無料ブログはココログ

« 少年 | トップページ | モロヘイヤとブルーベリー »

2009年9月 2日 (水)

政権交代と医療  乙四郎元官僚語録

政権交代と医療(3)

 保健医療経営大学学長  橋爪 章

「国会」は日本国憲法の第41条から第64条に、「内閣」は第65条から第75条に規定されています。

国会の役割は、法律案、予算、条約承認の審議と表決、国政に関する調査、裁判官の裁判です。

内閣の役割は、行政権の行使、議案の国会提出、一般国務及び外交関係についての国会報告、行政各部の指揮監督です。

法律の執行、外交関係の処理、条約の締結、官吏に関する事務の掌理、予算の作成と国会提出、政令の制定、大赦・特赦・減刑・刑の執行の免除及び復権の決定なども内閣の役割です。

これらの役割のうち、国(内政)を動かす大きな武器は、法律と予算です。

政権党は、これらの武器を手中に収めることになります。

国会が召集されたら、さっそくこれらの武器を行使することができます。

予算は、来年度予算案の審議を待たずとも、本年度補正予算案を編成して国会提出することができます。
民主党は、現政権下で成立した13兆9000億円の本年度第1次補正予算の執行を停止して不要な事業を廃止し、浮いた財源を2次補正と10年度予算へ振り向ける方針です。

さっそく、第2次補正予算案の項目が報道されはじめています。

たとえば民主党マニフェストで宣言されている「母子加算の復活」です。

一人親の生活保護世帯に対する手当について、母子加算が本年3月末に廃止され、就労支援制度(就労者あるいは職業訓練を受けている者への手当)に振り替わっています。

母子加算廃止の影響を受けた約10万世帯が対象で、10月からの半年で90億円の財源を必要としますが、第1次補正予算の組み替えや予備費で捻出できないほどの額ではありません。

高速道路無料化や後期高齢者医療制度の廃止に比べれば、マニフェスト実現は容易でしょう。

なぜ現政権は、選挙の年に、10万世帯もの票を失いかねないような施策を実施したのでしょうか。

第1次補正予算では、ひとり親家庭への支援強化のための「安心こども基金」が創設(500億円)されていますので、財源をケチることが目的ではなさそうです。

公明党厚生労働部会長の桝屋敬悟衆院議員が廃止の理由を丁寧に述べています。

http://www.iwoman-net.com/qa/masuya-boshikasan20090618.html

母子加算が復活するということは、ここに述べてある理由が全否定されるということになりますが、民意は理屈に勝るというのも民主主義社会を動かす確固たるルールですので、マニフェストの誠意ある実現に邁進してほしく思います。

理由はともあれ、10万世帯の生活は楽になります。

保健医療経営大学学長ブログ:九月二日付記事
http://www.healthcare-m.ac.jp/app/gm/archives/1056

コメント

財務大臣になって予算をつくろう!
   ↓

乙さんに聞きたいことがあります。
民主党は脱官僚支配をマニフェストに掲げておられますが、これって可能なの?
末端国民には想像しがたいほどの膨大な量であろうと思われる「各省庁の調整」という業務。
はたして、大臣が掌握できるものでありましょうか。

なんだなんだ、結構みんな同じようなこと考えてたんですね。

なんかさ、昔、年寄りをリヤカーに乗せて選挙へ連れて行ってた風景が焼きついていて、子供ごころに選挙は絶対行くものと思っていました。
かささぎさんの両親もそうなんだろうと思います。
しかし、誰に入れたか絶対言っちゃいけないという風潮もあった。
これおかしいね。
これはたぶん特高警察時代のなごりだと思う。

政治には結構関心あり、しっかり人物で選んでいます。
男は大体顔みりゃわかるってことで選ぶ場合もある。
今回人物で選べない状況にあたし怒ったのです。
これじゃ、あっちへどどーっと、こっちへどどーっとなりそうな気配ですね。
人物で選びたいので、同じ党の人が何人も居たほうが良かった。
1か0で選ぶのは日本人の精神になじまないはず。

日本人は行き着くところまで行かないと生まれ代われない、全滅しても思いとどまることなく突き進み、俺たちが死ぬことでしか日本は再生できない、その捨石になろうじゃないかと、そこに死生観を見出して死んでいった大和乗組員の言葉がよみがえり、今日本は、二度目の焼け野原になりつつあるんじゃないかとさえ思っています。
乙さんの情報のようなことが事前にわかっていれば・・・また違ってくると思うけど、都合の悪いマニフェストは出さないであおるマスコミ、戦時中とどこが違うのですか。

