及十二坊の鎮守を八幡大菩薩と祀り毎年待宵(八月十四日)を以て祭典す。佛教の功徳、上人は戦はずして黒木城を降伏せし後は、君臣ともに徳に靡(なび)くに至れり。-中略ー

侍従の懇請すること(ことの字は古のしたに又の一字)数回に及ぶ。毎に法華経を講じて四点の妙果を説き秘蔵の奥旨を演(の)べて三昧を示し具(つぶさに)加持して災障を攘(はら
)ひ且(かつ)は回向して得脱(とくげ)せしめ、且は戒品(かいぼん)を唱へて改善せしめ、傾到する郷(さと)が家に幸福を与へ持久に耐(たえ)しむ。

随(したが)って星野右衛門尉(うえもんのじょう) 草野 川嵜(崎)の諸家を初め国中ふるって法益を得ること久し。最終の行化文永年中(1265)星野村にて年九十才口中より光明を放ち仏舎利を吐(はき)て掩化(えんか=死亡)せらる。因(よっ)て廟所を構ふ。其地字(あざ)を黒木谷の高野の上と云(いう)。大石塔に講坊開基行空上人とあり石柵を回(めぐ)らし非凡なるを知るに足れり。

黒木大蔵太夫、 待宵小侍従の事は、 八女郡、元、上妻郡黒木町に城あり居住せられ、奏楽に秀でられ京師に上り宮中に仕(つかう)ること三年、笛を相する毎に帝(みかど)賞感せられ、竟(つい)に待宵小侍従を賜ふ。-中略ー

蓋(けだ)し宮中を出て筑後国黒木の城に妾(しょう)たり。
前閨(ぜんけい・まえのつま)嫉妬を生じ内房紊(みだ)れて睦(むつま)じからず。終に前閨は、城辺の川の渕に身を投じて死せり。しかしてより城中変災多く起り家臣も治(おさま)らず。天政城を傾くに至る。小侍従一子を産むに牛たり、哀殺して葬る。ほういつ(女偏に宝+逸=放逸)の難ここに及ぶ時、行空上人の遍歴を聞き直に召請し事情を縷陳(るちん)して済度(さいど)を願ふ。上人応請(おうしょう)して宿世の因縁輪廻、去現世(きょげんぜ)の業報ー極善極悪中有なき理由ー遁れ難きを説示す。大蔵太夫ならびに小侍従等おおいに懺悔し篤く帰依す。ここに於て業障消滅家運長久のため、資財を擲(なげう)ち上人に依頼して高野山に講坊ー元禄年中に小侍従の法号により本覚院と改称せりーを建立し次で十二坊を建て諸の修行者を供養(ようの字はみたこともなき字)し、聴講に資するを待宵の十二坊と云。さきに殺したる生子は胎蔵界外金剛部牛の宮を引証(しんしょう)して崇敬し郷邑(むら)の氏神とす。前閨(前室)の怨霊は秘法供養に遭ふて徳脱し只一門の為ならず、国中の菩提を修し止道(しどう)を興隆し、城主は勿論国中の宿坊に便す。
斯の如き功績空(むな)しからず、既に瓦解に属する家臣も還って、文武を振起し民とともに城を護り。

行空上人は元来天台宗の人なりしが、真言門に入り秘蔵の奥旨を極めらるるといえども尚法華行者にして一生涯に法華経を誦(しょう)ずること、参拾有余万反(三十有余万遍)という。諸国に行化し何(いず)れの処にも二夜を重ねず、故に世に一宿上人と号(なづ)くる名僧なり。最も上人号は自称にあらず。朝廷之を授く、行状は元亨釈書(げんこうしゃくしょ)に出(いで)たり。今此に略す。たまたま筑後国に赴くとき、たちまち名四方にとどろきわたりて請する者多き中に、黒木太夫ならびに待宵小・・・ここで一度中断か。つぎの部分に繋がらない(姫野・注)・・・
本覚院の如きは檀縁の事往古は筑後一国なりしが、中古武家割拠する毎に更る代る自家所縁なる寺院などへ領地者を檀縁に付られ近代は生葉郡星野村上妻郡川瀬組、福島組、諸松組忠見組の四触下を付けながらあわせて黒木、星野、川崎、草野等の末裔家臣共々郡に散在する亜縁故変更せず。今世上を推すに明治の世には領主領地の縁も離れたれば復旧して一国皆本覚院に帰着すべきものなり何ぞ妨げなかるべし。

      第三十六世  尭運述

この一文を読んだだけでも、五木寛之の親鸞に出てきた行空上人の姿・・・夢枕獏や栗本薫の小説に出てきそうな悪役・・・とはずいぶん違う人のすがたがうかびます。
第36世とは、たぶん高野山講坊のお坊様の事だと思う。
星野村の黒木谷にある高野堂、行空上人の墓に添えられていた星野村教育委員会の説明板にあった一番あたらしいそこからの使者の訪れでは、第何世だったでしょうか。のちほど拙ブログの写真をつけます。興味あるかたはご確認ください。

かささぎは、れぎおんに書く「連句的」のためにこれを読まねばならず、ただ読むだけというのももったいなかったので、打ち込んだ次第。

出典『貞享版黒木物語』(和田重雄著)

山茶花

山茶花

国道三号沿い、上津にて。雨の撮影。
石橋秀野の墓前の白山茶花を写しにいきたいのですが。

政権交代と医療(57)  乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

行政刷新会議の事業仕分け作業は、始動が遅れに遅れた分、短期決戦で事業ごとの裁断をしなければなりません。

メンバーは次の方々です。

鳩山 由紀夫 内閣総理大臣:議長

仙谷 由人 内閣府特命担当大臣(行政刷新) :副議長

菅 直人 副総理(国家戦略担当大臣) 

平野 博文 内閣官房長官 

藤井 裕久 財務大臣

原口 一博 総務大臣 

稲盛 和夫 京セラ株式会社名誉会長 

片山 善博 慶應義塾大学法学部教授 

加藤 秀樹 行政刷新会議事務局長 

草野 忠義 財団法人連合総合生活開発研究所理事長 

茂木 友三郎 キッコーマン株式会社代表取締役会長CEO

12月下旬が政府予算案決定のタイムリミットですが、今後の会合は、11月中旬、下旬、12月下旬の3回しか予定されていません。

実務作業は会合の合間に3つのWG(ワーキンググループ)が行うことになります。

厚生労働省は第2WGが担当しますが、外務省、経済産業省も同じWGが担当です。

WGによる事業仕分けは、今月11日(水)~17日(火)と24日(火)~27日(金)に公開で行われます。

評価者には、全WGを横断的に、枝野 幸男 衆議院議員、泉健太 内閣府大臣政務官、大串 博志 財務大臣政務官が充てられていますが、第2WGについては以下の方々です。

(政治家)

菊田 真紀子 衆議院議員、尾立 源幸 参議院議員、担当省の副大臣又は政務官の一人

(民間有識者)

飯田 哲也 NPO法人環境エネルギー政策研究所所長

石 弘光 放送大学学長

市川 眞一 クレディ・スイス証券()チーフ・マーケット・ストラテジスト

長 隆 東日本税理士法人代表社員

海東 英和 前高島市長

梶川 融 太陽ASG有限責任監査法人総括代表社員

木下 敏之 前佐賀市長/木下敏之行政経営研究所代表

熊谷 哲 京都府議会議員

河野 龍太郎 BNPパリバ証券チーフエコノミスト

小瀬村 寿美子 厚木市職員

露木 幹也 小田原市職員

土居 丈朗 慶應義塾大学経済学部教授

中里 実 東京大学大学院法学政治学研究科教授

福井 秀夫 政策研究大学院大学教授

船曳 鴻紅 ()東京デザインセンター代表取締役社長

松本 悟 一橋大学大学院社会学研究科教員

丸山 康幸 フェニックス・シーガイア・リゾート取締役会長

村藤 功 九州大学ビジネススクール専攻長

森田 朗 東京大学公共政策大学院教授

吉田 あつし 筑波大学大学院システム情報工学研究科教授

和田 浩子 Office WaDa代表

この方々に社会保障行政の刷新を託すことになります。

直接的な医療関係者が見あたりませんが、利害関係者は事業仕分け作業には加わらないルールです。

それにしても、医療の複雑な仕組みの理解抜きにはまともな議論は期待できませんので、医療事業の仕分けには医療制度に明るいコーディネーターが必要になります。

おそらく行政刷新会議の事務局職員(官僚)がコーディネーターを努めることになりますが、事務局職員の出身官庁は財務省3人、内閣府2人、経済産業省1人、厚生労働省1人、国土交通省1人と、財務省の影響力が大きい構成となっています。

「学長のひとりごと」11月11日 水曜日

▼かささぎのひとりごと

おお、いよいよ詰めの佳境でございますね。
ここからの見所をていねいに解説していただけることは、なんというしあわせ。この時代にかささぎにうまれてよかった。
日々おつしろうの文章を打ち込んでいて(ほんとはかささぎが毎朝勝手にかっさらってきてはコピペしてるだけです)気づくのですが、乙四郎もまた生身です。リアルタイムという時間だけはどうしようもなく平等なのだと身がひきしまります。みな、いまをわかちあっていきている。
結果論だけが歴史を作るのではない。
上記民間のメンバー筆頭に、先日ファクタのフライングであがってた稲盛さんの名がみえます。
あべしげさん。今頃なにを追っかけ、なにをマークしておられるだろう。

きょうのこっかい

今日の国会とおもったあなた。ざーんねんでした。

主よ、ゆるしたまへ。
われは大むすこのふくらんでぱつぱつになったおさいふを
ついのぞきこみ ぎっしりのおさつから一枚を
ぬきさりました。しかも大むすこはこんどもきづきませんでした。
主よ、ゆるしたまへ。
われはこの大むすこがきづくまで、おなじ行為をなさんとぞおもふ。

主よ、ゆるしたまへ。
われは昨夕次なる小むすこが遅い晩飯をひとりとっているその横に父が、
あれま。なんたること!
六時半に夕食を食べて八時半には寝ていたはずの父が、九時に帰ってきて一人食事している子の隣にちょこりんと座って、おなじように再びごはんをたべているのを見て、「きゃーじっちゃんなんぼけよると!ごはんさっきたべたやん。いま何時とおもいよるん!」
と、ぎゃーぎゃー騒いで、まるでこの世のおわりがきたかのように大声でどなってしまいました。
が、小むすこは取り乱した母を制して、「おかあさん。さわぎすぎ。じっちゃんべつにふつうやん」と静かにいいました。
主よ、ゆるしたまへ。
愚かな母をゆるしたまへ。

2009年11月10日 (火)

亥の子行事のことー愛媛に残る亥の子歌       澄たから便り

れぎおんをありがとう。
歴史漫筆の亥の子行事の話*は、この前の連句会の時「亥の子」の句を出そうかとしてたので、目にとまり読んでみましたら、私が覚えているのと歌が全く違うのですね。
小学生の子供たちが夜家々を回り、わらで作ったバットのようなもので地面を力任せに打ちつけながら(ストレス発散にもなる)歌ってたのは、

亥の子、亥の子、お亥の子さんという人は、
一で家作って
二でにっこり笑ろうて
三で酒造って
四で世の中良いように
五ついつものごとくなり
六つ無病息災に
七つ何事ないように
八つ屋敷を建て広げ
九つ小倉を建て並べ
十でとうとうおさめた
この家繁盛せい!

