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2009年10月15日 (木)

みやま「食の祭典」とありあけ連句興行のご案内 

保健医療経営大学の広大なグランドでみやま市の食のおまつりがあります。

地元企業のタカ食品ー学校給食でのいちごジャムで有名です。かつてイチゴ農家だったわが家でもその昔シーズンになるとここへジャム用の豊の香いちごを出荷していました。ゆえにとーってもなつかしいーのジャムづくり体験とか、マルヱ醤油の味噌づくり体験とか、瀬高でもっとも名高い高菜漬けをつかった料理ですとか、このブログでもいつぞや出てきた「いげのはまんじゅう」作り、みかん狩り体験、うどん打ち体験、そしてみやまの味の「てんこもりバイキング」などなど盛り沢山です。
どうぞご家族そろってピクニック気分でお出かけくださいませ。
なお、たべたあとはからだを整えるフィットネスクラブも大学のジムに一日限りのオープン。
さすが保健医療経営大学ですね。
写真のポスターはクリックで大きくなります。(鮮明でなくてごめんなさい)。

※体験メニュー(うどん打ち・みやまてんこ盛りバイキング・こんにゃくづくり・、みそづくり・ジャムづくり・みかん狩り)は、予約受付中でございます。
第一回みやま「食の祭典」実行委員会事務局:
0944-64-1504 (みやま市役所企画調整課)

さて当日は大学祭も催されますが、連句会亜の会では教室をお借りして第三回ありあけ連句興行を催させていただきます。(連衆のなかに同大学の理事長と生徒がふたりいることの縁に深く感謝いたします。)

室町の雅(みやび)への誘(いざな)い - 連句興行

連句とは俳諧の伝統的な一形式(俳諧連歌)です。和歌の連歌から分岐して遊戯性を高めた集団文芸で、五七五の句の後に七七の句を交互に付けていきます。古来からの「式目」(ルール)に従って句を付けてゆくところに知的な遊戯性があり、連句の醍醐味となっています。
室町時代の山崎宗鑑(1465-1553)、荒木田守武(1473-1549)が俳諧の祖です。荒木田守武は伊勢内宮の長官でもあったことから、俳諧は伊勢のセレブの嗜みでした。九州では戦国武将の橋爪鑑実(1535-1588)が1571年に俳諧興行を行った記録があります。松尾芭蕉(1644-1694)以降、冒頭の発句(五七五)のみを鑑賞するなど発句の独立性が高まり、俳句の源流となりました。
今回の連句興行は、筑後の連句結社「亜の会」が、式目の解説を加えながら、三十六句の「歌仙」を巻く予定です。見学に徹されてもよし、飛び入りで句を付けられてもよし、室町の雅の世界にどっぷりと浸かっていただきたく思います。

俳句や短歌や詩などがすきな方はぜひ覗いていかれませんか。
ことばを五七五と七七の韻律にのせ、自然の深い哲理にふれ、また人生の機微にふれ、ときに笑いながらときに苦吟しながら、どこをとっても「今現在」という巻物時間のやさしい流れに身をゆだねます。
ぜひあなたの一句をだしていただきたいと思います。
俳人のかた、川柳家のかた、歌人の方、詩人の方。
またちっともそういった文芸に関心も興味もない理系のあなた。
そういう人がじつは一番向いている。
どうぞどうぞ。きたれきたれ。笑
連句はたくさんのきまりがございますが、ちーっともむずかしくはありません。
たった一つです。
「前句のこころを受けて自分の句をつけ、前前句から転じる。」

これだけです。つけて、転じる。それだけのことであります。

※過去のありあけ連句興行の作品をつけておきます。(クリックで出ます)。

第一回http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-819c.html 

第二回http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-2.html

「31文字倉庫」の案内状、リンクしておきます。
http://tanka-souko.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-8c7d.html

「こんにゃくばかりのこる名月     芭蕉」

整骨院の先生がこんな話を患者さんとしておられた。
「ひいじいさんが骨継ぎの名人で、ずいぶん遠方からも尋ねて見えたらしい。
むかしは何も道具がなかったんで、いまで言うホットパックみたいなかんじで、こんにゃくをゆがいて熱くしたのを患部にあてがっていました。」
へーえ。
ってことは、この句はそういう付けだったんだ。
前句は、

