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2009年10月 5日 (月)

どうなる星野村 見えぬ過疎法の行方  乙四郎語録

元官僚竹橋乙四郎のひとりごと

(裏話的表話)

今朝(きのう)の西日本新聞のトップ。
東京報道部の池田記者の署名記事。
「見えぬ過疎法の行方」「民主沈黙 地方不安」という見出しです。
誰も書かなければいずれ書いてやろう、と思っていた論点が書いてあり、西日本新聞を少し見直しました。
過疎法については詳しくありませんが、要は、過疎地に手厚い財政支援を行う「時限立法」が失効しそうだということです。
時限立法はたくさんあり、何の対処もしなければ期限切れを迎え、自動的に法の効力がなくなります。たとえばインド洋の給油もガソリンの暫定税率も時限立法です。
これまでは官僚たちが失効しそうな時限立法を何かと気にかけて周到な事前準備を行っていたのですが、今は身動きがとれず、政権からの「指示待ち」でいるしかないとか。
記事によると、
>原口総務相も記者会見で「政府を挙げて取り組んでいきたい」と意欲を示したが、総務省過疎対策室は「法制定に向けた指示がなく、まだ分からない」としており、新法制定に向けた動きは今のところない。
とのこと。口先の意欲だけでは動けない。
過疎法失効後の具体的な記述はマニフェストにないので、過疎法の優先度は低いかも。
霞ヶ関のいたるところが同様に手足を縛られていると思われ、過疎法に限らず、次々に期限切れを迎える時限立法が消えてゆくおそれがあります。

▼かささぎの独り言

自分もきのう朝刊を開いたとき、星野村のことが書かれていたのと、紙面の取り方がいかにも最後になんとか詰め込みましたというような切迫した感じだったので、まっさきによみました。民主党はとりあえず削れるところを二兆円分削った。とあっさりと一言で片付けたけど、それは本当は数の論理で片付けたってことだったのかもしれない、過疎法もその削られたなかに入っていたのではとふと不安がよぎります。だけども、だれの記事かまでは気にもとめませんでした。
乙四郎がつけてくれてた池田記者という姓になにかが反応。
待てよ。と思って、「水上源蔵という名の言霊http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_2313.html」を呼び出して確かめると、ああ!この記者は小郡支局におられた記者と同一人物ではありませんか。ものごとの本質をちゃんと見抜ける目をもった人であります。