そして家ごとにお菓子をもらって帰るという、子供にはうれしくてたまらない行事でしたね。もう今はしてないみたい。
九州でも亥の子行事はありましたか?

おお、たからさま。さすがに愛媛、子規の国です、俳句の国です。むかしからの行事がそのまま残っているのですね。ありがとう、そういう民俗行事の記憶はだいじに残さなければ。
なんだか、亥の子のその行事、ハロウィーンににていますね。
たからさんが暇があるときにでも、前田先生へそういうお手紙を送られたら、きっと喜ばれますよ。いまでこそ、かささぎは忙しくて何にもお便りを書きませんが、ずうっと感想文を逐一書き送っておりました。
ちなみに、亥の子の行事の記憶はありません。あした母たちへもきいてみます。きっとなにかあったはずなんです。もぐらうちとはちがうよね?→しらべました。おんなじです!!やった、あった!きおくのそこにある、かすかに。うたはおぼえていません。

ほかに、十日夜。
連句でときに目にとまりますが、現代俳句では全く出会わない季語です。行事の句すくないよね。
まりさんはよく歌詞をおぼえていますねえ。

四で世の中良いように
五ついつものごとくなり
六つ無病息災に
七つ何事ないように


ここらへん、とってもいい歌詞よね。いつものごとくなり。とか、なにごとないように。とか。じいん。

part-time doc 乙四郎番外編

レーシングサーキット内は公道ではないので自動車保険がききません。
事故に備えての保険は生命保険が頼りなのですが、サーキット内での事故死は、一般的な生命保険では自殺扱いなのだそうです。

なぜこんなことを書くのかというと、この週末、レーシングサーキット場の医療応援に駆り出されるという貴重な経験をしたため。

八女から日向方面へ2時間弱で、西日本一の規模のサーキット場「AUTOPOLIS」があります。(週末早朝に442号線が五月蠅いのはそのせいです。)
今回は二輪車走行レースで、四輪車レースの場合よりもメディカルセンターが多忙になることが予想され、医師も複数配置されることになり、友人のツテで応援依頼があり、個人的興味もあって現場体験に至ったというわけです。
当日、会場のメディカルセンター脇には、救急ヘリコプターがスタンバイ。救急搬送車も複数台スタンバイさせていました。
メディカルセンター内には、ありとあらゆる救急救命用の装備が備わっていました。

気軽に引き受けたものの、たいへんなところへ来てしまった、と不安がいっぱい。
何も事故が起きなければ一日中暇なのでしょうが、四六時中、レースを映し出すカメラ映像に目が釘付けでした。
サーキット内のカメラが瞬時にして事故現場を映し出します。
人が横たわっていたり、マシンの下敷きになったりしている映像です。
事故が起きると、レスキューが救出に向かい、ライダーはメディカルセンターへ運び込まれてきます。
たいてい、時速200キロ以上での接触や転倒です。
ヘルメットが割れていても、そのおかげで頭は割れずにすみ、防護服がズタズタに破れていても、そのおかげで傷は浅くてすみます。
ヘルメットや防護服がなければ、皆、即死でしょう。
この日、結果として、9人がメディカルセンターのお世話になりました。
1人ずつ時間を空けてやってきてくれれば、落ち着いて手当ができるのですが、事故の時には、2~3人がまとめてやってきます。医師複数配置の理由がよくわかりました。
医師1人が救急ヘリで飛んで行ってしまえば、1人だけ残されることになりますが、幸いにして、ヘリの出番はなしでした。
この日は、最も重いものでも骨折どまり。めでたしめでたし。

9人の中に八女の人が複数いました。八女人は事故に遭いやすいのか向こう見ずなのか。
骨折の治療に○○整形外科を紹介しようかと思いましたが、お休みを邪魔してもいけないので○○病院にしました。

この日のような、事故が多発することが予想されるレースの日は医師が敬遠して医師確保難ということでしたので、今後も協力してほしいと頼まれ、応援要員として登録しちゃいました。これで、自分の履歴に「レース・ドクター」が加わることになります。
なお、一年を通して、最もメディカルセンターが忙しくなるレースは、「お買い物自転車耐久レース」なのだそうです。ヘルメットがフルフェイスではなく、防護服もないので、重傷者が続出するのだとか。今度のママチャリの日には、「レースドクター」として活躍することでしょう。

皆さん、安心してママチャリレースに参加登録してください!
サーキット専属レースクィーンもいます。
   ↓

AUTOPOLISオートポリス:http://www.autopolis.jp/

ほんとだ。れーすくいーん。いつもおもうんだけど、もしあれがよ、おてもやんみたいなおばさん連中だったら・・・事故死続出だろか。
おつしろう、このわくわくの体験談はこないだの土曜の勤務ですか。なんで怪我する、ひょっとしたら死ぬかもしれん、ってわかっていてみんなしゃかりき走るのだろう。いのちがけの人の顔というのは普段みることないですから、その緊張感をみたくて人があつまるのでしょうか。
しかし、よかったですね。骨折くらいで。
まったく怪我人がでなければ、それはそれで退屈だったろうし、救急ヘリ出動までいけば、緊張できつかったろうし。
おつしろうのようなおいしゃさんって、そうそう滅多にいるもんじゃないです、たのしそう。

人形原 五首

人形原五首

   姫野恭子

入口も出口もなければただの池
  人形原に午後の雨降る

往古より人形原と呼ばれたる
  丘の塘(つつみ)の深き眼差し

静かなる塘めぐれば地の下に
  聲なきものの立ちさはぐかも

古の筑紫の君の怒りもて
  水底にあるもの掻き出(いだ)せ

暁闇も薄暮もおなじ赫ならむ
  つつみのみづの灯す月影
   

かささぎは「31文字倉庫」にいき、山下整子のことばに触れているとなぜか歌が詠みたくてたまらなくなる。これもそうしてできた歌。ことに一首目冒頭一行はせいこの言葉の引用です。せいこ、いつもありがとう。
かきたてるんだもの、こころがざわめくんだよ。
まるでみなもをかぜがゆきすぎるように。
・・・韻文の正体はかげだ。

人形原(ひとかたばる)・・・八女市街を見下ろす丘陵の古墳ベルト地帯のなかでも、筑紫の君磐井のかげが色濃くのこる場所。江戸末期まではたくさんの石人石馬が荒れ果てた磐井の丘一面をおおっていたという。ここを詠んだ句に、芭蕉門の俳人で芭蕉との連句にも優れた句を残している向井去来のつぎの一句がある。

稲妻や人形原のたまよばい*    向井去来

* 旧かなでは「よばひ」が正しく、しかしながら原句はこれが正しい。
ということをかささぎは以前杉山洋おんじいに教えてもらったことがある。
そういうときの扱いは、むやみに今の価値観でもって「正す」ことをしない。
青木繁のうたを坂本繁二郎がけしけし山の歌碑に残して顕彰したときも、すべてひらかなでその一首はほられたが、坂本の手になるそのうたの手跡には旧かなのまちがいが確か一つあった、とおもう。こういう無意識の世界のことはとてもとおとい。

うたのうまれたところ:

山下整子「31文字倉庫」
http://tanka-souko.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-944c.html

政権交代と医療(56)  乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

厚生労働省の事業仕分け対象事業が決まりました。

財源を絞り出すのが主目的の作業ですので、対象事業に選ばれたものは予算が減額される可能性が高いといえます。

(健康づくりに関する予算)

8020運動特別推進事業

健康増進対策費(地域健康づくり推進対策費)

健康増進対策費(女性の健康支援対策事業委託費)

(介護の充実に関する予算)

介護予防事業(地域支援事業の一部)

介護サービス適正実施指導事業

介護支援専門員資質向上事業

(医療費の配分システムに関する予算)

レセプト審査の適正化対策

レセプトオンライン導入のための機器の整備等の補助

国保中央会・国保連に対する補助金(国保連・支払基金の統合)

(医療機関へ配分される予算)

生活保護費等負担金(医療扶助の不正請求対策)

診療報酬の配分(勤務医対策等)

医師確保、救急・周産期対策の補助金等(一部モデル事業)

(その他)

柔道整復師の療養費に対する国庫負担

後発品のある先発品などの薬価の見直し

入院時の食費・居住費のあり方

これらのうち金額的に大きいのは医療機関へ配分される予算、とりわけ診療報酬の配分です。

これが大きく削られると、診療報酬の大幅増を約束した政権公約を破ることになってしまいます。

削らずに配分を診療所から勤務医へと大きくシフトすると、診療所を主体とした低コスト医療体制が崩れます。

なお、事業仕分けは子ども手当の予算を確保するための作業でもありますが、医療以外には次の事業も対象事業にされています。

子ども手当のために保育予算が削られるのは本末転倒でしょう。

延長保育事業(次世代育成支援対策交付金)

