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2009年9月18日 (金)

政権交代と医療(19)  乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

長妻昭厚生労働大臣は初閣議後の記者会見で、後期高齢者医療制度を廃止すると明言しました。

民主党マニフェストでも明言してあり、連立三党の合意事項でもあるので当然でしょう。

記者会見では次のような発言でした。

大臣任命から記者会見までの間、官僚は大臣から遠ざけられていましたので、記者会見での発言には官僚サイドの意見は反映されていません。

○年齢で区分して一つの保険制度に入れるのは無理がある

○その時期、手法については現状把握をした上で詳細に制度設計をつくり上げていきたい

混乱を避けるために、現状把握をした上で、時期、手法を考えるというのは当然のことです。

医療現場にとって最も迷惑なのは、制度改革が招く混乱です。

後期高齢者医療制度の発足時も、制度の善し悪しの問題より、現場の混乱がクローズアップされての大ブーイングでした。

ただ、大臣発言が、これから制度設計するというようにも聞こえたので耳を疑いました。

制度設計も未然なままマニフェストに載せるのは、国民の生命に直結する事項であるだけに無責任です。

設計していた制度案にこれから若干の修正を加える、という意であるべきでしょう。

その制度案は、既に、世の中に示されています。

昨年2月に衆議院へ提出された「後期高齢者医療制度を廃止する等医療に係る高齢者の負担の増加を回避する等のための健康保険法等の一部を改正する法律の一部を改正する法律案」(後期高齢者医療制度廃止法案)です。

民主、共産、社民、国民新の4党による共同提案でしたので、連立協議も不要です。

基本的には、この制度案が、そのまま実施されると考えるのが順当でしょう。

この法案は廃案となっていますので現時点では幻ですが、ネット上で拾うことができます。

高齢者医療の未来図を新政権がどのように描いているかを知る手がかりになります。

法案の骨子は、制度を廃止してそれ以前の法体系に戻した上で、窓口自己負担額の軽減措置を追加するものでした。

「学長のひとりごと」9月18日付記事

追記)

新大臣の昨日の記者会見での後期高齢者医療制度廃止についてのコメントです。

「廃止して元に戻し、別の制度にすると混乱が起こる可能性がある」

「めどは早急に付けたいが、まずは現状把握とそれらの検討の結果を見ていきたい」

制度設計が未然であったことが判明しました。

8年ごしの議論の末にできた制度の見直しにこれから着手するというのでは、検討にかなりの時間を要すると思います。

いずれにせよ、拙速は避けてほしいと願っています。

コメント

新厚生労働大臣が、生活保護世帯の母子加算を10月中にも復活させると表明したそうです。
国土交通大臣も早々に二つのダムの中止を表明。
いくらマニフェストで宣言しているとはいえ、少しは関係者の意見を聞いてから判断してほしい。
政権公約は政権公約。民主主義のルールの免罪符ではないはずですが、これからすべてがこの調子でこの国が運営されてゆくのでしょうか。
政治主導=独裁制?

ほんなこつ。
試案と思案の、
その時間くらいとってほしい。
勢いでこの国を運営してもらっては困ります。

早速、母子加算、母子加算と言う言葉が出てきています。
でも一般人で母子加算とはどういうことか知ってる人は少ないのでは?
ここで、乙四郎さんて言う人から伺っていたので良くわかります。
中止が良いこととはどうしても思えません。
こういう風に具体的に凝視して政治を見ることはなかったので面白いです。

ただ官僚にくしの幼稚な一点からの対立劇であるなら、迷惑するのは国民です。
年金問題で攻撃だけをしてきた人がなんでかしらんが、コウロウ省の大臣ポストをゲットして、インスタントの勉強したくらいで、奇跡的なすばらしい制度がにわかに生まれるはずがない。それはどんなかささぎあたまで考えたってすぐわかることです。
おそろしいことがおきようとしているんだな。とあらためてかんじました。
名づけて、砂糖菓子独裁政治。

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コメント

ただ官僚にくしの幼稚な一点からの対立劇であるなら、迷惑するのは国民です。
年金問題で攻撃だけをしてきた人がなんでかしらんが、コウロウ省の大臣ポストをゲットして、インスタントの勉強したくらいで、奇跡的なすばらしい制度がにわかに生まれるはずがない。それはどんなかささぎあたまで考えたってすぐわかることです。
おそろしいことがおきようとしているんだな。とあらためてかんじました。
名づけて、砂糖菓子独裁政治。

官僚と対決すれば人気者になれる、ということを証明したのは第74代厚生大臣。
薬害エイズ関連ファイル暴露の功績。
新政権は、何かとこのスタイルを踏襲しようとしているように思える。
社長が社員をボロくそにけなして拍手喝采。
責任は社員にあっても、組織責任は社長が負うのが世間の常識なので、褒められて得意がるようでは社長としての自覚に乏しい。
社員攻撃以外に、在任中に社長として行った業績を褒めてあげたいが、他の大臣と比較して、これといったものはない。
あった。
基礎年金番号制度の導入は、この大臣の業績。
新制度導入時には政策効果が出ているか否かを丁寧にフォローするべきだが、なぜか年金記録が消えていることにすら気付かなかった。
官僚の責任だが、大臣責任は免れない。
官僚が悪い、と主張するが、自分の責任だったという自覚がいまだにない。
もうひとつあった。
国保、介護保険の保険料の年金からの天引き。
後期高齢者医療制度の保険料の年金天引きを批判して天下を取った政党の人です。
失策がひとつ。
O-157対応でカイワレ風評被害。
カイワレ業者らによる損害賠償請求訴訟に敗訴したが、「裁判官の判断は疑問」と反論した。
情報が不確かな時に、鬼の首を取ったように「カイワレが犯人だ!」と得意げに発表するような勇み足では負けるでしょう。

最近のこの人たちの暴走に腹立ちモードです。
目覚めよ!日本国民!

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