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2009年9月24日 (木)

政権交代と医療(25) 乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

旧政権では診療報酬請求書(レセプト)のオンライン請求を完全義務化することを閣議決定していました。

ITの活用は、医療の効率化の手段のひとつです。

しかし、すべての医療機関が同調して新しいシステムに統一した場合と、新旧のシステムが混在している場合とでは、効率化の度合いが格段に異なります。

旧政権が完全義務化を目指したのは、医療の効率化と透明化、平準化を推進したいがためでした。

この目的達成のため、インターネット未導入の医療機関にも頑張っていただくべきではないか。

十分な予告期間を設けたし、インターネットの普及状況からしても、そう無理な目標設定ではないのではないか。

旧政権はそのように考えて完全義務化を決めたのかもしれませんが、その後、完全義務化を契機に診療所を閉じると宣言するところがたくさんでてきました。

医療機関といえども、ITにまったく無縁で医業を行っていたところもあります。

それが過疎地の診療所だったりします。

民主党政策集では、オンライン請求を「完全義務化」から「原則化」に改めています。

オンライン請求の導入は、今日、そう難易度の高い技術ではありません。

導入コストが診療収入に見合うかどうかのレベルの問題であれば、過疎地の診療所などへ何らかの公的助成をすればよいだけのことかもしれません。

過疎地だからといって、医療の透明化や平準化をしなくてもよいということはないはずで、むしろ過疎地なればこそ、平準化が必要ともいえます。

政権交代で完全義務化は遠のきましたが、医療の効率化、透明化、平準化は急がなくてはなりません。

民主党の医療政策のスローガンは、「崖っぷち日本の医療、必ず救う!」です。

『学長のひとりごと』2009 年 9 月 24 日 木曜日付

コメント

総選挙後政権発足前、民主党から厚生労働省へ「子ども手当」の実現要請がなされた際、法案作成のための必須項目を民主党へ問い合わせたのだそうですが、回答がないようです。

・ 恒久的な財源確保の方策をどうするか
・ 手当の目的を法案にどう明記するか
・ 全額国費で賄う根拠をどう整理するか
・ 支給額や対象、所得制限なしの根拠は

大臣着任後は「指示待ち」に徹する構えだそうです。
従来であれば、これらの論点は官僚みずからが知恵を絞っていましたが、今回はお手上げの模様。

こういう情報は、週刊誌やその筋の月刊誌をよく読んでいないとわからない情報でした。それも時間が経過して。

リアルタイムで知ることが出来て、匿名希望元官僚さんの近くからの情報でしょうから、まるっきりうわさではないと思います。

その程度の準備段階で発表している、先に決定ありきなんですね。
ダム工事中止も先に中止発表して現場に行くという段取りだから、すべてまず言っちゃえという方法みたいですね。

今日はダムの建造中止のことで前原さんていう団十郎似大臣のじつに軽いあたまさげをなんどもテレビでみました。
それと、はとやまさんの鬼のくびをとったかのようなアメリカでの25パーセント削減温暖化対策宣言も。経済界から表立って強い非難の声があがらなかったのはなんという抑制力だろうと思ってみていました。前もって頼みこんでいたのかな?
何十年もかかって動いてきたプロジェクトを、関係者へなんのことわりも説明もなく、一夜にして翻す。それは選挙で民主党へいれた国民が望んでいた事になるのでしょうか。地元のことは地元にしかわからない。複雑な利害関係があるだろうし。
眺めているしかない国民は、あんな無責任なことでは決して長続きはすまいとおもえてきて、そぞろ不安になります。しごとがなくなるひとびとのことをおもわずにおれない。交通誘導員の会社に三年近くいたから余計そうおもう。

ふと思う。
住民の多くに2万6千円ずつ配って投票を依頼したら、悪質な選挙違反。
投票してくれたら2万6千円あげるよ、と約束して選挙に臨んだら不問。
どう違うんだろう。
子ども手当は恒常的に毎年5.3兆円かかるそうな。
すべてを消費税で賄うとすれば2%アップが必要。
いくらなんでも、単一施策にかける経費としては大きすぎ。
そのほんの一部でもいいから保育所の充実にまわしてください。
ついこの間まで、保育所の充実を訴えるのに「戦闘機○機分の予算をまわしてくれるだけでいい」と攻撃していたところが、防衛費(4.8兆円)を上回る額をばらまく約束をして選挙に臨みました。
選挙に大勝して当然だと思う。

ここ数日、この手の話題へのコメントを控えておりました。あまりに言いたいことが多すぎて。でも、やっぱ、これだけは言わせて、書かせて。

大判ぶるまいの財源確保は無駄遣いをなくすことでほんなこつ生まれるとですか?