保育所運営費負担金(保育所の利用料の設定の仕組みを含む)

▼参照記事

米国の医療保険制度改革

米国下院が、7日、医療保険制度改革法案を可決しました。

賛成220票

反対215票

僅差でした。

上院では、別の独自法案が審議され、それが可決されれば、二つの法案の妥協案(最終法案)が、再度、上下両院で審議されます。

最終法案が可決されれば、オバマ大統領の署名で、40年ぶりの大規模な医療保険制度改革が実現します。

個人の保険加入を義務づける皆保険制度の実現で、3600万人の無保険状態が解消されることになります。

ただし、小規模企業を除くすべての雇用主に従業員への医療保険提供が義務付けられ、富裕層への増税など、実現のために100兆円規模のコスト投入が必要となるようです。

医療保険制度改革への反対が根強いのは、このコスト負担の問題よりむしろ「民間セクターの事業に公が介入すること」への抵抗感だといわれています。

長い歪められた医療の歴史が、多くの米国人に、医療サービスは民間事業である、という意識を刷り込んでしまったのかもしれません。

「学長のひとりごと」11月10日 火曜日

2009年11月 9日 (月)

だんだん斜め読みできなくなる法規名の既視感   乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

<社会保障関係法規 4>

社会・援護に関する法は25本あります。

(社会)14本

社会福祉法、日本赤十字社法、赤十字の標章及び名称等の使用の制限に関する法律、生活保護法、災害救助法、激甚災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律、災害弔慰金の支給等に関する法律、行旅病人及行旅死亡人取扱法、消費生活協同組合法、民生委員法、ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法、社会福祉施設職員等退職手当共済法、社会福祉士及び介護福祉士法、武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律

(援護)11本

未帰還者留守家族等援護法、未帰還者に関する特別措置法、戦傷病者特別援護法、中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律、北朝鮮当局によって拉致された被害者等の支援に関する法律、戦傷病者戦没者遺族等援護法、引揚者給付金等支給法、戦没者等の妻に対する特別給付金支給法、戦没者等の遺族に対する特別弔慰金支給法、戦傷病者等の妻に対する特別給付金支給法、戦没者の父母等に対する特別給付金支給法、

雇用均等・児童家庭に関する法は16本あります。

児童福祉法、次世代育成支援対策推進法、就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律、雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律、育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律、短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律、家内労働法、児童虐待の防止等に関する法律、母子及び寡婦福祉法、児童扶養手当法、児童扶養手当法による児童扶養手当の額等の改定の特例に関する法律、児童手当法、平成十六年度における児童扶養手当法による手当の額等の改定の特例に関する法律、こどもの国協会の解散及び事業の承継に関する法律、母子保健法、母体保護法

高齢・障害者雇用に関する法は2本あります。

高年齢者等の雇用の安定等に関する法律、障害者の雇用の促進等に関する法律

『学長のひとりごと』11月9日 月曜日

▼かささぎのひとりごと

ちょいとちょいと。

「介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」・・・
これ、ひどい名だとおもわない。一見わかりやすそうでちっともわからんよ。
まず、介護休業等、はわかります。それになんで育児がつくわけ。そういう専門用語があるのかな。
あ。もしや介護などで仕事を休まねばならなかったり、あかんぼが生まれたので育児休業もしなければならんかったり、ていう、べつべつの意味かな?そんならなんでさらに屋上屋をかさねて又、家族介護うんぬんのことばがでてくんだろ。ううむ法規つくる人たちの頭の中はさっぱりわからんなー。

これもみてくれ。

児童扶養手当法、児童扶養手当法による児童扶養手当の額等の改定の特例に関する法律、児童手当法、
じどうふようてあて。と、じどうてあて。との違いなら、かろうじてなんとなくわかる。
たぶん扶養手当は親にいく、たぶん児童手当は児童へいく、名義上は。
んで、そのあいだにあるの、こらなんじゃろ。
なんで、児童扶養手当法改定の特例に関する法律。とあっさりやらないのだろか。
・・・こんなにまどろっこしい名づけなのにはちゃんとした理由があるのでしょうね。
だけど、法律の世界っていうのは、かささぎあたまをかきむしりたくなってくるよ。

山下整子の歌一首

日焼けせし若き農夫は
雨音のやうに素朴な相槌を打つ 
 
       山下整子

読んですぐ心に浮かんだのは、歌仙にとり損ねた故・貞永まことの初折裏立句でした。
日灼けした若き漁師に南風(夏の季語)だけを一句に詠んで、見事にほかにはなにもない句だった。さわりがあって取れず、十年たった今でも未練がましく残っています。これは、それとまっすぐ繋がる回路を持った天然色の歌です。

 雨音のやうに素朴な相槌を打つ

こんな魅力的なフレーズ、誰も思いつかないです。
しゃべっているのは筆者。耳を傾けているのは若き農夫。
飛び交っている話題は農政のことや市場出しの野菜の安さのこと、あるいは辛らつな世間話かもしれません。その話し声が聞こえてきます、雨音のように激しく、ときにひそやかに。そして農夫はといえば。
彼は無口で、なにも言いません。ハウス園芸で身を養っている彼は、土をいじる手を休めずに筆者に耳だけを傾けています。
そして、ただ笑って日に焼けた顔をしきりと上下させ、相槌を打ちます。
「そうじゃんの」「うんうん、そげんたい」
ときに口をあければごく短い返事、それも諾うことばのみ。
ねえちょっと、ちゃんと聞いてんの。と思うくらいにです。
だけども筆者は農夫が何もしゃべってくれなくても、笑顔返しだけであっても、心伝わるので、それでもうじゅうぶん満足なのです。

相槌を打つという行為を言葉によって雨音に転じる技。
これは暗喩と直喩との中間をいく詩的営為であります。
雨はどこにも降っていないのに、一首よみくだせば、あたりにはまるでさみだれがふるときのような豊かな大地の響き合いが生まれます。
さすればこそ、一人の若き日に焼けた農夫が、大地にすっくと立ちあがるのです。
さすればこそ、明日の農業を担う若き農夫が天と地を雨のように行き来する悠久の営みの内燃機関そのものとなって立ち上がるのです。

わたしは、この歌でまなうらにぼうっとうかびあがってくる苺作りのある男をおもいださずにはおれませんでした。
かれは、41で脱サラして苺農民になった、農協から資材費を借りて、だけどうまくいかず、48で亡くなりました。かれはまさにこんなふうに雨音のやうに素朴な相槌を会話中になんども打ちました。愛嬌のあるまっくろな顔をくしゃくしゃにして。

日焼けせし若き農夫は
雨音のやうに素朴な相槌を打つ 
 
       山下整子

飾り気のない実直な農夫の姿が目に浮かぶようではありませんか。
また、地べたを打つなつかしい雨音が耳に聴こえるようではありませんか。

これまで心におもうだけで、なかなか追悼文がかけませんでした。
それは彼の死が自殺であったからです。
ここに山下整子の歌を添えて、氏のご冥福をお祈り申し上げます。   

           合掌

(これは山下整子ブログ「31文字倉庫」への投稿文です。)

『九州俳句』共鳴抄  野間口千賀・選

暇なのでひまはり奈落へと運ぶ     秦 夕美
さみだれの国に生まれて晴れ男     福本弘明
葉桜に健忘症の巣があるぞ      
  星永文夫
言の葉の羽化つぎつぎと青葉闇     堀川かずこ
花の雨ガス管に家つながれて       前川弘明
大たけのこ抱いて夕日の山下る      宮部鱒太
気紛れも短気もおりしはたた神       夢野はる香
夕暮れをふくらませている守宮の眸    足立 攝
星雲の初めと思う蝌蚪の紐         池田守一
赤いちゃんちゃんこ地球最期の日と思う  宇田蓋男
夏立ちぬ水は未来へ落ちてゆく      木村直子
羽抜鶏はげしく鳴いて西へ行く      佐藤恵美子
鬼灯を吹いてもう拗ねてない        寺尾敏子
手を打って海の底まで星降らす      藤後むつ子
徒食して日光黄管のなかに佇つ     野田遊三

野間口千賀

 この世は旅に例えられるが、詩や現代俳句に携わる者はまた、別の意味でもめまぐるしく旅を重ねている。常に。
 わが中への異界への旅、それは短く、影濃く頻繁に訪れる。
 そこには別のわれが居る。日常の飯も水も酒も、虫も犬も、貌色を変え、翔び、動き、且つうごかない。
 視力、嗅覚、聴覚するどく、いや時として、視えず、匂わず、聴えず、朦朧のわれであることを佳しともする。
 さまざまな作者のさまざまな日常、非日常を想いながら、自由に選ばせて頂きました。
 短詩型という短剣を以て、つるぎの舞いを舞わして頂くことの幸いを思います。

 いささか遅くなりましたが、桜島に於ける第五十回九州俳句大会には多数お越し下さり、どうもありがとうございました。桜島はあの後、淋しがって噴火を繰り返しております。  

『九州俳句』156号、平成21年11月15日発行
編集発行:福本弘明
発行所:九州俳句作家協会
印刷所:山福印刷


2009年11月 8日 (日)

三潴図書館から二人日和借りてきた

三潴図書館から二人日和借りてきた

社会保障制度諸法規の斜め一気読み!!   乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2009 年 11 月 8 日 日曜日

<社会保障関係法規 1>

日本の法令の数(20086月末日現在)は、憲法 1、法律 1791 、政令 1836、府省令 3238 、その他(勅令、閣令、太政官布告) 92です。

日本国憲法、国家行政組織法、行政機関の職員の定員に関する法律、行政不服審査法、行政事件訴訟法、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律など社会保障に特化していなくても社会保障関係者に強い影響を及ぼす法規がたくさんありますが、今回は、社会保障に特に関係深い法規を列挙してみます。

(組織、機構に関する法)15本

厚生労働省設置法、独立行政法人国立健康・栄養研究所法、独立行政法人労働安全衛生総合研究所法、独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構法、独立行政法人福祉医療機構法、独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園法、独立行政法人労働政策研究・研修機構法、独立行政法人雇用・能力開発機構法、独立行政法人労働者健康福祉機構法、独立行政法人国立病院機構法、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法、年金積立金管理運用独立行政法人法、独立行政法人医薬基盤研究所法、独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構法、高度専門医療に関する研究等を行う独立行政法人に関する法律

