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2009年9月16日 (水)

政権交代と医療(17)   乙四郎元官僚語録

保健医療経営大学学長

橋爪 章

前に厚生労働大臣候補者のひとりとして発言を引用した民主党の仙谷由人衆院議員の入閣が内定したようです。

ネット上で拾える氏のその後の対外的なコメントをチェックしてみました。

組閣後は公人(大臣)としてのコメントとなりますので、総選挙後着任までのわずかな期間は、政権政党の立場もふまえた氏の本音を覗う数少ない機会です。

「急性期(病床)を減らすのは、人員を増やしてベッドを減らすという方法は有り得ると思う。そうなら次に行く慢性期のベッド数を保障して、どういう診療報酬を付けるかというのを一体化して考えないと」(ロハスメディア)

「子宮頸がんのように、エビデンスに基づいた予防措置がある。あるいは、検査を適宜繰り返すことによって、早期発見で治癒する方法があるのであれば、これは国家が本腰を入れるということが、労働力の再生産から言っても、医療費を適正化することにおいても甚だ合理的だ」(医療介護CBニュース)

「厚労省が言う話と我々が現場で聞く話が、あまりにも違い過ぎる。もうちょっと現場に怖がらずに話をさせることをやればいい。2か月ぐらい、現場の皆さんから言いたいことを今度の厚生労働大臣のところに手紙もしくはメールで出していただく。例えば、『これは保健局や医政局、健康局の医系技官が見ませんので出して下さい』と」(ロハスメディア)

最初のほうのコメントは厚生労働省内での医系技官たちの主張とさほど相違ないコメントですが、最後のコメントには医系技官不信が漲っています。

「保健局や医政局、健康局の医系技官」というのは、かつての私のポジションです。

医療現場の声を幅広に集め、省内に届けるのは医系技官の重要な役割のひとつなのですが、現場に怖がられているという意識はありませんでした。

事実なのか事実誤認なのか。

前者であれば、良い大臣を迎え、医療改革に期待が高まります。

後者であれば、省内の医系技官の発言力が弱まることにより、医療現場の幅広い声が省内に届きにくくなります。

「学長のひとりごと」9月16日付記事

参照:

エビデンス evidence (医学用語)検査に基づく確かな証拠。

追記)

入閣する仙谷由人氏は行政刷新相だそうです。

行政刷新相というのは、ムダ遣いに目を光らせる大臣です。

厚生労働大臣は年金問題に明るい長妻昭氏。

年金問題は社会保障の最重要課題なので、新内閣には年金担当相が特別に設けられて長妻氏が充てられるであろうという予想もあったのですが、年金担当相は設けられず、長妻氏は厚生労働大臣の立場で年金問題に取り組まれることになりました。

長妻氏は厚生労働委員会で、高齢救急患者の受け入れ拒否、介護療養病床廃止後の受け入れ先など医療問題の追及もなされています。

後期高齢者医療制度については、廃止して、あるべき高齢者医療について再検討することを要請しています。

その他、医療費の削減をやめるべきなど民主党マニフェストを踏襲した主張をされておられますが、その前提として、過剰診療の廃絶、薬価の適正化、医療機器価格の内外格差の是正など、医療のムダを削るべきだという考えを表明されています。

医療のムダを削る、というのはこれまでの医療費削減策のメインの考え方でした。

医療費削減をやめる前提が、医療費削減策の推進ということになりますが、「医療のムダ」の概念の捉え方の問題でしょう。

旧政権では、社会的入院を減らすのに躍起でした。

社会的入院に限りある医療資源を投入するのは「医療のムダ」だという捉え方だったのだと思います。

コメント

いよいよ、鳩山内閣が発足しました。
自民党結成以来の大事件ともいうべき政権交代であります。変えてくれるのか。閉塞感あふれる日本を。期待しましょう。

ところで。
さっきからずっと政権交代ニュースが流れていて、気になってしかたがないフレーズがあります。それは国民目線での政治を、ということばです。確かに、国民目線が大切ではあります。大切ではありますが、国民目線だけで国政をおこなえば、経済は伸び悩むことは必至。国民にやさしい政治はお金がかかることも忘れてはなりません。支払いが多くなると思われる国の財布。収入をどうやって増やすのか、国民目線での、末端国民にもわかりやすい説明を期待します。

今、官房長官が記者会見で、「今後、官僚の記者会見は禁ずる。記者会見は大臣がやる。」みたいなことを言って、記者クラブからの質問が集中していました。
ますます官僚が国民から見えにくくなりますが。