財源確保は、同時にいくつもの手段をとっていかねばならぬと思うとります。ムダな出費を抑えることももちろん重要ですが、同時にあらたな収益を確保することも考慮せねばなりませぬ。公共事業は減る。国内企業への排出ガス規制は重くなる。地球温暖化税まで課税する。これじゃ大手の企業でも、倒産に追い込まれるところが増えるのではないの?
経済を立て直すことは税収入が増えることでもあるわけで、やってることに整合性がまったくといっていいほど、見えない。

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コメント

せいこさん。

今日、っていうかきのうっていうか、は、アメリカで鳩山さんが重要な演説をいくつかなさいましたね。
さっきニュース番組でのそれ(国連演説)をみていたら、鳩山さんのとなりでオバマさんが熱心な顔で鳩山さんの話に耳を傾け、メモをとっている姿が映りました。その前はやはりアメリカの政治家たちが鳩山さんが日本の政策としての温室効果ガス25パーセント削減を提唱したとき、わたたたた・・っていうようなかんじでどよめいた。それほどセンセーショナルなことだったんだ。
国民がこれほどまでに心配するくらい、ええかっこしいだったってことですよね。
国民によびかけたかな、じぶんは世界にこういう提案をするけど、これはおおきな痛みをともなうことだから、死ぬ気で鋭意努力協力をおねがいしたい、と。・・・なにもなかったよね。
さくらさんのいうとおり、はじめに、ことばありき。ですね。
(ときに鳩山さんっていくつだ?団塊の世代だろうね、あの理想肌は。けっして三無主義世代ではない。)

>国民によびかけたかな、じぶんは世界にこういう提>案をするけど、これはおおきな痛みをともなうことだ>から、死ぬ気で鋭意努力協力をおねがいしたい、
>と。・・・なにもなかったよね。

これが国民に付託を受けた、選挙に勝ったということはそういうことじゃないの?

あーそうか。
選挙のときの公約の実現ってことなんですね。

あたらしい政権のことでこどもと話すと17才なりにおもしろいことをいいます。
たとえば高速の無料化。
ああおかあさん。それは今は過渡期だから混乱しているけど、先々完全無料になったら、うそのようにスムーズにいくって。心配要らないよ。(このこのこの)

>これが国民に付託を受けた、選挙に勝ったということはそういうことじゃないの

そうね、これが選挙に勝った、政権をとったってことなのよ。国民が全権委任をしたってことなのね。


ところで、ふたたび、高速道路無料化の話。
相互扶助の精神と受益者負担ってことばがあるでしょう?相互扶助の精神にのっとって、医療保険制度は保たれている。高い国民健康保険料をはらって、一年間無受診の人もいる。でも、人間、死ぬまで一度も病院にお世話にならないひとはいないでしょう。いつかはお世話になる。そのときのために払い続けるわけよ、保険料を、ずっと、文句も言わず。

じゃ、高速道路。無料化にしますよ。赤字の補填は国税でやりますよ。無駄な公共事業を見直せば浮いたお金でカバーができますよ。高速道路を使わない人の税金もがっぱがっぱ投与するからご心配なく。ってことなのね。
高速道路を無料化しますから、国民のみなさんどんどんお使いなさい。二酸化炭素をびゅんびゅん撒き散らしてお使いください。なーに、地球温暖化は心配入りません、地球温暖化税を設けますから。ってことよね。


地球は税金では救えない。
昨年だったか、地球温暖化は国際社会の最緊急課題で、世界レベルいや、宇宙レベルでの課題なんだと聞いた覚えがある。
青少年科学館で天文ボラをやってる後輩が言った。「太陽の寿命は50億か60億年か。その前に地球は消滅するでしょう」「えっ?じゃあ、人間はどこに住むの?」「いや、せーこさん、ご心配なく。地球が消滅する前に人類はとっくに滅亡しますから」

だから、地球のことは心配せんでもいいっちゅうこつったい。

政治というのは無意識のものなんだな。ということも最近わりとおもう。たとえばさっき話した今17のむすこだけど、ちょうどゆとり教育の弊害をまともにこうむって育った世代です。わたしたちが習ったことの半分以下しか学校では教えてもらえなかった。そのとき文部大臣は有馬朗人。ゆとり教育へたどりつくまでの世論というか風潮を記憶しているけど、とことんの思考の末に、とかでは断じてなく、ただなんとなくの現状否定がもたらした逃避型の政策だった。おかげで日本は理数系の学力ががたっと落ちた。

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