(地域的特別措置に関する法)5本

小笠原諸島の復帰に伴う法令の適用の暫定措置等に関する法律、沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律、沖縄振興開発特別措置法、沖縄振興開発金融公庫法、沖縄振興特別措置法

(勅令)1本

人口動態調査令

(条約)14本

経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約、難民の地位に関する条約、難民の地位に関する議定書、子に対する扶養義務の準拠法に関する条約、がん原性物質及びがん原性因子による職業性障害の防止及び管理に関する条約、社会保障の最低基準に関する条約、世界保健機関憲章、千九百六十一年の麻薬に関する単一条約、向精神薬に関する条約、細菌兵器(生物兵器)及び毒素兵器の開発、生産及び貯蔵の禁止並びに廃棄に関する条約、化学兵器の開発、生産、貯蔵及び使用の禁止並びに廃棄に関する条約、社会保障に関する日本国とドイツ連邦共和国との間の協定、石綿の使用における安全に関する条約、職業上の安全及び健康を促進するための枠組みに関する条約

<社会保障関係法規 2>

医政に関する法は20本あります。

(運用法)5本

医療法、救急医療用ヘリコプターを用いた救急医療の確保に関する特別措置法、外国医師等が行う臨床修練に係る医師法第十七条等の特例等に関する法律、死体解剖保存法、看護師等の人材確保の促進に関する法律

(身分法)15本

救急救命士法、医師法、診療放射線技師法、臨床検査技師等に関する法律、理学療法士及び作業療法士法、視能訓練士法、臨床工学技士法、義肢装具士法、言語聴覚士法、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律、柔道整復師法、歯科医師法、歯科衛生士法、歯科技工士法、保健師助産師看護師法

健康、衛生に関する法は29本あります。

(運用法)25本

健康増進法、がん対策基本法、公衆衛生修学資金貸与法、原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律、地域保健法、保健所において執行される事業等に伴う経理事務の合理化に関する特別措置法、臓器の移植に関する法律、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律、検疫法、外国軍用艦船等に関する検疫法特例、予防接種法、ハンセン病療養所入所者等に対する補償金の支給等に関する法律、ハンセン病問題の解決の促進に関する法律、狂犬病予防法、建築物における衛生的環境の確保に関する法律、墓地、埋葬等に関する法律、クリーニング業法、生活衛生関係営業の運営の適正化及び振興に関する法律、興行場法、旅館業法、公衆浴場法、公衆浴場の確保のための特別措置に関する法律、水道法、水道原水水質保全事業の実施の促進に関する法律、食育基本法

(身分法)4本

栄養士法、調理師法、理容師法、美容師法

「学長のひとりごと」11月8日 日曜日

▼かささぎのひとりごと

小さな印字ですみません。

ふと思い出しました。

最近聞いたお話です。
末期がんの人が死を前にして弁護士になる夢をかなえるべく猛勉強、司法試験を受験、一次は合格、二次を待たずに不帰の人となられたそうです。

話を聞きながら、その人は永遠のいのちを手にしていらっしゃるのだと感動しました。
社会保障関連だけでも、なんとさまざまな法規があることか。
大きなものは日本国憲法や行政組織法から、身近なクリーニング業法とかまでなんとぎっしり。

それを全部覚えて内容も細かくあまたに入れて・・・、想像するさえ困難な世界。

乙四郎学長、昨日大学の英語講座にお世話になりました。
佐藤哲三教授とみなさんで学ぶ英語は、とってもたのしいです。
地域に開かれたこのような講座があることのありがたさに感謝です。

ところで、いっしょに英語を学んでいる角たからさんと、こういう話をしながら帰りました。
学長の「政権交代と医療」のおかげで、今までまったく知らなかったあちら側の世界が少し見える。
それはとてもおおきな学びです。
平面カエルがむっくりおきあがったような、といいますか。
元官僚語録だからこそのことばの重み、事実のもつ重み。

地道で孤独な学問から起き上がる世界、日進月歩の世界。
それらを身近に感じられることの新鮮さは、インターネットのおかげで田舎にあっても可能なのだ、と嬉しく思います。

連句仲間のみんなでいつも応援していますので、これからもがんばってください。

(たまにはまじめなかおでエールを送ったろかい。とおもって、これを書いた。)

2009年11月 7日 (土)

保健医療経営大学英語講座           hのないジョン、hのあるジョン

午前十時から、英語の授業に出席しました。
たからさん(まりさん)が車に乗せて行ってくれました。
これまで月に二回、水曜日の夜七時から八時半までのクラスに参加していたのですが、仕事が七時までになってからはそれができなくなりました。
ちょうどそのころ土曜のクラスが始まり、だれでも参加できるというのです。
こないだの学園祭で、佐藤教授ともばったり会いまして、予習しなくても大丈夫だといわれたので、安心して参加した次第です。笑

内容は英検二級程度。
長文を読んでいますと、一つ二つ単語がわかりません。
でもほかの意味はわかるので、意味を推測してよみます。
間違っていたら先生が助け舟を出してくださいます。
内容が現在のアメリカを語るものですので興味深いです。

たとえば、こないだのは、グラマラス・キャンプという題のコラムでした。
なに、それ。グラマーなおねえさんにあえるキャンプ?
ちがいます。グラマラスってのは、ぜいたくな。って意味です。
ぜいたくなキャンプとは、自分でテント張ったり地べたに寝ないで、ホテルなどでお金を使ってキャンプすることらしい。だったよね?はたしてこれでキャンプといえるかどうかは疑問ながら、だんだんぜいたくになって自分の体を動かさないようになる、その結果野性的とは反対になっていく・・・というの、わかる気がしますがそれじゃキャンプじゃないっちゃない。

今日の話で面白かったのが、レンタルペットの話“Part-time Pets”。
犬や猫のペットをレンタルでデリバリー(配達)する会社があるそうです。
数日間レンタカーのように貸し出し、気に入れば買ってもらう、合わねば戻してもらう。というシステム。ですので、残酷ではなく、却って動物にやさしい。最初から買い取れば、その犬と合わなかった場合、犬は捨てられる運命にあるけど、レンタルならそれは避けられるからです。なるほど合理的ねーと感心しました。

さて今日出合った英文のなかに、人名のジョンがありました。

つづりは、JON。私ははじめてみました、このつづり。
知っていたのは、JOHN、聖ヨハネから来た名前ですよね。
それで、佐藤先生に尋ねました。
先生はこっちのつづりのジョンもあります、誤字ではありません。とおっしゃいました。
聖書のヨナ、とかジョナサンからきた名前だとのこと。
そこで手持ちの辞書でひくと、たしかにこう出ています。

JONAH ヨナ、[聖]ヨナ〈ヘブライの預言者〉旧約のヨナ書、不幸をもたらす人

JONATHAN ジョナサン、典型的なアメリカ人、[聖]ヨナタン

面白いことに、今日の授業参加者六名のなかに、牧師さまがいらっしゃいました!
私の素朴な質問のせいでそのことがわかりました。先生がついでに紹介なさいました。
こんどから楽しみです。牧師さまに聖書のことをいろいろと聞けると思うと。笑

政権交代と医療(55)  乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

社会保障の国民負担(国民所得比)を国際比較してみます。

いずれの国も2006年のデータです。

       日本  米国  英国  独  仏 スウェーデン

租税負担(A)   24.3 26.1 38.5 29.1 37.8 49.0

保険料負担(B)  14.8  8.6 10.8 22.9 24.6 17.2

国民負担率(A+B) 39.1 34.7 49.2 52.0 62.4 66.2

イギリスやスウェーデンは保険料負担を抑えて税負担を主に、ドイツやフランスは税負担を抑えて保険料負担のウェイトを高くして社会保障財源としています。

米国は、保険料負担を抑えたイギリスやスウェーデンよりも保険料負担が少なく、税負担を抑えたドイツやフランスよりも税負担が少なくなっています。

米国の社会保障の脆弱さのゆえんです。

日本は、その米国よりさらに税負担が少ないようです。

ずっと以前からそうだったわけではありません。

この十数年、日本が社会保障への税負担を減らしてきた結果です。

1990年時点でのデータはこうなっています。

       日本  米国  英国  独  仏  スウェーデン

租税負担(A)   27.6 24.1 41.4 26.4 33.0 57.5

保険料負担(B)  10.6  9.8 10.1 19.5 28.1 22.1

国民負担率(A+B) 38.2 33.9 51.5 45.9 61.1 79.6

保険料負担も税負担も増やしている国:ドイツ

保険料負担を減らし税負担を増やしている国:アメリカ、フランス

保険料負担を増やし税負担を減らしている国:日本、イギリス

保険料負担も税負担も減らしている国:スウェーデン

新政権は税負担を増やして保険料負担を抑制する政権公約ですので、税負担が大きく伸びればイギリス型に、財源不足で思うように税負担が伸びなければアメリカ型に近づくことになるでしょう。

「学長のひとりごと」11月7日 土曜日

かささぎのひとりごと

やはり税収がうんと当初の見込み額より落ち込むらしい。
不足分は又国債を増発するのでしょう。

2009年11月 6日 (金)

じわりアメリカ型へ近づく日本の医療制度    乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

シッコ(Sicko)という映画がありました。

マイケル・ムーア監督で2007年に公開されたものです。

アメリカ合衆国の医療制度をテーマとしたドキュメンタリーです。

この映画によると米国の実情は、

・医療保険未加入者が約5千万人おり、医療費が払えないために命を失う人が多い。

・医療費が高額で、医療費のために財産を失う人も多い。

・公的医療保険制度では、治療費用を抑えるための医療制限が行われている。

・民間保険加入者に対しても、保険金の支払拒否により医療保険会社が巨額の富を得ている。

(支払いが安くすむほど保険審査医の待遇が良くなる仕組みがある)