負けた自民党員の大物(私はかってた人物)のこと、なんで今回又選挙にでたのだろう、よく出てこれたわね・・・なんて言った女性コメンティターを私は許さない。
出るも出ないも自由、政治家には政治家の生き方あるんだよ。政治家で生きてるんだもの。
そのへん、かささぎさんのこがまこと評と同じきもち。

seikoさんの乙さんへの質問、私も是非知りたいです。
最近ブログずーっと読んでいます。


>今日本は、二度目の焼け野原になりつつあるんじゃないかとさえ思っています。

どどど~っと同じ方向へつきすすむその危険性も含めて、さくらさんのお気持ちこれで、よくわかりました。
さくらさんって、筋金入りですよね。
いやいや、変な意味でなく、どういうのでしょうか、ものの考え方捉え方にきちんとそれも太い大きな筋が通ってる。さくらさんの年代ってみなさんそうなのでしょうか。社会情勢を自分のものさしできちんと捉えられていることに脱帽します。のほほんと生きてる、ノホホン族の自分がなさけない。

 

« 少年 | トップページ | モロヘイヤとブルーベリー »

コメント

>はたして、大臣が掌握できるものでありましょうか。

「大臣」というのはポストの名称で、個人の能力如何を問わず、省庁を代表した最高責任者です。
大臣自身が大臣としての職責を果たすのが理想ですが、個人の能力で大臣の重責を全うできるようなスーパーマンはいるはずがなく、大臣をとりまく補佐者集団の総合力が、その大臣の力量ということになります。
補佐者集団というのが、官僚です。
大臣の個人的資質があまりに頼りないと、ほぼ100%、官僚の言うなりに大臣が動くことになります。
これが、いわゆる官僚主導、官僚支配です。
官僚の言うなり大臣を無能呼ばわりする人もいますが、自分の能力のなさを自覚して官僚の言うことに謙虚に耳を傾ける大臣を無能であるとは思いません。
官僚が上げてきた起案書を、ろくに話も聞かずにゴミ箱へ投げ捨てた大臣がいましたが、このような大臣のほうが無能だと思います。この元大臣の所属政党が、今回、政権をとりました。
官僚主導は、制度上のものではなく、結果論だと思います。
制度上は、国会議員であるところの大臣、副大臣、政務官に各省庁の主導権限が与えられていますので、力量があれば政治主導となるはずです。
脱官僚、政治主導を唱える以上は、官僚と渡り合えるくらいの勉強が必要です。
行政の仕組みを勉強したような形跡もない新人議員を大量に抱えた政党が、官僚の力を借りずに行政権を掌握することができるとは思いませんが、圧倒的多数の国民が「官僚主導から政治主導へ」のスローガンに賛同している事実は受け入れなければなりません。
世の中の期待が失われゆく職は、職としての魅力も失われます。
将来有望とされていた中堅官僚が続々と退官しています。
彼らの退官は老練な政治家の落選よりも国家にとって損失かもしれませんが、報道されることもなく、霞ヶ関は崩壊への道を歩んでいます。
政治主導は民主主義社会が目指すべき理想だと思いますが、政治主導の意味をはき違えると、日本は崩壊します。
学長が、明日のブログに、国務大臣の地位に関する重大な警告を書くみたいです。
誰かが書くだろうと期待していたけど誰も書かないので痺れを切らしたようです。
政治だけではなく、この国の言論界もどうなっているのやら。

とりまきさん、とてもわかり易い解説ありがとうございます。一番知りたい部分でした。

要するに政治主導ということは自分たちが(政治家が)がんばるということなんですね。
がんばっていただきましょう。

それぞれが勉強して内容を掌握し官僚と政治家がともに切磋琢磨してより良い方向に進んでいただきたいものです。

>将来有望とされていた中堅官僚が続々と退官し>ています。

これはどうしてですか?
早期退職みたいな、自主退官ということですか?
素人集団みたいな人達にかき回されるのがいやでですか?
こわいことですね。
その隙に外国に占領されたりして。

