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2009年10月31日 (土)

地方での医療費の流れについて  乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

本日、仙台で日本医療経営学会が開催されます。

http://www.policy.med.tohoku.ac.jp/JAHA2009/

保健医療経営大学からは、私が「地方都市経済における医療費の意義について」と題した発表を行います。

医療費として流通する資金の地方都市経済へ与えるインパクトについて考察しました。

F県南部の地方都市(M市)について、市民に使われる医療費の総額を、国民医療費統計と人口統計により推計しました。

M市民(人口4万2千人)には年間157億円の医療費が使われていると推計しました。

M市の決算(平成19年度)では、国民健康保険事業特別会計のうち保険給付費が39億円、老人保健事業特別会計のうち医療諸費が60億円、一般会計からの公費負担医療費が7億円支出されていますので、医療機関へ支払われた157億円のうち106億円(約3分の2)は市の会計を経由して支払われたことになります。

106億円の財源構成は、市税11億円(うち一般会計から特別会計への操出金が9億円)、国民健康保険料13億円、県税9億円、国税42億円、支払基金交付金31億円でした。

労働力人口に比して高齢者人口が多い地方都市においては、外部(国庫等)からの歳入が厚く、市民が保険料や税金として拠出した総額よりも多い資金が還流します。

医療機関への支出は、ほとんどストックされずに職員給与や業者への支払いに充当されていますので、医療費の市外流出を留めれば、地域経済刺激効果が期待されます。

重症化抑止可能疾患を市内医療機関でコントロールすることで、医療費を適正化し、かつ、医療費の市内還流で地方都市経済を活性化することができます

「学長のひとりごと」10月31日土曜日

▼かささぎの独り言

八女もそうですが、高齢化率が高い地方都市だと市民が保険料や税金で支払うお金より、国庫や支払基金交付金(って何?よくわからんが)などの外部に支払ってもらうお金がずっと多いと書かれています。率にしますと、えーとぴかぴかに自前のお金3:外部のお金7くらい(かささぎ頭で計算したら)ですか?そんなに依存している?うちら、なんも知らなかった。

「医療機関への支出は、ほとんどストックされずに職員給与や業者への支払いに充当されますので、医療費の市外流出をとどめれば地域経済刺激効果が期待されます」・・・この文章の意味わかりますか。かささぎはさっぱりわからん。ちょっと考えてみよか。
まず、医療機関への支出とは、わたしたちが支払った病院などの医療機関へのお金のことでありましょうか。それとも一旦おさめた税金や保険料などがレセプト請求でおりてくる医療費の支出のことかな。え、どっちもですか。いずれにしろ、それは毎月の職員給与や薬問屋さんに支払う薬代や医療機器リース代とか検査代など業者支払いに右から左へ回されます。・・・ってことなのでしょうね。

つぎの文章、
「医療費の市外流出をとどめれば、地域経済刺激効果が期待される。」

重症になったら、市外の大きな病院や有名な病院へ行くということ。
それはつまり、よそさまのお財布を膨らませることにはなっても、わが町のお財布をあたためることにはならない。だから、「重症化抑止可能疾患を市内の医療機関でコントロールすることで医療費を適正化し、かつ、医療費の市内還流で地方都市経済を活性化することができる
」と、これもむずかしい話よね。
よその町の病院にかからんでもいいように、重症化を予防できるような効率的な体制を整えれば、無駄なお金もいらないし、よそさまのお金も回してもらわなくてもよくなってくる。ってことでしょうか。
さくらさんのお住まいの杉並区では高齢者による高齢者のための健康促進運動(の一環としての各種サークル活動)がさかんだとさくらブログで読みました。
こういう地道なことが医療費削減に結びついていくのですね。

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コメント

借金地獄から最近黒字へ転換したらしい杉並区の施策を身近なところから話したいことがあって、書いていたら先ほどから2度消えてしまいました。
次回再度書きます。

国民の医療費はいくらいくらという時、個人が窓口で実際払う金額+各健康保険から病院へくるお金+足りない分を税金や国庫から補うお金その他・・・でしょうか?
教えてください。

乙さんのレポート読んでると、何でもその地方地方でまかなえる範囲のことが行われて、その地方内でお金が回れば一番良くて、よそから持ってきたもので自転車操業してるとものすごく危ないってことよね。
医療費だけは他で補うことができないので、他から持ってきてでも満遍なくいきわたらないといけないけれど、ごくわずかでもいいからその負担を減らすために何しろ健康で生きとって下さい・・と言うのが杉並区の施策、いやこれは全国版だと思いますが、杉並区の例を次回話したいです。

ところでですが、昨日前田先生初めみなと座の方たちにお合いしました。
句は何にも出てきませんでした。見事に。
「ひめのさんとこじゃ、いい句でてたじゃない?」って言われたので「いえ、あ、あれはぁ・・・姫のさんがぁ・・・」とごまかしました。

でもちょっと規則がわかり、なぜ、楽しいのかがわかったような気がする。

「インターネットはやめなはれ」と言われた。
でもネットに集中するのと同じくらい、集中して言葉さがしをするので、時間のたつのがものすごく早いってことがわかった。
初対面の人と即座に同じ意識で長時間すごせるところはネット仲間と似てる。
3時間半くらいお付き合いして中座しました。
調さんともう少し話をしたかったのに中座して残念。
なぜ調さんがやめに立ち寄られたのかいきさつが聞けなかった。
ルーツ調べをやってる?とかなんとか言われたような。
以上、報告終わり。


乙さんの講演、一般人も聞けるのなら聞きたかったね。(同じ時間とは・・・。昨日の東京はものすごく暑かった)
次回そういうのあったら教えて下さい。

さくらさん、ご報告、ありがとうございました。
いわれましたか、ネットは八女なはれ。笑
私も何度いわれたことか。そのたび、はい。と申し上げるのでしたが、最近は先生もあきらめておられるようで、なにもおっしゃいません。結局やめないので見放されたのかもしれません。
調さんもいらしたのですね。よかった。安心しました。
医療費、杉並区の事例、また書いてくださいませ。
整骨院の先生が患者さんに言い聞かせる話に、こんなのがあります。
「骨を固定している筋肉に毎日いいきかせることで、筋肉がその命令を意識するようになります。すると状態は改善してくる。言い聞かせることはだいじです。」って。
それとおなじことかもしれません。いまはまだ医療費のしくみとかあまりわからずに、ただ病気になれば行きたいとこへ行って直す。それをちょっと視点をかえて、コスト意識と地域への視点をもち、予防に目をむけることで医療費が削減されるのであれば、それはそうしたほうがいいんでしょうね。


さくらさんとしらべさん。
たぶん、気が合われると思いますね。
歴史に詳しいという共通点もあられるでしょう。

そうですか。連句の場に出向かれましたか、さくらさん。
神戸の歌姫、前田宗匠はお変わりなく健在であられたようですね。
なにより、なにより。

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