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2009年6月24日 (水)

もしも日本が百人の村なら(医療版)  乙四郎語録

医療費の分布

    橋爪 章

もしも世界が100人の村だったら6人で世界の冨の6割を所有し、50人は栄養失調に苦しんでいます。

このようなたとえで現実に起きていることがわかりやすく鳥瞰できます。

もしも日本の医療が100人の患者で構成されていたら、1人の重い患者が総医療費の4分の1を使っています。

症状が比較的軽い90人は、全員分あわせても総医療費の半分しか使っていません。

疾病管理を充実して病気が悪化しないようにすれば、症状が比較的重い10人のうち何人かは医療費が少ない90人の仲間入りをします。

仮に、10人全員の症状が軽くなれば、総医療費は半分近くに減るのでしょうか。

答えは“否”です。

総医療費の半分は人件費です。

10人の患者の症状が軽くなっても、医療従事者の数は変わりません。

彼らの所得を保障するための支出は維持しなければなりません。

減るのは、10人の患者のために使われていた高価な医薬品や医療用具への支出です。

その分だけは医療費がかからなくなりますが、劇的に総医療費が減ることはないでしょう。

しかし、疾病管理の充実に意味がないわけではありません。

医療従事者の労力の半分は10人のために費やされていたのですから、患者の多くが軽症にとどまれば、医療従事者の労働負荷は激減します。

医療従事者の労働条件の悪化による医療崩壊を回避する策として、大きな意味があります。

(保健医療経営大学「学長のひとりごと」より転載)

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