こんばんは。
とりまきさん、ご多忙ななか、きちんとしたわかりやすい説明をしてくださってありがとうございました。わたしにも、すっと腑に落ちました。

新しい条例が制定されると、判で押したように聞かれるのが机上でしか物を考えたことがない役人がつくった血の通わないもの。といった批判です。わたしも長いことそう思っていました。でも、乙さんの役人現場報告を聞くと、ああ、役人も人の子、捨てたもんじゃない(ごめんなさい、失礼を承知で言わせていただきます)じゃないのと思うのでした。

ではなぜ、脱官僚がもてはやされるのか。
今度はこの点についてわたしなりに考えてみようと思います。
とりあえず、お礼まで。感謝しつつ。

おつしろう、さくらさん、せいこはん。
むずかしいおはなしをなさっておりますね。
去年乙四郎大学へ行ったとき、どなたかお偉いお役人さん(乙四郎は先輩だっていっていた)が現代の医療の問題点を詳しく説明なさいました。
ところが、かささぎはかささぎ頭であったので、さっぱり話が見えずわからず閉口しました。別の言葉でいいますと、そのときはまったく興味がわかなかった。
保健医療経営大学の開学の根幹に関わることであるのに、なんでこうも面白くないんだろうか。
と、かささぎはうんざりしたのをおぼえています。
(ごめん、正直にいわせてよ。)

かように、現代の医療制度の話も理屈もわからない者が巷にはあふれていて、わかる努力など何ひとつせずに、すべてやってくれている官僚の非難をしています。
なぜこんなふうになってしまったのだろうか。
それはきっと毎日みんな自分の生活を守ることに追われて、ほかのことを何もかえりみるゆとりがないからだろうと思います。
新聞もテレビも雑誌もみんないっしょ、わかっていないのに、紋切り型の非難の台詞をならべてはそれを連呼する。
楽ですからね、わが身はちっとも傷つかないし。
思考は浅いは、人への信頼は浅いは、ころころめざましく変わる総理や大臣、すこしくらいがたがたしたって辛抱して待ってくれるようだといいのですが、だれも待ってはくれないし、ただただ不平不満をいうだけ。
わかっていない。
かささぎはおつしろうブログをよむようになって、じぶんが何一つわかっていなかったな。ということがわかるようになりました。まいにち少しずつ、これがポイントです。


政治の話はそれまでにしよう。
今日、自分の脇句をわかってもらえませんでした。
それが悲しかった。
こんな句です。
発句
ゆうるりと神の旅路か今日の月
脇句 
露ひとつぶの宿す大空
いわく、大空に露が宿るのはちょっと無理、昼間の空を思わす語感ですし。と
露ひとつぶを宿す萩叢
と差し替えられました。
少々むかついた。
だれが空に露が宿ると書いた。ちがうでしょう。
露のひとつぶにも月の光の大空が宿っている、映っている。と書いたんです。
萩や草が露を宿すのは当たり前のことです。
わたしは、
雨だれは目を見開いて落ちるなり
と書いた折笠美秋をひびかせたつもりだった。

この無念のおもいを勝手に句をいじった俳人へいいたい。次に回ってきたとき、言うかもしれないけど、けっきょく感性は一人ひとり違うんだな。と思って断念するのでありましょう。
きっと乙四郎もせいこもぼんもばどさんも、あたしが自分勝手にばっさばっさとあなたたちのだいじな原句に手をいれたことをうらんでいたろうなあ。と、しみじみ思ったことでした。

あ、かささぎどん。
おかえりー。
新しい職場でのおしごと、おつかれさま。
気をつかって疲れたんじゃないかと案じておりました。(え?そんなことはねえ?)あ、そ。笑

>露ひとつぶの宿す大空
あやういところですなあ。
つゆのひとつぶがやどっているおおぞら
であるのか、
つゆのひとつぶがやどしている おおぞら
なのか。
宿すでなくてはならなかったのか?
映すにしたら、一挙解決なんだろうけどね。
>露ひとつぶの映す大空


>きっと乙四郎もせいこもぼんもばどさんも、あたしが自分勝手にばっさばっさとあなたたちのだいじな原句に手をいれたことをうらんでいたろうなあ。と、しみじみ思ったことでした。

