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2009年9月15日 (火)

政権交代と医療(16)  乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

民主党政策集では勤務医の就業環境の改善策を列挙しています。

○医師の交代勤務制の導入を促進

○勤務医の不払い残業を是正

○当直を夜間勤務に

○大学病院などにおいて無給で働く医局員を常勤雇用に

○医療現場での労働基準法の遵守を徹底

○子育てや介護をしながら勤務する医療従事者のため

院内保育所の整備やオープン化

保育所への優先入所

病児保育の充実

育児支援などを拡充

○国立大学法人付属病院・ナショナルセンター運営費交付金および私学助成金の抜本拡充等により、これら病院の医員の待遇の改善

病院勤務医を労働者として位置づける、ある意味当たり前の主張ばかりです。

労働者として組織的に待遇改善を主張することが下手な医師たちの善意と熱意に甘え、勤務医の実質賃金は、この十数年、据え置かれています。

勤務医の労働を、その専門性や労働時間を正当に評価すれば、現在の数割増し、あるいは数倍の報酬を支払わねばなりません。

上記のどの項目についても、改善には、国公私立病院を問わず、多大なコストを要します。

たとえば最初の項目の「交代勤務制」ひとつをとっても、「主治医制」の利点を損なわずに実現するには医師数をかなり増やさなければなりません。

政権公約通りに、病院の診療報酬を大幅にアップしなければ実現できない項目ばかりです。

最後の項目では政党支持組織色が強い病院を特記して待遇改善を謳っていますが、その他の民間病院の勤務医も等しく過酷な就業環境に晒されています。

(保健医療経営大学「学長のひとりごと」9月15日付記事)

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