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2009年6月11日 (木)

「ややこ」歌仙 彦山の花の句

1目に青葉やま時鳥ややこ生る      恭子  
2  夏霧はれて現(あ)るる玉石     ぼん  
3蚤の市自転車こいでTシャツで     さくら 
4  学生街の行きつけのカフェ   乙四郎  
5望の夜の甍に波のさやぐらん     らん  
6  田畦豆(たのくろまめ)を小筵に入れ  整子

裏 

1秋扇追ひ払ふものと救ふもの   ぼん
2 鳥栖に栄えし久光製薬      恭子
3切れっぱしばかり溢れる抽斗に  さくら
4 心の宝こはしてごめん       乙四郎
5なみだ雨素知らぬふりの六地蔵   たから
6  寒月ゆれて刹那きらめく   えめ
7モスリンのジャケツが脱げぬ昼日向  整子 
8  グランドゴルフ赤白黄色    ぼん
9俳諧は卑俗で俳句は高尚で     恭
10 ゆったり下る野辺の春川      らん
11花の雲流れ流れてどこの空   彦山
12  春、短句77

ひこさんから再びだしていただいた春の正花です。

1  花の宴舞うその姿心有る
2  花の雲流れ流れてどこの空

1は、花咲く下、舞台で舞をまっている人をみて、こころがこもっているなあと打ち震えながら見守っている、お囃子の人。(想像では。)
日本舞踊の舞をはじめて至近距離でみたとき、たいへん感動したことがあります。
直径一メートルほどの円が床にかかれているかのような舞。
その円のなかでそのひとは扇を手に、とっても動きのある舞をまわれました。
ぞくぞくするような色香をかんじました。これはなんなんだ。と。

「心有る」という表現がひこさんなのだと思います。実感が伝わります。

2.(らんさんの春川、そのまま使います。
春川といったときと、せせらぎでは、ゆったり感が全く違います。
せせらぎは夏の季節感がありますものね。
季節をさすことばがいくつも出ていますが、しかたない。
六地蔵も必然、そのままおきます。)

この花の座にどっちがいいか。
前句の心情に合致した句、それは花の雲のほうだと思います。
流れ流れて・・・これ、歌の文句みたいです。ちょっと思い出すだけでも、

東京流れ者:http://8.health-life.net/~susa26/natumero/36-40/tokyonagaremono.html

くちずさめる歌、なつかしい歌。そんな自然なてらいのない句。
「どこの空」がまたいいんです。まるで浪花節みたいで。

花は川のそばにたくさん咲き誇っている。
けっして流れたりはしないし、できない。
けれども、その花は川の水に影だけを映して、影だけを人のこころに残して、どこまでも飛んでいける。
こころにしみる句をありがとうございました。

で、ようやく、おりはしまでたどりつけました。笑

春の季語をいれて七七。

ばどさんにつくってもらいたいのですが、連絡できませんでしょうか。

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