・医療保険会社や医療機関は政治献金等のロビー活動で既得権益を守っている。

・老人も医療費を払うために働かざるを得ない。

社会保障のセーフティネットが働いていない実情には目を覆いたくなることばかりです。

つくづく日本の国民皆保険制度のありがたさを実感しますが、この映画で紹介されたイギリス、フランス、カナダ、キューバなどの医療制度と対比すると、日本の医療がじわりとアメリカ型に接近しつつあることを感じます。

これらの諸国では患者の窓口負担はほとんどなく、医療費は家計の脅威になっていません。

医療費負担の家計への影響が大きくなってきているのは、日本の医療がアメリカ型に近づいてきている黄信号であるともいえます。

公的保険制度による診療制限が強くなり、民間医療保険が台頭するようになってくれば、医療費の際限ない高騰に歯止めがきかなくなってしまうおそれがあります。

公的医療保険制度の堅持のため、今が踏ん張り時かもしれません。

「学長のひとりごと」11月6日 金曜日

▼かささぎの連句的ひとりごと

ほかの人の例をひくことに自信がもてないので、かささぎ一家の実例をご紹介いたします。ちょうど国の転換点とぴったり合致する一例に思えるからです。去年から今年は、一家の転換点となる時でした。

国の医療保険への加入は、結婚以来ずっと二十七年間去年の三月まで社会保険に入っていました。あ、さも自分の手柄のようにいいますが、加入していたのは夫で、かささぎは家族として扶養されていました。名称でいえば、全国健康保険協会の福岡支部管轄の保険です。これはかささぎが現在医療機関に勤務して毎日保険証をみているからきちんといえることで、そうじゃなければ、興味もなかったし、名称も覚えられなかったことでしょう。
人が会社勤めをやめたら、どうするものでしょうか。
二年間は継続社保が使えます。そののちは国保に入ります。
継続の保険料を毎月納めてますが、四人分で二万七千円近くです。
高いのか安いのかは家によって感覚は違うでしょう。
かささぎは高いと思います、すごく。
だけどもしこの保険がなければ、わが家の場合、夫も子供もぜんそくもちの厄介なアレルギー体質ゆえ、高額な治療費を支払わなければならずに困ります。そういう視点で考えると、この三万円ちかい保険料も安いのです。夫の収入のない我が家の経済からみればそれはそれは
高いけど、受け取る医療サービスを考慮して国保保険料に比べますと、実はとても安い、ということが静かに考えているとみえてきます。

このように思える余裕がかささぎにあるのは、お金があるからではありません。お金はありませんが、経験があるのです。
民間の保険での痛い経験です。

実例をあげます。夫がひとりで稼ぐ家でした、かささぎ一家は。
夫は大卒後ずっと同じ会社で奉公してきました。あえて奉公と書きます。朝は八時前から夜は十時すぎまで働いていました。妻は子と家に残されました。おのおのがた、これがこれまでわが国での一般的なサラリーマンの営業員の家庭スタイルでしたよね。
で、天引きという有難い給与システムのおかげで、ずっと生命保険料を納め続けました。日本生命。営々と折々に保険料はあがって、最後の十数年は二万数千円を毎月引かれていました。実際に夫が病気で入院をしたことは一度です。新婚のころ、うちの庭仕事を初めて手伝い、破傷風疑いで二週間。保険請求はその一度きりでした。
支払った総額は三十年ですから家がたつくらい支払って、でも会社をひき保険料を支払えなくなったときに手元に還ってきたのは、百万にも満たないお金。それは手続きをするのを一年以上も放っていたから。めんどうでめんどうで一切、世俗的なことがらから切れていたかった。そういう書類をみるのもいやでした。夫も私もうつになっていた。信じられない、このかささぎがうつ。笑うでしょう。毎日毎日ブログ更新している、異常なほどに。これ、じつはその裏返し。考えたくないんですよ、些事を。あー些事じゃない些事、つまりおおごとですね。笑

くそったれ!!とおもってるから。
くそったれ、とおもうことが、かささぎにとっての生きる力、俳諧です。
うつになる、がんになる、びょうきになる、じこにあう、不幸になる。
それはにんげんだもの、当然です、いろいろあります。
でも、生きる基本は、くそったれです。
かささぎ保険、「人生くそったれ」。
本日新発売。

これまで竹橋乙四郎元官僚語録として引いてきた日本の医療システムについての詳しい説明に、抜けている視点が一つあります。それは実例です。かささぎの仕事は乙四郎の与える骨格に肉をつけ生命をふきこむことだと思いました。(これいいわけ、ただ書きたかっただけ。

コメント

>抜けている視点が一つあります。それは実例です。

いえいえ、プロの物書きたるもの、さりげなく実例(経験例)を刷り込んでおります。
たとえば、

>国会質疑で自殺者が出たこともありました。
(「政権交代と医療(54)」の一節)

当時、病院指導の担当として、この質疑に関わりました。
いまだに腹が立つ事件です。

憲法51条に「両議院の議員は、議院で行った演説、討論又は表決について、院外で責任を問われない。」とあり、議員は責任を逃れています。
   ↓

http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~suga/hanrei/79-1.html

ああ、。そうだったんだ。
自殺ということばには皆を黙らせる威力がありますよね。なにがあったんだ、いのちかけるほどのなにが!?という存問の思いがふつふつとわきおこる。

かささぎもそこへむけてかこうといつもおもっている。
ブロガーの名誉にかけて、物事の本質に迫りたいと。

ところで、上記のかささぎ文には下半身が抜けています。
次の部分があって完成するものでした。

生命保険とともにもう一つだいじな保険に加入していました。
それは自動車保険です。
これもまた月々一万近い保険料をおさめる大きなものでしたが、営業という仕事がら不可欠な出費でした。実際、事故頻発遭遇型のひとでしたので、たびたび補償をしてもらいました。なかでも一本500万円以上もするいたいけな柱=衛星放送受信回線など付属している特殊な電柱=とひとりずもうしたときには、まるまる補償していただいた上で、保険から石をもって追われました。はやいはなしがおいだされた。泣。
ひとごとのようにかいておりまするが、みうちである夫のことですので、とってもいたいです。車両保険でのこの経験をけっして忘れず、大いなる補償を受け取ったという恩義のゆえに、のちに生命保険でそれ以上のマイナスとなったことも、へいきなかおでいられたのでありました。「きょうでえ、あきらめな。これがほけんってもんだぜい」ってなかんじといいますか。

けっきょく、かささぎはなにがいいたいかといいますと、神様を信じている、ということだけ。自然を信じている、といいかえてもいいです。保険制度をうみだした人間の英知を信じているし、その背後の神を信じている、そのうしろの自然を信じている。

  おわり。

 

2009年11月 5日 (木)

福山

福山

政権交代と医療(54)  乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

新政権下での国会論戦が始まりました。

閣僚が具体的な質問へ答弁します。

国会は「国権の最高機関」(日本国憲法第41条)ですので、国会答弁には重みがあります。

そのため、一字一句を間違いなく記録する速記職員も配置されています。

答弁したことを、後になって、「あの答弁は間違いでした」とうやむやにすることは許されません。

答弁ひとつで市場が動いたり、企業が計画を変更したりします。

国会質疑で自殺者が出たこともありました。

答弁してしまったことは、国権の最高機関における閣僚の発言として永久に記録され、取り消しはできません。

国会答弁を官僚たちが徹夜で作成していたゆえんです。

長妻厚生労働大臣は、11月2日の衆院予算委員会で、段階的に後期高齢者医療制度を廃止する方針を明らかにしました。

制度廃止はマニフェストに記載してあり、段階的廃止の方針も大臣記者会見等で旧聞ですが、国会答弁として記録されたことにより、正規の方針であることが確定しました。

国会答弁では、後期高齢者医療制度の問題点を改善するとして、たとえば次の事項が述べられています。

○75歳以上の人を原則、「被保険者資格証明書」の交付対象としないこと

○自治体による健康診断の対象にすること

被保険者資格証明書というのは、特別な理由がないのに保険料を1年間以上滞納している人に対して保険者証の代わりに交付されるものです。

保険者証と違い、診察を受けたときには診療費の全額を病院窓口で支払い、後日、滞納している保険料を納めてから、保険支払い分の払い戻しを受けます。

健康保険は、病気とは縁が薄い時に保険料を納める社会保障の仕組みです。

保険料を納めようが納めまいが保険診療が受けられるのであれば、保険料を正直に納めている圧倒的多数の人が馬鹿を見てしまいます。

病気になった時だけ保険料を納める、という人が増えれば制度維持が困難なのですが、現実問題、滞納者であっても高額支払いを理由として必要な医療からシャットアウトさせるわけにはいきません。

被保険者資格証明書の交付は、そのような滞納者救済の苦肉の策として行われているものです。

「被保険者資格証明書」の交付対象としない、と答弁してしまった以上、大臣はこれに代わる名案を出さなければ、保険料滞納者が増えて、廃止するまでもなく制度が崩壊してしまいます。

「学長のひとりごと」11月5日 木曜日

コメント

皆様、大変ご無沙汰しております。

黒木では大変お世話になりました。<(_ _))>
そして先週も懲りずに(笑)、東京の「俳諧みなと座」に出席させて頂きました。
当初、句の世界に興味本位で触れるだけ。。
とも思っていたのですが、どうやら少しずつ深みに入りそうな気配がしています。改めて貴重な出会いを頂きありがとうございました。

ところで、かささぎさんからのご連絡でこちらに久しぶりに訪れたのですが。。。なんと、とても政治色の濃いものになっていて、どこにコメント入れてよいものやら。。少々迷いました。(笑

今の混沌とした世の中、自分を含め周りを見ても希望や期待、喪失感と虚無感が激しくぶつかり様々な感情が激しく入り乱れてますね。。ただ、表に出てくるのは大抵苛立ちと怒り。。。

今日はマルタに在住している方と会食したのですが、稼ぎは少ないが常に喜怒哀楽、明らかに現在の日本人の生み出している感情とは違い、より人間味のある生活を楽しんでいるようでした。

表現が難しいのですが、受け継がれてきた無常の寂びを感じ取れるようにしたいものです。

では、また訪れます。

2009年11月 4日 (水)