「よもすがら尼の持病を押へける   野坡」

ついでのことに、炭俵のこの巻きからその句のあたりを拾ってみました。
本当にすばらしい。以下、初折裏1からの12句。

御頭へ菊もらはるゝめいわくさ  野坡 (秋・恋前)
 娘を堅う人にあはせぬ  芭蕉  (恋)
奈良がよひおなじつらなる細基手  野坡(恋離れ)
 ことしは雨のふらぬ六月  芭蕉 (夏)
預けたるみそとりにやる向河岸  野坡(雑)
 ひたといひ出すお袋の事  芭蕉 (雑)
終宵(夜もすがら)尼の持病を押へける  野坡(雑・釈教)
 こんにやくばかりのこる名月  芭蕉(秋・月)
はつ雁に乗懸下地敷て見る  野坡(秋)
 露を相手に居合ひとぬき  芭蕉(秋*)
町衆のつらりと酔て花の陰  野坡(春・しおりの花の座)
 門(かど)で押るゝ壬生の念仏  芭蕉(春)

おかしらへ菊もらわるるめいわくさ。
菊は実際の菊でありつつ、むすめごの名前でもあるわけで、ということは初折りに入ってすぐ恋前句を出しています。
それをうけた芭蕉の
「娘をかとう人にあわせぬ」ってにくいよこんちくしょうってな付句、ほんまに芭蕉は恋がお上手です。
背景がぜんぶみえるような。わずか七七音の句なのに。
つぎのやば句の
奈良がよい、「ほそもとで」は零細商人だとわかりますが、なんで奈良?
なじみの面々が奈良へ何かを売りに行く。
前句とあわせてよみますと、硬いおやじさんが丹精こめて育てた箱入り娘を、これとおぼしき仕事仲間の男にさりげなくあわせている様子がうかびます。

ほんっとに連句ってすごい文芸だなあ。
芭蕉ってすばらしい俳諧師だなあ。

*

露は本来秋の季語ですが、芭蕉さばきの座でいくつか露を軸にそれを春の露として転じている付け合いが見受けられます。秋と春の句のあいだに一句の雑句もはさまないで。

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コメント

「過去のありあけ連句興行の作品をつけておきます。」
・・・でないじゃないか!
かささぎ編集者はまったくずさんなんだからいやんなるよ。

でないじゃないか!笑
どこをクリックするのか、探したわよ。

今安東次男の「連句の読み方」をひもといて確認。
安東次男はこんにゃくの句の意味を十分わかっていないってことがわかった。ここは整骨院の先生のよみが正しい。(って先生は読んではいませんが)、ヒントとしてかささぎの前にちょうどふってきました。いやあ、「ほんやくこんにゃく」!

おはようございます
こんにゃく療法は効きますよ。
去年試しました。 たまに今でもやります(私の場合腰痛に)
肩、胃、腹部疾患にもいいかと思います。
じんわり温かくてなかなか冷めません。
お湯で茹でてジップロックの袋でぴっちりと止めると扱いがしやすいです。
これをタオルで包みます。
足の冷える方にもおすすめです。
こんにゃくは数回使えます。  しだいにやせほそってはきますが@@

ご注意

以前お腹痛にこんにゃくを温めて乗せたそうですが、実は盲腸だったので、のせてはいけなかった。(暖めてはいけなかった。)お気の毒に手遅れになり亡くなられました。
こういう事実もふまえておいてね。

ふうん。盲腸って、やっぱり盲点なんだ。

この日の連句見学者二名を確保しました。
まったくの素人ですが、連句ってどんなのか見てみたいと申しますので、見るだけでいいからとだまくらかして、誘いました(笑)。
もちろん、わたしのそばに座らせて一句つくらせるつもりです。よしなによしなに。

ありがとうありがとうべすふれん。
(ちゅらさんのてーまきょくのふしでうたうこと)

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