とってもとっても心配だね。
うちの80近い親でさえ、それから勤め先の先生(40くらいの方ですが)も、口をそろえていうことには、こどもの教育にあんなにお金をばらまいて、ただでさえお金がないときに、どこからお金をもってくるんだろう。いまの親に現金をあたえてはいけない。きっと遊びに使うのがおちだ。うんぬん。

上記の懸念、前田師もおんなじ心配をなさっていました。期せずして、みんなおんなじことおもってる。

「あん人に喋ったら、なんでんかんでんばらされるとよ」
「じゃ、大事な話んときは、あん人はかてんごつせにゃいかんね」
「そげなわけにはいかんめが」
「ばってん、ばらされてもよかこつしか言われんたい」
「あーさかつきあいになるたいね」

過去の「密約」は徹底的に調査して公開するらしい。
この人たちに外交を任せます。

今朝テレビの前で思わずつぶやいてしまったこと。

それをいまさら突っついて公開することに使命感をもって何になるとやろか?
結果的に無事60年平和であったんだからそれでいいじゃない。
何でもかんでも清廉潔白は良くない、大人の対応ってもんも必要ですよ。

さくらさん、そうですよね。それがあったからこそ、ここまで平和で、至らぬ心配もせず大過なくすごせた。
ありがたいことでした。

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コメント

いよいよ、鳩山内閣が発足しました。
自民党結成以来の大事件ともいうべき政権交代であります。変えてくれるのか。閉塞感あふれる日本を。期待しましょう。

ところで。
さっきからずっと政権交代ニュースが流れていて、気になってしかたがないフレーズがあります。それは国民目線での政治を、ということばです。確かに、国民目線が大切ではあります。大切ではありますが、国民目線だけで国政をおこなえば、経済は伸び悩むことは必至。国民にやさしい政治はお金がかかることも忘れてはなりません。支払いが多くなると思われる国の財布。収入をどうやって増やすのか、国民目線での、末端国民にもわかりやすい説明を期待します。

今、官房長官が記者会見で、「今後、官僚の記者会見は禁ずる。記者会見は大臣がやる。」みたいなことを言って、記者クラブからの質問が集中していました。
ますます官僚が国民から見えにくくなりますが。

とってもとっても心配だね。
うちの80近い親でさえ、それから勤め先の先生(40くらいの方ですが)も、口をそろえていうことには、こどもの教育にあんなにお金をばらまいて、ただでさえお金がないときに、どこからお金をもってくるんだろう。いまの親に現金をあたえてはいけない。きっと遊びに使うのがおちだ。うんぬん。

上記の懸念、前田師もおんなじ心配をなさっていました。期せずして、みんなおんなじことおもってる。

「あん人に喋ったら、なんでんかんでんばらされるとよ」
「じゃ、大事な話んときは、あん人はかてんごつせにゃいかんね」
「そげなわけにはいかんめが」
「ばってん、ばらされてもよかこつしか言われんたい」
「あーさかつきあいになるたいね」

過去の「密約」は徹底的に調査して公開するらしい。
この人たちに外交を任せます。

今朝テレビの前で思わずつぶやいてしまったこと。

それをいまさら突っついて公開することに使命感をもって何になるとやろか?
結果的に無事60年平和であったんだからそれでいいじゃない。
何でもかんでも清廉潔白は良くない、大人の対応ってもんも必要ですよ。


さくらさん、そうですよね。それがあったからこそ、ここまで平和で、至らぬ心配もせず大過なくすごせた。
ありがたいことでした。

新厚生労働大臣が、生活保護世帯の母子加算を10月中にも復活させると表明したそうです。
国土交通大臣も早々に二つのダムの中止を表明。
いくらマニフェストで宣言しているとはいえ、少しは関係者の意見を聞いてから判断してほしい。
政権公約は政権公約。民主主義のルールの免罪符ではないはずですが、これからすべてがこの調子でこの国が運営されてゆくのでしょうか。
政治主導=独裁制?

ほんなこつ。
試案と思案の、
その時間くらいとってほしい。
勢いでこの国を運営してもらっては困ります。

早速、母子加算、母子加算と言う言葉が出てきています。
でも一般人で母子加算とはどういうことか知ってる人は少ないのでは?
ここで、乙四郎さんて言う人から伺っていたので良くわかります。
中止が良いこととはどうしても思えません。
こういう風に具体的に凝視して政治を見ることはなかったので面白いです。

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