紙面から記者がことばにこめた沢山の思いが立ち上がってきます。

乙四郎が書いてくれたこの記事で、「時限立法」のことも初めて知りました。

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コメント

新過疎法の制定については野田代議士が頑張ってくれると思います。
八女市の合併の「命綱」であるという認識でした。

平成19年第7回八女市議会(11月臨時会)会議録
(松崎辰義君)
 それから、合併の状況ですが、さきの6月議会の中で市長は懸念材料として幾つか上げられております。これは私も当然のことだと思いますし、特に今度の合併というのは立花町以外は過疎地域指定市町村であります。それから、立花町を含め、すべての2町2村が特定農山村地域であり、辺地所在市町村ということになっておりますから、非常に福岡県内でも厳しい合併、また、県内でも異質というか、先ほど言いましたように非常に厳しい合併だろうと思います。
 ですから、さきの6月議会に言われた市長のいわゆる懸念材料といいますか、問題とされている部分に、特に限界集落と言われる地域への交通移動手段の確保や集落の維持対策、それから無医地区ですね、医療がない無医地区解消を初めとする保健医療体制の整備、さらには学校施設などの統廃合、現在建設中及び合併成就前後に完成する予定の新たな公共施設及び既存の公共施設の維持管理、さらには高齢化の進行による扶助費、医療費の増加、これらのことを新たな財政需要が見込まれるということで、懸念される問題として上げられております。やっぱりどうこれらを払拭していくかが今度の合併の大きなかぎになるのではないかということで、私もさきの全協の中でこういうものをやはり払拭していく必要があろうと申し上げたところですけれども、この点、払拭するための努力というものをどうされてこられたのかお願いします。
市長(野田国義君)
 これまでも私は再三述べてまいりましたように、昭和の大合併におきましては右肩上がりの日本経済が続くということでございまして、非常にバラ色の合併であったかと思っております。しかしながら、この平成の大合併を見てみますと、どこの市町村、全国の市町村だと思いますけれども、バラ色とは言えない、本当に生き残りをかけた合併であるということが言えるのではなかろうかと思っております。
 それで、当然懸念といたしましては、今、松崎議員が再度述べていただきましたように、非常に財政的にも厳しい地域を抱えておるということで、いろいろな諸条件を見ても大変厳しい町村であるということは間違いない、否めない事実であろうと私も認識をしておるところでございます。
 それで、じゃ今後はどうしていかなくちゃいけないかと申しますと、今まで過疎債ということでいろいろな事業が展開をされてきたということも事実でありますので、本当にちゃんと地域住民が望んでいる事業なのか、そういうものをセレクトしてやっていかなくちゃいけないということであろうし、また国、あるいは県の支援なしにはやっていけない、これまでも多くのそういった支援があったからこそ、そういった小さな町、村の自治体は運営ができておったということでありますので、そのあたりのところも、県知事なり、この間からお願いに行ったということでありますし、また過疎債におきましても、この間からも私は国のほうにお願いをしたところでもありますけれども、当然また新過疎法をつくっていただいて、今、都市と地方の格差ということもクローズアップされておりますので、そういった財政力の低い町や村に対しての、また、そういったふるさとを守るという観点からも、しっかりとした支援をお願いしたい。そしてまた、今まで以上のソフトなんかにも活用できる支援策をお願いしていかなくてはいけない。
 方向としては、恐らく新過疎法がまたできるという方向で国のほうも考えておるようでございますので、これは今後そういう地域と八女市が合併していく上では非常に力強い命綱になっていくのではなかろうかと考えているところでございます。

わたしは長いあいだ、過疎債という制度そのものを疑問視してきたひとりです。これまで過疎債に頼りすぎていた山間部の首長の責務を問いたいくらいです。過疎債は借金でありますが、過疎債で活用度の少ない施設をばんばん建てたことを手柄であるかのような発言をされた首長もおられました。たとえ建設費は過疎債でまかなえたとしても、建設後の維持管理費はただではありません。本当に住民にとって必要な箱物であるのが十分な吟味もなく、返済額が交付税でまかなってもらえるからと安易につくった箱物のいかに多いことか。

過疎法の時限立法。
わたしは当然、このような日がくるべきであると思います。

補足します。
山間部への財政的支援が不要であるという考えではありません。格差是正という面では、手厚いてこ入れを願っています。無医村対策、介護保険事業者の撤退など、福祉や教育の面では都市部との格差が大きすぎて、国民として当然受けるられるべきサービスが受けられませんから。ただ、むやみにはコモをつくって後人にツケ、マイナスの財産を残したことについては、猛省を促したい。という意見です。

本来、時限立法というのは、投資を短期集中して目的を達成するものなので、期限が来たら終了するのが筋ですね。
しかし、実際は延長に延長を重ねて50年なんてのもザラ。最初から延長を織り込み済みで法を作っている節もあります。
時限立法には議員立法(政府=官僚が作成して提案するのではなく、国会議員が提案する法案)が多いようです。官僚作成のものと違って、制度間調整が未然のまま、すなわちいくばくかの制度矛盾を抱えたまま提案されることが多いので、期間限定の法にするから多少の制度矛盾は許してくだされ、という体裁で国会審議に諮られるというわけです。
法の名称も「特別措置法」みたいなのが一般的で、特別の措置なんだから法の下の平等なんて固いこと言わないでよ、の世界。

ついに一線を越えてしまいました。
次の記事(要約)ですが、客観的に状況説明しただけの記事でした。

・鳩山政権の「政治主導」推進のため、同党政策調査会(政調)職員約20人を非常勤の国家公務員で採用し、各府省の政策会議スタッフや政務三役の補佐役として用いる意向
・政府は、月内に召集予定の臨時国会前に採用する方針
・民主党は「政策一元化」実現に向けて党政調を廃止し、政調職員が居場所を失っていた
・採用する政調職員は内閣官房の「専門調査員」とし、国家公務員と同様の守秘義務を課す。その上で、閣僚らの求めに応じて各府省に派遣する方針

どこが問題かというと、非常勤とはいえ、職を失った政党職員の縁故採用にほかならないということ。
そして、国家公務員の「不偏不党」の原則を破っていること。
常勤・非常勤を問わず、国家公務員は政治的行為が禁止されています。
たまたま個人の思想信条が特定政党に偏っている人が国家公務員になることは、その個人が立場をわきまえれば問題ないのでしょうが、特定政党に偏っていることを前提として、組織的に国家公務員になるなんてことはどうでしょう。
マスコミさん、黙っているのでしょうか?