グリーンピア八女の紅葉

グリーンピア八女の紅葉

黒木 山中渓谷の紅葉

黒木 山中渓谷の紅葉

もみいづる山

もみいづる山

東妙寺家の猫 3

東妙寺家の猫 3

右のごんぞうって雰囲気のは、その1での、コテツさまではないでしょか。
その1http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-2088.html
左の白猫の手前のがその2のバステトさま?いやちがうね。顔が丸すぎる。
その2http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-e536.html

社会保障給付費ー欧米諸国との比較     乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

<財的資源の動向 3>

社会保障給付費の対国民所得比が24.4%(医療7.72%、年金12.88%)というのは、欧州諸国に比較すると高くありません。

欧米諸国の対国民所得比(2001年)は次の通りです。

       社会保障費* 年金 医療 その他

スウェーデン 41.5(%) 13.5 10.4 17.6

フランス   38.9    17.1  9.8 12.0

ドイツ    38.8    16.3 10.8 11.7

イギリス   28.9    12.3  7.9  8.6

アメリカ   17.1     7.5  7.2  2.4
(*社会保障費は社会保障給付費)

国際比較は対GDP比が用いられることもあります。

国民目線での負担感を比較するか、国家の重点配分姿勢を比較するかの違いでしょう。

参考までに対GDP比(2001年)は次の通りです。

       社会保障費* 年金  医療 その他

スウェーデン 29.5(%)  9.6  7.4  12.5

フランス   28.5    12.5  7.2  8.8

ドイツ    28.8    12.1  8.0  8.6

イギリス   22.4     9.5  6.1  6.7

アメリカ   15.2     6.7  6.4  2.1

日本     17.4     8.5  6.1  2.8
(*社会保障費は社会保障給付費)

アメリカは高医療費の代表国ですが、社会保障給付費としての医療は日本と争う低率です。

日米は「その他」も極めて低率です。

日本の「その他」には介護など高齢者福祉が大きな割合を占めています。

高齢者以外への社会保障給付費はどうなっているのでしょうか。

児童関係給付費の推移は次の通りです。

   児童*  扶養* 福祉* 休業* 出産*  総計  %*

1975 1,444  385  3,549   1,229   6,608 5.6

1985 1,589 3,027  6,836    3,060  14,513 4.1

1995 1,612 3,500 11,177  327 4,497  21,113 3.3

2005 6,300 5,279 18,268 1,428 4,363  35,637 4.1

2007 9,757 5,468 13,671 1,804 4,913  35,613 3.9
*児童・・・・・・・・児童手当
*扶養手当・・・児童扶養手当等
*福祉・・・・児童福祉サービス
*休業・・・・・・育児休業手当
*出産・・・・・・・出産関係費
*%・・・・給付費に占める割合

社会保障給付費の4%、3.6兆円しか次世代対策へ給付していません。

「子ども手当」に5兆円超を配分すべきだとされるゆえんです。

「学長のひとりごと」11月4日 水曜日

コメント

財源捻出のため「事業仕分け」が行われます。
事業仕分けの対象事業に選ばれたら、大幅に減額されるおそれがあります。
その対象事業のひとつに、保育所運営費負担金(3621億円)が選ばれているようです。
子ども手当に所得制限を導入してその財源で保育所の充実を、という声に耳を傾けないばかりか、子ども手当の財源のために保育所への助成を減らすなんて信じがたいことです。
何が信じがたいかというと、マスメディアが報道しないこと。
西日本新聞(本日朝刊)にも、事業仕分けの対象事業の例示に保育所運営費をあげていません

そのことについては、かささぎは勝手にこう推理しています。
新聞社はお金がない。そこへはとちゃんがぽんと気前よくお金をだす。
そしたら、書けない、なにも批判的なことは。
はとちゃんだれよりおかねもちだもの。

もしそうではない場合、これは深刻なことだ。
新聞は死に体も同然ということだから。
このようなとんでもない政治に対して、どうやって戦いをいどめばいいのだろう。
こころある記者は、どのようにしてか知恵をしぼって、サインをおくってほしい。
『月白の道』をよみといた池田記者にかささぎは期待しています。
なにか、あるはずです。

なんたること。
優先順位を決めているの誰?世間をしら無すぎる。
少子化担当大臣、しっかりしてよね。おぶちさんがよかったなあー。
若いけど、しっかりした顔つきで、がんばりますって顔してらしたのに。
直接の担当ではないにしても、もうちょっと頑張ってよね。瑞穂さん。

こういうことも行われてるようです。
   ↓

政治もようわからんばってん

先日ある番組で民主党議員が「自民党のあんたに言われたくない」という言葉を言ってた
要するに自民党の後始末をしているんだと言いたいんだろう。
でも自民党は野党になったんだもの国民の声を言ってもらわねばならんもんね。
民主党まだ与党の自覚んなかごたる

2009年11月 3日 (火)

国民所得と社会保障費との伸び率の推移   乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

<財的資源の動向 2>

1人当たり社会保障給付費と1人当たり国民所得の推移は次の通りです。

   社会保障給付費/人  国民所得/人       

※( )内は1955年を100とした指数

            千円           千円

1955          4.4(100)              78.2(100)

1965         16.2(368)             273.2(349)

1975        105.1(2389)          1,108.7(1418)

1985        294.8(6700)          2,153.9(2754)

1995        515.4(11714)         2,939.8(3759)

2005        687.0(15614)         2,863.6(3662)

2007        715.6(16264)         2,933.1(3751)

高度経済成長期には社会保障給付費と国民所得は平行していましたが、その後、国民所得が伸び悩んでも社会保障給付費は伸び続けました。

社会保障給付費の内訳の推移は次の通りです。

   計     医療    年金        福祉他

  億円   億円(%)  億円(%)  億円(%)

1965 16,037   9,137(57.0)   3,508(21.9)  3,392(21.2)

1975 117,693 57,132(48.5) 38,831(33.0) 21,730(18.5)

1985 356,798 142,830(40.0)168,923(47.3) 45,044(12.6)

1995 647,243 240,520(37.2)334,986(51.8) 71,738(11.1)

2005 877,827 281,094(32.0)462,930(52.7)133,803(15.2)

2007 914,305 289,462(31.7)482,735(52.8)142,107(15.5)

かつては医療が大きい割合を占めていましたが、現在は年金が過半を占めています。

社会保障給付費の対国民所得比(%)の推移は次の通りです。

           医療  年金   福祉他  所得(億円)

1965   5.98   3.41   1.31   1.26       268,270

1975   9.49   4.61   3.13   1.75     1,239,907

1985  13.69   5.48   6.48   1.73     2,605,599

1995  17.54   6.52   9.08   1.94     3,689,367

2005  23.99   7.68  12.65   3.66     3,658,783

2007  24.40   7.72  12.88   3.79     3,747,682

年金の対国民所得比が大きく伸びています。

高齢者関係給付費が社会保障給付費に占める割合は、1975年は33%でしたが、1985年には53%、1995年には63%となり、2005年には70%を占めています。

「学長のひとりごと」11月3日火曜日

コメント

今週から国会論戦が本格化しますが、長妻大臣が標的にされる模様です。
テレビでは「超多忙」で疲れきっている大臣の姿が流れていますが、お茶の間と違い、霞ヶ関では同情の声が湧いていません。
長妻氏は、野党議員時代、何十本、何百本と官僚へ「質問趣意書」を送りつけ、官僚を疲弊させる政治スタイルの人でした。質問趣意書で回答を要求された官僚たちは、夜も休祭日も家へ帰れない日々を送っていました。その「超多忙」たるや現在の大臣の比ではありません。質問が国民のためのものであったか否かを問わず、生活をズタズタにされ、個人的に恨みつらみがある官僚は少なくありません。
自民党は、長妻大臣へ大量の「質問趣意書」を送りつける戦術を考えているそうです。
既に、『質問主意書には大臣が回答するのか、役人が回答するのか』という質問主意書を送っているのだとか。これまでの言動から、官僚任せにはできないはずです。
長妻大臣の頑張り、誠意、熱意には敬意を表したく思いますが、竹篦返しの試練は素直に受け止めていただきたく存じます。人生とはそういうものです。

昨日大勢の人が集まるイベントに参加して広報(撮影)を担当してきました。
女性たちが手元ぶたさになると、ついつい政治の話になって、子供手当てのこと、ダムのこと、果ては首相の妻のこと・・・などなど、みんな良く知ってるなぁと感心。
それを某男に話すと、くだらんレベルの低いことを・・・としかめっ面したので「それが世間ちゅうもんたい!」と言ったのでした。

苦笑、失笑。
まっこて世間は公平だ。
かささぎはミーハーに徹する所存でござる。

きょう、仕事しながらテレビの国会中継をところどころ背中で聞いていました。でもなんといいますか、自民党ってお上品すぎて、迫力がないのよ。そう思いませんでしたか。のどもとにぐっとこう突きつけるようなど迫力が不足しておる。ひきかえ、はとちゃんはなにげに余裕があるよに映る。しゃくだけど。

ところで、後藤田議員はあの有名な後藤田正晴氏の息?えーぜんぜんタイプがちがふやん。と整骨院の先生に申せば、そうよ。奥さんは女優さん、水野真紀。とのこと。そげなこつ、しらんかった。げげ、せいじかってな、みーはーやねえ!水物ってことよね。どっちも人気商売。たしかにいい男だけど、あますぎる、つらがまえが。しゃべりかた、とろい。

きのうの夜は国民放送の自民党攻防史みたいな番組をみました。
政治音痴でも、おもしろかった。

バックボーン

バックボーン

ヒトの背骨は恐竜の骨と似ていることに気づき、一枚撮りました。

そうか、「脊椎動物」のなかまってことなんだ!

