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2009年9月19日 (土)

政権交代と医療(20)  乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

民主党政策集には救急業務体制の整備について次のような言及があります。

○救急業務を市町村から原則的に都道府県に移管

○救急本部に救急医療の専門的知識・経験がある医師を24時間体制で配置

○救急本部は、通報内容から患者の緊急度・重症度を判断

軽症の場合は医療機関の紹介等

重症の場合は救急車や消防防災ヘリ、ドクターカー・ドクターヘリ等、最適な搬送手段により医療機関に搬送

○ドクターカーをすべての救命救急センターに配置

○消防防災ヘリをドクターヘリとしても活用できるよう高規格化し、救急本部ごとにドクターヘリ配備

○救急救命士の職能拡大

救急救命士も簡易な血糖値の測定ができるよう体制の整備

これまで消防と救急は(広域)市町村単位で一体的に行われてきましたが、これを分離するというものです。

確かに市町村単位で24時間体制で医師を配置することは困難なので、都道府県単位で体制整備をするという着想になるのでしょうが、救急医療の専門医は人材難ですので、貴重な人材を救命救急センターから引き抜くような制度設計は好ましくありません。

市町村単位で培われてきた救急車の運用ノウハウには誇るべきものがあり、時間との闘いが決め手の業務ゆえ、小地域ごとに臨機に運用されている利点には捨てがたいものがあります。

業務主管が分離したからといって、119番で浸透している電話番号を変えるとなれば、大混乱です。

政権政策集に明記してある事項ですのでこの方向で制度改革がなされるのでしょうが、生命にかかわる改革については、慎重に慎重を重ねて取り組んでいただきたく思います。

保健医療経営大学ホームページ:http://www.healthcare-m.ac.jp/

「学長のひとりごと」9月20日付記事

コメント

官僚と対決すれば人気者になれる、ということを証明したのは第74代厚生大臣。
薬害エイズ関連ファイル暴露の功績。
新政権は、何かとこのスタイルを踏襲しようとしているように思える。
社長が社員をボロくそにけなして拍手喝采。
責任は社員にあっても、組織責任は社長が負うのが世間の常識なので、褒められて得意がるようでは社長としての自覚に乏しい。
社員攻撃以外に、在任中に社長として行った業績を褒めてあげたいが、他の大臣と比較して、これといったものはない。
あった。
基礎年金番号制度の導入は、この大臣の業績。
新制度導入時には政策効果が出ているか否かを丁寧にフォローするべきだが、なぜか年金記録が消えていることにすら気付かなかった。
官僚の責任だが、大臣責任は免れない。
官僚が悪い、と主張するが、自分の責任だったという自覚がいまだにない。
もうひとつあった。
国保、介護保険の保険料の年金からの天引き。
後期高齢者医療制度の保険料の年金天引きを批判して天下を取った政党の人です。
失策がひとつ。
O-157対応でカイワレ風評被害。
カイワレ業者らによる損害賠償請求訴訟に敗訴したが、「裁判官の判断は疑問」と反論した。
情報が不確かな時に、鬼の首を取ったように「カイワレが犯人だ!」と得意げに発表するような勇み足では負けるでしょう。

最近のこの人たちの暴走に腹立ちモードです。
目覚めよ!日本国民!

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コメント

(舞台裏)
憲法(第41条)に「国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である」とあり、国会答弁はそこらの茶飲み話とは違って、発言の重みが違います。
多くの大臣が、国会で官僚が作った答弁を棒読みしているのは、そのせい。
国民の多くは、国会は論戦の場なのだから、原稿なしで丁々発止、大臣の言葉で答弁すべきだ、と思っていますが、それは国政運営上、とても危なっかしいことです。
国会はショーではないので、質問も答弁も出たとこ勝負、みたいな見世物興行であってはならないのです。
大臣が発言したことは、たとえ間違いだとしても責任者の公式発言とみなされます。
一言一句に責任ある発言をするためには周到な準備作業が必要です。
質問する議員は、質問事項を前日までに通告することになっています。
たいてい、前日の夜に質問が出揃いますので、担当部局に割り振って、答弁作りを行います。
深夜、答弁案が出来上がったら、既存の法体系と抵触しないか精査し、他省庁に影響が及びそうな場合は、省庁間協議を行い、答弁案を修正します。
法体系への影響がある場合は、内閣法制局の了解を得ることが必要です。
予算に影響が及ぶ答弁の場合は、財務省の了解が必要です。
こうして、ひとつの大臣答弁を作るのに、深夜の霞ヶ関では数十~数百人の官僚が走り回っています。
こうやって作られた官僚作成の答弁書を無視して、当日、アドリブで自分の考えを披露してしまう大臣がいます。
答弁の直後、他省庁や内閣法制局や財務省から呼び付けられ、官僚たちは平謝りです。
ええかっこしいの大臣の任期中は行政施策に矛盾が重なってゆきます。
新政権は脱官僚依存ということですので、責任ある答弁を大臣自身が行わなければなりません。
国会中継が見ものです。
あ、ショーではなかった。

責任があるから答弁のいちごいちごがおもいのほか重いってわけですね。
たしかにみものです。
ほんとになんだかとってもおもしろくなってきた。
政治家のかおつきが以前とまるでちがってきたのがわかります。
おかげでみどころがよくわかります。ありがとう。

国会での発言とはそういうものなんですね。よくわかりました。
議員さんの発言にいよいよ興味がわきます。

マスコミでよく聞かれる言葉に「もっと議論を、もっと慎重に議論をしてから・・・」などというのがあります。
この議論をというのは、国会であーでもない、こうでもないと出たとこ勝負もありで国民の前で議論することかと思っていました。
じゃ、どこで議論を時間をかけてすればいいのでしょう。
事前に官僚の人達が組み上げる答弁のなかには世論ということも織り込みずみでなければなりませんよね。

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