おおお、そうか。これにはそんな問題点がかくれていたのね。
一般国民は気づかないことですよ、これ。
ふ~ん。なんで、マスコミが叩かないのだろう。

母子加算について、他のブログで、毎日新聞記事を引用して疑問を呈しているのがありました。
記事引用箇所は次のところです。記事は当事者コメントを載せただけで、疑問は呈していません。

生存権訴訟:母子加算広島訴訟(10月1日毎日新聞)
「高校3年生の娘とは母子加算が復活すれば、貯蓄して旅行に行こうと話していた」と期待は膨らむ。

こういうのよむとかささぎはどうもむかむかします。
なにかはきちがえていませんか、といいたいです。
でも、今日が誕生日のどらむすこ(みやま市の有名大学へ行っている)は、おかあさんは人間ができとらん、そんなことはほっとけばいい、そのひとたちのこころの問題だからといいます。
だけど私はやはりとってもいやな気分になる。
ボランティアでもなんでも、過剰な善意は悪意とおなじ、罪作りです。自立心を奪い、無気力な人を生み出します。なんという幼稚な政治でありましょうか。

国家公務員の服務宣誓(国家公務員法97条に基づく「職員の服務の宣誓に関する政令」に定められた宣誓の様式)
「私は、国民全体の奉仕者として公共の利益のために勤務すべき責務を深く自覚し、日本国憲法を遵守し、並びに法令及び上司の職務上の命令に従い、不偏不党かつ公正に職務の遂行に当たることをかたく誓います。」
乙も採用の時に、かたく誓い(誓わされ?)ました。

フランクリン・ルーズベルトが世界恐慌対策(ニューディール政策)として行ったこと・・・・・・32個の多目的ダムの建設
民主党が財政対策として行おうとしていること・・・・・・ダムの建設中止

この対比も、どのマスコミも書きませんよね。

フランクリン・ルーズベルトが世界恐慌対策(ニューディール政策)として行ったこと・・・・・・32個の多目的ダムの建設
民主党が財政対策として行おうとしていること・・・・・・ダムの建設中止

この対比も、どのマスコミも書きませんよね。

ダム建設中止。どうにも、解せません。
ダム建設=無駄遣い  の図式ができてるように思えて。もちろん、中止ではなく、凍結ってことばですけど。凍結することでおこりうるデメリットも検証済みなのでしょうか。

それともうひとつ。最近の気候現象、おかしいじゃないですか。雨が極端に多かったり少なかったり。水の確保。水の管理。ダムなしでどうやってするんだろう。凍結するダムの選出基準を報道してほしい。


それより、きょうのサプライズは、ノーベル平和賞を受賞したオバマさんのこと。まだ就任したばかりで、実績がないのになぜ彼が受賞するのかがわからない。これからのことに期待しての受賞?これも、解せん。オバマさん、すごいプレッシャーでしょうねえ。

特定多目的ダム法第4条4項:国土交通大臣は、基本計画を作成し、変更し、又は廃止しようとするときは、あらかじめ、関係行政機関の長に協議するとともに、関係都道府県知事および基本計画に定められるべき、又は定められたダム使用権の設定予定者の意見をきかなければならない。この場合、関係都道府県知事は、意見を述べようとするときは、当該都道府県の議会の議決を経なければならない。