着物の人

着物の人

窓辺の花

窓辺の花

2009年11月 2日 (月)

くるめの床屋の倅、ろいりーさんと世間話をしようよ。

ねえ、鈴木先生ってまんが読んだ。
こんな話よ。
班でむかいあって給食をたべている。ある男子が突如カレーをたべているときに、くそとか、げろとか女子の前で大声でさけび、ごはんをまずくしてしまう。女子は怒り、鈴木先生に相談する。それには実は裏にひめられた事情があった。その事情とは・・・
食事中に言ってはいけないことを叫んでめしをまずくした男子は、とてもしつけの厳格な家に育ったまじめ少年である。それなのに、なぜ。という疑問。その理由を考えていた先生は、給食時間中の観察を通して、ある事実にきづく。
さあ、こっから、おもしろいよお!!
展開はおしえないどこ。笑
行儀というものはじつにさりげないものだから、それを当然として育ったかどうかで許容範囲が狭まりも広がりもする。その男子は向かいの席の女子のひじつき食事が許せなかった。断固。それをずうっと抑圧していたけど、あるときついに我慢できなくなって食事のとき決して言ってはいけないことばをまきちらして復讐した、ってわけです。
これ、だれが悪いとか、いいとかの問題とはまったく次元のちがう話でしょう。これ、とってもよくわかる。

こどものころ。いちばんうるさくしつけられたのは、音をたてるな。ということだった。口をあけてたべたらいけない。でもともだちにはぺちゃぺちゃと音をたててものをたべる子が必ず一人はいた。それ、いやでいやで。でもいえない。いえないということが、小さな子どもごころにもなぜかわかった。
そういうことを漫画にしたてるなんて、すごかろ?

nightこんばんわ
遅くなったので、今日の夕ご飯は刺身のある定食屋にしました。
わが家の終わりかけごろ作業着の若者が入ってきて4人だと伝え靴を脱ぎました。
彼は普通に上がったあと屈んで靴を前向きにきれいにそろえました。
eye「ほぉ~☆すばらし~☆」
あとの3人は上がりながら初めから前向きに脱いであがりました。
家庭の躾とはそれぞれに特徴を作りますね^^

 同じ久留米の、歩いて20分ぐらいの距離の所に生まれ育ち、しかも親の職業はどちらもいわゆる商売人、それなのになぜこんなに生活習慣が違うのだろう~と結婚で思い知らされた。うちは比較的自由、それなのに相方は、あ~だこ~だとうるさくて。特にここで話題になっている食べる時のマナーです。いっそ、外国人みたいに異文化関係だったら、お互妥協しあえるかなと思いました。いやはや、今でも「しぇからしかね」と思いつつ、口には出さず、ただ忍耐の日々。
 かささぎさん気になる、中学校での給食の件、私は以下の2つのどちらか、あるいは両方が原因かなと推測しました。正しいかどうかはわからんよ。
①久留米(の中心部)は大規模校が多く、体育館または講堂らしきものさえなく、本来室内でやる運動部も外でだし、剣道・柔道などは近くの公的施設を使ってやり、あまつさえ、入学式・卒業式でさえ、当時近くにあった久商の講堂借りてやった記憶がある。つまり、給食関連設備を作る場所がなかった。同じ久留米市立中なのに、あそこにはあるけどあそこにはない、というわけにもいかなかった。
②給食がなければパン販売が必要になるが、八女では全中学校に販売業者を配置するのが難しかった。

えめさんところのおまごさんをみて感じました。
小さいときからさりげなく仕込まれておられるのだと。お茶にしましても、あんなに小さなときから自然に触れ合わせておけば、お茶独特の異空間ポケットがあたまにできますよね。連句もそうですよ、前田先生のお孫さん、あかちゃんのときから連句にふれておられた。ゆきちゃん、あかんぼのころ、八女の堺屋でのぼんぼり連句にきてくれた。お母さんの前田亜弥さん(西鶴研究家、連句もさすがにうまい。とても美人であります)次に久留米耳納連山のふもとのスパリゾートでの合宿にも来てくださったのですが、そのときゆきちゃんはちょうどえめさんちのお孫ちゃんくらいで、おかあさんのおひざから連衆のおひざにきて、お絵かきをしていました。大人が必死で句をつくっているとき。こういうのが無言の教育だろうとおもった。その座のくうきにふれていた、ってことが。

ろいりーさん。商売人の子ってそうなんでしょうね。
奥様との食事のときの場面が浮かぶようです。
と同時に、山本健吉の妻だった石橋秀野の昭和二十三年に出た句文集の随筆を連想しました。新婚のころの妻の心理。お料理学校でならった最新の自信作を必死で作ってたべさせても夫がよろこぶとは限らない。味噌汁も辛いとかいわれ口をつけよううとしない。新妻はこまってしまって、泣きたくなり、手持ち無沙汰でいつしか新聞をひろげたりするようになった。というようなことが書いてありました。

mapleそろそろ色づき始めましたね♪

食事>>わが家は自営だったので、家族揃って食べるのは元旦だけで、ほかの日のほとんどは祖父母と食事をしていました。
明治生まれの二人はやはり食事中のマナーには厳しかったです。
姿勢、ひじ、お茶碗の抱え方、箸使いの色々、、でもそれができていれば特にうるさいわけではなかったです。嫌いなものもなかったしね。
叔母はハンバーグの時、私と弟を相手にナイフとフォークの使い方をよく特訓したがりました。その時は鬼軍曹の叔母でした(爆)

給食>>学校をお休みしたきお友達にパンだけを届けていなかった?
プリント用の紙に包んで。
今も届けるのかな?

ゑ目さん、届けないと思う、今は。ぱんのゆくえやいかに・・。あのそっけない色気のないぱんがすきだった。で、今も食ぱんはやかないのがいい。なにもつけないの、禁欲的なあじがするから。だんだんそうなってきた。これはなんだろ、って自分がふしぎ。
そりゃそうと。
うちのちびと今夜this is itをみにいってきます。ミッドナイト上映。なかよし友達もつれて。わたしもみるけど、おかあさんは離れて座ってって。苦笑。
どっちかというと、沈まぬ太陽のほうがみたいけど、

いってきました。深夜なのに350席ほどのスタジオ1がほぼ満杯でした。
むすこの友人の少年たち5人もいっしょ、言われたとおりうんと離れて座った。
しごとにきびしく、完全主義のマイケル。
こどものころのかおとまったくちがうおとなのマイケル。でもどっちもマイケルなんだよね。じぶんのもとめるものがはっきりしていた。えられるまで妥協はしなかった。
イントロダクションのバックダンサーズオーデションから一気でしたね。少年たちも面白かった、と言ってた。

chair評判のいい映画だと聞いています。満席でしたか☆
高校生のころ持ってたモータウン全集にマイケル少年の顔がありました。
きれいな伸びやかな声でした☆彡

 「味噌汁も辛いとかいわれ口をつけようとしない」、
そんな大それたことは1回も言ったことないでございます。
自分が作ったものを、「これおいしかね」とも言わず食っているので不満言われる。
そんなこと一々言わずただバリバリと完食するのが食事に対する満足の表現だったので、一言言えば良いとわかっていながら、却ってわざとらしくて言いきらん、でもしょんなかけん、時々言うちゃる。
新聞読みながらどころか、テレビ見ながらでさえ許してもらえん。
 子どもの頃は、わが家もほとんど祖父母と食事をしていました。明治生まれの2人は全然厳しくなかった~やはり人それぞれですね。

明治生まれのばあちゃんと子ども時代を過ごしました。食事のしつけはばあちゃんよりも、母の方が厳しかった。でも、洗濯に関してはばあちゃんはことのほかうるさかった。洗濯機がわが家に来てから、タオルや下着がいっしょに洗われるのが、それはそれは許されなかったみたいで、小学生のころから、風呂場で自分の下着と靴下を洗わされ、タオルはタオルだけ洗濯していました。そんなばあちゃんの影響なのでしょうね、いまもって、タオルはタオルだけしか洗濯しない(できない?)わたしです。

えめさん、マイケルさんはほんとにきれいですみきって少しビブラートがかった声でした。踊りもまったく静かでスムーズ、ほかのきんにくもりもりの人たちとはまったく違っていた。一人特別な存在でした。孤独だったろう。スーパースターは早く死ぬのですね。

ろいりーさんのおよめさん、かっこいい。普通の家庭は、すでに堕落している。うち、ながら食事を厳しく言っていたのに、当のおとうちゃんおかあちゃんがテレビみながら食べている。だから、そんだけ厳しく言えるってことは、当然自分もそのおきてをいまだに厳守しているってことで、とてもうつくしいです。
えっとかささぎは、ひとりでたべるときには、本をひろげたまま食べたりもします。最低です。笑
しかも、通勤の運転中に片手でりんごやジャムぱんをたべるので、とってもあぶないしきたないです。これはよいこのみんなはけっしてまねしないでね。(するか!

せいこさん。
お姑さんがすこし心配ですね。
うちの場合、わたしが炊事洗濯をすべてやっていたころ、そうなりかけました。(馬場先生にアルツなりかけ、といわれた)。その後、くすり服用で、食い止めている。一時期は、自分の妹より年をわかくいったり、ものわすれがひどかった。それを救ったのは、わたしの再就職で再びの家事担当となったことではないかとおもいます。

ひめどん。
あなたが言うとおり。
わたしが意地になってなんでも、自分でやりすぎたんだと思う。自分でも可愛げがない嫁だなあと思うけれど、「これ以上、このひとに借りをつくりたくない」という一念で、仕事前に掃除も洗濯も炊事もこなして、残業のときは夕食を準備して仕事に行ってた。勝気といえば、勝気。根性もんといえば根性もん。笑
いまはね、おばあちゃんに食器を洗ってもらってる。自分が食べた分だけね。あとから洗いなおしたくなる状況だけど、ま、よかたいと思って。早くにこんな大らかな気持ちになってたらよかったのにね。

やっぱりなあ。同居の嫁ってそうなるのでしょうね。
母と祖母の関係をずうっと見て育ちました。いえることは、嫁と姑って、愛情ではないけど義務感でびちっとつながっているんだなということです。愛情を無理してもたなくてもしてあげていることが愛情の行為なのだから。母も必死でつくしていました、姑に。
せいこはとってもりっぱです。
おかあさんもあなたを頼ってらっしゃる。
年をとることは、なんとこころぼそいことだろうか。
夫を独り暮らしの母のもとへ返してよかったと思う。