そうね。数年前ならね、むかついたかも。わたしだって。
いま?
ふん。なれっこだわよ。そうやって、気を遣われるほうがよっぽど気色んわるか。

>なぜ、脱官僚がもてはやされるのか。

こんな記事がありました。抜粋します。
【9月3日 AFP】米国のカート・キャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は2日、日本の官僚に対する風当たりが民主党の衆院選圧勝で高まっている風潮について、「衆院選後、最も懸念している問題の1つ」だと述べた。
「個人的経験から助言すると、わたしが日本でともに仕事をした中で最も素晴らしかった専門家の何人かは官僚だった」「官僚たちが敵視され追いやられる様は見たくない」
「新たに政権に就いた政治家たちの多くは、こうした官僚たちがどんなに有能で、過去数十年にわたって日本の国益のためにどれだけ尽くしてきたかに、やがて感謝するだろう」
 米シンクタンク「ニュー・アメリカ・ファウンデーション」のスティーブン・クレモンズ氏も、日本には「国際的に活躍する世界最高レベルの官僚がいる」と指摘する。

せいこ、そう。やどすじゃなきゃいかんちおもうた。うつすだと、てあかにまみれてるちおもうたとよ。
で、なんでやどすだと空が主体だとおもうわけ?
わからん。露がやどす、って書いてたのに。どうほかに読みようがあるのよ。
じぶんはとってもきのうは人に気をつかってばてていたんだけど、それでもあたまはくりあーだった。そのくりあーな明晰なずのうでいくら考えたとて、手をいれた人のあたまのなかはうかがい知れなかった。きっと、つかれとんしゃあとやろ。ち、おもうた。または嫉妬。とこんなふうにうぬぼれるのを、おめでたいかささぎあたまといいます。他人の足を踏んでいても気づかず、百年も踏んだままでいるタイプ。
乙四郎、官僚は嫉妬されてるだけじゃないの。

米国の高官と原爆放射線の影響調査協議を重ね、
非関税障壁の論理をかざして血液製剤の輸入を迫る米国の高官と応戦し、
途上国援助協議のために各国を飛び回り・・・
ひょっとして、本来は政治家がやるべき役割をでしゃばっていたのではないか。
海外からは日本の政治家の姿が見えない。
官僚が国を守っている、と思われても仕方ないかも。

20世紀少年に出てくる「ともだち」
乙四郎さんの顔が重なるのはなぜでしょう。
ごめんね、乙さん。
でも、乙さんにとってこのブログは精神安定剤。いっぱい書いてね。

お馬鹿なファンより。

おつしろう。
政治家→看板屋。
官僚→実務家。
ってことなんだろね。アメリカでもそうなのだろうか。

ぼん。ぼんがこないだ三潴図書館で言ってた20世紀少年のともだちが乙四郎に似てるのどうのいうの、わたしは見ていないから想像もつかん。
浦沢直樹の『pluto』は二巻まで読んだ。鉄化治虫のをかきたしたやつ。

立場上実名で主張しにくいことが、ここでは覆面を被って言えます。
精神安定剤ですね。

以前、自衛隊がイラクへ派兵された時に流れたニュース映像ですが、自衛官たちが拳を上げて「と・も・だ・ち!」と叫び、現地の群衆がそれに唱和して「と・も・だ・ち!」と拳を上げていました。
何年も前のことですが、当時、20世紀少年を愛読してたので、気色悪かった。
民主党のスローガンは「友愛」ですね。
友民党みたいにならなければいいのですが。
8月31日は血の夏晦日として語り継がれることになるかもしれない。
ブログで敢然と立ち向かった誰かさんは極悪人とされるかも。

ちょいとちょいと。おまいさんがた。
編集の身にもなっておくんなさい。笑
下から父はおらぶは、おーい、ゴミ一輪車につんどるぞおーはよう出してこい。
わかったわかった。いまいくって。
時間のリズムが前とかなりちがう。
20世紀少年はみなきゃいけないのだね。わかった。
きのうは『東京日和』をみていた、そのまま眠っていた。

昔ある宗教団体の女性部会と言うのに出席した事がある。
皆同じ箇所で元気に『ハイ!』
笑うところも皆同じ。1時間以上も誰も足を崩さず、私はおとろしくなって早々に退散した。あれから出席したことは無い。
おお勢がいる中で一人だけ声を上げるのは難しい。違う意見を言う事も難しくなる。そういう場面できちんと意見が言えるようになるのが理想ですが、なかなかできない。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 政権交代と医療  乙四郎元官僚語録:

« 少年 | トップページ | モロヘイヤとブルーベリー »

最近のトラックバック

2020年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31