産経新聞「大臣は法令を十分理解されているのだろうか」
   ↓

オバマさんの核廃絶について、先月合ったニューヨークのNさんはこんな風に言いよんなさったぞよ。
今アメリカ全体の空気としては、テロリストにアメリカ全土がなくなるくらいの核を落とされかねないと思ってる人が多いそうじゃ。
それをどぎゃんかせんといかんアメリカは、アフガンに増兵して、パキスタンの核兵器がテロリストに渡ることを防ぎたい。
こんな状況じゃ核兵器をなくすなんぞ出来るだんじゃない、だーかーら、宣言なっとしとかんといかん
、この恐怖から逃れるためには、核兵器廃絶が理想ちゅうことのようじゃよ。

現実はどうであれ、宣言しとかんこつにはどうにもならん。

へえ。そうなのでございますか。

今日は広島長崎が次の次オリンピック開催地に名乗りを挙げたとのニュースが流れました。連句的でよかったよね。間髪をいれずってかんじでした。
東京はもういいです。広島長崎などの地方がいい。核廃絶でもりあがっているときだし元気がでます。もし落選になっても、そのあいだじゅう夢がみれるし、メッセージも発信し続けられる。これ、とってもいい発想ですよね。

広島と長崎が合同でオリンピックの開催地の名乗りをあげたこと。ほんとうにタイムリーでしたよ。オバマさんの平和賞受賞よりずっとメッセージ性が濃い。広島市長の流暢な英語力。おみそれしました。人口20000人足らずのH町の首長とは随分ちがうわねえ。

1月29日衆院本会議代表質問での鳩山発言「(定額給付金は)悪質な選挙買収」
この発言への大島国対委員長(自民)記者会見「公選法違反だと断定するなら根拠を示して訴えればいい」
この反論への鳩山記者会見で「逃げるつもりはない。自民党の中にも『選挙の前にやらなければ意味がない』という発言がある」

本日の平野官房長官記者会見記事
子ども手当に関しては「6月後半にはできる準備をしないといけない」と述べ、来年夏の参院選前に支給を開始したいとの意向を示した。

やはり悪質な選挙買収かも。

しつこいけど、母子加算の復活について

復活予算は生活保護費から支出されるので、当然、生活保護予算が増えます。
生活保護費は法定負担割合が、国75%、自治体25%と定められているので、自治体も予算を確保しなければなりません。
自治体も補正予算を議会へ提出しなければなりません。
すぐにでも復活させるとの報道で自治体は困惑しており、厚生労働省へ問い合わせたところ、担当者は「制度設計をどうするか、私も知らされてない」という返事だったとか。

はい~?
全体のさいふの中身がどうなっているのか、ちゃんと払えるかどうかもわからないのに、空手形をたくさん切っているのですか。あきれた!なぜだれも書かないのだ!!
はっきりいって大臣はじぶんでもなにをしたいのかわからなくなっているのではないでしょうか。国民のほんとの声もわからないのではないかな。選挙で勝ったってことは民主党の約束が全面的に肯定された支持されたというのとは違うと思う。
それは一時の気の迷いであって、ほんとの声は国民自身にもまだ隠されている。というのも、まさにかささぎがそうですが、表層的な欲望、目先の欲に動かされる視点だけはいつだって健在ですが、平常心の低い視点、現実的で冷静な判断力でもって今起きていることをみる視力は、ある程度天気が曇ってこないと働かないからです。
日本の国民は教育力も高いし、ばかではない。
なのになぜ、このような暴挙ともいえる「福祉のおしつけ」を口あんぐりしながらも容認せざるをえないのでしょうか。尻拭いはだれにさせるつもりでしょう。そりゃあ、国民が選んだのだから、ばかをみるのは国民だ。その通りです。
じっさいに医療現場にいますと毎日みえます、保護の被保険者のかたがたが。書いてはいけないから書きませんが、かささぎよりもずいぶん豊かです。若い人たちが保護してもらったばっかりに一番大事なものを奪われてゆくのをみているのはそぞろかなしい。それは、自分の足でたつ「誇り」である。

連句的にかささぎは書いてしまいますが、(そしてこれはたぶん平和主義者竹橋乙四郎とはまったく別の考えかたですが)、憲法九条がまさにそうでしたよ。保護されて与えられて現実をみる力をなくされて、自分の足でたつ誇りを奪われてしまう。
ありがたいのではあるのですが、ときにとても民族としての誇りを傷つける。それはなぜかというと、きれいなうそがかかれているからです。

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