お下がりをもらう。

きのうの日曜は朝から雨でした。
せっかく八女福島の白壁ギャラリーを楽しみにしていた人たちは出端をくじかれ、無念だったろうとおもいます。

かささぎは家族とすごしました。

母たち三姉妹を毎週末に近場の温泉に連れて行ってくれる従姉のうちに母とその妹を連れていきました。たくさんの服を処分するけど、いるなら持っていって。とのこと。
母たち三人と私の四人でそれぞれ好みの服をもらってきました。
グレー系統の服がたくさんありました。
三味線のおっしょさんである従姉は衣裳道楽でおしゃれです。
さほど古くない細部に凝った服がたくさんありました。
最後に残った誰もとらない数点のうち、綿ニットの黒っぽい模様のTシャツにいとこが「あらこれは儀右ヱ門のなのに!」と一言、ぎえもん*て何?知らないけどかささぎがいただきました。よく見ると絣の絶滅危惧種、蚊絣模様の一枚でした。なるほど。
ひろこちゃん、ありがとう。

服もだけど、この家のキリスト教関連書物の珍しさに目が釘付けになる。
これまでに見たこともない珍しい本がたくさんあるんです、書架いっぱい。
英語の本もあり、信仰が縁で結婚した娘さんのカナダ人の夫が置いていったものかもしれない。
三婆がいない部屋で、ふと思いつき、気になる「レギオン」を調べてみた。
どの聖書だかの巻末に「レギオン」が出ていて、13Bとある。この数字は何?
巻末に聖書時代の地図がでています。その第13図のBを見ますと、ありました。
なんとレギオンは軍団ではなく、イタリヤ半島の先端の都市の名前のようです。
ん~地名のレギオン?!ひきつづきレギオンをあたまの小引き出しにいれておく。

ことしは人からよく服をもらいました。
私はサイズがあわないので、人からもらうことはなかった。

再々就職のとき、制服の下に黒ズボンがいるという話をしたら、それなら着ないのがあるからといって三本のスラックスとジーンズをくれたご近所の友達。ありがとう。

*調べました。ぎえもん。ここです。http://www.giemon.com/shopmap2.html

*絶滅危惧種の「蚊絣紋」http://www.giemon.com/osc/catalog/product_info.php?products_id=5237   

かささぎは、これがいい。http://www.geocities.jp/antares321025/129.html

一年間に国が国民に給付してくれるもの全て  乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

<財的資源の動向 1>

先々週、国立社会保障・人口問題研究所は平成19年度社会保障給付費を発表しました。

http://www.ipss.go.jp/ss-cost/j/kyuhuhi-h19/kyuuhu_h19.asp

社会保障給付費とはILO(国際労働機関)が定めた基準に基づき、社会保障や社会福祉等の社会保障制度を通じて、1年間に国民に給付される金銭またはサービスの合計額です。

平成19年度の社会保障給付費は91兆4305億円でした。

対前年度増加額は2兆3207億円(伸び率2.6%)でした。

国民1人当たりの社会保障給付費は71万5600円です。

社会保障給付費の対国民所得比は24.4%でした。

内訳は次の通りです。

年金:48兆2735億円(52.8%)

医療:28兆9462億円(31.7%)

福祉その他:14兆2107億円(15.5%)

対前年度伸び率が大きいのは「福祉その他」(3.9%)です。

介護対策の伸び(5.2%)が大きいためです。

「医療」の伸び率は3.0%でした。

「年金」の伸び率は2.0%でした。

高齢者関係給付費(年金保険給付費、老人医療給付費、老人福祉サービス給付費、高年齢雇用継続給付費の合計)は63兆5654億円で、社会保障給付費の69.5%を占めています。

社会保障財源は、管理費など給付費以外の支出財源も含め、100兆4289億円でした。

財源の56.6%は「保険料」で56兆8740億円です。

「学長のひとりごと」11月2日 月曜日

コメント

あ、こういう接点から講演依頼があるとはねえ。
情報発信の重要性といっしょに、ネット時代の利便性を痛感します。

これまでのレポート内容からすると、聞き手は医療従事者?お医者さん?でしょうかね。学長、すごいねえ。

うん、すごいよね。
去年の春からじっと観察していますが、このひとはすごいしおもしろいね。
なんかしらないけど、うちら、親衛隊みたいになってきたねえ。
それをみこして、アイドルのカテゴリーに一時いれようとしたけど、ちょっと異色すぎた。笑

最近辞任された先生の記事よみたいですが、

学長の東京凱旋講演
聴衆は病院長や製薬企業など業界人ばかりでした。
この日、午前、厚生労働省で新任委員を交えて「中医協」が再開されたのですが、その新任委員の一人が、中医協会合を終えてまっすぐに講演を聴きに来てくれました。
時の人だったので、業界紙もぞろぞろとついて来ました。

じゃあ、アイドルのカテゴリーに入れてもOKかもね。

ミーハーな一ファンより。

うん。きっちり時代の求めるほんとうのどまんなかに周波数をあわせることができるかどうか、が、とわれている。表面にうかぶ泡をふうふうして、深い海へもぐらねばみえないものね。

ところで乙四郎、みしらぬ「ちぃ」さんの一行刺しだけど。狙われていますね。
これまで石を投げるでも読んできたように学生運動の前科もあるようだし、きみのその小さなことにはぜんぜんこだわらないが、要所要所の隙のなさは、こういうことだったんだね。

▼ リンク記事:

「竹橋乙四郎と橋爪章のあいだ」1~4までの記事は、右の「芸能・アイドル」カテゴリーを開いてもらえれば、そのどこかのページで読むことが出来ます。↓
http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/cat184456/index.html

2009年11月 1日 (日)

政権交代と医療(53) 乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

中医協委員の内定プロセスについて、日本医師会が「容認できない」という見解を出しています。

日本医師会という組織は、医師への利益誘導を目的とした圧力団体であるかのごとく、世間からは何かと色眼鏡で見られがちな組織ですが、地域医療を担う900近い地域医師会を底辺とした名実ともに医師を代表する組織です。

職種ごとに組織化された団体がその職種への利益誘導的性格を帯びるのは当然のことであり、そういう側面だけで日本医師会という組織を評価するのはフェアではありません。

厚生労働省の数多くの審議会、検討会、委員会には、日本医師会から、それぞれの分野に明るい、医師を代表する委員を推薦していただいており、そこでは医師を代表した立場から建設的な意見が届けられています。

さらに、検討結果の現場へのフィードバックに際しては、採算を度外視してでも国民の健康のために組織的協力を惜しまない、そのような社会貢献的性格が強い団体でもあるという側面も評価しなければなりません。

採算性に乏しいへき地医療や地域保健活動が維持されているのは医師会の協力あっての賜物です。

中医協の設置を定めた社会保険医療協議会法では「医師、歯科医師及び薬剤師を代表する委員」を選ぶことが定められています。

医師を代表する委員の選び方として、日本医師会の推薦を求めなかった今回の任命プロセスに日本医師会が「容認できない」とするのには頷けます。

もちろん、厚生労働大臣が客観的判断として「医師を代表する委員」を選ぶプロセスが許されないということはありません。

しかし、総選挙で応援したからとかしなかったからとか、そういう判断が少しでもあるようなら、「医師を代表する委員」としての客観性が疑われることになります。

「学長のひとりごと」11月1日 日曜日

コメント

借金地獄から最近黒字へ転換したらしい杉並区の施策を身近なところから話したいことがあって、書いていたら先ほどから2度消えてしまいました。
次回再度書きます。

国民の医療費はいくらいくらという時、個人が窓口で実際払う金額+各健康保険から病院へくるお金+足りない分を税金や国庫から補うお金その他・・・でしょうか?
教えてください。

乙さんのレポート読んでると、何でもその地方地方でまかなえる範囲のことが行われて、その地方内でお金が回れば一番良くて、よそから持ってきたもので自転車操業してるとものすごく危ないってことよね。
医療費だけは他で補うことができないので、他から持ってきてでも満遍なくいきわたらないといけないけれど、ごくわずかでもいいからその負担を減らすために何しろ健康で生きとって下さい・・と言うのが杉並区の施策、いやこれは全国版だと思いますが、杉並区の例を次回話したいです。

ところでですが、昨日前田先生初めみなと座の方たちにお合いしました。
句は何にも出てきませんでした。見事に。
「ひめのさんとこじゃ、いい句でてたじゃない?」って言われたので「いえ、あ、あれはぁ・・・姫のさんがぁ・・・」とごまかしました。

でもちょっと規則がわかり、なぜ、楽しいのかがわかったような気がする。

「インターネットはやめなはれ」と言われた。
でもネットに集中するのと同じくらい、集中して言葉さがしをするので、時間のたつのがものすごく早いってことがわかった。
初対面の人と即座に同じ意識で長時間すごせるところはネット仲間と似てる。
3時間半くらいお付き合いして中座しました。
調さんともう少し話をしたかったのに中座して残念。
なぜ調さんがやめに立ち寄られたのかいきさつが聞けなかった。
ルーツ調べをやってる?とかなんとか言われたような。
以上、報告終わり。

乙さんの講演、一般人も聞けるのなら聞きたかったね。(同じ時間とは・・・。昨日の東京はものすごく暑かった)
次回そういうのあったら教えて下さい。

さくらさん、ご報告、ありがとうございました。
いわれましたか、ネットは八女なはれ。笑
私も何度いわれたことか。そのたび、はい。と申し上げるのでしたが、最近は先生もあきらめておられるようで、なにもおっしゃいません。結局やめないので見放されたのかもしれません。
調さんもいらしたのですね。よかった。安心しました。
医療費、杉並区の事例、また書いてくださいませ。
整骨院の先生が患者さんに言い聞かせる話に、こんなのがあります。
「骨を固定している筋肉に毎日いいきかせることで、筋肉がその命令を意識するようになります。すると状態は改善してくる。言い聞かせることはだいじです。」って。
それとおなじことかもしれません。いまはまだ医療費のしくみとかあまりわからずに、ただ病気になれば行きたいとこへ行って直す。
それをちょっと視点をかえて、コスト意識と地域への視点をもち、予防に目をむけることで医療費が削減されるのであれば、それはそうしたほうがいいんでしょうね。


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